北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

蓋井島(ふたおいじま)北東部の沖で散々粘るも全く釣れない。なんじゃこりゃあああ。というメモ。

2019.10.26
中潮

本日のゲストは某金融機関にお勤めの「組長」と「杉Pさん」である。
もはや常連と化したこのお二人だが、いつもすごい確率で台風にぶち当たっていたので久々の晴れ模様である。

 

過去の写真からこの二人

 組長↓

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杉Pさん↓

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社長と私の4人で「蓋井島の北東部」に向かう。
午後から風が出る予定だったので午前中勝負、この予報と雰囲気は「波が出る」予感。きっと我々を高波が襲う事になるだろう・・・。

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「今日は何本釣るかー?w」

「エソ抜きで(ブリ)三本イキマス!」


社長の問い掛けに杉Pさんが答える。

(余裕でしょw)

と誰もが疑わない蓋井島北東部。最近とても調子が良い(らしい)上、午後から風も出る事から島影に隠れる事だってできる。

実は私は蓋井島にいい思い出がない。だって過去はサワラくらいしか釣れた事がなかったし。でもなんだか最近は確かに釣れてる気がする。
(オモックでは撃沈したけど)

蓋井島に到着、準備を開始する。社長はさっさとせっとしてさっさとシャクっている。毎度ながら本当に早いw

えっと組長。

「あ、糸がリールにからまっ」風にあおられてぐちゃあ

えっと杉Pさん。

「・・針?針?」針ってどうやって

OK、全部私に任せてください。私の出番です。お客様に快適に魚釣りをしていただくために私がいるようなものなのです。私はいつでも行けるからいいのです。

FGノットで組長のリーダーを組みなおし、杉Pさんのジグにフックを掛けてスタンバイ完了。冷静に考えたらプライヤーないとダブルリングはきついし、FGノットだって、ねえ。

さあ釣って下さいよおおおお^^

「釣れんぞ~」

「社長、まだ10分」

「ホントか?」

というお約束の会話はいつも通りなのだが、なんとこのまま時間のみが過ぎていく。

社長もめずらしく休憩もせずにやっている。私も本気モードでやっている。組長も杉Pさんも頑張っている。

・・・強風と高波にもまれながら。

(いきなり風つよっ!w)

船の前方は波の影響を受けやすいため、カラダがフワっ、おっとっととなるくらいの前後左右の波に揺られ続ける上、頻繁にシーアンカーを回収する重労働もセットで付いてくる。

「釣れん!移動~」

「ハイ!」

えっさほいさえっさほいさとシーアンカーを引っ張り上げる。そう、激しく揺れる船の上で。

しかし私には絶対の秘策があった。

私の最近のマイブームはスクワットと縄跳びである。つまり、私は会社にいる時ですら、タバコ休憩をする時ですら、家に帰ってからでも、つまりいかなる時でも足腰の鍛錬は欠かしていない。全ては揺れる船の上で釣りをするため、シーアンカーを回収するための、鮮魚事業部として最低限必要な足腰を自発的に鍛えているのだ。

そのおかげか、マジでカラダに芯が入った感じがしてきた。子供たちに引っ張りまわされる日曜日でも「足が棒になったあああああ」っていう状況が減って来たのだ。(まだ1回遊んだだけだけどネ)もちろんスクワットも風呂の時に10回くらいしかしてないのだけど。

そんな準備万端の私に対して、やはり慣れない杉Pさんは辛かったでしょう・・・。「若い」という理由だけで船の先端に配置された杉Pさんの顔色がだんだんと悪くなっていった。

「無理しないでいいですよお」

「いや、釣ります!」

杉Pさん、頑張れ!いやはや、すごい営業マンだ。社長に宣言した根拠なき「三本」を達成する為にも果敢に荒波にもまれていくw

そんな中、社長に待望のヒット!カナトフグ!インチクに変更した社長にヒット!イトヨリダイ!ついでにヒット!・・なかなかのサイズのエソ!(笑)


(ナンダコレ・・・?)


私も必死にやっているが、ひたすらアタリがない。根魚どころかエソすら絡んで来ない。根掛かりが多発するところも果敢にジグを放り投げているというのに!

びゅおおおおお!

ざっばーーーん!

私、がんばる。だってスクワットと縄跳びしてるし。


「あ、あ、、も、ダメっす」


杉Pさんダウ―――――――ン!

この環境下でよく頑張りました!これだけの波でむしろ酔わない方が珍しいっすからね。

 

しかし、私だってアタリすら・・・ガン!ぎゅううーー!


なんかきたあああ(><)

ようやく魚!SAKANA!でも小さい。小気味よく走るけどヒラゴ・ヤズ系よりズーンと来る感じ。

(なんだろ?もしかして)

 

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自撮りで必死(笑)

やったやった、めちゃくちゃ小さいけどネリゴちゃんだー。ヤズやらヒラスやらに比べたらあまり釣れないから超うれしい。コネリゴだな!

しかし・・・カンパチサイズは2年以上釣ってないぞ!

 

「あぁぁあぁああぁaaa・・・」

「ど、どうしました!?」

「ぼ、ぼ、帽子・・・」

強風に煽られて飛んでしまった杉Pさんの帽子。

「エンジン始動~!要救助者かくにーーーんw」

「14時方向~!」

ということで杉Pさんの帽子を収納し、納竿となりました。

組長ボウズ!
杉Pさんボウズ!
社長はイトヨリダイとカナトフグ!(とエソ)
私、コネリゴ!(とエソ)

大人4人で高波にもまれながらシャクリ倒してもホントにサッパリだった。いや、これだから自然が相手の釣りって面白いのかもしれない。

えっと、そして杉Pさんの帽子をタモ入れしたのはこれで2度目であるw

よく飛ぶなあ、杉Pさんの帽子・・・。(笑)

ということで写真を撮るほど釣れなかったのと波が高くてその気にならなかったので写真はありません。

とか言いながら私もマジで船から転落しそうになりました。激しく手すりに激突、鉄棒の前回り状態であとほんの少しだけでも前荷重になったら・・・ほんのちょっと、チョコンとでも押されたりしたら・・・・。

「押すなよ、押すなよ、絶対、押すナどぼーん」

でした。気を付けようネ。

おしまひ