北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

イケメン「青山テトラくん」登場

2018.5/10 長潮

全国のイケメンファンのみなさま。お待たせしました。
ただ、残念ながらイケメンに嫉妬するブサメン代表の私が所有するカメラ(スマホ)、持ち主に似たのか見事に写真データが残っていないという奇跡が起きる。確かに撮影したハズなのにたまになる現象。中国製スマホの中でも最先端をいくファーウエイの機種なのでiPhoneなどにも負けないスペックがあるハズなのだが撮影を連射したりすると残らない場合があるようだ。なので残念ながらイケメンの写真はあまりない。くっくっく・・・。

本名:ふるのテトラ

あだ名:青山テトラ

職業:某職業系アパレル店店長(東証一部上場:57394)

出身:若松区沖波止テトラポット先端1丁目

特技:テトラポット飛び(通勤片道1時間)

趣味:テトラポットスマイル


「おはようございます!」彼はとっても好青年な上、さわやかで憎たらしいくらいであるがとっても戦力である。このイケメン青山テトラくん、達人ウーロンやその他先輩(2名)と違い、まずFGノットが組めるのだ。それもかなりのスピードで。

 

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※揺れる船上でFGノットを組む青山テトラくん。もちろんオラも組めるぞおおお。


おそらく私より数分早い。FGノットの強度勝負をしてみたいものだけど、若さとスピードを兼ね備えたカモシカのようなFGノットはまばゆいばかりでうらやましく私の目に映る。スッポ抜けた時は「ざまあ!www」と言うのが私の立場ではあるが、おそらくそう簡単には抜けないだろう。おそるべしイケメン青山テトラくん。

釣りに対しても貪欲であり、休みはほぼ100%の確率でテトラを飛ぶツワモノ。若松沖波止のテトラポット群を片道1時間以上かけて歩いて先端でジグを投げてはボウズな上に疲れたカラダでテトラを飛びながら帰ってくる青山テトラくんも最近は山陰地方までテトラを飛びに行ってはボウズで帰って来るそうだ。


私も若松区沖波止テトラポット先端1丁目出身だからこそ彼のすごさがわかる。二日酔いの状態でいけば、ほぼ1日2回はテトラから落ちたり、竿を折ったりする危険性も伴うテトラジャンパー先輩として、今回は格の違いを見せねばならないが、先日釣ったデブなブリ(9.5kg)で満足してたから今回は色々試そうと思っていた。

さあ、ジギング開始

先日、deブリを釣った白島沖コ瀬付近。
「びゅおおおおおおいおおいおお!!!」」

風がヒドイ。とにかくヒドイよ。なんなんだ今年は。予報風速1~2で沖はコレかよまったくよ、頼むぜ天気予報さんよ!とか文句言いながら釣り開始。沖がヒドイのは仕方ないけど、ちょっと酷すぎじゃね?

そして釣れない、妙に釣れない。しかしながら「持ってる」私は違う。ロングジグの高速ワンピッチに疲れた私はロングジグをふわふわとまるでスロージギングのようなアクションで誘っていた。

「がつん!ぎゅううううううういいい!」

 

(ふっ・・)( ̄ー ̄)ニヤリ

 

余裕である。私、とっても余裕である。巨ブリの後だからさらに余裕であるし、まあわかんないけど80センチと言ったところだろうか。よく走るけど、まあだいたい余裕である。

(ふわ・・・)

「うぐわ!バレた!」

「うひゃひゃ、このへたくそーーー!!ww」
社長から真心こもった有難いお言葉をいただき、身も心も引き締まる所存です!油断、慢心、戯言、社長、まだベラとエソしか釣ってないっすよ、うひゃひゃ、それ2文字の魚だ!ベムベラベロ~wwとか言ってたら「お前、ボーナスカット」という伝家の宝刀を抜いた社長はベラもエソも釣っていません。ええ、釣っていませんとも!早くでっかい何かを釣って下さい!社長!この際、青山テトラくんでもいいからベラとエソの記憶を船上から消しておくれえええええ!
などと軽く取り乱した青物ヒット以降、青山テトラくんが手のひらサイズの真鯛を釣っただけ。これじゃベラとエソの記憶は消えない。ちっ、使えないヤツめ。

 

~数時間経過後・水島へ移動~

高い波。吹き付ける強風。でも我々は負けない。なぜならばそう、「社長がまだ何も釣っていない」からだ。
「水島行くかあ」少しでもコンディションが良さそうな水島行きを社長が示唆。「去年のこの時期はブリがバカ釣れでしたねえ」「よし、行こう」という事で水島へ。

水しぶきを浴びながら水島へ行くと白島より風が弱い感じがするぞ?水島は水深が比較的浅いから私は「黒ネズミくん1号」を試す事が多い。もちろんこの日も「黒ネズミくん1号」を強風に乗せて遠投だ。

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※一回も釣った事ないのにボロボロだ。


ちなみにここまでイケメン青山テトラくんのいいところはほとんどない、根掛かりで切れた社長のラインをFGノットでさっさと組むこと以外は。

黒ネズミくん1号を投げる。動かし方がよくわからない。でも投げる。チョコチョコ動かす。「ドッグウオーク」が一番やりやすい私はひたすら水面をチョコチョコバシャバシャと逃げ惑う小魚を演じるつもりで黒ネズミくん1号を動かして行く。
(魚、このルアーに興味持ってくれてんのかなあ・・・)
それが知りたい一心で投げるのだけど、まったく自信なし。でもある時、一瞬水面が揺れた気がした。
「???」
チョコチョコと回収すると、青、黄、茶色の1m前後の物体が5本くらい追いかけて来てるじゃないか!
ブリ(青)、ヒラマサ(黄)、カンパチ?(茶)どうやら水面下では青物大運動会が繰り広げられていた模様。

 

「青物、いまあああああす!」

 みんなにスイッチが入る。とりわけ疲れ気味だった社長の動きが俊敏になった!

「私が寄せますから社長!釣ってくださあああwwわっはっは」

 黒ネズミくん1号を投げて巻き寄せれば、青、黄、茶色の1m前後の集団が大運動会だ。時折、ブルーでキレイな青い魚群も追いかけてくるがおそらく70~80センチのハマチだろう。

「来たぞ」

そうこうしてると社長にヒット!本当に水島と相性が良い社長はたいがい水島で外す事がないほどよく当たる。残念ながらコイツはバレてしまったが、そののち、即釣り上げに成功、90センチ弱の丸々太ったブリちゃんです。

「写真撮っていいすか」

「ヤダ」

「本日最初の記念すべき1匹目じゃないですか!w」

「ヤダ」

最近の社長はなかなか警戒心が強い。私になんて書かれるかわからないからだと思うけど、それはちょっと違うってもんですよ社長!エソとかベラの記憶なんてとっくにありませんってば!という事で撮影NGである。写真のない釣りブログはつまんないよね。なのでイケメン青山テトラくん、頑張っておくれ!

 青山テトラくん、色々と試しているみたいでこの船にはあまりなじみのない、スロージギングをやっていた。

「来ましたああああ!」

 私はカメラをスイッチオン。青山テトラくんの竿がうなっている。なかなか良いサイズかも?ただ水島は水深が浅いのでとにかく魚が元気なのだ。60センチくらいのヒラスでも80センチ前後のブリの引きを楽しめる水島だ。釣り上げてビックリ、めちゃくちゃ小さいじゃん!っていうパターンも良くある(笑)

それでも無事に釣り上げて、90センチ弱くらいかな?良いサイズのブリでした。

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そして私は動画は撮ったけど、写真を撮っていない事に気付き、動画から写真を切り取る作業も面倒なので写真なし。とりあえず社長と同サイズくらいのブリを釣り上げて良かった良かったね。

 

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※イケメン+笑顔=にくたらしい事この上なし

 

え、私?ボウズですがなにか?

いいのです。黒ネズミくん1号の可能性が見えただけで満足。絶対に今年はこいつで1匹以上、釣ってやるうう。

そして青山テトラくんの写真は「私が撮影した動画からスクショで切り取ったものだ。あ~めんどくさかった!

今度はちゃんと撮ろうっと。

 

おわり

・・・そして翌週の5/15(火曜)、奇跡が起きるのである。