北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

ちっこいブリしか釣れんのじゃ

2019.09.14

 

左巻きに強制中である。

とにかく右巻きが恋しいのだ。

それはかーちゃんに𠮟られながら、泣きじゃくりながらもできなかったアレと同じなのか。

(あれ!僕チン、出来てるんじゃね?)

(キタコレ!)

と言わんばかりに突然「お箸」が使えるようになった幼少期を思い出す。

そんな感じでその日は突然やってくるのか、それとも来ないのか・・・。大丈夫、私はデキるヤツのハズだ。お箸も苦労したし、基本的に不器用なのだけど。


「繊細なロッドワークは利き手(右)で!」

→いや、私のジギングは気合でしゃくるだけだし!

 

「右手の方が魚をさばきやすい!」

→瞬時に反応でけん!また船下に潜られたやんけ!

 

「投げた後に竿を持ち変えなくていい!」

→いや、ジギング、落とすだけだし!

 

「プロとかはだいたい左巻き!」

→私はプロじゃねえ!サラリーマンだ!

 

「すぐ慣れる!」

→慣れないんじゃああああああああ!

 

「青物とかパワー勝負だと『右巻き』を好むプロもいる!」

→パワー不要の小ブリしか釣れんのじゃあああああ!


・・・あ、え?ナニ?青物なら「右巻き」を好むプロも・・・?


*.。゚+(o'∀'o)+.。* ・+゚'(ノ。´∀`)ノ ゚+.(っ´∀`)っパアアア

 

ほほう、なるほど。そういう風に考えれば無理に強制する必要もないのだけど、なんかこのまま辞めるのもシャクなのでこの際、突然お箸が持てるようになったあの日の記憶を辿って頑張ってみようと思うが、正直、こんなにつらいなら始めなきゃ良かったと後悔もしている。

※まだ高速で巻けないので何度も糸フケを作ってバラしたり、船底に潜られてブレイクしたりしまくっているのだ。マジでお魚さんゴメン。

城島健司左巻き強制した際に何個もリールを壊したってどっか誰かが言っていた。そういや。

さて、大物が掛からないうちになんとしてでも慣れてしまいたいのだが、なかなか慣れない上、ベラやエソが掛かった日は最悪だし、利き腕の右手で支える竿がとても妙に重く感じるんだよなあ・・・。


さて。

社長、私、ザリガニ後輩の3人で白島へレッツゴー。先日、ダイソージグでハマチ・ヒラゴ・鯛が釣れた社長は朝からダイソージグでやる気満々であったが、あまりの強風で底が取れない事態が続くw

「コレ、全然ダメやんか」

「今日は無理でしょこの風じゃw」

さすがにびょおおおおお!で流されまくる状態じゃ無理だったようでダイソージグ(40g)は諦めたが、60gのちっちゃいアラカブしか釣れた事がないジグをセット。

しかしコレが当たり!いきなりヤズ・鯛・エソ・エソ・アコウ・アコウ・エソとしゃくりを入れる事もない「タダ巻き」で「楽して釣る」信条の社長にはピッタリの方法で釣りまくる。エソは余計だけども。

 

一方私。
100gのロングジグしか使わない私はエソ1匹を皮切りに青物が連発する。ヒラゴとヤズが交互に掛かる。しかも最初の1匹以降はエソなし。素晴らしい!

「やっぱりロングじゃないすかあ?w」

「うん、でもラクして釣る」

と言う社長はその後ピッタリとアタリが止まる。ホントにわからんなあ、釣りって。

 

一方、ザリガニ後輩。

「やっちゃるよ」

「いや、リーダーは自分で結ぶっす!」

揺れる船上でYouTube動画とにらめっこ。


・・・・・・・・・・・・


「あれ?ザリガニは?」

「まだリーダー結んでるんじゃないすかね?」

「・・・アイツ、寝とる」

お約束の船酔い(笑)

ザリガニ後輩は仕掛け作りで小一時間を費やした結果、船の先端で人知れずダウンしていた。

「あいつ、何しに来たん?」

「ヒモ結びに来たんじゃないっすかね?w」

こんなとこで終われないザリガニ後輩はエロエロエロエロ~とリバースを繰り返して復活。若いっていいね。酔った時はリバースに限る。うん。

さて、釣れないハズはないジグでやってはいるが、さっぱり釣れない。

社長のてほどきを受け、納竿間近になんとかエソ以外の魚をゲット。

 

 

 

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撒き餌(リバース)効果。


 

 

 

あれ、この写真、よく見たら、手前ピン、奥ボケでイイ感じやん。いつのまにこんな設定に!


どうでもいいや、さていよいよ秋のシーズン。なんとか今年中にカンパチ(大)を釣り上げたい!

おわり