北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

台風ダービー開催(関門のヒットパターン)

2019.09/07

某金融機関の組長さんと行く予定の日は確率50%で台風にぶち当たっている。マジで台風男はご遠慮願いたいw

 

しかし毎回ギリギリ台風が逸れるので直撃はしない。「関門ならなんとか」レベルで釣りは決行するのもいつものこと。

しかしながらあまりの暴風で税関前まで行く事すら萎えてしまった我々は港から3分の小倉マリーナ前で頑張ることに。当たり前でしょ、逸れたとは言え台風通過中NOWだぜw

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九州のお隣を通過なう

いつもの杉Pさんは今回欠席。変わりに北海道出身の「どさん子課長」さんがやって来た。

どさん子課長さんは初心者でこんな暴風の中でまともにできるワケがないと思っていたが、とても器用なのだろう、暴風の中であっさり杉Pさんを超えるほどの手返しを習得してしまった。

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杉Pさんを抜き去る課長。さすが上司!w

 

とは言え、頭がおかCことには変わりなく、こんな暴風で海に出てるのはさすがに我々くらい。組長、台風の時くらい休みましょうぜ。相変わらず関門は波が立たないからすごいけど。


突然ですが今回、関門でおもしろいデータが取れたので記録しておく事に。

 

【大予想】
一番釣れたのはどれ?ダービー。


①組長→活きエビのテンヤ

②どさん子課長→青ケブ爆弾

③社長→タイラバ

④私→ジギング

上記の中で圧倒的な釣果を上げたのはどれでしょう?ターゲットは鯛からエソまでなんでも良いって事で。


①「本命」組長の活きエビテンヤ。
そう・・・泣く子も黙る必殺「活きエビ」である。潤沢な資金がなせるワザ。金にモノを言わせ、「関門の鯛は全部釣る」と豪語する組長。鯛、ヒラメ、青物まで全てに通用するこれ以上ない今日の圧倒的単勝1倍のセットであるが果たしてテンヤ初心者の組長がこの暴風で底が取れるのかが見どころである。

 

②「対抗」どさん子課長の青ケブ爆弾。
5号針に青ケブ(中)を3~5本掛けるこれまた贅沢仕掛け。仕掛けも簡単で餌持ちも良く、初心者の女性でも大型の鯛をゲットできる我々の中では一番実績があるセット。私も大鯛を数知れず上げており、青ケブながら侮れない。

 

③「穴」社長のタイラバ。
今年はなぜか?関門でタイラバの調子が良いが活きエビ・青ケブのリアルエサに敵うハズがないと普通に思っている。タイラバだからエサの付け替えが不要で水中の滞在時間が長いのと、ぶっちゃけめんどくさくないのが最大のメリット。ただ巻きでいいし「楽して釣る」が信条の社長にはベストマッチ。滞在時間の長さと楽ちんな方法で活きエビ・青ケブに勝てるのかが見物だ。

 

④「大穴」私のジギング。
「お前、それ釣れんやろ」と朝から言われるジギング。釣れないのはわかっている。ええ、わかっているのですよ。「負け戦こそおもしろい!!」と花の慶次も言ってたじゃないですか。とかなんとか言いながら関門ではエサ釣りをやらないと決めた私は意固地になってジギングを繰り返している。大丈夫、いつか大物が釣れてくれるさ。もっぱらヒラメとネリゴとサワラに焦点を合わせた。ネリゴ、そろそろ釣れんかなあ・・・。

※夏から左巻きに強制しているのでその練習も兼ねているのです。ハイ。

 

実釣開始!

開始早々、組長にテンヤの見本を見せていた社長が1発で30センチくらいの鯛を釣る。「活きエビはすごいのう」とか言いながら。

釣れないわけはない。さすが活きエビ、抜群の反応である。組長も次から次に鯛を釣るし、40センチを超えるチヌまで釣り上げた。
圧倒的パワーでスタートから引き離しにかかる活きエビ。

 

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なかなかデカチヌだった!

しかしこの風である。びゅおおおおおお!である。頭おかC状態で釣りをしているし、小鯛やらフグやらの猛攻を食らう活きエビで底を取るのも難しい。

そんな中で状況が変わったのは③番、社長のタイラバである。鯛、ヒラメ、鯛、エソ、エソ、エソ、フグ、鯛、鯛、・・・。圧倒的にタイラバに食い気が移った関門の魚たち。

それにしてもおかしい。実績が高い青ケブで釣れない。とりあえず1匹釣ってもらいたい私は課長さんのフォローにまわり、私のどうせ釣れないジギングはその後である。どうせ釣れないし。ええ、釣れませんから。

そして少しずつアタリが理解でき始めたどさん子課長さんがようや25センチくらいの真鯛を釣り上げ、一安心。しかしながらこのレースでは明らかに青ケブは分が悪いようだ。

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強風で鯛がクルクル回るので写真も大変

その後も社長のタイラバが次から次に鯛を釣り上げる。なんだ、コレ。レース中盤「関門の鯛を全部釣り上げる」と豪語する組長もタイラバに変更し、活きエビはここでまさかの戦線離脱。つまり大本命の活きエビがタイラバに敗れたのだ。

それでも青ケブとジギングの我々は頑張るがあ、まあジギングは別にいいとして、青ケブも超イマイチ。

ここでどさん子課長さんもタイラバに変更し、タイラバ3人体制である。青ケブも脱落!

しかしこれまた同じタイラバでもカラーが勝敗を分けたようで、黄色っぽいカラーが今年は爆釣の模様。この前から黄色が強いんだよな。そんなのなんでもいいって思ってたのに。

 

一方・・・私はエソとフグを釣るもそれ以外はノーヒット。「お前、飽きたろー」と言われてもずっとジグを投げ続ける。左巻きに強制しているのであちこち体も痛い。慣れない動作をずっと繰り返しているのだからさらにツライのだ。

 

その時・・・ふわっと魚がジグに触れた感触。

(お!じゃれた!)

グッグッグッグッグッ・・

(こいこいこいこいこい・・・・)

 

「ゴンン!じじじじじじ!」

 

きたあああああ!


図太い引き。この重さはサワラ否定。走る、走る、ヒラメ否定!キタか来たのかついにネリゴちゃああああああん!

あと少し、あと少しで姿が見える!左巻きに強制中の私はギクシャクするんじゃあああでもなんとかなりそううううううう!あとちょっとおおおお!


ふわ


あ。

 


「ぎゃあああ!」

 

叫んだのは私ではなく、組長である(笑)お魚を持って帰りたかったらしい。

 

しかし叫びたいのはこっちだ。なぜなら左巻きに変えてからと言うもの小物とは言え、バラしまくっているし、ジグロストも増えて来た。高速巻きが遅いのだ。微妙なところでテンションが緩くなってる気がする。でも頑張るのだ(泣)

「おいヘタクソ、サワラか?」

「いや、図太い引きだしネリゴかなあって」

「そうか!」

と言った社長がすでにジグを付けてジギングしている!w

(すげー。相変わらずはええな社長ってwww)


(うん?・・・アレ?)

よーく見たらアシストフックが切れていて、針ごとロスト、リーダーもボロボロだった。

(あ、コレって)

最初にじゃれた時にリーダーがボロボロにされたとすれば。


「社長~、たぶんサワラっす、スンマセン」

「なあにいい!?サワラならいらん!せっかくジグに変えたのに!」

「ぎゃあああ!サワラ!?サワラ!ムニエルめっちゃうまかったっすよ!」

社長と組長でこの反応の違いである。けっこう大きかったのかなあ。よく引いた。

※組長は前回私が釣ったサワラを持って帰ってムニエルにして食ったらしいです。


その後、タイラバで組長が鯛を掛けてはバラし、掛けてはバラし、掛けてはバラす漫才のような釣りを披露していただき終了となる。

あ、そういやダービーだったw


えっと、ダービーを制したのは「③番、タイラバ(黄色系)」に決定です!

今年の関門はタイラバ(黄色系)で間違いない!

知らんケド。

おわり