エソダービーとかまぼこさんとズバコーン
時は某6月26日
「行きたいやつ連れて行ってこい」
珍しく社長不在の釣行でまずは水島へ向かった。
「エソ持って帰ります!」
メンバーには「エソ、親父が持って帰って来いって」という初心者の若手も混じり、船上はエソダービー開催の流れに。
「おおお!ナイスエソ!」
「まだエソ1匹しか釣ってない!」
・・・もはやヤケクソに見えなくもない状況に包まれる船上。
そんな中、エソを釣る為に船に乗り、エソの為に竿をふるう、エソ釣りにすべてを掛けた男がいた。
この男がのちのちドラマを起こす。
彼の名は「かまぼこ」
キングオブエソである。
大工の源さんばりに一撃19連のエソ連を達成した前回の釣行と変わらずエソ絶好調で今回もエソ連が止まらない。
完全に連チャンモードに入ったようだ。
しかし魚探反応はすごいのに全然釣れない。ジギングに青物は無反応。エソだけ反応。
「よっし、場所移動してみよー」
水島から蓋井島の北東部へ向かう。過去にマグロ(小)、鯛、ブリ、ヒラス・・・と釣れたらうれしい魚種をだいたい釣っている場所だ。
しかし・・・・・
「エソ来ましたー」
「エソでーす」
エソしか釣れない。どうしたんだいったい、この界隈の美味しいお魚たちは全滅したのか?
「あ!かまぼこさんの竿が!」
確かに今までにない曲がり方をしている。
「デカいエソじゃね?」
「デカいエソでしょう」
「タモとかいらんわエソやし」
と誰もがエソ以外を疑わないほどエソ疲れを起こしている我々の脳内はもはやエソ一色に染まっている。
(・・・あれ?鯛?)
竿を叩く感じは鯛独特の引き。
という事で見事にゲット。
生意気にもまあまあの真鯛だった。
「やりましたああああああ!」
早速写真を撮って、ライバルたちにLINEを送るかまぼこさん。
この渋さの中で見事な一匹。おめでとう(笑)
その後、水島に戻る。魚探はすごい反応。しかし釣れない。
「よっし、浅いとこ行ってみっか!」
「エソパラ(エソパラダイス)っすか!」
「そう、目指せエソパラ!」
と相変わらずエソ脳の私たちだけど、エソなんか釣りたくない私はトップウォーターを用意。
ピンクのマリアラピードさん160スタンバイ。
「おお!本気モードっすか!」
既に鯛を釣って、今日は勝った気でいるかまぼこさんが警戒しているが、過去にジギングで釣れない時に、妙にトップで当たった記憶があったので試してる次第。
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャバシャ、ズバコーーーーーン!
本当にズバコーーン!って音がした。
「うああああ!ww」
実はやっている本人が一番ビックリしたのだが、マリアさんにヒット。
サイズは小さいけど、ヒラゴをゲット。
※スマホ壊れて写真なし。
「おもしれええええ」
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャバシャバシャ。
投げる。バシャ、ズバシャーーーーン!
「わはははまたキターーー!」
またもや小さいけどヒラゴをゲット。
※スマホ壊れて写真なし。
水島のヒラゴは小さくても元気なので大変おもしろかった。
ということで今年もトップを絡めて楽しもうと思った所存であるのと、
(WISHでトップのルアー売ってないかなあ)
と思って探したのがこれ。早速ポチリ。
ちょっと30gは軽すぎて飛ぶかどうかが不安だけど、今度試してみよう。
「エソはすり身にして味噌汁でめっちゃ美味かったです!」
エソも美味しかったようで何よりでした。
おわり
2021年4月~5月のブログをアップしとかないと来年苦労するじゃないかと社長に言われて
2021.4/17 蓋井島近辺、昼イカ校長
2021.4/24 関門をウロウロ
2021.4/29 水島でデカマサ
2021.5/3.4 ほぼボウズ
2021.5/8 真鯛、アコウ、サワラ、ブリマサノーヒット、社長電動リール破壊
ブログを書く気力がなくなったわけではなく、ブログがバズった上に炎上して心を病んでしまったわけでもなく、ブログの登場人物(社長)から「左巻きに変えたから釣れんのやろうが」などとヒドイ扱いを受けたショックで釣り熱が冷めてしまったワケでもない。
むしろ1円にもならないのにこのブログを書き続けていた自分を誉めてあげたいくらいだ。
そういえばこの春先までに「1級小型船舶免許保持者」がなんと一気に4名増え、社長と一緒に竿を握る愉快な仲間たちはほとんどライセンスホルダーとなってしまった。
そろそろいい加減に彼らもお客様気分を排除して、心身ともに鮮魚事業部に尽くそうという気概なのかそれとも「お前ら免許も取らんでいい加減にしろ」という社長の心の叫びが聞こえたのか(聞いてしまったのか)は定かではない。
ということで人間側はだいたいバッチリなのだけど、今回ばっかりは海側がバッチリではないのだ。
春は毎年不調だけど、ここまで釣れない春は久々である。つーか、他のみなさん釣れてんのかしら?
沖に出ても岸に寄ってもノーヒット。「キスなら誰でも釣れるやろー」とプライドをかなぐり捨てた関門でのキス釣りも朝から夕方まで大人5人が全力でたった2匹。
そんな調子なもんだから魚は諦めて昼イカを始めた社長が大当たり。イカって昼からそんなに釣れるの?ってくらい良い方のヤリイカが連発する。
どんなに魚が釣れなくてもデカアラ、デカマサ、デカンパチ、を釣りたい私にイカ釣りという選択肢はなかなか出てこないから今までにない新しい楽しみ方を見つける社長はマジで天才である。
(私など今だにスッテを投下するたびに指にサクッと刺さってアイターッてなるので8本スッテを使いこなす社長は私から見たら神の領域に近い)
そんな感じで今年は3月くらいから魚の気配はなく、イカの気配だらけで始まった春の鮮魚事業となった。毎年、春って釣れない記憶しかないんだけど、今年は一段とひどくない?
例年になく、風もやたら強いのでだいたい水島エリア探索となったのだけど、個人的にはここに大物はいないと思っている。
水深も浅く、ジギングも楽、初心者でもヤズ、ヒラスの数釣りには持ってこいという好漁場ではあるがいかんせん大物と出会った記憶がほとんどない。
そんな私はWISHで買った80gのロングジグでラクチンなジギングに切り替えていた。普段は100gだけど、その20gの差がおっさんには天と地の差があるのだ。
やはり80gは流されやすいので船の流れに合わせて軽く投げる。着水、フォール、そろそろ着底・・・・・・びやあああああああああ!
一気にラインが走る、フォール中に食った!
ふんがー!と合わせるとズッシリと重い。
(おお、、これは・・・・)
重い、走る、重い、走る。
「デカいかーー?」
「いやー、そうでもないと思いますけど」
内心冷や汗、しかし冷静さを演出しつつ、少し巻いてはまたびゃあああああああと出ていく。
「ん。デカそうやのう」
社長は自分の釣り具を回収し、お祭りを回避をしてくれたのだけど・・・。
実はそれが一番のプレッシャーである。
(早く釣り上げないと社長が釣りできないじゃないか)
そんな気も知らず、イカゲソ先輩が騒ぐ。
「デカかとやなか!?絶対逃がしたらいかんバイ!」
佐賀弁なのか北九州弁なのか博多弁なのかよくわからない激励をいただきつつ、もちろんここまで時間を掛けたなら意地でも上げたいところ。
ほとんど今年はまともな魚が釣れてないからね。
そういえば、イカゲソ先輩は4回連続くらいボウズで終わっていて、「お前、何しに来たん?」と社長から言われているという事を一応、ここで記録しておこう。不調の春をその身を以て体現しているイカゲソ先輩なのだ。
「カチ、カチ、・・ぷはー」
「・・・・!」(ヤバい!)
やばい!社長がたばこを吸いだした!これは明らかにヒマだというサインだ!(と思う)
しかしながらブリならとっくにグターとなって上がって来ても良いのだがまだまだドラグを引っ張り出すこいつはヒラマサに間違いないので丁寧なやり取りを繰り返した結果。
無事にランディング。
93センチのヒラマサでした。
(重量は電池切れで計測できず!)
100センチは超えなかったのだけど、何も釣れない春の終わりになんとか青物が上がった1匹がこのサイズなので幸先が良い一年になるだろう。
しかも水島でこのサイズが釣れたのは私にとってかなり良い出来事なのである。
「・・・お前、もう今年は終わったなw」
という社長のお言葉通りなのか、その後はいまいち(GWは全敗)
(私は真鯛60センチ釣ったけどね)
統計史上2番目に早い梅雨入りを記録した5月中旬もなんだかさっぱり。
あ、ピラニア先輩が宣言通り、奇跡的にインチクで奇跡的なヒラメを奇跡的にゲット。
そんな中でも社長の電動リールジギング(ちっこいジグのただ巻き)が好調で去年と同じく水島でスズキが連発したり、真鯛の40~50センチくらいがボチボチ釣れたり釣れなかったり。
そしてついに社長の電動リールが壊れてしまったり。
(やっぱり壊れることもあるんだねえ、、、。レベルワインダーが動かなくなっちゃった。)
さあ、今年の夏はどんなドラマが待っているのでしょうか。
メーターオーバー、釣りたいぞ!
まとめておしまい
ちゃんと更新したいけど、なかなか時間が・・・。
釣れない2020年9月の海(備忘録)
今年の9月は釣れなかった。
私も史上初の3週連続も沖に出なかった(関門はちょろっと出たけど)感じでまともにジギングロッドを動かしておらず、ジギングきんに君が衰えてないかがここ最近一番の心配事です。
いかんせん、週末は天気が悪かったもんな~。風、波、雨・・・。
社長とイカゲソ先輩がちょろっと日曜に沖に出たりしたけど「今年の海はおかしい」と熟年の漁師のようなセリフを私に言ってくるイカゲソ先輩。
(私は家族サービスで日曜は釣りに行けない)
イカゲソ先輩の頭も今年の海以上に十分おかしいのだけど、社長もウーロンもイカゲソ先輩も釣れないのだから本当におかしいのだろう。
今週から本格的に沖に出れるのか、それとも冬の低気圧に支配されて行くのかちょっとわかんないけど、気が付けばブログも1ヶ月近く更新してなかったからちょっとだけ備忘録として更新しておこう。
2020年9月の海は本当に釣れなかった9月でした。
終わり
あ、10/10に関門で30センチくらいのネリゴが釣れました。やっぱり青物はうれしい。
「台風10号メモ」100年に一度とか伊勢湾台風級とか言われても
台風10号
到着時945hPa
ハイシェン
凄かったですねえ。100年に一度、とか観測史上最強とかサイアクの事態がどーとか。前評判はバッチリすぎる台風10号、ハイシェンさん。
土曜に船のロープを追加し、台風直前の日曜の夕方に最終確認。
「ちょっと船見てくる」
「そのまま流されたらいいよ♪」
「ちょっと田んぼ見てくる」と同じ死亡フラグを察した妻から心温まる激励を受け、超大型台風が来るとは思えないくらい、ついさっきまで近所のゆめシティでショッピングを楽しみ子供たちに引っ張り回されながら家族サービスでクタクタになった体にムチ打ちつつ「あ~酒飲みてええ」とか思いながら自宅の下関から小倉まで車を飛ばして向かったのですが明るいうちから道路はガラガラ。
関門トンネルも3号線も119号線も。
(明るいのに119号線がガラガラだーーー!wwww)
とノリノリで港に到着。
途中にある立体駐車場が台風から愛車を守ろうとする方々で大混雑してたくらい。
船の両舷にロープを1本ずつ追加し、たまに吹く突風で台風をイメージしながらロープの長さを調整。なるべくメインロープに負担を掛けないように調整して準備完了。
「よっしゃ台風、かかってこいや」
(おてやわらかにね♪)
と祈って港を退散。
一気に疲れが出たのか、22時には落ちていた私。
「ずごおおおおおおおおお!!!!」
「どおおおお!ミシミシミシーーーーー!!!」
深夜2時くらいから朝方まで鳴りやまないミシミシ音。
風、暴力反対。
とんでもない暴風だったけどとりあえずガラスも割れなかったし、朝、港に確認して無事な船を見てさらに一安心。
みなさんはご無事でしたか・・・?
おわり
以下、個人的なメモ
蓋井島風速20m超え
北九州風速10m超え
船両舷に追加ロープ
地図通りの方角でOK
東の風
向かって右から吹く
西の風
向かって左から吹く
南の風
後ろから吹く
北の風
正面から吹く
多少のずれはあるがこれでOK
相変わらずマグロなのかカツオなのかカンパチまで
7/25
白島沖へ。
波1.2m
風4~5m
普通なら沖に出るコンディションではないが、なぜか我々は白島沖に向かっていた。
酔い止めなど普段から飲まないけども、今日ばっかりは飲んでおこうと思ったら酔い止め薬は無くなっていた。
普段からイカゲソ先輩やその他お客さんに「ハイどぞー。」「ハイどぞー。」と配っていたら無くなっていたというワケ。
私にとって「だいたい誰かに使われて、いざ必要な時にないもの」ランキングナンバーワンは酔い止め薬である。
おっとっと、おっとっと、な感じのコンディションはさすがに私も気分が悪くなってきた。
もちろんイカゲソ先輩もダウンしたのは言うまでもないが、ちびっ子ギャングたちがワンサカ沸いてくれていたおかげで釣りの方はなかなか面白かったのである。
「マグロだあああああ!!!・・・??かね?」
「おおお!またマグロおおおおお!!!・・・だよねえ?」
「きたぞ~!マグロ・・・なのか?」
小さいマグロは釣っちゃダメだとかリリースしないといけないとか30キロ以下はどうとかなんかルールがあるみたいなので我々はなるべくタモの中で針を外してそのまま(多分マグロを)リリース。
もちろん血だらけで職場復帰不可能と判断された個体のみ持って帰ることに。
そのマグロ(多分)は上層でジグをフラフラ泳がせるだけで釣れちゃうので、私はあえて避けて、底から中層をひたすらジギング。
(カンパチとか居そうな雰囲気じゃなーーい?)
とか思って必死でマグロ(多分)を避けてジギング。
と思ったら・・・。
釣っちゃうんだよなあ、社長がw
いいなあ、良いカンパチでした!
そうそう、マグロかカツオかわからないまま焼いて食ったらツナ缶の味!
つまり、マグロ(多分)ですが、マグロでした。
魚体に沿ったヨコジマがカツオみたいですね!
終わり
エソこそ夢、ドラマ
7/18の出来事
宗像沖にレッツゴー。
水深70~80mくらいのよくわからんナントカの瀬と海図に書いてあった場所でやってみる事に。
朝から全然ジグには反応なし。魚探もさっぱり何もなし。
(ん?でもなんか変?)
ジグにフワッ、ゴツ、ゴツ、フワッ・・?
なんかさっきから変な感触が?
エソでもなさそうだし、海藻?とか思ってたらちっちゃいヤリイカが引っかかって上がってきた。
(イカっすか!)
「社長~!イカが沸いてるかもっす!」
「じゃあイカ釣りすっか」
ベテランの社長はさっさとイカスタンバイ。
「キタぞ」
イカが釣れる釣れる釣れる。
胴15センチ~25センチくらいのヤリイカラッシュ。
全体的に小ぶりだけど昼からこんなにイカが釣れるなんてもうこれ、わざわざツライ思いして徹夜でヒーヒー言いながら男と男のプライドを掛けた戦いの夜炊きイカ~なんてイカんでいいやなイカ!?
と思ったのは私だけかも知れないが、昼からイカ釣って、夕マズメからイカを餌にアラ、鯛狙いでも良さげな感じ。
さて、イカは私のジグにも掛かってきて、バラさないようにゆっくり巻き上げるとどうやらエソらしき小物につつかれまくるようで、上がってきたころにはボロボロに。かわいそうじゃなイカ。
さて、イカもいる。エソもいる・・・。なのに捕食者たる大物はいないようで、ジギングしている私は疲労困憊、ヘトヘトに。
(はあはあ・・、はあはあ・・・)
(ガツッ、、おお!・・・・あ、エソっすか・・・)
80mからエソを巻き上げるのもけっこう大変でリール巻くのもエンヤコラ~。
はあはあ、、、はあはあ・・
ぐいーーーーん!
(おやっ!?)
近年マレに見るくらいどーーーんと曲がる竿。
「アラ?ヒラメ?とにかくデカいの来ちゃったっすよ~!!うひょーーー!」
バラさないようにゆっくりゆっくり上げる事、約1分。
ふわ・・・・。
「ぎゃああああああ!」
ハイ、バレましたあ。回収したジグには立派なエソが。
多分こんな感じ。
デカいヒラメだったと思われます。
社長のエソにもデカいヒラメが乗って来たし、ブリ・ヒラマサも食って来るし、エソには夢があるので皆々様もエソ様を邪険に扱わないように。
えっと、納竿ギリギリ、最後の最後でなんとか来ました。ヒラマサ。
良かった良かった。でもきつかった(笑)
おわり
ナスDはこれにかぶりつく。すげえな、あの人。
0.5mの波はけっこうキツイというメモ。
7/4
社長、青年実業家ウーロン、私の3人。
風速5
0.4m~0.5mの波、4.5秒
気温24~26度
先週は沖ノ島、今週は近場の蓋井島。しかし1週間たつのは早いなあ・・・という事でレッツ蓋井島~!を目指す・・・も強まる風と波で快適な釣りにならないと判断し、ちょっと手前の水島で停車。
2~3回、流すも釣れるのはエソとフグ。
何しに来たんだ我々は。とう状態。
「いやいや沖ノ島より釣れてません?www」
などと言うワケもないのだがそんな事よりも昔はこれくらいのコンディションでも頑張って釣ってたのだが、ちょっと釣れないとわかると最近は「関門に戻ってノンビリ」というモードに変わるのも早い。これぞ近場の醍醐味でもあるのです。
関門に戻る。
社長は青ケブでキス狙いに変更。
私はそのままジギング続行、関門では(私だけ)滅多に釣れないブリやヒラメ狙い。ただしボロボロで真っ白になったジグなのでタコとか釣れんかな?とか思いながら思い思いの釣り方を楽しむ事に。
※もちろんタコは漁師さんが放流しているので狙って釣っているワケではありません。
「・・・・・」
「・・・おかしいのう」
しかし関門でも釣れません。
「青ケブは白飯でしょ」
どうやら魚にとって青ケブは白飯クラス、いわゆる鉄板のエサだという事をウーロンは言いたかったようだ。
「炭水化物ダイエットかのう」
ダイエット中の魚たちは白飯すら食ってくれません。
「今日はエビとかそんなオカズが食いたいのかもww」
「・・・・・」
しかし釣れない。この時期で青ケブならキスやら小鯛やらフグやらがわんさか釣れるハズなのに。
(ぐっ)
「・・・むむ?」
(ふわっ)
「・・・・お?」
ロングジグで底を小突いていた私のジグがぐっと重くなり、無理矢理引っぺがすとふわっと浮いた。
(もしや・・・)
やったー!タコだ。リリースするけど、私、関門でタコが釣れたのってあまり記憶ない。
「タコ、初めてかも知れません」
「いや、お前、釣った事あるやろ」
「うーん、じゃあ、2タコ目かな?」
「2タコwwぶほっ」
2タコという単語に妙にウーロンがハマっている。
しかしナスⅮはいきなりかぶりつくんだからやっぱりすごい。尊敬するマジで。私もあと20才若かったらイケたかもなあ。(無理)
(しかしなかなかおもろいな)
と思いながら底を集中してジグで小突く。
(コンコ―――ン、コンコ――――ン、、、、)
(ぐぐっ)
むむ?(´▽`)
(これはタコじゃないな、ヒラメか!?)
惜しい!
ヒラメっぽいけどヒラメじゃない!
(なかなかおもろいw)
(コン、コン、コ―――ン、コン、コン、コ――――ン、ブルッ!)
おおお、今度こそヒラメかああ?
ヒラメでした。小さいヒラメだったのでブリ上げたら外れてしまった。なので写真なし。
その後、社長の白飯(青ケブ)に30cmくらいの食べごろ鯛が掛かり、終了となる。
まあ、波高が0.5m超えたらノンビリ魚釣りってワケにはいかないね。おっさんには(笑)
というメモでした。
おわり
「神宿る島」沖ノ島・宗像
2020.06.27
小潮
「明日、イケるやんか!」
金曜の夕方17時に社長命令が下る。
「朝3時集合な!」
「いや、(暗いので)4時にしましょうww」
朝4時に小倉港を出発、暗闇を小一時間も走ればうっすら視界も効いてくる。ところが日が昇る頃には雨が降り出し、朝6時頃に沖ノ島に到着しても雨。
カッパを着てジギング、トップを繰り返すもとにかくノーヒット。
魚探はいい反応が出ているのだが、ジグやトップにはまったく反応がない。
「神の洗礼やね」
イカゲソ先輩のリールが壊れていたり、ぼちゃん!とタイラバのシンカーを落としてしまったりするイカゲソ先輩は自分のミスを神様のせいだと言い張る。
さて、これもそんな神様のいたずらか、風速も強まりガンガン流されるのだが、とにかく手ごわいのが「水深」だ。
「今、20mだぞ~」
「了解です!」
着底、シャクリ、着底、シャクリ・・・・?おや?着底?シャクリ?あれ?
「んーー。今、何メートルっすか?」
「70やな~ww」
どうやら我々は切り立った断崖絶壁で釣りをしているみたいで、垂直落下式に水深が深くなっていく。
とにかく釣りづらい。
岸に近い水深20m付近からトップのキャスティングをしていたとしても、10投もすればいつの間にか70~80mの水深でポッパーをバシャバシャ引っ張っているという状態。
「きびしーーーーw」
しかしそんな高低差があるところにきっと大物は潜んでいるハズだ。そう信じてひたすら投げる、しゃくる、投げる、しゃくる・・・・。
ジギングとキャスティングの2セット。贅沢である。普段はリールやら竿やら洗うのが面倒だからこんなことしないもの。
「釣れん」
我々も昼飯食って、メロン食って・・・・。
魚探を頼りに場所を転々とするも、魚の食い気はゼロ。
社長がタカパ、イカゲソ先輩がアコウを釣ったのだが、「沖ノ島=大物」で支配された我々の脳みそフィルターを通してみてもたいしてそんなにデカくもなく、「なんか違う」と気付くまで7時間も掛かってしまった。
「釣れんぞ」
なんという事でしょう。憧れの沖ノ島、惨敗。
ロクな成果も出せず、13時頃に沖ノ島を撤退。
(私はなんとか鯛めしサイズの鯛を釣ったが、これがなければ沖ノ島ボウズを達成するところだった)
「行きがけにあった瀬でちょっと釣って帰ろう」
行きがけに「ナントカのセ」と書いてあった場所を通過したのでそちらに寄って帰ることに。
沖ノ島が遠ざかり、島も対岸も船も見えない広大な海のど真ん中。
神とは無縁、神の御威光など届かない、とにかくだだっ広い海。
(こんなところで釣れるんやろか・・・?)
そして起床してはや13時間が経過している私にモーレツな眠気が襲ってくる。
(社長とイカゲソ先輩は要所要所で仮眠を取っているが、私はずっと釣りをしている。)
そんな中、奇跡がおきる。ぶっちゃけ完全に目が覚めた。
WISHにしてはかなり精巧に作られていて、いかにも釣れそうなエビワーム。
かなり根魚に効果ありそうなエビワーム。
事実、イカゲソ先輩はこれでアラカブを数匹釣っていたが、ついに「アイツ」が食ってきた。
なかなか重たそうである。途中からは抵抗もなく、ただ、重いだけ。つまり正真正銘、根魚だろう。
(やられた)
浮いた瞬間、そう思った。おそらく私の記録を抜いたと思われる。
「私が釣る予定だったのに!」
社長がとにかく悔しがっている。社長はクエを釣るためにアレコレ用意をしていたのも事実。
しかしながら空気を読まないイカゲソ先輩と中国製エビワーム(1個100円くらい)が釣り上げたなかなか良いサイズのクエ。
さらにそこから良型のアコウも連発し、イカゲソ先輩(エビワーム)の独壇場となる。
私はとにかくデカマサ、デカンパチ狙いで竿が折られるくらいのすんごいファイトを所望しているので根魚には興味がないが、ちょっとだけ悔しいのだ。うん。
私もこの後、ヒラスと真鯛を釣り、ノーカンへ。
結局、沖ノ島はダメで、帰りに寄った「ナントカのセ」で「中国製エビワーム(1個100円)」が爆釣しただけの結果となった。
「神のご加護やね」
byイカゲソ先輩
社長、マグロきんちゃく、そろそろ完成させますからそいつでデカいの釣りましょう!
沖ノ島まで行って、タカパとアコウのたった2匹しか釣れなかったなんて気にしないでください!!!!!!!!
www
イカゲソ先輩が空気読まないだけっすよ!!!
wwwww
負けてる気がする・・・・。くそっ
もう根魚狙おうかな。美味しいし!
おわり
マグロのきんちゃく
「マグロのきんちゃく、調べとけ」
「かしこまりました」
上記の会話でピンと来た方はかなりの釣りキチか釣りバカかもはや漁師さんかその業界の方ですが、使った事がある人はどれくらいいるのだろう・・・?
私ももちろん使った事がない「マグロのきんちゃく」。私はジギング派なので「マグロのきんちゃく」を使うつもりはないが、是非とも社長には「マグロのきんちゃく」を使ってマグロを狙っていただきたい。
マグロのみならず、真鯛釣りとかもいいかも。何より大胆で楽しそう。
社長は過去に屋久島?かどっか南の方で「マグロのきんちゃく」仕掛けでキハダを仕留めたそうだ。
早速アマゾンや楽天でググってみる。
(マグロのきんちゃく・・・と)
だよなあ・・・・。
さて困ったぞ。マグロのきんちゃく。どうやら通販では売ってない模様である。
(こうなったら・・・作るしかない)
どうせなら今年のお中元は「手作りマグロのきんちゃく」でファイナルアンサー。何よりだいたいこんなものは手作りだと相場が決まっているハズだ。需要が少ないだろうから。
そして近海ではなかなか使う機会もないだろうけど、100m前後の海では出番があるかも?知れない。
つまり私の経験上、ぶっちゃけ「作るだけムダになる可能性」しかない。
でも・・・なんかおもしろそうだ。
まずは設計図である。
うーん。我ながら完璧。
ビューティホー、ワンダホー。
貴重な昼休みに試行錯誤した結果である。
今さらながら「マグロのきんちゃく」の種明かしです。
(沖縄の方では「パラシュート」と呼ばれているようでそっちの方がしっくりくる)
コマセ(撒き餌)を袋に詰める。
つめつめ・・・
エサが付いた針も一緒に詰める。
つめつめ・・・ハリスも一緒にね。
袋の出口を針金で軽く縛る。
タナまで沈めて力一杯引っ張れば針金がほどけて撒き餌と針がピンポイントで解放!
これで「落ちる途中にコマセが無くなったあああ」って心配がないワケですね。
マグロのきんちゃく、、、、
これには夢がある。
(・∀・)イイネ!!
しかし・・・。
一回一回、つめつめしてドボン・・・。
ぶっちゃけ面倒な気しかしないが・・・・。
果たしてあの社長がこれを・・・
これは作るだけムダにな・・・。
えっと・・・。
・・・
いや・・まあ、、。
さあ、材料を探しに行くぞ!www
おわり
~角島遠征~ジギングと根性のイカ釣り
2020.6/6~6/7
今年も始まってしまった激闘のイカ釣り(今年2回目?)
今回は一味も二味も違う。なんてったって「ドライブで行ってみたい場所日本一」を誇るあの角島に行こうという企画。
ウキウキである。ドライブでは何度も行ってるけど、釣りでは行った事がないのでとても楽しみなのだ。
「ボウズ知らずの角島」と言われている角島沖、果たしてその真相やイカに。
初めての場所だしポイントもわからずとりあえず始めてみる。早速、社長とウーロンが50センチくらいのヤズとヒラゴを釣り上げる。
「蓋井島と変わらないじゃないか」
「・・・・・」
私はめずらしく泳がせでもしてみようかと思い、エサ確保のためにジグサビキをセット。
「・・・飽きた」
そう、小物を釣るヒマがあったらデカマサ、デカンパチ、デカアラを狙いたいのはアタリマエ、いつものロングジグ100g(ピンク)に付け替えて労働開始。小物などイカゲソ先輩か達人ウーロンに任せておけばいいのだ。
そこから連発の始まり始まり~。(私だけ)
「きたっ」
「おっしゃー」
「また」
「げっ、また」
「んっ・・・」
「・・・ふう」
「デカくないなあ」
3~5キロくらいのブリがメインだけど、水中70mから引き上げるのは結構な重労働。
しかし、しゃくったら釣れる、落としたら釣れる、間違いなく右腕は筋肉痛コース。
小一時間で5~6本は釣っただろうか、イサキも混じってそろそろサイズアップが欲しいところだけど、とにかく魚影がすごい。
魚探と私はず~っとオマツリ騒ぎ、しかし角島は本当にすげー。
ところが・・・釣れないのだ。私以外は(笑)
社長とウーロンは最初の1匹ずつだけ、イカゲソ先輩に至ってはベラのみだ。
しかしようやくメモリアルな1匹が!
180gという気絶しそうな重さのジグをセットし、ひたすら「ういーーーーーーーん」と電動でタダ巻きしていた社長の電動ジギングにアタリ!
「デカいっすか!?」
「うーーん。わからんww」
「おい、変われ」
何も釣ってない(ベラしか釣ってない)イカゲソ先輩に竿を渡すやさしい社長。
「何も釣ってないやろが」
ついに電動でウインウイン巻くのすら面倒になっちゃった?といささか心配にはなったが純粋にイカゲソ先輩に釣らせてあげたかった心優しい社長であった。(たぶん)
「先輩、大きいすか?」
「いや、コレホントにわからんとよ」
「釣り番組みたいやんかwww」
ぴ。ぴ。ぴ。ぴぴぴ。
自動巻きが終わりを告げる音がなる。ようやくここからラスト3mくらいは手巻きである。
「あ、いや、コレ・・・」
「けっこうデカいかも!!!」
イカゲソ先輩が叫ぶ。
この日一番のブリ、8キロオーバー。
電動リールは慣れないと魚のサイズ感がわかんないようだwww
「じゃあ逃がしまーーーす。」
この日の青物は全部逃がしたのであまり写真は撮ってない。全部元気に帰って行ったので良かった良かった。
そして日が沈む前にようやくイカゲソ先輩が真鯛をゲット。写真撮るの忘れてたけど60センチくらいの良いサイズ、とてもキレイな真鯛でした。
さて、日が沈むころにイカ釣り準備開始。これまた適当に水深90mくらいの沖に出て、集魚灯を投下。
私はイカ釣りが苦手である。本当に釣れるんだろうか。
ところがこれまたポイポイ釣れるのだ。さすが熟練の技、5本スッテの社長が一番上手で、同じくウーロンも社長に負けず劣らず釣っている。
社長:8杯くらい?
ウーロン:8杯くらい?
私:2杯
イカゲソ先輩:1杯
「(お前がイカ釣るとか)めずらしく役に立っとるのうw」
角島スゲー。私がイカ釣って誉められるなんてwww
そして23時くらいからイカをエサにしたりジギングしたり色々したけど、何も釣れず。夜って本当に釣れないね。
深夜3時くらいにウーロンがボッコを釣っただけ。ちょろっと仮眠を取って朝マズメに突入・・・!
・・・しかし忘れちゃいけない。
そう、我々はすでに超絶スーパーヘロヘロである。
そして我々以外に誰もいなかった海域に釣り船が集まってきたのでポイントとしては間違いなかったという事だろう。
最後に社長がレギュラーサイズのヤズを釣り、撤収する事に。
「ブリ、飽きたのう」
「マグロとか釣りたいっすね」
もう普通の魚種じゃ満足しなくなった我々。
今度こそ沖ノ島だあ・・・・。
しかしながら角島、そうとうおもしろかった!根掛かりもひどいので初心者にはちょっとアレかもだけど、間違いなく釣れるイメージが定着した!
あ、イカゲソ先輩・・・
あの鯛、釣れてなかったらヤバかったっすね!
角島まで行ったのにベラだけってオチの方がおいしかったのにww
おわり