北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

トリックアートの世界(in水島)

6/9(土)水島

トリックアート(写真)と言えば、遠近法を使った写真が有名ですね。

 

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いきなり何を上品な事を言い出したんだこのおっさんはと思ったかもしれないけど、トリックアートというか心霊写真?が意図せず撮れてしまった話なので軽くそんな話題に触れてみた。ジャブですジャブ。その写真は後半に公開します。

 

さて今回の釣行メンバーは3人。社長は鮮魚事業部中国支部メンバーの結婚式出席で不在だし、いつものピラニア先輩とかイカゲソ先輩とかは最近あまりおもしろいネタを提供してくれないのでこの際、メンバーを変えてみた。

私に選抜された名誉な奴らは二人。当社の今後をきっと背負うであろう、若い二人だ。


両者ともほとんど初心者である。従ってジギングの準備もすべて私が行うが、果たしてこの時期の水島なら誰でも釣れるのか、そして以前から気になっていたあるデータ取りも兼ねていた。


選抜メンバーはこの二人。

「デンカ」

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既に寝ている。初心者というより、厳密に言うと何度もこの船に乗っているのだが、そのほとんどを寝て過ごすので初心者みたいなものだ。

 

「ガンメン」

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この顔面力、破壊力抜群で私はすでにこのガンメンの虜だ。カメラを向けるとそのガンメンが愛らしくおもしろい。つまり被写体として最高なだけである。そして肝心の釣り経験は「アジ釣った事あります!」との事だが1回だけらしい。

 

こんな「太陽にほえろ」世代にはたまらないあだ名を付けられた頼りない二人を携え、いざ白島へ。

 


予報ではベタ凪の予想、関門を超えるまでほとんど波もなかったのに現場へ着くと段々と風が強くなり、次第に高くなるウネリ。あちゃ~、こりゃ厳しいかな?と思いながらジギングスタート。

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残念ながらヤズ(ブリの子)は入っていないようだし、ベイトも目視できない。ただけっこうな数の水鳥が上空を舞っていたのでベイトはいるのだろう。
数釣りができる時はヤズ8割、ヒラゴ2割って感じなので、今日はヒラゴのみの釣りかな?いるのかな?そしてこの風とウネリか・・・。
とか思いながら釣り始める。初心者の二人にある程度のレクチャーを施し、バトル開始。この二人、年齢も一緒で中学時代からの友人同士でもある。


ふぁいっ!カーン!

 

「今日は勝ちますから!」

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おーーーっと、ガンメン、やる気満々だああ!そしてどうやらなかなか筋もいいぞお!?だんだんジギングの動きになってきたああああ!

 

いっぽうデンカ!すでに眠たそうだあああ!?「船で寝るのは気持ちいいですから」おおーーーっと!これはすでに寝る気なのかあ?どんどん動きが鈍くなっていくぞおおおお??寝るのか?またしても釣らずに寝てしまうのか!?

 

 

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おやすみなう。

 

そんな死闘が繰り広げられる中、オープニングヒットはもちろん私。へっへっへ。あれ、即バレ。アレ?

続いてごそごそ起き出した居眠りデンカ。お、引いてるぞー!あ、バレた。アレ?

続いてガンメン。お、船まで寄せたぞ、せめて魚影を見せろ、あ、バレた。

とりあえずオープニングはこんな感じで快音響かず全員ファール。

その後、私、60センチくらいのヒラゴをヒット。手前まで寄せて目視で確認。ほんと小さいクセによく引くわーって楽しんでたら、あ、バレた。

※実はジギングの竿とロッドが足りず、私の道具をガンメンくんに貸していて、社長の道具をデンカに、私は船にあったテンヤ用の竿で頑張っていた。ホントに疲れるね。竿がやわらかいとジギングはとっても大変。と言い訳してみる。

 

待望の一匹目はこの人だった!

 

「これは魚と思うんですけど~」

 

ガンメンくんが再度、青物らしきアタリ。そして船底に潜られたり色々と楽しみながらハラハラしながら船上に上げる事に成功。ついに初心者のガンメンくんがお魚ゲット、歓喜の瞬間を迎える。

良かった良かった。小さいとは言えキレイなヒラゴだ。ひとしきり喜んだところで・・・

 

ハイチーズ。

 

私もほっと胸を撫でおろした瞬間だ。せっかく来たんだから絶対に釣ってもらいたかったからね。

そう、ただ問題はこれから。つまり何が問題かと言うと、その時の写真が問題なのだ。今私は心霊写真とか信じないし、そんな類なものに出会った事はなければ、トリックアート的な趣味もない。できれば魚を大きく写して自慢したい、それくらいの心理が働く程度なのだが。


さて、問題の写真がコレだ。

 

 

 

 

 

 

 

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さかな、ちっちゃくない?(笑)

50センチくらいのヒラゴなど、この顔面力に掛かればアジも同然。いや、ほんとにちっちゃくね?(笑)
実際、50センチ超えてたんだけど、ホントにちょっと大きめなアジくらいには見える。まさにガンメン×遠近法が生んだこの世の奇跡。

 

ほとんど同サイズで私が釣ったのと比べてみてもこんな違いが(笑)

 

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魚を前に出してドーン。これで1.3倍以上は可能です。え?私の方が詐欺だって?ええ?えええ?(笑)

 

この後、ガンメン君は同じサイズのヒラゴを1枚追加し、ヒラゴ2本、アコウもゲット。バラした数も入れたら今日一番楽しんだオトコとなった。

 

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一番大きいの私(笑)

 

一方、デンカは完全に沈没。早起きと揺れる船と暑さと立ちっぱなしと歩いたり勉強したり本を読んだりするのは本当に苦手です(笑)

 

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気になるデータ

さて、私も1匹釣ったけどアタリの回数の割にはフッキングが少ない・・・?って感じだし、ちっちゃくて頭振りながらよく走るからバレやすいとは言え2回もバラしてしまった。

検証できたのはアシストフックが2本か1本か、どっちも変わらんやろーとか思っていたけど、明らかにガンメン君(2本針の私のタックル)が良かったね。

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初心者のガンメン君とデンカは「どうせ根掛かりばっかりするやろー」とか思ってシングルフックにしていた。その代わり、サバ皮付きの吸い込みがいいとされる高級アシストフックだ。初心者にはシングルフックの方がラインやジグへの絡みも少ないし、扱いやすいだろうという判断もあったのだけど、結果的に私のタックルの2本針で釣っていたガンメン君に軍配が上がり、シングルフックの私とデンカはイマイチな結果だったという事だ。

(デンカはほとんど寝ていたので実際は私vsガンメンくんだった)
何度もゴン!って当たるのにフッキングしなかったもんなあ、こんな差が出るんだね。いいデータが取れました(笑)

おわり