北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

筋肉痛になるほどブリ釣れた

6/1(土)白島沖

接待フィッシング第2弾。今日は先週とは違うお客様が2人、乗船する事になった。相変わらず某会社の超お偉いさんで、私のようなサラリーマンでは仕事上は一生お会いする事はないであろう方+弊社の担当さんのお二人にShachou号に乗船いただき白島沖へGO!

先週の接待釣りは水島に行ったんだけどちょっとイマイチで、わざわざ社長が前々日の平日に忙しい仕事のスケジュールをわざわざ調整し、わざわざ下調べでわざわざ白島へ行ってわざわざ釣りをしてみると明らかに青物の反応が違ったようで今回は白島沖の「コ瀬」をメインに比較的浅めポイントを流してみることに。

 

(社長がわざわざ身を削ってゲットした情報をムダにするワケにはいかない・・・!)

 

「最後に笑うのはひたすら竿をあおった者だけですから!」

いくらお客様相手とは言え、今回ばかりは社長がわざわざ情報を取って来たって事もあり、気合の入りようが違う。
さらに今回のお客様は若干太めで貫録があり、先週のお客様が「インテリヤクザ」とすればこちらは体力勝負の組長って感じなのでとにかく竿を動かせば釣れる確率が上がる事を「組長」と弊社担当の「杉Pさん」に伝えさせていただいた。


やはりジギングは忍耐、最後に笑うのは魚が食いたい瞬間にジグを落としていた人間だけなのだ。

先週と変わって波も風もなく、白島へ到着するまでに組長と三下君さんの道具を準備し、いざスタート!もちろん私はサポートにまわっていつも通りの体制である。

お客様である組長はプライベートでも普段から岸壁でアジ子くらいは釣っているらしく、その腕っぷしも手伝ってリズミカルな感じで問題はなさそうだ。

いっぽう弊社担当の杉Pさんは初心者で「日に当たるとヤヴァイんすよ」というくらい色白で見るからに太陽に弱そうなのは明白で若干不安が残るスタートとなった。

「おおおーーー!キター!!」

幸先よく組長にヒット。上がって来たのは50センチクラスのアジゴ、じゃなかったヒラゴで幸先の良いスタートである。

 

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アジゴ



「こんな大きいのが釣れるんですか!」

「いや、小さいっすよw」

「やっぱり竿を動かした人間が勝つんですね!」

「ですね!w」

「そうかあ、やっぱりそうかあ・・・ぶつぶつ」

とっても気合が入ってしまった組長は休む間もなくジギングをしているが気になるのは杉Pさんで、すでにヨロヨロしている。

「大丈夫ですか?」

「手が、、肩が、、、ああ、はあ」

普段とは違う慣れない動きですでに足、腰、手、肩、太陽の日差しであちこちボロボロで既に帰りたいモード炸裂だ。


「一匹釣れれば楽になりますよ~頑張って!w」

とか言いながらようやく私も釣り開始。軽くトップで遊んで見たけどダツが一回突進して来ただけでその他の反応なし。

「さあジギング職人が始めますよ~いざ労働だあ」

私もジグにチェンジしたほんの数分後。フォールでフワッ。ゴン!と合わせると重い感じから一気に走り出す青物ちゃん。

「来ました~」

「私も来たぞ~」

船尾の社長と船首の私でダブルヒットである。

「ええええ~!?」

私と社長に挟まれた形の組長が声を上げる。

「格の違いを見せつけましょうかねえ、ねえ社長w」

「あはは、そうだな、っと・・ちょっとデカいぞ?」

「ですね、私のもまあまあ、おっと♪」

「お前、バラせ~w」

「勝負しましょう社長~w」

って感じでなかなかの引きを味わうけどどうやらこれはヒラマサではなさそう。重い感じでズドーンと来るのがブリで、ぎゃあああああーーー!とドラグを引っ張り出すのがヒラマサですので。私の経験上。

という事で少しだけ大物用にセットした固めの竿にデカいリールの私のブリが先に上がって来て、無事にランディング。

 

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8キロくらいのブリ。

その後、無事に社長もランディング。私と同じくらいのブリ。

 

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「ふん、気に食わん」

「いやいや社長、同じくらいでしょうw」

「お前の方がでかい」

「いやいや一緒ですよおおおおイヒヒ」

って感じで同サイズのブリを釣った私たちは格の違いを見せつける事に成功するが、その後も調子よく50センチサイズのヒラゴを連発。落とせば釣れるって感じで。もちろん8キロくらいのブリも普通に釣れて、休み休み釣ったのに筋肉痛になるほど釣れてしまった。

「キタあああ!」

「これはハマりますねーー!」

「間違いなく北九州で一番おもしろい遊びだ!」

そんな組長も50センチのヒラゴを連発し、初めてのジギングなのに絶好調でご満悦である。

一方、心配なのは太陽とタイマン張っている杉Pさん。ジギングは諦め、インチクにチェンジ。
もうこの際、何か釣ってもらわないといけないのに釣れないから組長が掛けたヒラゴをお情けで竿を渡されて釣り上げて写真を撮られる始末。

 

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しかしここはさすがはインチクである。

ホウボウ、アラカブ(大)と釣り上げたのち、今日一の引きである真鯛まで釣ってしまった。

 

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そして納竿が迫ったお昼過ぎ。組長の竿が大きくしなっている。

「キタキタキターーよっしゃああ!!」

ホントに元気な組長だけど、相手をしている魚も元気みたいでちょっと今までと違う感じ。

(ありゃ、ヒラマサかな?カンパチ?)

ということで巻いては出て、巻いては出て・・・まあこれで納竿だからゆっくり堪能していただく事に。

「サメかも!w」

「ああ、サメか!w」

と私と社長が言うくらい巻いては出て、巻いては出ていく。

「スレかサメかヒラマサかカンパチかも!w」

「これは記録更新かも!」

などと組長をあおるが、内心は・・・

(記録更新されたら悔しい・・・)

であったw

釣り人ってこんなもんよ、ねw


さて、バトルタイムも20分を超え、いよいよお魚とご対面!タモで入らない場合も考えてハンドギャフも準備。

さあどれだけでかいのが上がって来るんだあああ?

(えっと、ありゃ・・、ブリ?)

なんと私・・・おっといや、社長が釣ったブリの方が大きかったというオチではあったけど、こんなのが釣れたらそりゃハマるでしょう!

 

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(記録更新されんで良かったw)

「また連れて行ってください!ハマりました!」という組長とヨレヨレの杉Pさんはたっぷり50kg以上のお魚を持って帰って行った。

8キロクラスが5本

ヒラゴたくさん

鯛2匹

アラ㈱、ホウボウ・・・。

大漁でした!

 

「お前、あれ、私達まで本気で釣ってたらとんでもない量に

「ええ・・・ちょっと釣れすぎでしたでしょうね・・」


という事で私は今年はキャスティングでひたすら労働する事に決めました。楽天で竿買ったぜ。トップウオーターで遊ぶのだ。釣れなくてもいい、デカマサの夢さえあれば。

これ↓

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8フィートは長すぎたので次回はコレ買うwメモです。

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軽自動車にはちょっと長すぎたです(笑)

ビビビ!!Settai号(接待号)の実力。

5/25(土)

この日は某金融機関の超お偉い方が乗船する事になった。ビジネスの世界ならば私ごとき平社員が一生掛かっても一緒に釣りに行けるようなレベルの方ではないので失礼のないようにお相手させていただく必要があるし、全く釣れずに盛り上がらない、お土産もない、という状況だけは避けなくてはならない。

つまり、基本的には私は道具の準備がメインとなり、基本的にお客様サポートカスタマーセンター。そして魚が釣れない状況ならばお土産確保で腕が折れるまでジギングするという事になる。

 

「おはようございます!すごい船ですねええ!!」

お客様の登場だ。

「おはようございます!ええ、なにをトチ狂ったかこんなバカでかい船を買っちゃっ・・」おっとっと。

「何が釣れるんですか!」

「海藻とか!根掛かりがメインで!うひゃっひゃ・・・」おっと。

相手は貫目が違う大物だったのをすっかり忘れていた。やばいやばい。

「コレはうちの息子です!」

「おはようございます!息子です!」

おお~!なんて好青年!

息子君も某超大手通信会社にお勤めらしく、浅黒く焼けたすっきりとした顔立ちに背格好、明るく元気で人柄も良く礼儀もわきまえている。そしてそんな釣り初心者の彼が奇跡を起こす事になるとはお天道様はいつも見ているってところだろうか。

「モテるやろ?いひひ」

「いやいや、そんな事は!」

「で、コレ(彼女)は?何人くらいいるの?w」

「いやいや、近々結婚も考えてまして!」

私のゲスな質問にも明るくさっぱりと返してくる好青年とバカな会話をしながらカスタマーセンターの私は3人分のリーダーを結び、ジグをセットしている間に社長が運転する接待号は水深が浅くて初心者でも釣りやすく、さらに魚影も濃い「水島」へ到着だ。

「えっとね、まずジグを落として」

竿を渡す。

「ええーーわかりません、やってみてください!」

竿を返される。

「ジグが底に着いたら糸がフワってなるやん?」

「そしたらなるべく早くジグを動かして・・・」

「こんな感じで」シュッシュッシュッ・・・・ガツ!

「ほいきた。」

「えええええええ~!!!wwwww」

「はいどうぞ。」にっこり

 

 

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魚が掛かった竿を息子君に渡し、魚とのやり取りを楽しんでもらい、軽くポンピングの仕方を教え、上がって来たのは50センチのヒラゴ。

「でけえええええ!!!」

いや、それは小さすぎて我々はアジゴと呼んでいるのだが、喜んでいただけて助かります。あざーっす。

しかしその後はサッパリ釣れずで、ただ、ジギングの筋もよい息子君に対して80gは軽すぎるかなって事で100gのロングジグにチェンジ。私が一番実績を挙げているなんかどっかの安いロングジグだ。

水深が浅い水島はちょい投げして底から斜めに長い距離を引っ張った方が釣れるのでそのようにアドバイスした1投目。

「うわー!キタ━(゚∀゚)━!!」

ビビビビ!ぎゅーーん、ビビビビ!

「ジグ変えてもらって・・・教えてもらった通りしたらすぐ来ましたーーー!」

なかなか息子君、人を持ちあげるのが上手ですね。感心感心。

(しかしビビビ・・?まさかね。ここは水島だし)

白島沖で一度釣れた事がある例の魚にそっくりなビビビ。いや、どーなんだろ?そんなに大きくはないみたいだけど・・・?

ビビビ!ビビビ!


(これはもしかして!)


(・・やっぱり!)

 


「マグロじゃねえかー!キタ━(゚∀゚)━!」

 

 

 

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とても小さいのだが、これも立派な本マグロの幼魚である。

「ヨコワだね!本マグロの幼魚だよ!」

「ええーーー!カツオじゃないんですよね!」

「うん!よくわからんけど多分マグロ!w」

「教えてもらった通りでした!」

ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ

「ルアーも変えたばっかりで!」

ふむふむ( ̄ー ̄)ニヤリ

この息子君は本当に人を乗せるのが上手で、おかげでようやく釣る気になった私もジグを放ってちょいちょいとヒラゴを数匹釣り上げ、お土産もばっちり確保となる。

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Shachou号(接待号)はこうして無事に接待を成し遂げたのである。

あ、パパの方はアラカブとエソ、うちの社長は極小のアラカブを立て続けに3匹も釣るという、荒業を披露しておしまいとなった。

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パパは誰かが釣ったヒラゴとツーショット。


さあ来週もお客様の予約が入っている。頑張るぞ。

おわり

青物に呪われた令和元年

青物に縁がないのである。

 

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ウーロンも釣れた




青物が釣れないのである。

 

 

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3投目のトップでいきなり

いや、違う、ヒットはするのだ。ジグに食いつきはするのだが・・・

 

・・・とにかくバレるのだ。バレまくるのだ。


そう、社長が。


「針折れ」が2回もあったし、本当に青物に縁がないのだ。

 

「お前、それは釣れんやろーww」

 

「釣れるまで一生掛かるぞ~ww」

 

「100%釣れんな~w」

 

などと言われたダイビングペンシル(トップウオーター)の黒ネズミくん1号(無名メーカーで激安)にいきなりヒットしちゃうくらい釣れるのに。いや~参っちゃうな~私ってば、わっはっは。

 

 
「俺をウーロンと呼べ」

 

そんなわけわからない事を言い出すくらい青物に縁がないのである。

 


5/11(土)水島

写真はない。なぜなら・・・


写真はないが、「達人ウーロン」が良型のヒラスを掛けた。(まあ私からすればそんなに大きくはないのだが)ざっと70センチ前後のレギュラーサイズだ。

水島のヒラスは水深が浅いおかげか本当に元気がよく、大物と勘違いしての「釣れてがっかり」な事もよくあるが、達人ウーロンにしては「超大物」の部類に入るであろう待望の一匹がついに達人ウーロンのインチクにヒット!

 

私は見事に釣り上げた時に備えてカメラをスタンバイ!ぎぎぎぎぎぎーーーっとベイトリールから引き出される爽快なドラグ音は何度聞いても心地がよく、なかなか元気なヒラスで良いファイトをしている。これはとってもいい記念になるだろうし、朝から50センチくらいのヤズくらいしか釣れていない我々としてもテンションは上がるのだ。つまりウーロンとしても我々としても絶対に逃がせない一匹である。

「仕方ない、タモ入れてやるわw」

ようやく水面近くに姿を見せたヒラスは間違いなく今日一番の大物で、しっかりフッキングもしてあるようだが、心配ごとがひとつ。

「青物に呪われている」社長がタモをスタンバイしてまった事である。


もちろん私は写真を撮るためにスマホをスタンバイしているから私は無理。もちろんタモなしでのブリ上げは無理なサイズであるから社長のタモ入れテクニックに全てが掛かっているのだが、いかんせん今の社長は青物に縁がない。

いくら縁がないと言ってもタモ入れは別だ。と安易に考えていたが、社長が突っ込むタモに一度は収まり掛けたヒラスが「びょーーーーーん」と跳ねてポチャン。

 

痛恨のタモ入れ失敗!www

 

・・・インチクだけが、そのでかいタモに収まっていた。とてもシュールだった。

私とした事が絶好の写真を取り損ねてしまったのだ。


「ぎゃーはっはっは!キャッチせずリリース成功じゃん!」

「インチクが釣れた!さすがウーロン!wwwww」

「楽しめたし良かったやん」

「自然にやさしい達人ウーロンだ!」


などと心からウーロンとヒラスとの激闘を賞賛、つまり称えていたし、バラしてしまったウーロンは「バラしたならばネタにしろ」を信条とする社長や私の「餌食確定!」のお約束のコースが・・・

 

今回ばかりは少し状況が違った。


「あまり言うな・・・」


「・・・責任を、、感じている」


青物に縁がないとは言え、タモ入れにまで縁がないとなると・・・これはちょっと社長も重症の部類に入るがまるでこの界隈の青物の呪いを一手に引き受けてしまったかのような様相である。


待望の青物はいつの日か。土日連続で行っても青物は釣れず、釣れるのは立派なヒラメとか。

社長は私なら狂喜乱舞、自慢しまくるであろうデカいヒラメを2回連続で2匹も釣っている(笑)

 

 

つーかジグでヒラメの方が難しいんですけど。

 

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刺身にしたら5人でも食いきれなかった



これは間違いなく青物には縁がないんだなw

 

 

~後日談~

「あのタモ入れ失敗で青物の呪いはウーロンに移った!」

 

さすが社長。ウーロンを犠牲にして除霊に成功したようである。

 

さあ真実やいかに!?w


おしまい

初クルーズ(ヒラス3.5本)


4/20(土)大潮
ついに出航となったニュー・Shachou号(社長号)。天気もよく風も弱い。朝はまだ肌寒いくらいの気温が丁度良く、絶好の航海日となった。Shachou号はすでにお取引先様の乗船予約(もちろん無料)も入っており、「接待船」となる運命が待っている。決して我々の魚釣り目的の為に購入したワケではない。これは「お取引様各社を接待するための船」、Settai号(接待号)なのだ。


まずは訓練
お客様を乗せ、マリンレジャーを楽しみ、無事に帰港する為にはまずは我々の操船技術を高める必要がある。命を預かる身である事を忘れてはならないので、ベテランの社長と私でみっちりと離岸・接岸の訓練を行った。みっちりやる事、一人2回ずつ。「もう大丈夫だな」「ですね。うへへへ」「行くか~」「ですね~。うへへへ」という事で次はマリンレジャーの訓練である。お客様も船に乗るだけでは満足しないだろうから素晴らしい体験をしていただかないといけない。とにかくさっさと行こう。


素晴らしい体験

「100mまで行こうか」つまり水深が100mになる白島の沖合(うんざりするくらい遠い)まで行ってみようという事だけどそれなりに時間が掛かりそうなので80mくらいのところでストップ。我々にはマリンレジャーの訓練をする時間が大変重要で無駄な時間と燃料を使うワケにはいかない。

 

予期せぬ出来事

お客様と行うマリンレジャーはおおよそ「フィッシング(魚釣り)」になるだろう。初心者から経験者まで楽しめるよう、私の本日の訓練はジギングである。社長はエサ釣りの訓練を行う予定でイカとサバの切り身でアラ狙いだ。
順風満帆に見えたこの練習だけど6カ月前から積んでいたカフェオレに当たったのだろうか、現場に着くや否や、道具を準備するよりも早く社長がダウンしてしまった。船酔いなのか食アタリなのかわからない上に電動リールのバッテリーも忘れてしまった社長は早々にマリンレジャー訓練から離脱。以前の船から積んでおり、新しい船に乗せ換えた半年前の乳製品、しかも船内で熟成されたモノは例えペットボトルでも気を付けないといけないという教訓を学んだ。カフェオレは甘くても海は甘くない、甘くないのだ。


水島へ移動
80mゾーンには訓練すべき相手(魚)の反応が薄く、場所を変える事になった。深い水深はダウンした上に電動リールのバッテリーをすっかり忘れてしまった社長には酷すぎる訓練な上、「運転したら治る」という社長の言葉もあって、水島に移動する事に。

 

水島での訓練

「来たぞ!」
「ああ!」
「バレた!」
「けっこうデカかったぞ!」

すっかり体調を戻した社長が相性のいい水島で訓練開始。社長もジギングだ。ホントに水島と相性がいい社長のおかげで訓練相手(魚)がいるって事はわかった。そうなれば私もマジメに訓練開始だ。

 

フラフラジギング

「止めている時に来た」という社長のヒントを頼りに色々と試す。ワンピッチよりもちょっと遅めでフラフラしながら止めて、ふう、と一息着いたくらいの時に「ぐるるるる!」というアタリ。70~80センチくらいのヒラスで、本当に水島は水深が浅いせいか、魚の引きがメチャクチャ強いので上げてガッカリって事がよくあるのがそれも水島だ。

 

 

 

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「私も止めた時に来ました~」

という事で今日はこんなイメージかなあ、とか思いながらフラフラ、ふう、フラフラ、ふう、フラフラ、ふう、ぐるるるる!ぐわ!という感じで2本目ゲット。

 

「社長、すんません!!」

「お前ばっかり!」

という感じで訓練が進んで行く。せっかく訓練に来たのにも関わらずまだ社長が訓練しておらず、今までまともに当たったのはカフェオレ(食当たり)くらいだ。

 

社長も訓練

「今年はまだロクなの釣っとらん」という社長に是非釣ってもらいたいところで空気を読んだのか元気なヒラスが社長にヒット!

「おおおお!よく引くな!」

「ですね!」

「うおりゃあああw」

「タモスタンバイ完了です!w」

魚影が見えたところでこのヒラスも相変わらず元気で右に左に走り回る。

「あ・・・・!」

「あーーーー!」

 

(・・・マジすか)

 

バレてしまった。社長、訓練達成ならず。

「あー、マジメにやっときゃ良かった~!」

「これだけ反応いいならまだまだ来ますよ!」

 

と苦し紛れに言ったものの、さっきまでワサワサと飛んでいた水鳥も次第に少なくなり、代わりに風も段々と強くなって来た。私もずっと頑張ってはいるものの、アタリも遠のき、たまに釣れる相手もアコウやアラ㈱と言った感じでちょっと青物が釣れる雰囲気ではなくなって来た。

 

世の中はタテ社会

「これ、ヤバいぞ!」

「またボウズかも!」

とか言いながら社長がタバコを吸いながらのんびりと休憩している。言動が合ってないとはまさにこの状態だ。確かにのんびりしたくなる船ではあるけども。

私は休憩などおかまいなし、フラフラジギングも飽きて、ワンピッチに切り替えた。やっぱり高速ワンピッチでガツン!と来るジギングが好きだし性に合っている。

 

(オラオラオラ来い来い来い来い!)

ガツン!

キタ━(゚∀゚)━!


「お前ばっかり!」

「タバコ吸いよったじゃないですか!w」

「そりゃそうかwww」

(おお、これも良く引くな・・・。えっと・・。)

「ちょっと貸せ!」

「どうぞ!」

接待船のクルーたるもの、自分で掛けた青物を竿ごと上司に献上する事など朝飯前だ。ある程度、根から引っ張り上げたところで社長に献上だ。次に掛かったら献上すると最初から決めていたのだ。信じるか信じないかはアナタ次第ってところだけど。

 

証拠を残させないプロ

「ホント元気がいいな!」

社長も今度は逃がすまいとさっきより少し丁寧にやり取りして無事にランディング。さっきと同じ、70~80センチのヒラスだ。

 

「写真撮りましょうか!?」

「いや、いい・・・」

 

(・・・う~ん!残念!)

(私の竿を奪って釣り上げた社長の写真を撮りたかったのに!)

 

などと思う事は断じてない。私は接待船のクルーなのだから。

「さっきのバレたのと合わせてちょうど一匹だな」

船まで寄せたにも関わらずバレたヤツと私の竿を奪って釣り上げたヤツを合わせて1本!にしたいとの事らしいけどホントにいいんすか?そういう事にしておきましょうか!?いや、ぜひそうしましょう!よっ!社長!ナイスヒラス!お見事です社長!今年初の青物ですね!これで今日はヒラスが3.5本ですね~。

 

「お前になんてブログに書かれるかわからんなw」

 

(ギクッ、チッ、お見通しか・・・・)

 

さて、その後もアタリもなく、帰港する事となった。だいたい今日は訓練だからこんなもので十分だ。

そしてタモが壊れてしまい、DIYするハメになったが、まあこれも鮮魚事業部の大事な仕事だ。ナフコに行ってボルトを買って、貴重な昼休みを利用して電気ドリルでさっさと加工してしまおう。

 

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海に向かってズボってアミが抜け落ちた時はビックリした。めちゃくちゃ作りが簡単だから同じヤツ使っている人はご注意くださいネ。

 

おわり

Shachou号(社長号)【DFR36】

「Shachou号(社長号)を手配しろ」

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グッド!モーニングより

某組織S.J.B(鮮魚事業部)のトップ(いわゆる社長)の指令はこうである。

「寒いのヤダ」
「暑いのヤダ」

言い換えると「屋根付きエアコン付き」の船が希望と。

 

配下の我々はすっかりShachou号(社長号)つまり、カルロス・ゴーン容疑者がオマーンルートで得たカネで購入したとされる全長37m・推定価格15億円の豪華クルーザークラスを組織(社長)がさっさと手配したものと思い、覚悟を決めていた。

 

 

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グッド!モーニングより

しかし「アラカブからマグロまで」をコンセプトに組織(社長)が衝動買いしてしまったのは「ヤマハDFR36」であった。

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推定馬力500PSを叩き出すVolvo D9-500エンジンはかなり狂暴で「キュイイイイイイイイ」と奏でるタービンブレードを回す回転音がGT-Rで峠やサーキットを走っていた過去と重なって、テンションマックス、脳汁プシャーーーー、うええへへへへへへ状態。つまりすんごいパワーのターボエンジンなのだがこれでアラカブを釣るのは大変贅沢である。

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船の全長も7mから11mへジャンプアップ。うん、デカい。デカい上に今度は「船内機」だ。プロペラは船底に固定されているから今までのようにプロペラにロープでも巻き込もうものなら「今すぐ海に潜って対処するように」の指令が下る。真夏ならまだしも真冬なら心臓をしっかり叩いて潜らないと溺死は必至でウエットスーツの購入を真剣に考えないといけないが楽天で6,500円くらいの安いヤツをとりあえずはポチっとするかどうかで悩んでいるがゴーグルとシュノーケルは近所のトライアルで十分だ。

 

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感想(9件)


そんなこんなで気持ちはすっかり新艇。今年に入り、3月にしては冷たい風が吹き荒れた事に新艇購入という浮ついた気持ちも手伝ってか釣りに行く回数が減ってしまっていたのも事実だった。

・・・でも釣りはボチボチ行っていた。私は蓋井島沖でヒラスを釣ったし、社長も15センチくらいの立派なかわいいアラカブの赤ちゃんを釣ったりしたのでいつも通りの釣果と言ったところだろうか。春先はいつもイマイチではある。

 

さて、いよいDFR36が納品?納車?納船?され、福岡市から北九州市まで運転して帰ったのだけど、予報通り、東の風で向かい風、波も1~1.5mとなり、ボチボチ時間が掛かるかなあとか思ったけど、水切りが良いからたった2,000回転くらいでも進む進む。これなら沖ノ島まで行っても確かに大丈夫そうだ。トイレもあるし、真水(飲めないけど)も出るのだ。

 

長い文章になってしまったけど、簡単に言うと何をトチ狂ったか社長が快適な新艇を買ってしまったってお話し。

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当ブログも【第2章】突入。

船の前後にサイドスラスター(船を横方向に移動させるヤツ)も付いてるぜ!スゲーー。

そういやピラニア先輩とイカゲソ先輩も付いて来たけど、朝ごはん食べてお腹いっぱいになって帰りの船で寝てただけだった。・・・何しに来たんだろ。

 

おわり

異変(ご挨拶)

2018.12/27

異変が起きている。毎年の事だけど、忘年会の準備だったりなんだかんだある忙しい11月後半~12月とは言え、さっぱり釣りに行ってないのだ。忘年会うんぬんかんぬんもあるけども、ぶっちゃけ寒いからあまり行く気にならないだけと思う。我が鮮魚事業部は基本的に暑さには弱いが、寒さにはもっともっと弱いのだ。今年の社長へのお歳暮はそんな寒い船の上でも快適な空間をご提供しますという意味を込めてやかんとガスコンロとガスボンベと水とカップラーメンとその他お湯で楽しめる船上カップラーメンセットを贈らせてもらったが、案の定、予想通りというかとっても寒くて釣りに行ってないので出番なし。基本的に最近の土曜の海はだいたい荒れているし、たまに風が治まった週末でも私は娘のクリスマス発表会(ピアノ・バレエ)など、カメラマンだったり車で送迎したり荷物持ちしたり、妻と子供の下僕となったこの時期は忙しい事この上ないのだ。
もちろん鮮魚事業部は私だけではないし、他のメンバーや社長のお友達と行っていただく分には私が大事な昼休みを利用してガソリンをヒーコラヒーコラ入れるだけだから全然構わないので行っていただけたら色んな情報もゲットできるのだけど、やっぱり寒いので気分が盛り上がらないし、外に出てみてらやっぱり寒いからみんな釣りに行くのはイヤなのだ、たぶん。
2018年もそろそろ終わり、年末年始の週間天気予報を見てみると今年一番の冬将軍がやってくるとかでずっと荒れている感じだから今年はこのまま終わって行くのだろう。昨年は「正月用の寒ブリ釣って来い」というミッションを出され、友人と出撃したが撃沈、結局、寒かっただけでブリどころか何も釣れずにしっぽ巻いて帰ってきた記憶がよみがえる。
あれから一年かあ。今年は社長が関門で巨ブリを釣ったし、私もおデブなブリを釣ったし、ジンベイザメ見たし、イカ釣りも行ったし、災害的な暑さと豪雨にも耐え抜いたし、台風と戦って船を守ったり、トップウオーターでも釣ったり、最高級大人のおもちゃをウインウインうならせたりしたので2018年も大変贅沢な一年だったという事だろう。


「エアコン付きの船が欲しいのう・・」


果たしてどうなる2019★

皆さまも良い年をお迎えください。そして皆様の役に立つ釣り情報だとか一切ないこのブログは読む価値もなく、つまり全く読むだけムダにもかかわらず今年も毎月数千ものアクセスをいただきありがとうございます。たった月に数千くらいのアクセス数とこんなアホな内容のブログごときでは1円も稼いでおりませんし稼げませんのであしからずご了承ください。

そしてまた来年もなんだか適当な記事が書けるよう「ネタ」を提供してくれる愉快な人が相変わらず私の周りにいますように。

タングで3,000円っすよ!

11/3 白島沖~水島

青年実業家、ウーロン、久々の登場である。必殺のタングステンジグ」を携えて。

ボーズレスってメーカーの商品らしい。イエヤスとかノブナガとかヒデヨシとかおもしろいネーミングだね。

ãã¼ãºã¬ã¹ã®ç»å

「タングっすよ!」

おお!すでにタングステンを「タング」と捨て呼びだ!

「タングは比重が重くていいんっすよ!」

確かにタングステンは鉄と比べて重いらしいね!でも認識違いだったらごめんよ、それっておかっぱりからぶん投げる場合に飛距離でるからスゲー有利だと思うけど、船釣りでそんなに差が出るの?ジグってフォールスピードが速い方がいいのかな?遠方ナブラにぶっこむならいいと思うけど、ウーロンちゃん、飛距離が出ないベイトリール使ってるよね?

「紅牙(リール)は高いっすよ!」

と言いながら使っているベイトリールもなんか聞いた事ある有名どころのリールだ。なんかピッピと音が鳴ってるし、それってカウンターが付いてるのか、スゲーなおい。

「ベイトとスピニングで差が出まくったっすよ!」

どうやら最近、関門のタイラバ船に乗ったらしく、スピニングリールの自分とベイトリールの友人とで大きく釣果の差が出たらしい。まあ、タイラバならわかるけどね。手返しも速いし着底同時の巻き上げが大事と思ってるのでその通りかも。腕の差じゃないんだよね、きっとね。

了解、とりあえず概要はわかりました。今日のテーマは「達人ウーロン、高級ジグが根掛かりして無くしてうひゃひゃ、はい、3,000円ざまあ!」に決定です。

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※今回のターゲットはコイツだ!イエヤスと書いてある。ボロボロだ。かなり根掛かりと戦ってきたのだろうか・・・。それともエソの歯形?

 

「確かにウーロンはよく釣ってたぞ。」

「エソだけどなww」

先週、平日にウーロンと社長で行ったらしく、確かにタングステンジグを使ったウーロンがよく釣れていたと言っていた。それなら今回もそれなりに差が出るのかもしれない。これはこれで楽しみだ。

しかし釣れない。そして私も一昨日からなぜかギックリ腰になった模様で立ってるのがやっとでかなりキツイ釣行だけど、達人ウーロンが高級ジグを無くす瞬間を見たいがために来たと言っても過言ではないし、その瞬間が見れるだけでこのギックリ腰も報われるって感じだ。

風速は1~2の予定だったにも関わらず沖に出るとやっぱりそれなりに吹く。それに伴い、波もなかなか高い。腰はカラダの中心というが、ゆらりゆらりと船が揺れるたびに腰が悲鳴を上げる。だが私は負けない。達人ウーロンがタングステンジグを無くしてウギャー!モヒャー!と悲鳴を上げる瞬間に立ち会うまでは。

そしてここ1~2週間はフグとエソくらいしか釣れていないこの界隈。期待は薄いがとにかく頑張るしかない、達人ウーロンのタングステンのジグのリーダーをフグかエソがぶった切るが早いか根掛かりするが早いか、つまりはサヨナラするその瞬間まで。

ヒーヒー言いながらジグをしゃくる、しゃくる、しゃくる、どんなに腰が痛くてもワンピッチで巻き続ける私。しかしながら社長、私、達人ウーロン、誰も何も釣れない。でもジギングは忍耐、魚がそこに居て、食い気が立った瞬間にジグを動かしていた人間が勝つゲームなのだ。たぶん。

とか言いながらボチボチ釣れ始めた。まずインチクの社長がフグを釣る。タングステンジグのウーロンも追いかけフグを釣る。今日はエソが釣れんなーとか言いながら二人仲良くフグが釣れている。フグの数だけでいけば、確かにタングステンジグはよく釣れているぞ?へえ・・・??

私はフグなど眼中にないし、着底したらフグが追い付かないスピードでワンピッチジャークだぜ!とか言いながらギックリ腰の私はしゃくるしゃくるしゃくる・・・ブルブル、ガン!!

きたああああ!おりゃあああ!とカラダ全身を使って合わせるとそのまま後ろに倒れ込む勢いだ。

すっかり忘れていた。ギックリ腰。フグは追い付かないけど、エソは追い付いた模様で、空振り三振ほど腰に来るものはない。エソが付いてたのでファウルチップってとこだけど、モロに腰を伸ばしてしまった。わははは。あー、痛かった。くそう、エソめ。

そんな感じで白島沖は快音響かずでちょっとつまらない時間だけが過ぎる事になった。

「水島、行くか?」

「えーと、どっちでもいいっすよ~」

「行っても釣れんぞ?」

「えー、うーん」

ちょっとまて、水島付近は岩場だらけだ。グロストの可能性が高いのはまさに水島。そうだ、今回は魚釣りも大事だけど、ウーロンがジグを無くしてうひゃひゃひゃと笑い飛ばす事が目的だったハズだ。それを魚が釣れるとか釣れないとかそんな小さな事はどうでもいいではないか。

「行きましょう!」

船は白島沖から蓋井島方面へ。昼近くになると波も治まって、順調に飛ばすプレジャーボート。しかしどこも魚は跳ねてないんだよね・・・。

さあ水島だ、案の定、まったく魚の気配がない。ウーロンは根掛かりの多い水島でも果敢に底を攻めていく。かっこいいぞ、ウーロン!


そして待望の根掛かりは何度かあったものの、タングステンジグは奇跡の生還を数回も果たし、結果的にアコウがちょろっと釣れただけで特に何も釣れない一日となった。

 

えっと、つまんない結末を演出してしまったウーロンには心底がっかりだし、わざわざ根掛かりしてウギャー!のために水島まで行ったにもかかわらず、ガソリン代だけムダだったってワケだし、そのガソリンを仕事中に大事な昼休みを犠牲にしてスーツ着たままヒーコラヒーコラ言いながら入れているのはこの私だぞ。腰だって痛くて立ってるのがやっとだってのに。だいたい腰が痛いからって釣りが休めるほど甘い職場環境の鮮魚事業部じゃねえんだよ!

と思いながらもまあ聞けばすでに3つくらい無くしているらしいし、今日くらいはカンベンしてやろうかなと腰をいたわりながらやさしい気持ちになれた一日でした。

うーん、ウーロンちゃん、ネタちょうだいよ!君はその為に船に乗っているんだ!

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おわり

沖縄に行った【GT】

10/26.27.28

散々、GT釣りを企画しては飛行機が取れないだとか海外出張帰りで疲れただとか季節外れの暴風だとかで一度も沖縄の地を踏んでいない我が鮮魚事業部がついに沖縄に向けて出発した。

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何度も出鼻をくじいた最初の難関は飛行機だがそこは心配ご無用、機内でまずはオリオンビールである。

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ちなみに向かって左のヒゲがアレでアレもヒゲな現地の人みたいなこの人も社員で、生まれも育ちも沖縄で学生時代はヨット部に所属し、素潜りで15m以上、しかも数分間も潜水可能とかまずは普通の人としてどーなのか疑うような度を超えた異常な身体能力の持ち主。ツールド沖縄でトップ集団に紛れて完走した事もある変態で4か国語を操り、用事があって連絡すれば中国だのアメリカだの台湾だの韓国だので打ち合わせ中なう的なLINEを送ってくる隠密行動のスペシャリスト。呼び名は「ニンニン」。

 

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その沖縄というかアジア、、いや世界を知り尽くした男「ニンニン」アテンダントで食事となればやっぱりソーキソバとオリオンビールで今回の成功を祈る。

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そして初日の晩餐はシーサイドで酒飲みながら高級肉焼いちゃうぜ的な贅沢バーベキューで沖縄の夕暮れを堪能し。

 

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二日目は狂ったようにスイーツを爆食い。

 

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※真ん中のおっさんはピラニア先輩

 

 A&Wのスーパーフライポテト、超カリカリをカリカリかじり。

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そして食後のコーヒーに沖縄独特の逸品、激ウマの「コーヒー泡盛など飲みながら・・・。※運転はニンニン。

 

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ついに「約束の地」へ!

 

 

 

 

 

 

 

うおおおおおおおおお!

 

 

 

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世界最大の魚類!

 


デター!!

 

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でかいぞ!ジンベイザメ

これを見に来た^^

 

おっとそう言えばすっかり忘れてたけど、GTはどこ?

 

おお!うん、でかいけど、コイツかあ、こいつがGTかあ・・・。

 

 

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 ふーん・・。

 

もうね、GTなんかすっかりわき役になっちゃった(笑)

 

 大変楽しい場所でした、美ら海水族館


はい、社員旅行で沖縄に行ってきました。

地元ニンニンが知っている穴場スポットでスノーケリングを行い、シャコガイ掘って食おうぜ的な予定だったにも関わらず、強風11の風が吹き荒れ、潜る事すら困難、というか超人(変態)ニンニンが不可能という判断をしたくらいの風なのでやさぐれながらスイーツとかお酒とか飲みまくってた次第です。最初から釣りの予定すらなかったってワケです。社員旅行だからね。

 

あ、そういえばニンニンの叔父さんが船持ってるって。免許持ってくれば船、貸りれたのに!とか最終日のフライト時間が迫るなか、サンエイとかいうでかいスーパーでお土産を買ってた時に言い出した。

その叔父さん、サバ一本掛けで100キロ超えのクエ釣った事あるんだって。スゲー。


なんだか最近、青物も渋いし、エソとかフグばっかりだし根魚のでっかいの釣りたいな。

 

 

 

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おわり

ダイソージグで一撃。いや、2撃?

10/3水島近辺

うーん、下書きまで書いて更新するの忘れてたww

 

これは酷暑と台風に悩まされ続けて気が付けば朝晩はめちゃくちゃ寒くなった今日この頃、久々の出航で水島へ。
いつも通り、早朝から白島沖かと思いきや「8時に迎え来て」という鼻水が垂れたりくしゃみが連発しだした時期に思いもしなかった社長の暖かいお言葉をいただきのんびり出港。いや~ラクちんっすね!

いきなり私は良型のアコウをゲットしたし、社長もアコウを釣ったけど青物の気配がしないジギングに飽きた社長は青ケブ投入。

のんびりカワハギも釣りたいって事でカワハギ仕掛けと青ケブを買ってきていた。

「さあて、フグか、小鯛か」

「いや、ベラでしょう!」

とか言いながら調子よく釣り上げていく社長。


えっと、ベラを。


「今度こそカワハギじゃねえか!?」

「い~や、ベラでしょう!」

「ご名答~」

「ベラばっかりっすね」

「飽きた」


ベラとか釣って喜んで持って帰るのはピラニア先輩くらいだし、カワハギなんか狙って釣るのは本当に難しいと思う。


さて、社長はインチクに変更。最初に釣れたアコウのように根魚メインに変更だ。

私はもちろん青物狙い。ひたすらジギングだし、ここは水深が浅いからとてもラクちんだ。といっても風も流れもあるから100~120gのロングジグがメインとなる。

ぐっぐっぐっぐ、ガゴ!

きた!一気にぎゅーんと底に向かって走るこいつは間違いなくヒラスだじょ。小さいのにめちゃくちゃ元気で何度も船底に潜って行こうとするヒラスちゃんは私にとっては超久々の一匹だ。なかなかタモに収まらないし何度もスクリューに向かって走ってひやひやしたけど、なんとかゲット。

 

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写真は2mくらいに見えるけど、実際は60~70センチくらいである。小さいのだw
わざわざ撮影するほどのサイズじゃないから社長に頼むのもアレだし、自撮りだからどうしても大きく見えてしまうのは仕方ないのでご勘弁を。


蓋井島に移動


その後、アタリも何もなくなって風を避けて弁当でも食おうって事で蓋井島の北側に移動。

そこでも青ケブにはベラ・フエフキが連発して、カワハギの気配は皆無。
私もこのエリアではサワラ(1mくらいの)しか釣った事がないので青物釣りには懐疑的である。

そんな中、私のジグにガゴっと来たのは45センチくらいの真鯛。これも元気でガンガン竿を叩く。叩く、叩く。青物狙ってるってのに真鯛、ジグで本当によく釣れる。面倒なので写真なし。


再び水島

という事でまた水島に戻るけど釣れない。魚の気配がないと・・・と思ったら。アレ?

「お~い、出たぞ~」

ピチャピチャっとした波紋がどんどん広がり、あちこちでナブラチロアの出現だ。

「サワラっすかねえ・・・」

なぜだ、待望のナブラだというのに私達のテンションは低い。投げても届かない位置だし、なんかまったりしてる私達。

「黒ネズミくんでも投げよっと」

「それ、釣れんやろ」

「相手がヤズかサゴシなら厳しいっすねえ・・・」

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※ボロボロ黒ネズミくん1号

そう、黒ネズミくん1号で釣った事があるのはヒラゴのみだからナブラの相手がヒラゴなら勝算はありそうだけど、なんだかたまに跳ねてる魚影が小さいのだ。
という事で黒ネズミくん、まったく当たらず。ナブラのど真ん中にストライクしても、着水音で魚がビックリしてナブラがサラッと消えて無くなる(笑)

「根性なしのナブラめええええ!」

と言いながらダイソージグにセット。

「これなら大丈夫でしょ」

「ああ、黒ネズミくんダメやろ」

ダイソージグをポイっと投げた1投目。

ぐぐぐぐぐ!いきなりキタ━(゚∀゚)━!

(あれ?サワラじゃないよ?)

水面近くを元気に走る走る、そして案外重たいのでサワラ否定。

「社長!これサワラじゃないっすよ~」

「タモいるかあ?」


すっ・・・


「どうぞ」

私は社長に竿を渡す。今日はベラとベラとエソとベラとアコウしか釣ってない社長にちょっとだけでも魚の引きを味わってもらおうかと思ったエリートサラリーマンならではの行為である。

「お!どれどれ」

(ふわっ)

なんといきなり針ハズレ(笑)
よーく見たらアシストフックが折れてたんだけどね。

ダイソージグ、あるか?」

「山ほどあるっすよ」

私が唯一大人買いをするダイソージグを社長に差し上げ、社長もようやく漁師モード突入。

「ナブラ、追いかけるぞ」

「アイアイさー!」

ナブラに向けてエンジン始動!

根性なしナブラなので近づきすぎは厳禁、ちょっと遠目に止めてエイやっと投げるといきなり社長にヒット!

ダイソージグ、スゴイね。

シーバスロッドでスタンバイした社長の竿を根本までグイグイ曲げるこのナブラの正体はやっぱり・・・!

 

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ヒラスでしたあ。

その後、私もバラしちゃったけど、そこそこ楽しんで終了。改めてダイソージグはナブラ打ちには最適だと思った釣行でした。

頭のリングとフックは使い物にならないので外して使いましょう。小物なら上がるけど、メーター近くなるとだいたい取れたり曲がったりしますので^^

死亡フラグが立ったと自覚した瞬間

折尾愛真高校(当時:折尾女子高等学校)の隣で生まれ育った私は折尾愛真幼稚園出身で、その女子高生たちに可愛がられながら幼少期を過ごし、社会人になると福岡市南区沖学園近くの会社に勤め、会社帰りには、夜遅くまで練習している沖学園野球部の高校生たちを横目に見ながら帰宅し、その後、北九州に戻れば折尾愛真高校の野球部と仕事上でご縁をいただき、そして同時期になぜだか偶然にも私の父まで別ルートから折尾愛真野球部からご縁をいただいた偶然にも程がある今回の甲子園出場は親子そろってまるで母校のように大喜びさせていただいた。そして私は現在、下関国際高等学校の近くに住んでいて、今年の甲子園は応援できる高校が3つもあって大変おもしろい。そんな高校球児たちが熱い戦いを繰り広げている一方、私にも「死亡フラグが立つ」ほどの戦いがあった。ここに高校球児とともに私も戦った記録を残しておきたい。

 

相手は自然の驚異、台風である。

台風13号の「サンサン」は九州に恐れをなしてか関東へ突撃、続く14号「ヤギ」も九州上陸を断念、九州を避けるように中国大陸へ飛び込んで行った。

※九州にビビったサンサン↓

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暴投を連発するピッチャーのように、ストライクゾーンへの制球力を失った今年の台風チームは矢継ぎ早にリリーフ投入。そして今度は15号「リーピ」の出番である。サンサン先輩を見習って関東方面へ行くのかと見せかけてはいきなり進路変更、カーブの軌道をシュートに変えて一路九州へ。その後はジグザグな進路変更を繰り返してまさか北九州エリアを直撃するとは思わなかった。しかしながら急な進路変更は体力の消耗が激しかったのか、勢力としては996hPa、もうじき1,000hPaへ到達し、それはもはや台風ではなく所詮ただの風、ちょっと強い風レベルだろう。クソ暑い毎日にちょうど良いレベルだと決めつけて今回も船は上げない判断を下した。

※前日16時、最終判断時点の画像。もうじき1,000hPa到達だ。

 

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台風15号
名称 LEEPI(リーピ)
大きさ ---
強さ ---
存在地域 宮崎市の東南東約290km
中心位置 北緯30度55分
東経134度10分
進行方向 北西
速さ 30km/h
中心気圧 994hPa
最大風速 中心付近で25m/s
最大瞬間風速 35m/s
暴風域
(25m/s以上)
---
強風域
(15m/s以上)
東側280km
西側170km

 


だけど油断は禁物だ。7/4.5に上陸した台風7号「プラピルーン」。偶然にも「雨の神」と言った意味をつけられたこの台風があの「西日本豪雨」を引き起こしてしまった。
※ちなみに台風の名前は『台風委員会』があらかじめ決めていた名前が140個用意されていて、発生順につけられます。


死亡フラグを自覚した私

そのブラピルーンとの死闘がひっそりと行われていた事は誰も知らない。勢力は965hPaとギリギリ耐えれるレベルかと思いきや、船の左舷ロープを引きちぎってしまっていた。(元々切れそうなロープではあったが)ここで私は強風の中、切れたロープで船と岸壁を固定するミッションが発生した事に気付いた。

まずは状況を社長にメールで報告。

※ちなみに辺りは真っ暗、もちろん誰もいない、暴風の夜の海に私一人である。映画やニュースなら間違いなく死亡フラグが立つ、「こいつ、絶対アレだろ」状態である。

とは言え、たいした作業でもないし、まだ風も雨も大した事もない。切れたロープを手繰り寄せて船に固定しただけ。一人だし、暗いし、これぐらいしかできることはないけど、サラリーマンのくせに風で揺れる船の上でロープと格闘している自分に酔ってる可能性もあるが「ちょっといい仕事したぜ!ふっ」とか思いながらミッション完了。さあ、愛する家族が待つ家に帰ろう。

 

自宅まで帰っている途中に社長から電話が入る。

 


「もう1本(ロープ)結んどいて」

 


・・・・再び真っ暗&暴風&雨が激しくなった現場にUターン。

 

※この時点で「ちょっと田んぼ見てくる」と言い残した方々となんの違いもない。

 

今度は風も雨も強くなっていた。ほんの数十分の間に「プラピルーン」の暴風域に入ってしまったようでまるで映画のワンシーンだ。きっと映画の観客は「行くな!お前はバカか!」とか「こいつ絶対にやられるのに何で行くかなー」とか思わせるシチュエーション以外のナニモノでもない状況になっていた。

カッパを着なおし、揺れる船へ乗船を試みる。左右に暴れる船を引き寄せ、岸壁のタラップ(はしご)から船へジャンプ!おっとっと。カッパは来ててもこちとらスーツに革靴、これだけでも立派な死亡フラグだぜ(笑)

万が一、ロープが切れて船が一人で出航してしまった日にはここはマラッカ海峡マゼラン海峡と並ぶ世界でも有名な難所中の難所。狭い水路に大型外国船の船も行き交うこの関門海峡でフラフラとプレジャーボートがどんぶらこっこと散歩を始めてタンカーとかにぶつかったりしちゃってオイル大量流出&炎上で海域の生物の死滅とかなったら賠償責任なんてとんでもないものになるんじゃないの?とか思っちゃうから船のロープはなめちゃいかんのです。多分。

さて、とは言え、追加でやる事はカンタンで船倉から予備のロープを取り出し、船の左舷と岸壁を固定するだけ。ちゃっちゃと結んで終わりにしたい。だって間違いなく死亡フラグが立っている状況だもの。

一応、ちょうどその時やり取りしていた関東の同級生に「ちょっと船見てくる」と冗談半分でLINEで伝えていた。「おいおい~田んぼは行くなよww」とか言われながら「ついでに田んぼも見てくるわ~ww」って返してから連絡するのを忘れていたし、おかげでどれだけ心配された事か。ごめんね。という事でちゃっちゃとロープを結んでミッション終了。これで朝起きたら船が無かった!って事にはならないだろうし、つーかぶっちゃけこのブログでも若干大げさに書いているし、実際は危険を感じなかったレベルなのであしからず。わはは。みなさん、ただどんなに船が心配でも「ちょっと船見てくる」はやめましょうね。


台風メモ
通過している時の状態。けっこう船は揺れていたです。1,000hPa超えても突風はすごかった。

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1004hPa 熱帯低気圧
980hPa 弱い台風
970hPa 台風
960hPa 強い台風(台風9号、13号)
940hPa 半分猛烈な台風(台風5号)
920hPa 猛烈な台風(伊勢湾台風)
890hPa スーパー台風(日本に上陸したことはない)

 

以上、メモかわりに載せておきます。台風と戦うみなさん、ご参考までに。

 

 

あ、また発生しやがった・・・。19号と20号?

 

今度はデカいな、船は上げましょう。