北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

【ついに完結!】とことんスプリットリングプライヤーにフラれた夏

私はいったい何をやっているんだ。


また買ってしまった。

 

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今度こそピシャリと見た!


ちょっと大きめと思われる「スプリットリングプライヤー」


780円だったので失敗してもま、いっか、って気持ちで購入してしまった。

さて、早速リングをつかんでみる。

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「あれ?」

余計、リングが斜めになって入れにくい。しかも大きめだから作業がしにくいのである。つかみにくいのだ。とにかく。

 

(これってやっぱり、リングごと挟むのかいな?)


リング全体をつかんで広げてみる。

 


「えい」

 

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わしづかみである。


(おお、なんか広がるけど、これって・・)

 

リング全体をプライヤーで挟み込んで広げてみるが、ピンポイントで作業しやすい「美味しい部分」をさっさとつかむのは非常に困難である。しかもジグやらプラグだとか付いててごちゃごちゃしてたら余計に難しい。

 


挟むの失敗して

 

「コロリン・・・」

 

(# ゚Д゚) イラ!


挟み所が悪くて


「コロリンコ・・・」


(# ゚Д゚) イライライライラ


負けるかこのやろ!


「ぴょーん!コロコロ・・・」


(╬ ꒪Д꒪) ゴゴゴ…

 


しかも、転がって行ったリングが見つからずに。


( º дº)<キエェェェエエェェェ

(発狂)

 

( º дº)<キエェェェエエェェェ

(発狂)

 

 

えっとつまり余計に作業スピードが落ちて、イライラこの上ないのである。

そこで昔使ってた安いヤツを使ってみると・・・。

 

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スッ、くいっ、クックックッ・・・

 

・・・ふう。


(スムーズに)「完成」


ヽ(〃v〃)ノ★アハーン

 


スプリットリングプライヤーに浮気、そして泣いた夏。

使ったお金、トータル5,000円。長年愛用していた元カノが一番私を理解してくれてたって事になる。

浮気してごめんね。ちょっと値段が張るオンナに手を出してみたけど、結局は元サヤに戻りたかったんだよ、信じておくれ、本当だよ。

今年の夏に経験した彼女たちはいつの日か・・・私がサラリーマン漁師のワクを超え、大金を稼ぐために荒海に乗り出し、ついにはマグロ漁師にでもなった時にでも出番があるだろう。

きっとね。

サヨナラ。また会う日まで。

 

えっと、10キロ前後のブリ~ヒラマサレベルのライトジギングならポイントやらトライアルで売ってあるような安いスプリットリングプライヤーが超万能だった。

みなさんもご参考ください。私が5,000円以上捻出して取れたこのデータ、間違いはないハズです(号泣)

プライヤーごときに5,000円も使っちゃったぜ(号泣)

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これが最大級のお金が掛かった彼女です。デカいわ、マジでw

おわり

 

頭おかC※台風5号の関門釣り

2019.07.20

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東~東南の風、気になる風速はおしなべて強い5。通常ならまず釣りは中止。そんな台風5号が朝鮮半島を通過ちゅうなう、の日。

「とりあえず港行くか」

(・・・え)

仕方ないのだ。今日は釣りにどっぷりハマってしまった某金融機関の組長さんと、サラリーマン根性だけで組長に付き合う担当の杉Pさんとの接待釣りだからだ。

横殴りの風と雨。そんな状況の中、車で港に到着するとそこで目に入ったものは・・・・!

傘もささず暴風にさらされまくって我々の到着を待つ組長と杉Pさん。

(あ、この人たち、タクシーだったわw)

屋根などない吹きさらしの港、暴風、横殴りの雨。それでも待つ、我々の到着を。そう、出航の可能性に掛けて。まさにその根性、プライスレス。

関門は西・北西系の風でなければ多少の強風でも地理上の強みからかなりの確率で風を受けない良漁場であり、それはまさに自然の要塞とも言うべき安心感、つまり中心気圧が985hPaごとき台風など我らの関門に掛かれば赤子同然なのである。

 

「荷物入れましょうか~」

 

(え、マジ?行くの?)」

 

強風に煽られた船を岸壁に寄せるだけでも一苦労、もちろん船を出すのも超絶に一苦労な状況は変わらない。

なんとか出航したとしても風にあおられると元々効き辛い船外機の船舵も効きにくく、港から出るにも一苦労。


(とにかく港から出てしまえば・・・!)

 

「びゅごおおおおおおおおおおお!」


「どごおおおおおお!」


(・・・うん。ダヨネ)


暴風に殴りつけられる状態は変わらない。ただ関門は波もあまり立たないのでとにかく風だけなんとかしないと。


「社長、税関前ならもう少し・・・」

「そうすっか、あっちは大丈夫だろ」


という事で我々は関門の神秘、【税関前】に移動する事にした。

地理上の都合から山が多少の風は遮ってくれるので多少の強風などくそくらえ、まさに税関前は関門の楽園、いや桃源郷なのだ。税関前は秋になったらネリゴも釣れるし、ここで過去にあれ以上の引きを経験した事がない超大物を逃がした事もある。

 

「どびゅおおおおおおおおおおお!」


(うん・・・ダヨネ)


「もっと岸によれ!」

岸に寄るとさすが関門の桃源郷、風も少し弱くなり釣りは出来そうである。しかしながらさすがは台風。あっと言うまに沖に出される。そう、つまり風に乗ってしまえば。


「どごおおおおおお!」

・・・である。


まあそれでも釣りは出来るので青ケブ付けて、釣り開始。私は皆さんがコツをつかむまでアレコレしたのち、ジギングである。


さすが社長、青ケブで20年、関門で遊んできただけあって、あっさりと鯛を釣り上げる。

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台風

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つうかなう




しかし敵は青ケブでも鯛でもない。ちょっと沖に出されたら「どごおおおおおおお!」の台風5号だ。

社長の鯛で一気にテンションが上がった船中、組長も杉Pさんも頑張る。

 

誰も帰ろうだなんていわない。

 

(この人たち、頭おかC)

 

風の影響を受けにくい岸に寄っても、西に流れる関門の流れと東から吹く風がドンピシャ奏でる暴風のハーモニーであっという間に沖に。流される方向と風向が一緒、つまり1+1=2なのだ。

 

「ごおおおおおおおお!」

 

「わはははははは!」

 

しかしなんだかあまりに強い風はなんだかテンションを上げてくれる。雨も降らなかったしちょっとしたアトラクションのようだった。

 

だんだん私も頭おかCくなったんだろうか。

 

 

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風でオールバックに

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横風の髪型

 

組長も杉Pさんもなんとか数匹の鯛を釣り上げるも今日の関門はイマイチな感じである。

 

 

だって台風通過なうだもん。

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帽子が飛んだ決定的瞬間


それから数時間粘るも思うように釣れない。


「釣れんのう。」

「いや、こんな時に釣りだなんて」

「うん?」

「みんな頭おかCっす」

「はい。そろそろ帰ろうかw」


という事で無事に全員無事だった台風5号の関門釣り。一日オール東の風、風速4~5mだから出航しましたけど良い子はマネしませんように!

あ、そういや遊漁船が我々以外に1隻のみ出ておりました。

みんな頭おかCよねw

まあしかし関門はすごいなあって思った。だって台風通過中でっせw釣りが出来ちゃうんだから(笑)

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イカ釣りの時に見た護衛艦かな?



あ、私のジグは強風のため、ブリ・マサ用の100gのロングジグ。もちろん何も釣れませんでした。杉Pさんの飛ばされた帽子をタモですくったくらいかな。関門はダイソージグくらいが丁度いいね。

 

 

おわり

関門に青物到来か!?ダイソージグで十分。(ちっちゃいヨ)

2019/07/13

関門でジギングをやられている皆さまに朗報ですがタイトルほどの期待感で読まないでくださいネ。

朝から曇りのち雨という状況で白島沖は無理、それならば関門でのんびり釣ろうじゃないかって事で青ケブを買い込み、小物釣り専門のピラニア先輩、休みの日は釣りに行かなきゃ死んじゃうイケメン青山テトラくんと社長と私の4人で「雨が本格的に降り出すまで関門でノンビリ」という超レジャーコースだ。しかし意地でも行くんだな、私達ってw

さて、先週のイカ釣りに比べて気負いも根性もプライドも不要。いたってラクちんな釣りである。

出航からあっという間に5分、小倉マリーナの沖に到着。大型船の航路を避けて、流されるがままのラクちんな釣り開始。

準備が異常に早い社長がさっさと青ケブ付けて投入。

「釣れんぞ」

「いや、まだ3分です」

という本気なのかおきまりなのかわからないトークを繰り広げて20分くらいするとぽつぽつと鯛めしサイズの鯛が上がって来た。

 

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イケメン青山くんがファーストヒット、かな?

 

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小物専門のピラニア先輩までも鯛めしサイズとは・・・




(さて、私はやっぱりジギングだなあ)


どこでもジギングと決めている私は80gの中国製ジグをセットして、さて、第一投なげ・・・・

「ばちゃ・・・っ」

 

ん~?ボラ?サゴシ?

 

「・・・パチャパチャ」

 

ナブラほどではないが、魚が表層でわちゃわちゃやっている模様。

(なんだろ?)

とりあえずパチャパチャに向かって投げること数回。

グっとした感じでなんかキター!

 

私のヒラマサ用タックルで巻くけどなんか引いてる感じはあまり感じられないけど、横走りしている!

 

「おお!こんな(小さい)の初めて~!(*´Д`)~」

 

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ちっ、しまった、イケメンと並ぶと色々ヤバい・・・。

 

さて、ブリの幼魚のヤズ・・と言うんだろうかこのサイズは。イケメン青山君が釣ったキスと比べるとそのサイズ感がお分かりいただけるだろう。

 

「あ、もちろんいただきま~す」

 

リリースなんて言葉は辞書にない小物専門のピラニア先輩が持って帰るというので美味しく食べていただこう。


さて、それにしてもフックがデカいのか(一応、ヒラマサ用だもん)コツコツ当たるけどフッキングしないもんだからダイソージグにチェンジ。アシストフックも所持品の中から一番小さいヤツを付けて、雨が降り出すまで楽しめました。

けっこう当たるけどバラシも多くて、25~30センチくらいのヤツを雨が降るまで5匹?くらい釣れました。あまりマジメにしなかったしね。リリースも考えてさっさとイケスに入れたからあまり写真撮ってないけど結局ピラニア先輩が全部持って帰ったからその苦労も水の泡だったのだが。

 

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これが一番大きくて30センチくらいかな?



そして防波堤に近い浅瀬でもわちゃわちゃやってたから岸壁のどこからでも釣れるんじゃないのかな。

えっと、白島沖とかに比べて青物の確率が薄い関門だけど超楽しかった。小物釣りも奥が深くてハマりそうだ。

おわり

イカん砲炸裂。誠に遺憾ですイカ釣り2019

2019/07/5(金)

長文となります。これはサラリーマンプロ漁師として残しておかなければならない備忘録・・・。「備忘録」ってメモって事らしいんだけどねw


「今週行くんですか?」

 

「行く!」


無邪気な少年のように即答する弊社の代表。もう何があってもイカ釣りに行くと行ったら行くんだい!って感じのモードになっていた。

それもそのハズ、直近の天気にしてはなかなかない好条件の天気予報が出ていた。

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オール1である。通信簿では最低だけど、釣りならバッチリ、超優秀な予報だ。

ただ・・・私には懸念がひとつ。。

(低気圧の風速1は・・・・うーん。)

相手は深夜。つまり一晩中である。日中に出るのとはワケが違うし、経験上、低気圧時の風速1は海の上はだいたい3くらいになるのである。高気圧に覆われている時はだいたい天気予報も当たる。それらは偶然かも知れないけど。

 


しかしそんな私ごとき浅はかな経験値上での不確定要素で、会社トップが下した最重要決定事項であるイカ釣りを止める事はできず、むしろ何があっても止まらないイカ釣りを止める気もない私達は食料や水を買い込み、準備を終えた。去年は異常に釣ったイカゲソ先輩が今年も大爆発するのか、それとも熟練の社長が貫録を見せるのか・・・色々楽しみだ。(ネタ的に)


さて夕方のうだるような暑さの中、寒さ対策の冬用のインナーをそそくさと持ち込む。前述のように低気圧の風速1は3だろうとの「予感」があったからだ。

そして夕方16時。社長号は各種の準備を終えて出航となった。

 

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ついに今年も始まってしまった・・・。いったいどんなドラマが待ち受けているのだろう・・・。イカ釣りミッション開始である。

 

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この広さ、この余裕感。のイカゲソ先輩

社長・イカゲソ先輩・私の3名、いつものメンバーと言えばいつものメンバーで経験値も豊富。何度もイカ釣りには行っているし、一番に眠くなっちゃうのはイカゲソ先輩で、社長は基本的に朝まで元気。私は調子がいい日と調子が悪い日があるけど、この日は破天荒の予感もあって前日はバッチリ寝ていたので調子がいいと見た。

さらに正直言って、船が豪華になった分、寒けりゃ船室に逃げこみゃいいし、暑けりゃエアコンだってあるのだ。こんなに余裕なイカ釣りはないだろうという油断、慢心がないワケでもなかったが、案の定、尋常ではない事態にさらされる事になる。


後半へ続く(ちびまる子ちゃん風)


さて、この日の主戦場・・・と言ってもいつもの白島沖に到着。まずは夕マズメで魚釣り。早速、この前買ったマリアラピードさんのお試しタイムだ。

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面倒だったのでキャスティングロッドは出さずにジギングロッドで試してみたけど体感風速3程度の風に乗ってかなり飛ぶよ、このラピード。50gで不安だったけど、バンランスがいいのかな?キャスティングロッドはいつかゆっくりやれる日に出すとしてもこれはなかなかいいんじゃない?
操作の方もとにかく軽い。ちょっと引くだけでスイッと潜る。長めのほうき引きだと水面を飛び出して滑っちゃうので軽めにちょいちょい引くだけで良さそうだ。

(こりゃあラクちんでいいかも)

と思ったくらいでこの日はノーヒットである。強い風のおかげか高い波に邪魔されてかお魚の姿すら見えなかった上、揺れる船でおっとっと、おっとっと、を繰り返し、早いタイミングでふくらはぎにダメージを蓄積してしまった。なんてこった。


高い波に強い風。一向に治まる気配がない。しかしながら船首で肉体労働を繰り広げている私と違って、イカゲソ先輩が用意した折畳みイスのおかげでお二人ともラクちんのご様子。そんな感じで社長とイカゲソ先輩はジギングとタイラバをしているのだけど、とても本気でやっているような雰囲気ではない。

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優雅だけど波はかなりある


「お前、それ、釣れんやろーw」

といういつものセリフをいただいて、社長がラクちんなイスに座ったままタイラバで鯛(30センチ)を釣って魚釣り終了。集魚灯を海に投入してしてついに怒涛のイカ釣りに突入だ。

 

社長とイカゲソ先輩はスッテを5~6個つけるイカ釣り仕掛け。しかも社長は電動リールをスタンバイし、イカに対する熱い情熱を感じさせる本気モードだ。一方私はいつも通りイカメタル(重たいスッテ)1本でのんびり釣ろうって魂胆である。スッテがごちゃごちゃ絡まるの嫌いなんすよね。

 

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日が沈む~



そうこうしているうちに辺りはだんだん暗くなり、夕ご飯を食べ終えた辺りで今夜を占うような怪しい異変がいきなり起きる。


(あれ?)


イカゲソ先輩、もう寝とるw)


本人はバレないように寝ているのだろうけど、ご飯を食べるや否や眠くなっちゃったようだ。まだ20時でっせ。小学生か。こんなんじゃ一晩中もたないっしょ。

「あ、いや、船が大きくて眠くなってしまったです」

話しかけられて慌てて起きたイカゲソ先輩は眠いのは船のせいだという事にして、寝ながら竿を握っている。

「しかし釣れんな・・・」

魚探を見ると海の下では小魚たちの大運動会が始まっている。写真に収めるのを忘れてしまったが、王冠を被った大型魚を示す魚のアイコンもバラバラ出ている始末だ。

 

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そんな状況でもとにかくイカは釣れないのだ。


「王様にイカが食われてんじゃないっすかね?w」

本当にこの辺り一帯のイカは全滅したんじゃないかってくらいイカのアタリはない。あまりに釣れない状況と王様のアイコンが出ている事もあって、社長は船の先端でタイラバを始めてしまった。

そんな時・・・


均衡を破ったのはやはりこの男!待望の1杯目がついにキタのである。


半ズボンで寝ながら釣り竿を握るイカゲソ先輩だった!イカゲソ先輩、去年に引き続きイカ釣りだけは絶好調なのだろうか。

散々スミをばらまき、写真を撮る間もなくなれた手つきで水槽に収まったイカはとても小さいヤリイカ(小)であったがとにかくイカが釣れる事はわかった。

イカっすよ、イカ!10mくらい!」

「寝たフリで気配消したのが良かったね!」


→いや寝てたし。


あくまで寝ている自分を肯定しつつ自信満々のイカゲソ先輩に鼓舞されるように社長も再びイカを目指して頑張るが、水深10mくらいのタナに重たい電動リールは必要なく、「疲れた」という事でラクなスピニングリールに変えていた。

 

それから2時間。

「釣れんな・・・」

また釣れない時間が続くが、ようやく社長のロッドがビヨン!ビヨン!というアタリ!ついにお刺身サイズのヤリイカをゲット!その後も1時間に1杯のペースで釣れ出した。そのイカを刺身にして食べたのだがやっぱり船上イカ刺しは最高である。

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そして夜23時付近になると寝たり起きたりのイカゲソ先輩がついにダウン。疲れ?船酔い?眠たいの?いやいや・・・違う、とにかく寒いのだ。


めちゃくちゃ寒い。ずっと吹き続ける3m~4mの風は天然のクーラーと化し、半ズボンの小学生イカゲソ先輩を直撃した。

レインコートを中に着込んでも直撃する冷風をかわす事は出来ず、体温を奪われていく。

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半ズボン小学生

ただでさえ黒い顔色がさらに悪くなったイカゲソ先輩に「お前、ちょっと寝とけ~」と社長が暖かい判断を下す。

船室でダウン1号は予想通り、イカゲソ先輩。ある意味レコードホルダーである。
(そこから延々と寝る事になるのだがそれもいつもの事だ)

 


それから社長が5杯ほどのヤリイカを釣り、そのイカの遺憾ともし難いイカん砲が私の股間に直撃してイカんともし難いピンクな写真が撮れていた。

 

 

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わ~おっ♡


しかも写真アプリのSNOW(スノー)は入れてないのに何故だかピンクになったり耳が生えていたりしていた。こんな機能が付いてるのね最近のスマホって。

 

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おっさん疲れてますって

 


さて、私も冬用のインナーを着込んだところでとてもガマンできる寒さではなく、社長から高級レインコート(ダイソー)をいただいて着込んだり、船室と外を行ったり来たりしながらイカ釣りを続行し、ついに私のイカメタルにも手のひらサイズのイカが釣れ、マンガみたいにブシャー!と顔面に遺憾砲を浴びたりしてもう寒いのか楽しいのかツライのか眠いのかワケがわからない状態になって行く。

 

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今年は社長の勝ち!


しかし本当の怖い思いをしたのはここからだった。寒いと逃げ込んだ船室は暖かい天国。部屋に入るや否や一気に睡魔に襲われてしまうあの感覚がすごかった。

(ほっ、あったかいなあ・・・・・あ、寝るな!寝ちゃいけない!外に出るんだ!・・はあ、暖かい~えっと、ここどこだっけ?気持ちいいな~もう少し、、、あ、つゆだく大盛りはダイエットしてるしな~、あれ?夢見てる、俺、アレ?あ、意識が)

 

こんな感じで私がお亡くなりになりそうになったところでサラリーマン根性炸裂。うおりゃー!と気合で起きて社長に先に寝ていただこうと冷房がガンガンに聞いた外に出る。

「ちょっと寝てください~。私は(外にいる限りは多分、寒くて寝れないので)元気ですから!」

という事で社長を先に船室へ。社長はぐっすり寝ているイカゲソ先輩を叩き起こして見張り番に任命。

「お前も寝ろ」という事で私も横になる事に。


船室に入る。暖かい船室とそれに包まれる安堵感。船の命運その全てをこの男、ぐっすり寝て元気モリモリなイカゲソ先輩に託し、横になるや否や・・・私は即死した。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・


(あれ?)


まわりを見るとうっすらと明るいぞ。夜が明けかけている。激しい揺れで何度も台座から転がり落ちそうになったけど一時間半くらい寝てしまったようだ。


(あれ?)


(あれれ?)


見張り番のイカゲソ先輩は「僕チン、寝らずにがんばって見張ってます!」って感じでじっとイスに座っていたハズだが・・・・。

(あ、寝てる)

首が折れそうなほど顔面が上を向いているwwww

ほんのちょっとの時間とは言え、全滅したクルーを乗せた船はまるで映画のように高い波に揺られながら漂流していたのかも知れない。


朝日が昇り出し、朝6時を迎える頃、ようやく風がやんだ。14時間近く吹き続けた風もようやく治まり、ついに待ち望んだの釣り日和となったのである。

まばゆい朝日に映し出される海上自衛隊の皆さまに敬礼。

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私は再びラピードを取り出し、朝マズメキャスティング。大変、贅沢な状況であるがほぼ14時間、強風に吹かれ続けた我々はすでにヘロヘロで、朝マズメに釣りはしているけど、もはやこんな状態で釣れたところで釣れた魚をどうしろと言うんだって状態になっていた。

そんな中でも社長がアコウを釣り、それが合図と言わんばかりにこの戦いも終了となる。

社長が4杯ほどのイカをお持ち帰り、釣れた魚は元気だったのでリリースして帰港した。

とりあえず、七夕時期のイカ釣りは3年連続でヤバい事になった事になる。去年は西日本九州豪雨でしたね。それでも行ったんだけども。

我々のイカ釣りは・・・意地とプライドと体力勝負。社長、そろそろピチピチ元気な若い社員、連れて行きましょう~。そしてコキ使いましょう~。

 

あ・・・イカゲソ先輩、ちっちゃいイカ1杯しか釣ってないっすよ。

 

あ、そういや私もやん。

 

・・・まさに社長の懐刀的な我々二人。

 かなり役に立つメンバーな事請け合いです。

 

おわり

【続】なんてこった!「スプリットリングプライヤー」

満を持して投入した大型のスプリットリングプライヤー
(シープライヤーって書いてあるけど)

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早速、使ってみたくなるのが漢(オトコ)ってもんです。ハイ。

♯5のサイズを愛好している私。私が使っているリングを社長のジグにセットする手前、みんな♯5になるのは必然です。


さあ、やるぞ!(ワクワク)

いったいどんだけラクちんになるって言うんだってんだこいつめ!(ワクワク)

 

どれどれ・・ん?

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あれ・・・・・?

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う、う、うわああああああああああああああああああああ!

 

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リングにプライヤーが入らないwwwwwwww

なんてこった!コレ、4,000円したんだぜ!

 

はい、これはマグロとかGTとか大型魚をそれなりの道具でそれなりに狙う時だけっすね~ww

えっと、つまり普段は使えないって事です。


当分、安物のプライヤーで十分という事がわかりました。

怖いもんだ、お酒の力と店長のプレゼンw


「普段も使いたい」って言ったんだけどなあ、「♯5使ってるよ」って言ったような気もするけど伝わらない言葉は言ってないのと一緒。

 

うーむ。こいつが役に立つのはいつの日か!w


まあいっか。オトコは工具買う時ってワクワクするもんさ。


おわり

 

あ。これってリングごとガバって挟むのかな・・・・?書いててふと思った。

【Maria Rapido】おお~マリア♪お~お~マリア!とスプリットリングプライヤーの痛い話

タイトルを見てピンと来たアナタはだいたいおっさんですね。

人生は上々だbyユニコーン

 

ということでそんな鼻歌を歌いながら近所の釣具屋に行ったらあったので即買い。

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マリア ラピード 160mm 50g


ピンクにしたぜえ。これで天気が悪い日も着水と同時に行方不明になる事はあるまい。


本体が2,000円ちょいに対してアシストフックが900円くらいするっていう妙な現実はいつも通りです。アシストフックって高いよね。

100円のダイソージグに600円くらいのアシストフック付けたりするから慣れっこなんだけど。
ダイソージグのフックというか、スプリットリングすら弱いので必ず交換した方がいいです。50センチのヤズ程度であっさりひん曲がります。

しかし・・いつぶりだろうか。ルアーを買ってこんなにワクワクしてしまったのは。

新品を丁寧に取り出すと強烈な存在感を放つ巨大な3本フック。私はこれが大嫌いで、魚へのダメージがデカい上にラインに絡みやすくない?

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ピンクはかわいい

という事で900円するアシストフックを別購入するハメになるって事なのだけどまあそれはそれでいいのです。

そしてスプリットリングプライヤーを使ってリングを外してアシストフックを付けます。あるとないとで大違いなこのプライヤーはトライアルやら釣り具のポイントとかで安くて売ってるので1個は買っておきましょう。

 

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二重リングともいう。たぶん。

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タカミヤ(ポイント)さんの手ごろなやつ



とりあえずシングル化にっと。

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こんな感じ。


・・・そして事故がおきる。


・・・痛っ!!

 

安いプライヤーだと開き量が小さくて開いても開き量が足りなくて「なかなかリングが通らないぜこんちくしょ!」って思いをされた方、いらっしゃいませんか?いらっしゃいますよね。まさに今回の私がそれでなかなかアシストフックのリングが入ってくれなくて、うーん!って力を入れたらズバっと3本フックの1本が指に突き刺さったの。マジあいたー!だから3本フックはキライなんだ!

 


そこでおススメはこいつ!


衝動買いしちまったぜ大型リング対応の高級品~!

 

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ダイワってロゴで安心したのはここだけの話

 


という事で、友達と飲みに行った帰りにめっちゃローカルな地場の釣り具屋にフラっと入って店長らしき人にその悲惨な出来事を涙ながらにお話ししてたのです。まあ、場合によってはただの酔っぱらいが絡んでいるようにも見えたでしょう。

「あの、デカいのないっすか。えっとね、リングのデカいの外すの」

「なんだっけ?なんとかリング?指刺さったんすよめちゃアイター!なんすよ」

みたいな事を話してたと思うのだけどそんな会話から店長がにっこり。

「ああ、いいのあるよ」ニッコリ

こんな酔っぱらいの会話で全てを察してくれたのか、この店長は。神か。

「ちょっと値段するけど1個買っとけばずっと便利だよ」

なんてクロージングをするんだこの店長は!このエリートサラリーマンプロ漁師の私がたかだか4,000円くらいのお金が払えないとでも?そしてたった4,000円で一生モノが手に入るってウマい事言うなあ。酔っぱらいの♡にズキューンだぜ。

まんまと即決する気マンマンではあったのだがその見慣れないプライヤーの先っちょの形状がちょっと気になる。

 

(・・・お山が二つある?)

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山がふたつ?

 

 

「店長~(たぶんこの人は店長)、イメージが全然わかん」

「え~わかんないですか?はいはい、ちょっと待ってね」


なんと実演開始だ。お店でも使っているのか店長の愛用品なのかわかんないけど使い古された感じの同じプライヤーとスプリットリングを持って来てくれた。

「ぐっと握ってみて」にっこり

「はい、えっと、ぐっ」

おお~なんか通常より1mm以上は開いている気がする。この1mmはかなりでかいぞ。

「わかった!じゃあコレ!」

という事でアマゾンや楽天で調べる事もなく店長のプレゼンであっさりクロージングされて購入した逸品である。

実際、なかなかグッと力をいれる必要があるし、重量感もけっこうあって重いのでアジングとか防波堤メインの方は普通の安いプライヤーで十分過ぎると思いますけどね。


「おう、ハリ付けろや」

「はい!社長!」

という状況でもスムーズに作業ができる事ウケ合いで、エリートサラリーマンプロ漁師も快適にミッションをこなせていけるってものである。

 

ダイワ (Daiwa) シープライヤー 190H

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あ!やっぱりネットが安いわ。

 

えっと、何の話だ?w

おわり

 

 

 

「超絶」肉体労働に志願した日(キャスティング)

足腰は本当に重要だと思った。マジで鍛えようかと検討中であるが、だいたい思うだけで実行に移せない普通のおっさんである事を思い出した。そうだよ、俺ってただのおっさんじゃん。

さて、そんなおっさんは高い波・船の先端・大揺れ・おっとっと・・エイヤッ!と投げ続けるとふくらはぎに溜まるダメージは色濃く、「お前、そろそろ飽きんかー?w」という社長の声が腹にしみる。「お前、それダメやろーw」「お前、なーんも釣っとらんやんかーw」「アラを釣ってくれ」←根魚は無理w

 

わからんのです。全然わかんない。「デカマサ釣ったるどー!」などと意気込んでキャスティングロッドを購入したまでは良かったし、飛距離も格段に伸びたのは良しとして。

遠くに投げる→ほうき引きする(ほうきを掃くように水平~下に向かって引く)→バシャ!バシャ!とダイビングペンシルが動いてお魚にアピール、もわっ!ガブっ!よっしゃーー!となる・・・が私のイメージ。もちろんYouTubeでの研究も怠らず、完璧なイメージを持って挑戦した自分にとっては本格的なつもりのキャスティング釣りだったのに。

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スーパー黒ネズミくん(大)も投入だぞ

第一の難関(まず・・見えない)
おりゃー!と遠くに投げる→着水する→あれ?どこ?→だいたい行方不明になるw
曇りだったしサングラス掛けてたし波が高かったせいのもあるけど色黒がステキな黒ネズミくんのカラーも手伝って着水後にだいたい彼は行方不明になるのである。

なので着水後はイメトレ通りの動きを想像して動かすのだけど、バシャ!ってなってない気がする。遠い上に波があるとよくわからないけど、なんだか黒ネズミの野郎はずっと潜っている気がするのだ。

そして遠い時と近い時ではラインの角度も変わって動きが違うし、せっかく飛距離が伸びたところで黒ネズミくんがそこで何をやってるのか全然わかんないのだ。さてはやっぱりずっと潜ってるのかお前ってヤツは!( º дº)<キエェェェエエェェェ

 

そしてさらに黒ネズミくんの浮力が足りないのか、引っ張ったら潜るんだけど、浮いてくるまでに時間が掛かりすぎる・・・気がする。つまりのんびり浮上する黒ネズミくんの動きが止まっている時間が長くなり、お魚にも「コレ、ニセモノじゃん!」って見切られると思うのです。

まあカモメは何度も襲って来たのでカモメはダマせたって事だろうけどアイツらだいたい何でも反応するからなあ・・・。

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という事でジギングで50センチくらいのヒラゴを釣りまくっても仕方ないし、大物一発狙いで突撃した初戦は全身筋肉痛な上、ノーヒットノーラン、黒ネズミくんに対する疑心暗鬼が沸き起こり、釣れなかったのはコイツのせいだと道具のせいにしてしまったボウズデーでした。

 

いちおう、これでも50センチくらいのヒラゴは3匹釣った事あるんだけどね・・。

でももうヒラゴはいらない、ヒラマサがいるのだ。

 

まあ、ジギングをずっとやっていた社長と達人ウーロンもあまり釣れなかったから時合と場所のせいかも知れないけども・・。

マリアのラピードってペンシルが初心者向けでいいみたいなので今度買ってまた挑戦するぞおお。

これ↓

マリア ラピード F160 (キャスティングプラグ ソルトルアー)

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たけえな、しかし・・・。

 黒ネズミくんは新古品扱いで700円くらいだったのに!でもね、これもちゃんとしたTailWalkのGUNSってペンシルで1,600円くらいするヤツなんだよね~。釣れないワケはないのだ。全ては私の腕不足なのだ。なのでもっと腕を上げて黒ネズミくんを再投入しようと思う。

http://www.tailwalk.jp/lure/gunz/

 

あ、そうそう、社長が電動リールジギングに初挑戦したんだった。白島沖80m付近までドライブし、150gのジグを付けて投下。

「ういーーーーん、ういっ、ういっ、ういっ」と電動リールを作動させながら竿をしゃくるとそんな感じになる。

 

 

えっと、エソが1匹釣れました。さすがです社長!

おしまい

体中、ボロボロだす。痛い・・・。

筋肉痛になるほどブリ釣れた

6/1(土)白島沖

接待フィッシング第2弾。今日は先週とは違うお客様が2人、乗船する事になった。相変わらず某会社の超お偉いさんで、私のようなサラリーマンでは仕事上は一生お会いする事はないであろう方+弊社の担当さんのお二人にShachou号に乗船いただき白島沖へGO!

先週の接待釣りは水島に行ったんだけどちょっとイマイチで、わざわざ社長が前々日の平日に忙しい仕事のスケジュールをわざわざ調整し、わざわざ下調べでわざわざ白島へ行ってわざわざ釣りをしてみると明らかに青物の反応が違ったようで今回は白島沖の「コ瀬」をメインに比較的浅めポイントを流してみることに。

 

(社長がわざわざ身を削ってゲットした情報をムダにするワケにはいかない・・・!)

 

「最後に笑うのはひたすら竿をあおった者だけですから!」

いくらお客様相手とは言え、今回ばかりは社長がわざわざ情報を取って来たって事もあり、気合の入りようが違う。
さらに今回のお客様は若干太めで貫録があり、先週のお客様が「インテリヤクザ」とすればこちらは体力勝負の組長って感じなのでとにかく竿を動かせば釣れる確率が上がる事を「組長」と弊社担当の「杉Pさん」に伝えさせていただいた。


やはりジギングは忍耐、最後に笑うのは魚が食いたい瞬間にジグを落としていた人間だけなのだ。

先週と変わって波も風もなく、白島へ到着するまでに組長と三下君さんの道具を準備し、いざスタート!もちろん私はサポートにまわっていつも通りの体制である。

お客様である組長はプライベートでも普段から岸壁でアジ子くらいは釣っているらしく、その腕っぷしも手伝ってリズミカルな感じで問題はなさそうだ。

いっぽう弊社担当の杉Pさんは初心者で「日に当たるとヤヴァイんすよ」というくらい色白で見るからに太陽に弱そうなのは明白で若干不安が残るスタートとなった。

「おおおーーー!キター!!」

幸先よく組長にヒット。上がって来たのは50センチクラスのアジゴ、じゃなかったヒラゴで幸先の良いスタートである。

 

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アジゴ



「こんな大きいのが釣れるんですか!」

「いや、小さいっすよw」

「やっぱり竿を動かした人間が勝つんですね!」

「ですね!w」

「そうかあ、やっぱりそうかあ・・・ぶつぶつ」

とっても気合が入ってしまった組長は休む間もなくジギングをしているが気になるのは杉Pさんで、すでにヨロヨロしている。

「大丈夫ですか?」

「手が、、肩が、、、ああ、はあ」

普段とは違う慣れない動きですでに足、腰、手、肩、太陽の日差しであちこちボロボロで既に帰りたいモード炸裂だ。


「一匹釣れれば楽になりますよ~頑張って!w」

とか言いながらようやく私も釣り開始。軽くトップで遊んで見たけどダツが一回突進して来ただけでその他の反応なし。

「さあジギング職人が始めますよ~いざ労働だあ」

私もジグにチェンジしたほんの数分後。フォールでフワッ。ゴン!と合わせると重い感じから一気に走り出す青物ちゃん。

「来ました~」

「私も来たぞ~」

船尾の社長と船首の私でダブルヒットである。

「ええええ~!?」

私と社長に挟まれた形の組長が声を上げる。

「格の違いを見せつけましょうかねえ、ねえ社長w」

「あはは、そうだな、っと・・ちょっとデカいぞ?」

「ですね、私のもまあまあ、おっと♪」

「お前、バラせ~w」

「勝負しましょう社長~w」

って感じでなかなかの引きを味わうけどどうやらこれはヒラマサではなさそう。重い感じでズドーンと来るのがブリで、ぎゃあああああーーー!とドラグを引っ張り出すのがヒラマサですので。私の経験上。

という事で少しだけ大物用にセットした固めの竿にデカいリールの私のブリが先に上がって来て、無事にランディング。

 

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8キロくらいのブリ。

その後、無事に社長もランディング。私と同じくらいのブリ。

 

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「ふん、気に食わん」

「いやいや社長、同じくらいでしょうw」

「お前の方がでかい」

「いやいや一緒ですよおおおおイヒヒ」

って感じで同サイズのブリを釣った私たちは格の違いを見せつける事に成功するが、その後も調子よく50センチサイズのヒラゴを連発。落とせば釣れるって感じで。もちろん8キロくらいのブリも普通に釣れて、休み休み釣ったのに筋肉痛になるほど釣れてしまった。

「キタあああ!」

「これはハマりますねーー!」

「間違いなく北九州で一番おもしろい遊びだ!」

そんな組長も50センチのヒラゴを連発し、初めてのジギングなのに絶好調でご満悦である。

一方、心配なのは太陽とタイマン張っている杉Pさん。ジギングは諦め、インチクにチェンジ。
もうこの際、何か釣ってもらわないといけないのに釣れないから組長が掛けたヒラゴをお情けで竿を渡されて釣り上げて写真を撮られる始末。

 

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しかしここはさすがはインチクである。

ホウボウ、アラカブ(大)と釣り上げたのち、今日一の引きである真鯛まで釣ってしまった。

 

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そして納竿が迫ったお昼過ぎ。組長の竿が大きくしなっている。

「キタキタキターーよっしゃああ!!」

ホントに元気な組長だけど、相手をしている魚も元気みたいでちょっと今までと違う感じ。

(ありゃ、ヒラマサかな?カンパチ?)

ということで巻いては出て、巻いては出て・・・まあこれで納竿だからゆっくり堪能していただく事に。

「サメかも!w」

「ああ、サメか!w」

と私と社長が言うくらい巻いては出て、巻いては出ていく。

「スレかサメかヒラマサかカンパチかも!w」

「これは記録更新かも!」

などと組長をあおるが、内心は・・・

(記録更新されたら悔しい・・・)

であったw

釣り人ってこんなもんよ、ねw


さて、バトルタイムも20分を超え、いよいよお魚とご対面!タモで入らない場合も考えてハンドギャフも準備。

さあどれだけでかいのが上がって来るんだあああ?

(えっと、ありゃ・・、ブリ?)

なんと私・・・おっといや、社長が釣ったブリの方が大きかったというオチではあったけど、こんなのが釣れたらそりゃハマるでしょう!

 

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(記録更新されんで良かったw)

「また連れて行ってください!ハマりました!」という組長とヨレヨレの杉Pさんはたっぷり50kg以上のお魚を持って帰って行った。

8キロクラスが5本

ヒラゴたくさん

鯛2匹

アラ㈱、ホウボウ・・・。

大漁でした!

 

「お前、あれ、私達まで本気で釣ってたらとんでもない量に

「ええ・・・ちょっと釣れすぎでしたでしょうね・・」


という事で私は今年はキャスティングでひたすら労働する事に決めました。楽天で竿買ったぜ。トップウオーターで遊ぶのだ。釣れなくてもいい、デカマサの夢さえあれば。

これ↓

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8フィートは長すぎたので次回はコレ買うwメモです。

●アブガルシア OCEANFIELD オーシャンフィールド オフショアキャスティング OFOS-78M

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軽自動車にはちょっと長すぎたです(笑)

ビビビ!!Settai号(接待号)の実力。

5/25(土)

この日は某金融機関の超お偉い方が乗船する事になった。ビジネスの世界ならば私ごとき平社員が一生掛かっても一緒に釣りに行けるようなレベルの方ではないので失礼のないようにお相手させていただく必要があるし、全く釣れずに盛り上がらない、お土産もない、という状況だけは避けなくてはならない。

つまり、基本的には私は道具の準備がメインとなり、基本的にお客様サポートカスタマーセンター。そして魚が釣れない状況ならばお土産確保で腕が折れるまでジギングするという事になる。

 

「おはようございます!すごい船ですねええ!!」

お客様の登場だ。

「おはようございます!ええ、なにをトチ狂ったかこんなバカでかい船を買っちゃっ・・」おっとっと。

「何が釣れるんですか!」

「海藻とか!根掛かりがメインで!うひゃっひゃ・・・」おっと。

相手は貫目が違う大物だったのをすっかり忘れていた。やばいやばい。

「コレはうちの息子です!」

「おはようございます!息子です!」

おお~!なんて好青年!

息子君も某超大手通信会社にお勤めらしく、浅黒く焼けたすっきりとした顔立ちに背格好、明るく元気で人柄も良く礼儀もわきまえている。そしてそんな釣り初心者の彼が奇跡を起こす事になるとはお天道様はいつも見ているってところだろうか。

「モテるやろ?いひひ」

「いやいや、そんな事は!」

「で、コレ(彼女)は?何人くらいいるの?w」

「いやいや、近々結婚も考えてまして!」

私のゲスな質問にも明るくさっぱりと返してくる好青年とバカな会話をしながらカスタマーセンターの私は3人分のリーダーを結び、ジグをセットしている間に社長が運転する接待号は水深が浅くて初心者でも釣りやすく、さらに魚影も濃い「水島」へ到着だ。

「えっとね、まずジグを落として」

竿を渡す。

「ええーーわかりません、やってみてください!」

竿を返される。

「ジグが底に着いたら糸がフワってなるやん?」

「そしたらなるべく早くジグを動かして・・・」

「こんな感じで」シュッシュッシュッ・・・・ガツ!

「ほいきた。」

「えええええええ~!!!wwwww」

「はいどうぞ。」にっこり

 

 

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魚が掛かった竿を息子君に渡し、魚とのやり取りを楽しんでもらい、軽くポンピングの仕方を教え、上がって来たのは50センチのヒラゴ。

「でけえええええ!!!」

いや、それは小さすぎて我々はアジゴと呼んでいるのだが、喜んでいただけて助かります。あざーっす。

しかしその後はサッパリ釣れずで、ただ、ジギングの筋もよい息子君に対して80gは軽すぎるかなって事で100gのロングジグにチェンジ。私が一番実績を挙げているなんかどっかの安いロングジグだ。

水深が浅い水島はちょい投げして底から斜めに長い距離を引っ張った方が釣れるのでそのようにアドバイスした1投目。

「うわー!キタ━(゚∀゚)━!!」

ビビビビ!ぎゅーーん、ビビビビ!

「ジグ変えてもらって・・・教えてもらった通りしたらすぐ来ましたーーー!」

なかなか息子君、人を持ちあげるのが上手ですね。感心感心。

(しかしビビビ・・?まさかね。ここは水島だし)

白島沖で一度釣れた事がある例の魚にそっくりなビビビ。いや、どーなんだろ?そんなに大きくはないみたいだけど・・・?

ビビビ!ビビビ!


(これはもしかして!)


(・・やっぱり!)

 


「マグロじゃねえかー!キタ━(゚∀゚)━!」

 

 

 

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とても小さいのだが、これも立派な本マグロの幼魚である。

「ヨコワだね!本マグロの幼魚だよ!」

「ええーーー!カツオじゃないんですよね!」

「うん!よくわからんけど多分マグロ!w」

「教えてもらった通りでした!」

ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ

「ルアーも変えたばっかりで!」

ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ

この息子君は本当に人を乗せるのが上手で、おかげでようやく釣る気になった私もジグを放ってちょいちょいとヒラゴを数匹釣り上げ、お土産もばっちり確保となる。

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Shachou号(接待号)はこうして無事に接待を成し遂げたのである。

あ、パパの方はアラカブとエソ、うちの社長は極小のアラカブを立て続けに3匹も釣るという、荒業を披露しておしまいとなった。

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パパは誰かが釣ったヒラゴとツーショット。


さあ来週もお客様の予約が入っている。頑張るぞ。

おわり

青物に呪われた令和元年

青物に縁がないのである。

 

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ウーロンも釣れた




青物が釣れないのである。

 

 

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3投目のトップでいきなり

いや、違う、ヒットはするのだ。ジグに食いつきはするのだが・・・

 

・・・とにかくバレるのだ。バレまくるのだ。


そう、社長が。


「針折れ」が2回もあったし、本当に青物に縁がないのだ。

 

「お前、それは釣れんやろーww」

 

「釣れるまで一生掛かるぞ~ww」

 

「100%釣れんな~w」

 

などと言われたダイビングペンシル(トップウオーター)の黒ネズミくん1号(無名メーカーで激安)にいきなりヒットしちゃうくらい釣れるのに。いや~参っちゃうな~私ってば、わっはっは。

 

 
「俺をウーロンと呼べ」

 

そんなわけわからない事を言い出すくらい青物に縁がないのである。

 


5/11(土)水島

写真はない。なぜなら・・・


写真はないが、「達人ウーロン」が良型のヒラスを掛けた。(まあ私からすればそんなに大きくはないのだが)ざっと70センチ前後のレギュラーサイズだ。

水島のヒラスは水深が浅いおかげか本当に元気がよく、大物と勘違いしての「釣れてがっかり」な事もよくあるが、達人ウーロンにしては「超大物」の部類に入るであろう待望の一匹がついに達人ウーロンのインチクにヒット!

 

私は見事に釣り上げた時に備えてカメラをスタンバイ!ぎぎぎぎぎぎーーーっとベイトリールから引き出される爽快なドラグ音は何度聞いても心地がよく、なかなか元気なヒラスで良いファイトをしている。これはとってもいい記念になるだろうし、朝から50センチくらいのヤズくらいしか釣れていない我々としてもテンションは上がるのだ。つまりウーロンとしても我々としても絶対に逃がせない一匹である。

「仕方ない、タモ入れてやるわw」

ようやく水面近くに姿を見せたヒラスは間違いなく今日一番の大物で、しっかりフッキングもしてあるようだが、心配ごとがひとつ。

「青物に呪われている」社長がタモをスタンバイしてまった事である。


もちろん私は写真を撮るためにスマホをスタンバイしているから私は無理。もちろんタモなしでのブリ上げは無理なサイズであるから社長のタモ入れテクニックに全てが掛かっているのだが、いかんせん今の社長は青物に縁がない。

いくら縁がないと言ってもタモ入れは別だ。と安易に考えていたが、社長が突っ込むタモに一度は収まり掛けたヒラスが「びょーーーーーん」と跳ねてポチャン。

 

痛恨のタモ入れ失敗!www

 

・・・インチクだけが、そのでかいタモに収まっていた。とてもシュールだった。

私とした事が絶好の写真を取り損ねてしまったのだ。


「ぎゃーはっはっは!キャッチせずリリース成功じゃん!」

「インチクが釣れた!さすがウーロン!wwwww」

「楽しめたし良かったやん」

「自然にやさしい達人ウーロンだ!」


などと心からウーロンとヒラスとの激闘を賞賛、つまり称えていたし、バラしてしまったウーロンは「バラしたならばネタにしろ」を信条とする社長や私の「餌食確定!」のお約束のコースが・・・

 

今回ばかりは少し状況が違った。


「あまり言うな・・・」


「・・・責任を、、感じている」


青物に縁がないとは言え、タモ入れにまで縁がないとなると・・・これはちょっと社長も重症の部類に入るがまるでこの界隈の青物の呪いを一手に引き受けてしまったかのような様相である。


待望の青物はいつの日か。土日連続で行っても青物は釣れず、釣れるのは立派なヒラメとか。

社長は私なら狂喜乱舞、自慢しまくるであろうデカいヒラメを2回連続で2匹も釣っている(笑)

 

 

つーかジグでヒラメの方が難しいんですけど。

 

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刺身にしたら5人でも食いきれなかった



これは間違いなく青物には縁がないんだなw

 

 

~後日談~

「あのタモ入れ失敗で青物の呪いはウーロンに移った!」

 

さすが社長。ウーロンを犠牲にして除霊に成功したようである。

 

さあ真実やいかに!?w


おしまい