イカん砲炸裂。誠に遺憾ですイカ釣り2019
2019/07/5(金)
長文となります。これはサラリーマンプロ漁師として残しておかなければならない備忘録・・・。「備忘録」ってメモって事らしいんだけどねw
「今週行くんですか?」
「行く!」
無邪気な少年のように即答する弊社の代表。もう何があってもイカ釣りに行くと行ったら行くんだい!って感じのモードになっていた。
それもそのハズ、直近の天気にしてはなかなかない好条件の天気予報が出ていた。
オール1である。通信簿では最低だけど、釣りならバッチリ、超優秀な予報だ。
ただ・・・私には懸念がひとつ。。
(低気圧の風速1は・・・・うーん。)
相手は深夜。つまり一晩中である。日中に出るのとはワケが違うし、経験上、低気圧時の風速1は海の上はだいたい3くらいになるのである。高気圧に覆われている時はだいたい天気予報も当たる。それらは偶然かも知れないけど。
しかしそんな私ごとき浅はかな経験値上での不確定要素で、会社トップが下した最重要決定事項であるイカ釣りを止める事はできず、むしろ何があっても止まらないイカ釣りを止める気もない私達は食料や水を買い込み、準備を終えた。去年は異常に釣ったイカゲソ先輩が今年も大爆発するのか、それとも熟練の社長が貫録を見せるのか・・・色々楽しみだ。(ネタ的に)
さて夕方のうだるような暑さの中、寒さ対策の冬用のインナーをそそくさと持ち込む。前述のように低気圧の風速1は3だろうとの「予感」があったからだ。
そして夕方16時。社長号は各種の準備を終えて出航となった。
ついに今年も始まってしまった・・・。いったいどんなドラマが待ち受けているのだろう・・・。イカ釣りミッション開始である。
社長・イカゲソ先輩・私の3名、いつものメンバーと言えばいつものメンバーで経験値も豊富。何度もイカ釣りには行っているし、一番に眠くなっちゃうのはイカゲソ先輩で、社長は基本的に朝まで元気。私は調子がいい日と調子が悪い日があるけど、この日は破天荒の予感もあって前日はバッチリ寝ていたので調子がいいと見た。
さらに正直言って、船が豪華になった分、寒けりゃ船室に逃げこみゃいいし、暑けりゃエアコンだってあるのだ。こんなに余裕なイカ釣りはないだろうという油断、慢心がないワケでもなかったが、案の定、尋常ではない事態にさらされる事になる。
後半へ続く(ちびまる子ちゃん風)
さて、この日の主戦場・・・と言ってもいつもの白島沖に到着。まずは夕マズメで魚釣り。早速、この前買ったマリアラピードさんのお試しタイムだ。
面倒だったのでキャスティングロッドは出さずにジギングロッドで試してみたけど体感風速3程度の風に乗ってかなり飛ぶよ、このラピード。50gで不安だったけど、バンランスがいいのかな?キャスティングロッドはいつかゆっくりやれる日に出すとしてもこれはなかなかいいんじゃない?
操作の方もとにかく軽い。ちょっと引くだけでスイッと潜る。長めのほうき引きだと水面を飛び出して滑っちゃうので軽めにちょいちょい引くだけで良さそうだ。
(こりゃあラクちんでいいかも)
と思ったくらいでこの日はノーヒットである。強い風のおかげか高い波に邪魔されてかお魚の姿すら見えなかった上、揺れる船でおっとっと、おっとっと、を繰り返し、早いタイミングでふくらはぎにダメージを蓄積してしまった。なんてこった。
高い波に強い風。一向に治まる気配がない。しかしながら船首で肉体労働を繰り広げている私と違って、イカゲソ先輩が用意した折畳みイスのおかげでお二人ともラクちんのご様子。そんな感じで社長とイカゲソ先輩はジギングとタイラバをしているのだけど、とても本気でやっているような雰囲気ではない。
「お前、それ、釣れんやろーw」
といういつものセリフをいただいて、社長がラクちんなイスに座ったままタイラバで鯛(30センチ)を釣って魚釣り終了。集魚灯を海に投入してしてついに怒涛のイカ釣りに突入だ。
社長とイカゲソ先輩はスッテを5~6個つけるイカ釣り仕掛け。しかも社長は電動リールをスタンバイし、イカに対する熱い情熱を感じさせる本気モードだ。一方私はいつも通りイカメタル(重たいスッテ)1本でのんびり釣ろうって魂胆である。スッテがごちゃごちゃ絡まるの嫌いなんすよね。
そうこうしているうちに辺りはだんだん暗くなり、夕ご飯を食べ終えた辺りで今夜を占うような怪しい異変がいきなり起きる。
(あれ?)
(イカゲソ先輩、もう寝とるw)
本人はバレないように寝ているのだろうけど、ご飯を食べるや否や眠くなっちゃったようだ。まだ20時でっせ。小学生か。こんなんじゃ一晩中もたないっしょ。
「あ、いや、船が大きくて眠くなってしまったです」
話しかけられて慌てて起きたイカゲソ先輩は眠いのは船のせいだという事にして、寝ながら竿を握っている。
「しかし釣れんな・・・」
魚探を見ると海の下では小魚たちの大運動会が始まっている。写真に収めるのを忘れてしまったが、王冠を被った大型魚を示す魚のアイコンもバラバラ出ている始末だ。
そんな状況でもとにかくイカは釣れないのだ。
「王様にイカが食われてんじゃないっすかね?w」
本当にこの辺り一帯のイカは全滅したんじゃないかってくらいイカのアタリはない。あまりに釣れない状況と王様のアイコンが出ている事もあって、社長は船の先端でタイラバを始めてしまった。
そんな時・・・
均衡を破ったのはやはりこの男!待望の1杯目がついにキタのである。
半ズボンで寝ながら釣り竿を握るイカゲソ先輩だった!イカゲソ先輩、去年に引き続きイカ釣りだけは絶好調なのだろうか。
散々スミをばらまき、写真を撮る間もなくなれた手つきで水槽に収まったイカはとても小さいヤリイカ(小)であったがとにかくイカが釣れる事はわかった。
「寝たフリで気配消したのが良かったね!」
→いや寝てたし。
あくまで寝ている自分を肯定しつつ自信満々のイカゲソ先輩に鼓舞されるように社長も再びイカを目指して頑張るが、水深10mくらいのタナに重たい電動リールは必要なく、「疲れた」という事でラクなスピニングリールに変えていた。
それから2時間。
「釣れんな・・・」
また釣れない時間が続くが、ようやく社長のロッドがビヨン!ビヨン!というアタリ!ついにお刺身サイズのヤリイカをゲット!その後も1時間に1杯のペースで釣れ出した。そのイカを刺身にして食べたのだがやっぱり船上イカ刺しは最高である。
そして夜23時付近になると寝たり起きたりのイカゲソ先輩がついにダウン。疲れ?船酔い?眠たいの?いやいや・・・違う、とにかく寒いのだ。
めちゃくちゃ寒い。ずっと吹き続ける3m~4mの風は天然のクーラーと化し、半ズボンの小学生イカゲソ先輩を直撃した。
レインコートを中に着込んでも直撃する冷風をかわす事は出来ず、体温を奪われていく。
ただでさえ黒い顔色がさらに悪くなったイカゲソ先輩に「お前、ちょっと寝とけ~」と社長が暖かい判断を下す。
船室でダウン1号は予想通り、イカゲソ先輩。ある意味レコードホルダーである。
(そこから延々と寝る事になるのだがそれもいつもの事だ)
それから社長が5杯ほどのヤリイカを釣り、そのイカの遺憾ともし難いイカん砲が私の股間に直撃してイカんともし難いピンクな写真が撮れていた。
しかも写真アプリのSNOW(スノー)は入れてないのに何故だかピンクになったり耳が生えていたりしていた。こんな機能が付いてるのね最近のスマホって。
さて、私も冬用のインナーを着込んだところでとてもガマンできる寒さではなく、社長から高級レインコート(ダイソー)をいただいて着込んだり、船室と外を行ったり来たりしながらイカ釣りを続行し、ついに私のイカメタルにも手のひらサイズのイカが釣れ、マンガみたいにブシャー!と顔面に遺憾砲を浴びたりしてもう寒いのか楽しいのかツライのか眠いのかワケがわからない状態になって行く。
しかし本当の怖い思いをしたのはここからだった。寒いと逃げ込んだ船室は暖かい天国。部屋に入るや否や一気に睡魔に襲われてしまうあの感覚がすごかった。
(ほっ、あったかいなあ・・・・・あ、寝るな!寝ちゃいけない!外に出るんだ!・・はあ、暖かい~えっと、ここどこだっけ?気持ちいいな~もう少し、、、あ、つゆだく大盛りはダイエットしてるしな~、あれ?夢見てる、俺、アレ?あ、意識が)
こんな感じで私がお亡くなりになりそうになったところでサラリーマン根性炸裂。うおりゃー!と気合で起きて社長に先に寝ていただこうと冷房がガンガンに聞いた外に出る。
「ちょっと寝てください~。私は(外にいる限りは多分、寒くて寝れないので)元気ですから!」
という事で社長を先に船室へ。社長はぐっすり寝ているイカゲソ先輩を叩き起こして見張り番に任命。
「お前も寝ろ」という事で私も横になる事に。
船室に入る。暖かい船室とそれに包まれる安堵感。船の命運その全てをこの男、ぐっすり寝て元気モリモリなイカゲソ先輩に託し、横になるや否や・・・私は即死した。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・
(あれ?)
まわりを見るとうっすらと明るいぞ。夜が明けかけている。激しい揺れで何度も台座から転がり落ちそうになったけど一時間半くらい寝てしまったようだ。
(あれ?)
(あれれ?)
見張り番のイカゲソ先輩は「僕チン、寝らずにがんばって見張ってます!」って感じでじっとイスに座っていたハズだが・・・・。
(あ、寝てる)
首が折れそうなほど顔面が上を向いているwwww
ほんのちょっとの時間とは言え、全滅したクルーを乗せた船はまるで映画のように高い波に揺られながら漂流していたのかも知れない。
朝日が昇り出し、朝6時を迎える頃、ようやく風がやんだ。14時間近く吹き続けた風もようやく治まり、ついに待ち望んだの釣り日和となったのである。
まばゆい朝日に映し出される海上自衛隊の皆さまに敬礼。
私は再びラピードを取り出し、朝マズメキャスティング。大変、贅沢な状況であるがほぼ14時間、強風に吹かれ続けた我々はすでにヘロヘロで、朝マズメに釣りはしているけど、もはやこんな状態で釣れたところで釣れた魚をどうしろと言うんだって状態になっていた。
そんな中でも社長がアコウを釣り、それが合図と言わんばかりにこの戦いも終了となる。
社長が4杯ほどのイカをお持ち帰り、釣れた魚は元気だったのでリリースして帰港した。
とりあえず、七夕時期のイカ釣りは3年連続でヤバい事になった事になる。去年は西日本九州豪雨でしたね。それでも行ったんだけども。
我々のイカ釣りは・・・意地とプライドと体力勝負。社長、そろそろピチピチ元気な若い社員、連れて行きましょう~。そしてコキ使いましょう~。
あ・・・イカゲソ先輩、ちっちゃいイカ1杯しか釣ってないっすよ。
あ、そういや私もやん。
・・・まさに社長の懐刀的な我々二人。
かなり役に立つメンバーな事請け合いです。
おわり
【続】なんてこった!「スプリットリングプライヤー」
満を持して投入した大型のスプリットリングプライヤー
(シープライヤーって書いてあるけど)
早速、使ってみたくなるのが漢(オトコ)ってもんです。ハイ。
♯5のサイズを愛好している私。私が使っているリングを社長のジグにセットする手前、みんな♯5になるのは必然です。
さあ、やるぞ!(ワクワク)
いったいどんだけラクちんになるって言うんだってんだこいつめ!(ワクワク)
どれどれ・・ん?
あれ・・・・・?
う、う、うわああああああああああああああああああああ!
リングにプライヤーが入らないwwwwwwww
なんてこった!コレ、4,000円したんだぜ!
はい、これはマグロとかGTとか大型魚をそれなりの道具でそれなりに狙う時だけっすね~ww
えっと、つまり普段は使えないって事です。
当分、安物のプライヤーで十分という事がわかりました。
怖いもんだ、お酒の力と店長のプレゼンw
「普段も使いたい」って言ったんだけどなあ、「♯5使ってるよ」って言ったような気もするけど伝わらない言葉は言ってないのと一緒。
うーむ。こいつが役に立つのはいつの日か!w
まあいっか。オトコは工具買う時ってワクワクするもんさ。
おわり
あ。これってリングごとガバって挟むのかな・・・・?書いててふと思った。
【Maria Rapido】おお~マリア♪お~お~マリア!とスプリットリングプライヤーの痛い話
タイトルを見てピンと来たアナタはだいたいおっさんですね。
ということでそんな鼻歌を歌いながら近所の釣具屋に行ったらあったので即買い。
マリア ラピード 160mm 50g
ピンクにしたぜえ。これで天気が悪い日も着水と同時に行方不明になる事はあるまい。
本体が2,000円ちょいに対してアシストフックが900円くらいするっていう妙な現実はいつも通りです。アシストフックって高いよね。
100円のダイソージグに600円くらいのアシストフック付けたりするから慣れっこなんだけど。
※ダイソージグのフックというか、スプリットリングすら弱いので必ず交換した方がいいです。50センチのヤズ程度であっさりひん曲がります。
しかし・・いつぶりだろうか。ルアーを買ってこんなにワクワクしてしまったのは。
新品を丁寧に取り出すと強烈な存在感を放つ巨大な3本フック。私はこれが大嫌いで、魚へのダメージがデカい上にラインに絡みやすくない?
という事で900円するアシストフックを別購入するハメになるって事なのだけどまあそれはそれでいいのです。
そしてスプリットリングプライヤーを使ってリングを外してアシストフックを付けます。あるとないとで大違いなこのプライヤーはトライアルやら釣り具のポイントとかで安くて売ってるので1個は買っておきましょう。
とりあえずシングル化にっと。
・・・そして事故がおきる。
・・・痛っ!!
安いプライヤーだと開き量が小さくて開いても開き量が足りなくて「なかなかリングが通らないぜこんちくしょ!」って思いをされた方、いらっしゃいませんか?いらっしゃいますよね。まさに今回の私がそれでなかなかアシストフックのリングが入ってくれなくて、うーん!って力を入れたらズバっと3本フックの1本が指に突き刺さったの。マジあいたー!だから3本フックはキライなんだ!
そこでおススメはこいつ!
衝動買いしちまったぜ大型リング対応の高級品~!
という事で、友達と飲みに行った帰りにめっちゃローカルな地場の釣り具屋にフラっと入って店長らしき人にその悲惨な出来事を涙ながらにお話ししてたのです。まあ、場合によってはただの酔っぱらいが絡んでいるようにも見えたでしょう。
「あの、デカいのないっすか。えっとね、リングのデカいの外すの」
「なんだっけ?なんとかリング?指刺さったんすよめちゃアイター!なんすよ」
みたいな事を話してたと思うのだけどそんな会話から店長がにっこり。
「ああ、いいのあるよ」ニッコリ
こんな酔っぱらいの会話で全てを察してくれたのか、この店長は。神か。
「ちょっと値段するけど1個買っとけばずっと便利だよ」
なんてクロージングをするんだこの店長は!このエリートサラリーマンプロ漁師の私がたかだか4,000円くらいのお金が払えないとでも?そしてたった4,000円で一生モノが手に入るってウマい事言うなあ。酔っぱらいの♡にズキューンだぜ。
まんまと即決する気マンマンではあったのだがその見慣れないプライヤーの先っちょの形状がちょっと気になる。
(・・・お山が二つある?)
「店長~(たぶんこの人は店長)、イメージが全然わかん」
「え~わかんないですか?はいはい、ちょっと待ってね」
なんと実演開始だ。お店でも使っているのか店長の愛用品なのかわかんないけど使い古された感じの同じプライヤーとスプリットリングを持って来てくれた。
「ぐっと握ってみて」にっこり
「はい、えっと、ぐっ」
おお~なんか通常より1mm以上は開いている気がする。この1mmはかなりでかいぞ。
「わかった!じゃあコレ!」
という事でアマゾンや楽天で調べる事もなく店長のプレゼンであっさりクロージングされて購入した逸品である。
実際、なかなかグッと力をいれる必要があるし、重量感もけっこうあって重いのでアジングとか防波堤メインの方は普通の安いプライヤーで十分過ぎると思いますけどね。
「おう、ハリ付けろや」
「はい!社長!」
という状況でもスムーズに作業ができる事ウケ合いで、エリートサラリーマンプロ漁師も快適にミッションをこなせていけるってものである。
価格:3,456円 |
あ!やっぱりネットが安いわ。
えっと、何の話だ?w
おわり
「超絶」肉体労働に志願した日(キャスティング)
足腰は本当に重要だと思った。マジで鍛えようかと検討中であるが、だいたい思うだけで実行に移せない普通のおっさんである事を思い出した。そうだよ、俺ってただのおっさんじゃん。
さて、そんなおっさんは高い波・船の先端・大揺れ・おっとっと・・エイヤッ!と投げ続けるとふくらはぎに溜まるダメージは色濃く、「お前、そろそろ飽きんかー?w」という社長の声が腹にしみる。「お前、それダメやろーw」「お前、なーんも釣っとらんやんかーw」「アラを釣ってくれ」←根魚は無理w
わからんのです。全然わかんない。「デカマサ釣ったるどー!」などと意気込んでキャスティングロッドを購入したまでは良かったし、飛距離も格段に伸びたのは良しとして。
遠くに投げる→ほうき引きする(ほうきを掃くように水平~下に向かって引く)→バシャ!バシャ!とダイビングペンシルが動いてお魚にアピール、もわっ!ガブっ!よっしゃーー!となる・・・が私のイメージ。もちろんYouTubeでの研究も怠らず、完璧なイメージを持って挑戦した自分にとっては本格的なつもりのキャスティング釣りだったのに。
第一の難関(まず・・見えない)
おりゃー!と遠くに投げる→着水する→あれ?どこ?→だいたい行方不明になるw
曇りだったしサングラス掛けてたし波が高かったせいのもあるけど色黒がステキな黒ネズミくんのカラーも手伝って着水後にだいたい彼は行方不明になるのである。
なので着水後はイメトレ通りの動きを想像して動かすのだけど、バシャ!ってなってない気がする。遠い上に波があるとよくわからないけど、なんだか黒ネズミの野郎はずっと潜っている気がするのだ。
そして遠い時と近い時ではラインの角度も変わって動きが違うし、せっかく飛距離が伸びたところで黒ネズミくんがそこで何をやってるのか全然わかんないのだ。さてはやっぱりずっと潜ってるのかお前ってヤツは!( º дº)<キエェェェエエェェェ
そしてさらに黒ネズミくんの浮力が足りないのか、引っ張ったら潜るんだけど、浮いてくるまでに時間が掛かりすぎる・・・気がする。つまりのんびり浮上する黒ネズミくんの動きが止まっている時間が長くなり、お魚にも「コレ、ニセモノじゃん!」って見切られると思うのです。
まあカモメは何度も襲って来たのでカモメはダマせたって事だろうけどアイツらだいたい何でも反応するからなあ・・・。
という事でジギングで50センチくらいのヒラゴを釣りまくっても仕方ないし、大物一発狙いで突撃した初戦は全身筋肉痛な上、ノーヒットノーラン、黒ネズミくんに対する疑心暗鬼が沸き起こり、釣れなかったのはコイツのせいだと道具のせいにしてしまったボウズデーでした。
いちおう、これでも50センチくらいのヒラゴは3匹釣った事あるんだけどね・・。
でももうヒラゴはいらない、ヒラマサがいるのだ。
まあ、ジギングをずっとやっていた社長と達人ウーロンもあまり釣れなかったから時合と場所のせいかも知れないけども・・。
マリアのラピードってペンシルが初心者向けでいいみたいなので今度買ってまた挑戦するぞおお。
これ↓
マリア ラピード F160 (キャスティングプラグ ソルトルアー) 価格:2,192円 |
たけえな、しかし・・・。
黒ネズミくんは新古品扱いで700円くらいだったのに!でもね、これもちゃんとしたTailWalkのGUNSってペンシルで1,600円くらいするヤツなんだよね~。釣れないワケはないのだ。全ては私の腕不足なのだ。なのでもっと腕を上げて黒ネズミくんを再投入しようと思う。
http://www.tailwalk.jp/lure/gunz/
あ、そうそう、社長が電動リールジギングに初挑戦したんだった。白島沖80m付近までドライブし、150gのジグを付けて投下。
「ういーーーーん、ういっ、ういっ、ういっ」と電動リールを作動させながら竿をしゃくるとそんな感じになる。
えっと、エソが1匹釣れました。さすがです社長!
おしまい
体中、ボロボロだす。痛い・・・。
筋肉痛になるほどブリ釣れた
6/1(土)白島沖
接待フィッシング第2弾。今日は先週とは違うお客様が2人、乗船する事になった。相変わらず某会社の超お偉いさんで、私のようなサラリーマンでは仕事上は一生お会いする事はないであろう方+弊社の担当さんのお二人にShachou号に乗船いただき白島沖へGO!
先週の接待釣りは水島に行ったんだけどちょっとイマイチで、わざわざ社長が前々日の平日に忙しい仕事のスケジュールをわざわざ調整し、わざわざ下調べでわざわざ白島へ行ってわざわざ釣りをしてみると明らかに青物の反応が違ったようで今回は白島沖の「コ瀬」をメインに比較的浅めポイントを流してみることに。
(社長がわざわざ身を削ってゲットした情報をムダにするワケにはいかない・・・!)
「最後に笑うのはひたすら竿をあおった者だけですから!」
いくらお客様相手とは言え、今回ばかりは社長がわざわざ情報を取って来たって事もあり、気合の入りようが違う。
さらに今回のお客様は若干太めで貫録があり、先週のお客様が「インテリヤクザ」とすればこちらは体力勝負の組長って感じなのでとにかく竿を動かせば釣れる確率が上がる事を「組長」と弊社担当の「杉Pさん」に伝えさせていただいた。
やはりジギングは忍耐、最後に笑うのは魚が食いたい瞬間にジグを落としていた人間だけなのだ。
先週と変わって波も風もなく、白島へ到着するまでに組長と三下君さんの道具を準備し、いざスタート!もちろん私はサポートにまわっていつも通りの体制である。
お客様である組長はプライベートでも普段から岸壁でアジ子くらいは釣っているらしく、その腕っぷしも手伝ってリズミカルな感じで問題はなさそうだ。
いっぽう弊社担当の杉Pさんは初心者で「日に当たるとヤヴァイんすよ」というくらい色白で見るからに太陽に弱そうなのは明白で若干不安が残るスタートとなった。
「おおおーーー!キター!!」
幸先よく組長にヒット。上がって来たのは50センチクラスのアジゴ、じゃなかったヒラゴで幸先の良いスタートである。
「こんな大きいのが釣れるんですか!」
「いや、小さいっすよw」
「やっぱり竿を動かした人間が勝つんですね!」
「ですね!w」
「そうかあ、やっぱりそうかあ・・・ぶつぶつ」
とっても気合が入ってしまった組長は休む間もなくジギングをしているが気になるのは杉Pさんで、すでにヨロヨロしている。
「大丈夫ですか?」
「手が、、肩が、、、ああ、はあ」
普段とは違う慣れない動きですでに足、腰、手、肩、太陽の日差しであちこちボロボロで既に帰りたいモード炸裂だ。
「一匹釣れれば楽になりますよ~頑張って!w」
とか言いながらようやく私も釣り開始。軽くトップで遊んで見たけどダツが一回突進して来ただけでその他の反応なし。
「さあジギング職人が始めますよ~いざ労働だあ」
私もジグにチェンジしたほんの数分後。フォールでフワッ。ゴン!と合わせると重い感じから一気に走り出す青物ちゃん。
「来ました~」
「私も来たぞ~」
船尾の社長と船首の私でダブルヒットである。
「ええええ~!?」
私と社長に挟まれた形の組長が声を上げる。
「格の違いを見せつけましょうかねえ、ねえ社長w」
「あはは、そうだな、っと・・ちょっとデカいぞ?」
「ですね、私のもまあまあ、おっと♪」
「お前、バラせ~w」
「勝負しましょう社長~w」
って感じでなかなかの引きを味わうけどどうやらこれはヒラマサではなさそう。重い感じでズドーンと来るのがブリで、ぎゃあああああーーー!とドラグを引っ張り出すのがヒラマサですので。私の経験上。
という事で少しだけ大物用にセットした固めの竿にデカいリールの私のブリが先に上がって来て、無事にランディング。
8キロくらいのブリ。
その後、無事に社長もランディング。私と同じくらいのブリ。
「ふん、気に食わん」
「いやいや社長、同じくらいでしょうw」
「お前の方がでかい」
「いやいや一緒ですよおおおおイヒヒ」
って感じで同サイズのブリを釣った私たちは格の違いを見せつける事に成功するが、その後も調子よく50センチサイズのヒラゴを連発。落とせば釣れるって感じで。もちろん8キロくらいのブリも普通に釣れて、休み休み釣ったのに筋肉痛になるほど釣れてしまった。
「キタあああ!」
「これはハマりますねーー!」
「間違いなく北九州で一番おもしろい遊びだ!」
そんな組長も50センチのヒラゴを連発し、初めてのジギングなのに絶好調でご満悦である。
一方、心配なのは太陽とタイマン張っている杉Pさん。ジギングは諦め、インチクにチェンジ。
もうこの際、何か釣ってもらわないといけないのに釣れないから組長が掛けたヒラゴをお情けで竿を渡されて釣り上げて写真を撮られる始末。
しかしここはさすがはインチクである。
ホウボウ、アラカブ(大)と釣り上げたのち、今日一の引きである真鯛まで釣ってしまった。
そして納竿が迫ったお昼過ぎ。組長の竿が大きくしなっている。
「キタキタキターーよっしゃああ!!」
ホントに元気な組長だけど、相手をしている魚も元気みたいでちょっと今までと違う感じ。
(ありゃ、ヒラマサかな?カンパチ?)
ということで巻いては出て、巻いては出て・・・まあこれで納竿だからゆっくり堪能していただく事に。
「サメかも!w」
「ああ、サメか!w」
と私と社長が言うくらい巻いては出て、巻いては出ていく。
「スレかサメかヒラマサかカンパチかも!w」
「これは記録更新かも!」
などと組長をあおるが、内心は・・・
(記録更新されたら悔しい・・・)
であったw
釣り人ってこんなもんよ、ねw
さて、バトルタイムも20分を超え、いよいよお魚とご対面!タモで入らない場合も考えてハンドギャフも準備。
さあどれだけでかいのが上がって来るんだあああ?
(えっと、ありゃ・・、ブリ?)
なんと私・・・おっといや、社長が釣ったブリの方が大きかったというオチではあったけど、こんなのが釣れたらそりゃハマるでしょう!
(記録更新されんで良かったw)
「また連れて行ってください!ハマりました!」という組長とヨレヨレの杉Pさんはたっぷり50kg以上のお魚を持って帰って行った。
8キロクラスが5本
ヒラゴたくさん
鯛2匹
アラ㈱、ホウボウ・・・。
大漁でした!
「お前、あれ、私達まで本気で釣ってたらとんでもない量に」
「ええ・・・ちょっと釣れすぎでしたでしょうね・・」
という事で私は今年はキャスティングでひたすら労働する事に決めました。楽天で竿買ったぜ。トップウオーターで遊ぶのだ。釣れなくてもいい、デカマサの夢さえあれば。
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8フィートは長すぎたので次回はコレ買うwメモです。
●アブガルシア OCEANFIELD オーシャンフィールド オフショアキャスティング OFOS-78M 価格:11,226円 |
軽自動車にはちょっと長すぎたです(笑)
ビビビ!!Settai号(接待号)の実力。
5/25(土)
この日は某金融機関の超お偉い方が乗船する事になった。ビジネスの世界ならば私ごとき平社員が一生掛かっても一緒に釣りに行けるようなレベルの方ではないので失礼のないようにお相手させていただく必要があるし、全く釣れずに盛り上がらない、お土産もない、という状況だけは避けなくてはならない。
つまり、基本的には私は道具の準備がメインとなり、基本的にお客様サポートカスタマーセンター。そして魚が釣れない状況ならばお土産確保で腕が折れるまでジギングするという事になる。
「おはようございます!すごい船ですねええ!!」
お客様の登場だ。
「おはようございます!ええ、なにをトチ狂ったかこんなバカでかい船を買っちゃっ・・」おっとっと。
「何が釣れるんですか!」
「海藻とか!根掛かりがメインで!うひゃっひゃ・・・」おっと。
相手は貫目が違う大物だったのをすっかり忘れていた。やばいやばい。
「コレはうちの息子です!」
「おはようございます!息子です!」
おお~!なんて好青年!
息子君も某超大手通信会社にお勤めらしく、浅黒く焼けたすっきりとした顔立ちに背格好、明るく元気で人柄も良く礼儀もわきまえている。そしてそんな釣り初心者の彼が奇跡を起こす事になるとはお天道様はいつも見ているってところだろうか。
「モテるやろ?いひひ」
「いやいや、そんな事は!」
「で、コレ(彼女)は?何人くらいいるの?w」
「いやいや、近々結婚も考えてまして!」
私のゲスな質問にも明るくさっぱりと返してくる好青年とバカな会話をしながらカスタマーセンターの私は3人分のリーダーを結び、ジグをセットしている間に社長が運転する接待号は水深が浅くて初心者でも釣りやすく、さらに魚影も濃い「水島」へ到着だ。
「えっとね、まずジグを落として」
竿を渡す。
「ええーーわかりません、やってみてください!」
竿を返される。
「ジグが底に着いたら糸がフワってなるやん?」
「そしたらなるべく早くジグを動かして・・・」
「こんな感じで」シュッシュッシュッ・・・・ガツ!
「ほいきた。」
「えええええええ~!!!wwwww」
「はいどうぞ。」にっこり
魚が掛かった竿を息子君に渡し、魚とのやり取りを楽しんでもらい、軽くポンピングの仕方を教え、上がって来たのは50センチのヒラゴ。
「でけえええええ!!!」
いや、それは小さすぎて我々はアジゴと呼んでいるのだが、喜んでいただけて助かります。あざーっす。
しかしその後はサッパリ釣れずで、ただ、ジギングの筋もよい息子君に対して80gは軽すぎるかなって事で100gのロングジグにチェンジ。私が一番実績を挙げているなんかどっかの安いロングジグだ。
水深が浅い水島はちょい投げして底から斜めに長い距離を引っ張った方が釣れるのでそのようにアドバイスした1投目。
「うわー!キタ━(゚∀゚)━!!」
ビビビビ!ぎゅーーん、ビビビビ!
「ジグ変えてもらって・・・教えてもらった通りしたらすぐ来ましたーーー!」
なかなか息子君、人を持ちあげるのが上手ですね。感心感心。
(しかしビビビ・・?まさかね。ここは水島だし)
白島沖で一度釣れた事がある例の魚にそっくりなビビビ。いや、どーなんだろ?そんなに大きくはないみたいだけど・・・?
ビビビ!ビビビ!
(これはもしかして!)
(・・やっぱり!)
「マグロじゃねえかー!キタ━(゚∀゚)━!」
とても小さいのだが、これも立派な本マグロの幼魚である。
「ヨコワだね!本マグロの幼魚だよ!」
「ええーーー!カツオじゃないんですよね!」
「うん!よくわからんけど多分マグロ!w」
「教えてもらった通りでした!」
ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ
「ルアーも変えたばっかりで!」
ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ
この息子君は本当に人を乗せるのが上手で、おかげでようやく釣る気になった私もジグを放ってちょいちょいとヒラゴを数匹釣り上げ、お土産もばっちり確保となる。
Shachou号(接待号)はこうして無事に接待を成し遂げたのである。
あ、パパの方はアラカブとエソ、うちの社長は極小のアラカブを立て続けに3匹も釣るという、荒業を披露しておしまいとなった。
パパは誰かが釣ったヒラゴとツーショット。
さあ来週もお客様の予約が入っている。頑張るぞ。
おわり
青物に呪われた令和元年
青物に縁がないのである。
青物が釣れないのである。
いや、違う、ヒットはするのだ。ジグに食いつきはするのだが・・・
・・・とにかくバレるのだ。バレまくるのだ。
そう、社長が。
「針折れ」が2回もあったし、本当に青物に縁がないのだ。
「お前、それは釣れんやろーww」
「釣れるまで一生掛かるぞ~ww」
「100%釣れんな~w」
などと言われたダイビングペンシル(トップウオーター)の黒ネズミくん1号(無名メーカーで激安)にいきなりヒットしちゃうくらい釣れるのに。いや~参っちゃうな~私ってば、わっはっは。
「俺をウーロンと呼べ」
そんなわけわからない事を言い出すくらい青物に縁がないのである。
5/11(土)水島
写真はない。なぜなら・・・
写真はないが、「達人ウーロン」が良型のヒラスを掛けた。(まあ私からすればそんなに大きくはないのだが)ざっと70センチ前後のレギュラーサイズだ。
水島のヒラスは水深が浅いおかげか本当に元気がよく、大物と勘違いしての「釣れてがっかり」な事もよくあるが、達人ウーロンにしては「超大物」の部類に入るであろう待望の一匹がついに達人ウーロンのインチクにヒット!
私は見事に釣り上げた時に備えてカメラをスタンバイ!ぎぎぎぎぎぎーーーっとベイトリールから引き出される爽快なドラグ音は何度聞いても心地がよく、なかなか元気なヒラスで良いファイトをしている。これはとってもいい記念になるだろうし、朝から50センチくらいのヤズくらいしか釣れていない我々としてもテンションは上がるのだ。つまりウーロンとしても我々としても絶対に逃がせない一匹である。
「仕方ない、タモ入れてやるわw」
ようやく水面近くに姿を見せたヒラスは間違いなく今日一番の大物で、しっかりフッキングもしてあるようだが、心配ごとがひとつ。
「青物に呪われている」社長がタモをスタンバイしてまった事である。
もちろん私は写真を撮るためにスマホをスタンバイしているから私は無理。もちろんタモなしでのブリ上げは無理なサイズであるから社長のタモ入れテクニックに全てが掛かっているのだが、いかんせん今の社長は青物に縁がない。
いくら縁がないと言ってもタモ入れは別だ。と安易に考えていたが、社長が突っ込むタモに一度は収まり掛けたヒラスが「びょーーーーーん」と跳ねてポチャン。
痛恨のタモ入れ失敗!www
・・・インチクだけが、そのでかいタモに収まっていた。とてもシュールだった。
私とした事が絶好の写真を取り損ねてしまったのだ。
「ぎゃーはっはっは!キャッチせずリリース成功じゃん!」
「インチクが釣れた!さすがウーロン!wwwww」
「楽しめたし良かったやん」
「自然にやさしい達人ウーロンだ!」
などと心からウーロンとヒラスとの激闘を賞賛、つまり称えていたし、バラしてしまったウーロンは「バラしたならばネタにしろ」を信条とする社長や私の「餌食確定!」のお約束のコースが・・・
今回ばかりは少し状況が違った。
「あまり言うな・・・」
「・・・責任を、、感じている」
青物に縁がないとは言え、タモ入れにまで縁がないとなると・・・これはちょっと社長も重症の部類に入るがまるでこの界隈の青物の呪いを一手に引き受けてしまったかのような様相である。
待望の青物はいつの日か。土日連続で行っても青物は釣れず、釣れるのは立派なヒラメとか。
社長は私なら狂喜乱舞、自慢しまくるであろうデカいヒラメを2回連続で2匹も釣っている(笑)
つーかジグでヒラメの方が難しいんですけど。
これは間違いなく青物には縁がないんだなw
~後日談~
「あのタモ入れ失敗で青物の呪いはウーロンに移った!」
さすが社長。ウーロンを犠牲にして除霊に成功したようである。
さあ真実やいかに!?w
おしまい
初クルーズ(ヒラス3.5本)
4/20(土)大潮
ついに出航となったニュー・Shachou号(社長号)。天気もよく風も弱い。朝はまだ肌寒いくらいの気温が丁度良く、絶好の航海日となった。Shachou号はすでにお取引先様の乗船予約(もちろん無料)も入っており、「接待船」となる運命が待っている。決して我々の魚釣り目的の為に購入したワケではない。これは「お取引様各社を接待するための船」、Settai号(接待号)なのだ。
まずは訓練
お客様を乗せ、マリンレジャーを楽しみ、無事に帰港する為にはまずは我々の操船技術を高める必要がある。命を預かる身である事を忘れてはならないので、ベテランの社長と私でみっちりと離岸・接岸の訓練を行った。みっちりやる事、一人2回ずつ。「もう大丈夫だな」「ですね。うへへへ」「行くか~」「ですね~。うへへへ」という事で次はマリンレジャーの訓練である。お客様も船に乗るだけでは満足しないだろうから素晴らしい体験をしていただかないといけない。とにかくさっさと行こう。
素晴らしい体験
「100mまで行こうか」つまり水深が100mになる白島の沖合(うんざりするくらい遠い)まで行ってみようという事だけどそれなりに時間が掛かりそうなので80mくらいのところでストップ。我々にはマリンレジャーの訓練をする時間が大変重要で無駄な時間と燃料を使うワケにはいかない。
予期せぬ出来事
お客様と行うマリンレジャーはおおよそ「フィッシング(魚釣り)」になるだろう。初心者から経験者まで楽しめるよう、私の本日の訓練はジギングである。社長はエサ釣りの訓練を行う予定でイカとサバの切り身でアラ狙いだ。
順風満帆に見えたこの練習だけど6カ月前から積んでいたカフェオレに当たったのだろうか、現場に着くや否や、道具を準備するよりも早く社長がダウンしてしまった。船酔いなのか食アタリなのかわからない上に電動リールのバッテリーも忘れてしまった社長は早々にマリンレジャー訓練から離脱。以前の船から積んでおり、新しい船に乗せ換えた半年前の乳製品、しかも船内で熟成されたモノは例えペットボトルでも気を付けないといけないという教訓を学んだ。カフェオレは甘くても海は甘くない、甘くないのだ。
水島へ移動
80mゾーンには訓練すべき相手(魚)の反応が薄く、場所を変える事になった。深い水深はダウンした上に電動リールのバッテリーをすっかり忘れてしまった社長には酷すぎる訓練な上、「運転したら治る」という社長の言葉もあって、水島に移動する事に。
水島での訓練
「来たぞ!」
「ああ!」
「バレた!」
「けっこうデカかったぞ!」
すっかり体調を戻した社長が相性のいい水島で訓練開始。社長もジギングだ。ホントに水島と相性がいい社長のおかげで訓練相手(魚)がいるって事はわかった。そうなれば私もマジメに訓練開始だ。
フラフラジギング
「止めている時に来た」という社長のヒントを頼りに色々と試す。ワンピッチよりもちょっと遅めでフラフラしながら止めて、ふう、と一息着いたくらいの時に「ぐるるるる!」というアタリ。70~80センチくらいのヒラスで、本当に水島は水深が浅いせいか、魚の引きがメチャクチャ強いので上げてガッカリって事がよくあるのがそれも水島だ。
「私も止めた時に来ました~」
という事で今日はこんなイメージかなあ、とか思いながらフラフラ、ふう、フラフラ、ふう、フラフラ、ふう、ぐるるるる!ぐわ!という感じで2本目ゲット。
「社長、すんません!!」
「お前ばっかり!」
という感じで訓練が進んで行く。せっかく訓練に来たのにも関わらずまだ社長が訓練しておらず、今までまともに当たったのはカフェオレ(食当たり)くらいだ。
社長も訓練
「今年はまだロクなの釣っとらん」という社長に是非釣ってもらいたいところで空気を読んだのか元気なヒラスが社長にヒット!
「おおおお!よく引くな!」
「ですね!」
「うおりゃあああw」
「タモスタンバイ完了です!w」
魚影が見えたところでこのヒラスも相変わらず元気で右に左に走り回る。
「あ・・・・!」
「あーーーー!」
(・・・マジすか)
バレてしまった。社長、訓練達成ならず。
「あー、マジメにやっときゃ良かった~!」
「これだけ反応いいならまだまだ来ますよ!」
と苦し紛れに言ったものの、さっきまでワサワサと飛んでいた水鳥も次第に少なくなり、代わりに風も段々と強くなって来た。私もずっと頑張ってはいるものの、アタリも遠のき、たまに釣れる相手もアコウやアラ㈱と言った感じでちょっと青物が釣れる雰囲気ではなくなって来た。
世の中はタテ社会
「これ、ヤバいぞ!」
「またボウズかも!」
とか言いながら社長がタバコを吸いながらのんびりと休憩している。言動が合ってないとはまさにこの状態だ。確かにのんびりしたくなる船ではあるけども。
私は休憩などおかまいなし、フラフラジギングも飽きて、ワンピッチに切り替えた。やっぱり高速ワンピッチでガツン!と来るジギングが好きだし性に合っている。
(オラオラオラ来い来い来い来い!)
ガツン!
キタ━(゚∀゚)━!
「お前ばっかり!」
「タバコ吸いよったじゃないですか!w」
「そりゃそうかwww」
(おお、これも良く引くな・・・。えっと・・。)
「ちょっと貸せ!」
「どうぞ!」
接待船のクルーたるもの、自分で掛けた青物を竿ごと上司に献上する事など朝飯前だ。ある程度、根から引っ張り上げたところで社長に献上だ。次に掛かったら献上すると最初から決めていたのだ。信じるか信じないかはアナタ次第ってところだけど。
証拠を残させないプロ
「ホント元気がいいな!」
社長も今度は逃がすまいとさっきより少し丁寧にやり取りして無事にランディング。さっきと同じ、70~80センチのヒラスだ。
「写真撮りましょうか!?」
「いや、いい・・・」
(・・・う~ん!残念!)
(私の竿を奪って釣り上げた社長の写真を撮りたかったのに!)
などと思う事は断じてない。私は接待船のクルーなのだから。
「さっきのバレたのと合わせてちょうど一匹だな」
船まで寄せたにも関わらずバレたヤツと私の竿を奪って釣り上げたヤツを合わせて1本!にしたいとの事らしいけどホントにいいんすか?そういう事にしておきましょうか!?いや、ぜひそうしましょう!よっ!社長!ナイスヒラス!お見事です社長!今年初の青物ですね!これで今日はヒラスが3.5本ですね~。
「お前になんてブログに書かれるかわからんなw」
(ギクッ、チッ、お見通しか・・・・)
さて、その後もアタリもなく、帰港する事となった。だいたい今日は訓練だからこんなもので十分だ。
そしてタモが壊れてしまい、DIYするハメになったが、まあこれも鮮魚事業部の大事な仕事だ。ナフコに行ってボルトを買って、貴重な昼休みを利用して電気ドリルでさっさと加工してしまおう。
海に向かってズボってアミが抜け落ちた時はビックリした。めちゃくちゃ作りが簡単だから同じヤツ使っている人はご注意くださいネ。
おわり
Shachou号(社長号)【DFR36】
「Shachou号(社長号)を手配しろ」
某組織S.J.B(鮮魚事業部)のトップ(いわゆる社長)の指令はこうである。
「寒いのヤダ」
「暑いのヤダ」
言い換えると「屋根付きエアコン付き」の船が希望と。
配下の我々はすっかりShachou号(社長号)つまり、カルロス・ゴーン容疑者がオマーンルートで得たカネで購入したとされる全長37m・推定価格15億円の豪華クルーザークラスを組織(社長)がさっさと手配したものと思い、覚悟を決めていた。
しかし「アラカブからマグロまで」をコンセプトに組織(社長)が衝動買いしてしまったのは「ヤマハDFR36」であった。
推定馬力500PSを叩き出すVolvo D9-500エンジンはかなり狂暴で「キュイイイイイイイイ」と奏でるタービンブレードを回す回転音がGT-Rで峠やサーキットを走っていた過去と重なって、テンションマックス、脳汁プシャーーーー、うええへへへへへへ状態。つまりすんごいパワーのターボエンジンなのだがこれでアラカブを釣るのは大変贅沢である。
船の全長も7mから11mへジャンプアップ。うん、デカい。デカい上に今度は「船内機」だ。プロペラは船底に固定されているから今までのようにプロペラにロープでも巻き込もうものなら「今すぐ海に潜って対処するように」の指令が下る。真夏ならまだしも真冬なら心臓をしっかり叩いて潜らないと溺死は必至でウエットスーツの購入を真剣に考えないといけないが楽天で6,500円くらいの安いヤツをとりあえずはポチっとするかどうかで悩んでいるがゴーグルとシュノーケルは近所のトライアルで十分だ。
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そんなこんなで気持ちはすっかり新艇。今年に入り、3月にしては冷たい風が吹き荒れた事に新艇購入という浮ついた気持ちも手伝ってか釣りに行く回数が減ってしまっていたのも事実だった。
・・・でも釣りはボチボチ行っていた。私は蓋井島沖でヒラスを釣ったし、社長も15センチくらいの立派なかわいいアラカブの赤ちゃんを釣ったりしたのでいつも通りの釣果と言ったところだろうか。春先はいつもイマイチではある。
さて、いよいDFR36が納品?納車?納船?され、福岡市から北九州市まで運転して帰ったのだけど、予報通り、東の風で向かい風、波も1~1.5mとなり、ボチボチ時間が掛かるかなあとか思ったけど、水切りが良いからたった2,000回転くらいでも進む進む。これなら沖ノ島まで行っても確かに大丈夫そうだ。トイレもあるし、真水(飲めないけど)も出るのだ。
長い文章になってしまったけど、簡単に言うと何をトチ狂ったか社長が快適な新艇を買ってしまったってお話し。
当ブログも【第2章】突入。
船の前後にサイドスラスター(船を横方向に移動させるヤツ)も付いてるぜ!スゲーー。
そういやピラニア先輩とイカゲソ先輩も付いて来たけど、朝ごはん食べてお腹いっぱいになって帰りの船で寝てただけだった。・・・何しに来たんだろ。
おわり
異変(ご挨拶)
2018.12/27
異変が起きている。毎年の事だけど、忘年会の準備だったりなんだかんだある忙しい11月後半~12月とは言え、さっぱり釣りに行ってないのだ。忘年会うんぬんかんぬんもあるけども、ぶっちゃけ寒いからあまり行く気にならないだけと思う。我が鮮魚事業部は基本的に暑さには弱いが、寒さにはもっともっと弱いのだ。今年の社長へのお歳暮はそんな寒い船の上でも快適な空間をご提供しますという意味を込めてやかんとガスコンロとガスボンベと水とカップラーメンとその他お湯で楽しめる船上カップラーメンセットを贈らせてもらったが、案の定、予想通りというかとっても寒くて釣りに行ってないので出番なし。基本的に最近の土曜の海はだいたい荒れているし、たまに風が治まった週末でも私は娘のクリスマス発表会(ピアノ・バレエ)など、カメラマンだったり車で送迎したり荷物持ちしたり、妻と子供の下僕となったこの時期は忙しい事この上ないのだ。
もちろん鮮魚事業部は私だけではないし、他のメンバーや社長のお友達と行っていただく分には私が大事な昼休みを利用してガソリンをヒーコラヒーコラ入れるだけだから全然構わないので行っていただけたら色んな情報もゲットできるのだけど、やっぱり寒いので気分が盛り上がらないし、外に出てみてらやっぱり寒いからみんな釣りに行くのはイヤなのだ、たぶん。
2018年もそろそろ終わり、年末年始の週間天気予報を見てみると今年一番の冬将軍がやってくるとかでずっと荒れている感じだから今年はこのまま終わって行くのだろう。昨年は「正月用の寒ブリ釣って来い」というミッションを出され、友人と出撃したが撃沈、結局、寒かっただけでブリどころか何も釣れずにしっぽ巻いて帰ってきた記憶がよみがえる。
あれから一年かあ。今年は社長が関門で巨ブリを釣ったし、私もおデブなブリを釣ったし、ジンベイザメ見たし、イカ釣りも行ったし、災害的な暑さと豪雨にも耐え抜いたし、台風と戦って船を守ったり、トップウオーターでも釣ったり、最高級大人のおもちゃをウインウインうならせたりしたので2018年も大変贅沢な一年だったという事だろう。
「エアコン付きの船が欲しいのう・・」
果たしてどうなる2019★
皆さまも良い年をお迎えください。そして皆様の役に立つ釣り情報だとか一切ないこのブログは読む価値もなく、つまり全く読むだけムダにもかかわらず今年も毎月数千ものアクセスをいただきありがとうございます。たった月に数千くらいのアクセス数とこんなアホな内容のブログごときでは1円も稼いでおりませんし稼げませんのであしからずご了承ください。
そしてまた来年もなんだか適当な記事が書けるよう「ネタ」を提供してくれる愉快な人が相変わらず私の周りにいますように。