北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

やったやった人生初トップ魚ーたー

5/26(土曜)水島

朝から水島はお祭り騒ぎ。たくさんの小魚ベイトが沸いていたのでこれはもしかして?と思っていたら。

「来たぞ」
「あ、来た」
「こっちも」

社長、イカゲソ先輩、ピラニア先輩のジギングチームは50センチ前後のヒラゴ、イナダをバタバタと釣り上げている。釣り上げたそいつらがバタバタと船上で暴れて大騒ぎでもうテンヤワンヤ。

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同じサイズでもやはりヒラゴ(ヒラマサの幼魚)の引きが強く、イナダ(ブリの幼魚)よりも期待は高まるが、結局全部同じサイズ。

社長は早々に飽きちゃってインチクスタート。なんて贅沢なんだ(笑)と思ったら良型のアコウが連発。いったいなんなんだ今日は。

 

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※釣ったのは社長。自慢しているのはピラニア先輩です。

「小さい、素揚げサイズのアラカブが釣りたい」などと言ってるくせにインチクでも青物を数本上げてしまい、本当に贅沢な一日である。

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5本、10本とイナダ・ヒラゴが上がっていく中でそろそろサイズアップが欲しいところ。

しかしそこはさすがイカゲソ先輩。均衡を破ったのはこの一発。明らかに他の魚と違う格別の引きだった。

「おお!なんかデカい!!」


全員の期待を背負ってあげたそいつは・・・

 


やっぱりヒラゴ(小)。

 


しっぽに掛かっていた。

 

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よく引くワケだ。
タモなんぞ不要、ブリ上げである。

 

「青物禁止な~(笑)」


と社長命令が下るほど、本当に贅沢な活性である。

こんな「美輪明宏くん」「赤身くん」でも釣れてしまうのだから本当に誰でも釣れるのだろう。

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※のち、リングではなく、スナップ仕様で釣っていたイカゲソ先輩はこの2本とも「奇跡のスナップくぐり」の洗礼を受け、無くしてしまう。

※スナップくぐりとは、スナップが外れていないのにもかかわらず、ジグだけ知恵の輪をくぐり抜けたようにジグのみが忽然と無くなってしまう痛恨の一撃である。もう一度言おう。「スナップのリングが外れていないのに」ジグだけ無くなり、アシストフックのみが残る奇跡の一撃がなんと2回も。ちなみにイカゲソ先輩が夜なべして作った(キラキラテープを巻いただけ)の自作ジグである。あまりに笑ったのでスナップくぐりと名付けました。あ~おもしろかった!(笑)

 

さて、そんなバタバタ釣れている中でもあってはならないミスは起こるもの、殺伐とした空気が流れた事も記録しておこう。

 

「このヘタクソ!」

 

ラニア先輩の怒号が聞こえる。実は絶好調だったのは社長とイカゲソ先輩で、ピラニア先輩はまだ1本だった。ようやく待望の2本目が掛かり、良かれと思ったイカゲソ先輩がタモ入れ開始。


(あ、早い)

 


ぷち

 

まだ水面に魚が浮かんでいないのに、調子に乗ったイカゲソ先輩はまるで金魚すくいのようにタモを突っ込み、案の定、ラインぷち。

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ボー然とするピラニア先輩。
(リーダー掴んでブリ上げが早いのだが)

我に返ったピラニア先輩が叫んだのだ。「このヘタクソ!」
そうだよ、殺るか殺られるか、食うか食われるか、忘れていたよ。ここは戦場なのだ。この際、どっちかヤラれたらよかったのに。あ~おもしろかった(笑)


さて、私はトップで釣る事に執着していたのでここまでマジでボウズ。そして一匹も釣れてもいないのに益々ぼろくなる黒ネズミくん1号。

 

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「それで釣ったの見た事ないぞ~」

「社長!私も見た事ないです!」

「釣れんのによ~やるのお~ww」

「ヒラメ釣って見せますから!ww」


・・・くそう、完全にバカにされているど。こうなりゃ意地でも釣ってやるど。でも本当に釣れるんやろか。ジギングしよっかな・・・疑心暗鬼、誘惑と戦いながらバカにされながらもひたすら投げ続ける。信じれるものは、そう、私と黒ネズミくん1号のみ。

そうこうしているうちに時合が止まり、一気にジギングチームも釣れなくなる。それでも投げる、投げる、投げる・・・。

 

・・・・ゆらっ!


「ん~???」


バシャ!海面隆起!!!!


「うぐわ!」


ぼご!海面隆起!

「のごわ!」

 

ばしゃ!海面バシャ!

「ぐわあ!わはははは!」


「全くノラねえええええ!wwwwwww」

「けど楽しいいいいいい!!!」

 

一気にトップウオーターにバイトが集中し始めたけど、乗らない、載せない、ノリたくないと言わんばかりにフッキングなし。
いや~これ、本当に難しい。ジギングみたいに「向こう合わせ」なんかないし、どうやら魚のサイズもけっこう小さいみたいだし、水面を踊るハリがお口に入るなんてかなりの確率じゃね?とか思いながらひたすら投げるとようやくフッキング。ジギングと違って水面を輝きながら走る青物は本当にキレイで横っ走りがとっても楽しい。


ヒラゴをゲット。

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黒ネズミくん1号と比べたら小さすぎだぜ。わははは。
その後、もう1匹ヒラゴ、バラしたヤツもヒラゴ、どうやらイナダ(ブリ)はトップに来ないのかなあ?

20くらいバイト、3フッキング、1バラシ。都合2匹ゲット。つまり…ラニア先輩より多く釣っている(笑)


いやはや、なかなか楽しかった。冷静に考えたらブラックバスもワームでしか釣った事なかったし、冷静に考えたら人生初のトップウオーターでのゲットはこのヒラゴだ。
記念すべき写真をイカゲソ先輩に撮ってもらったけど、撮ったと見せかけて撮っていないという嫌がらせを受けたので、漁港についてから撮影しました。

 

そして関門の小倉マリーナ付近に戻って今日一の引き、エイを釣っておしまい。これはジグです。

 

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ラニア先輩がなかなか良サイズのマゴチを釣ったのだけど、「腕がいいから」と自慢してたので写真なし(笑)

さて、梅雨に突入だあ。

おわり