目標:ぶりしゃぶと鯛茶漬け(写真なそ)
2020.02.某日
明確な目標設定であった。
「ぶりしゃぶと鯛茶漬けが食べたい」という要望が役員から上がる。
つまりブリ及び鯛を釣ってこいと。
「狙って鯛釣るのは難しいっすよね・・・」
「インチクかタイラバかのう」
プレッシャーを受ける私と社長。
「ウーロンにも声掛けとけ」
ウーロンはインチクでもタイラバでもジギングでも何でもやるオールマイティさがウリの青年実業家である。
「鯛ならウーロンやろ」
「・・・???」
なぜだか【鯛ならウーロン】というイメージが社長にはあるようだが、正直言ってウーロンが真鯛を釣り上げたシーンを私は見た事がないぞ?アレ?そうだっけ?エソとかヤガラとかじゃないの?
オールマイティさがウリのウーロンもまずはジギング開始。まずは手堅く青物である。私はジギングしかしないがそれでもけっこうな大鯛を仕留めているのでその記憶をたどり、鯛が釣れた動かし方で誘っていた。ぶっちゃけブリはいつでも釣れるのだ。たぶん。
社長も60gのタングステンジグで楽ちんな釣りを堪能しているが、早速社長にヒット。同時にウーロンにもヒット。
写真が撮るヒマがないほど二人のラインが絡まってしまってテンヤワンヤしてしまったので写真はないが、社長が60センチのヒラス、ウーロンが40センチのヤズだった。
「よし、(ブリの)ノルマ達成!」
社長がインチクに変更する。
「おい!アレ!」
「おおおおおお!」
200mくらい先だろうか、マグロらしき魚体が跳ねている。でかいナブラだ。
「イルカっすかね!?」と私が言ったくらいだから見事なナブラである。遠いから真偽は定かではないが。ブリかもしれんし。
慌てて私はトップにチェンジ。マリアラピードさんの出番であるが風も強いし、アンカー引き上げて向かうにはちょっと遠い感じがした。
そしてそうこうしているうちにどんどんナブラは移動して行き、数分後には消えた。
(あいつらがこっちに来るかもしれんな・・・)
ということで再びジグにチェンジするのが面倒な私はマリアラピード(トップ)で少々遊ばせてもらう事に。ぶっちゃけ鯛を釣れとか言うノルマは度外視である。
その後、全員ピタリとアタリが止まる。そうなると痛いのは社長からの視線だ。私はトップをぶん投げ続けている。
「お前はほんとーに・・・」
「ギクッ」
「ちっとも協力せんのうううううう?」
「あ、えっとこれで鯛を釣りますから!ww」
「釣れんやろーが」
「・・・ハイ」
ということでトップは諦めてジグにチェンジ。さあ、ジギング職人(自称)が超絶ガンバリマスヨー!
(まずは釣ろうwボウズ回避せねば)
ということでほいっとヒラスゲット。60センチないくらい。その後、アジかよ!って言うペースで小ブリを3匹釣る。ヒラス以外は全部リリースだ。おもしろいように私だけ釣れて行く。
※リリースすると決めたら写真撮る事もなく元気なうちにさっさと逃がすので写真はありません。
「・・・お前、本当にダメやのう」
つまり青物しか釣ってないからである。どれだけブリやヒラスを釣っても今は賞賛されない。鯛が必要なのだ。今日、今ここで鯛を釣った人間が一番偉いという図式になっている。
「鯛はインチクとタイラバの社長とウーロンに任せます!ww」
と言いつつ、昔の記憶を辿ってロングジグで鯛を狙うが狙って釣る鯛は本当に難しい。だいたいここに鯛がいるかどうかもわかんないし。
※我々は漁礁や瀬などを狙って船を止めたりしません。漁師じゃないし、ぶっちゃけ面倒だしwww
オールマイティがウリのウーロンもインチク、タイラバ、スロージギング、3,000円のチタンジグなど色々試している。結局、オールマイティではなく飽きっぽいという事らしい。
そして社長のインチクにヒット。
「あああ」
「ああ!社長!それはまさか!」
「ああ・・間違いない」
「ブリだ」
「やっちまいましたねww」
このまるでエソのような扱いを受けてしまうブリたち。さっさと弱らないうちに全部リリースである。
「ここはブリしか釣れん!」
「移動するぞ」
という事で今まで行った事がないような所を転々とした結果、エソが2匹追加されたという状況で風も強まりノーカンに。
「鯛、買って帰るかあ」
ヒラスの良型を2本持って帰るので十分な食材になるのだが、さすが社長、さすがはコミットするオトコであるがスーパーに行くとボラ(大分産)が美味しそうだったのでボラにした。ボラって美味しいよね。
むきエビとイカも買って鶏肉もぶち込んで「海鮮鳥鍋ブリしゃぶ」「ヒラスボラ茶漬け」となりました。
美味かったーー^^米5号がペロっと無くなったw
おしまい