北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

【悲報】続:釣り納め2017かもしか

2017/12/23風速2~3中潮

やっぱり寒い。やんごとなき寒さ。早朝は寒いからと言って10時集合、11時過ぎ釣り開始などと我々もさすがにヤキが回ったという事だろうか。
ただの根性なし軍団と化した社長、イカゲソ先輩、私の3人でやんごとなき早朝の寒さを回避して暖かい昼前到着という軟弱スケジュールで沖に出る。

前回、「エソしか」釣っていない社長は、このままでは「♯社長の釣り納めはエソ」などと不名誉な記録が残ってしまう為か、それともボウズ回避の防衛本能が働いたのか、久々のテンヤを準備。ただ残念ながら活きエビは在庫切れで冷凍エビ。ただ、ここで餌釣りはジギングの我々にとってもありがたい事で、「そこに魚がいるのか」「魚がエサを食うか」どうかは貴重な情報源だ。

さあどうだ。天気予報は晴れ、風速1~2。しかしながら海上は・・・・

ゲキサム、激寒、GEKISAMU。

なんでこんなに寒いんだああ。天気予報通りなら穏やかな釣りとなるかと期待したけどもあっさり淡い期待に変わった。もうね、ウネリがヒドイ。そんな冷たい風とやんごとなきウネリにカラダを揺らされながら藍島沖から釣り開始。白島まで届きまへんがな。

「お、なんか当たったぞ!」

おお!さすがエビ!早速社長のテンヤに魚の気配だ。エビの頭の一部がかじられている。

(ちっちゃいお口でつつきやがって・・・)

こいつの犯人は間違いなくアイツらだろう。フグかベラか。しかしそこに魚はいて、魚はエビをつついた。つまり魚はいるが小魚だという事だ。

小魚がいるという事はそれらを捕食する大型魚もいるハズだ!と前向きな気持ちに切り替えて私とイカゲソ先輩はジギング開始するも全く当たらない。

そんな二人をよそに社長がヒット!

 

 

 

 

 

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※写真はイメージです。水槽で飼ったらキレイだろう。


まずはお約束のベラであるが、これで社長はボウズ大会、イチ抜けである。

この瞬間、私とイカゲソ先輩は社長のベラを追う展開に変わった。
この際、ベムでもベラでもベロでもいいから釣らないとボウズで2017年を締めくくる可能性が高いのだ。

しかしながら社長のテンヤにまたもやヒット!

・・・したらしい。

船の先端で釣っている私が気付かないくらい慌てず騒がず何事もなかったようにキャッチ&リリース。
釣った魚はアラカブ(極小)だったとの事。

 

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※写真はイメージです。水槽で飼ったら可愛いことこの上なしだろう。

社長、いきなり2歩もリードである。ベラ(極小)アラカブ(極小)を私とイカゲソ先輩が追う展開に。

なんというレベルの低い戦いだろうか、出航する時に誰もクーラー持って来ていない事に気付き、「もしたくさん釣れたらどうしよう」などと釣り具のポイントで850円も出して発泡スチロールの魚入れを買ったと言うのに!

その後、全員ノーヒットな上、やんごとなき激しいウネリに嫌気がさし、思い切って蓋井島付近の水島へ移動。

 

「ここはあの伝説の・・・」

イカゲソ先輩はここでジギングにハマったと言っても過言ではなく、夏前には4人で19本のヤズ、ヒラス、ネリゴを釣り上げた華々しい記憶だけが残っているようで、その後絶不調に陥った事など微塵も覚えていない。
自分でも言っていたが、都合の良いおつむが自慢だと言っていたイカゲソ先輩だが、前向きである事は良い事だ。

そんな前向きなイカゲソ先輩がボウズを回避しようと姑息にも社長のテンヤセットを借りてテンヤ釣りをスタート。そこまでボウズ回避したいのか勝負に貪欲なのか心が汚れているのかわからないが、何かを釣ってやろうという気迫だけは伝わった。

そんなイカゲソ先輩がテンヤで渾身のヒット!

 

 

 

 

 

 

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※写真はイメージです。ベラ、キレイなんだよなあ。

 

 


続けざまにヒット!

 


アラカブ(極小)

 

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※写真はイメージですw

 

 

なんとここにきて社長と全く同じの魚種とサイズ(極小)でトップ独走体制の社長と並んだのである。なんと空気を読んだラインナップだろうか。水槽で飼ったらこんな愛らしい顔を見せてくれるかもしれない小魚のオンパレードである。

 

 

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まさに観賞用にどうぞ、と言いたくなるがそんな事言ってる場合ではなく、ボウズは私だけとなった。休み休み休憩しながら釣りをし、しかもテンヤなどとエビの力を借りた二人に負けるワケには行かない。ジギングは気力・体力・精神力。それが尽きたら最後は根性。腕が折れてもアオり倒す。それがジギングである。

(どっかに時合があるハズ・・・)

その「時合」にジギングをしているかどうかが勝負の分かれ目でその瞬間だけを信じて延々とジギングを繰り返すも時折コツンと何かが触っている感覚があるだけで、どうも今日のお魚はお口を使ってくれないようだ。

(お願い、食べてえええ)

と声にならない声で叫びつつ上げては落とし、落としては上げる・・・そんなむなしい上下運動を繰り返してたその時、ついにその瞬間が訪れた。

「もそっ、グン!」

ぬお!と竿を立てる。慌てるな・・・根掛かり?あれ?ちょっとぐいっと引っ張る感じはコレ魚なの?まるでタコか海藻か何かを引っ張り上げるような気持ちで引き上げる。
(お願い、魚であってくれええ)


もう後半はただの水の抵抗しかない重たい物体と化したブツは~!

マトウダイ(笑)しかもスレ掛かりだったから重たいワケだ。
平べったいからね。たいしたオチもないのだけど、あまりにキレイな◯模様に思わずハイチーズ。

 

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いや~しかしこれでジギングで釣ったのは正真正銘私だけだ!と思ったら「口に掛かっとらんやんか!」とクレームが入るもそんな事は知ったこっちゃない。

その時、ジギングしてた社長にもキターーーー!

これはまさしく時合か~!時合がキタのかーーー!社長!時合かもですよおおお!

 

すごくかわいいエソ(極小)

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※写真は夏に釣ったヤツ。参考です。もう少しピンクで可愛い感じ。本当にこのころは海が穏やかだ。

 

ん?

 

あ、これって。 

あ、もしかして・・・。

 

あ、これってもしかして!?

 

このまま何も釣れないとするよね。そうなるとね、これは前回のブログの続きでもあるワケだしね。つまり、何が問題かっていうと・・・

 

社長の釣り納めでの最後の獲物候補は、えっと、またもやエソ?

 

ぶっちゃけこの後の私はもはや社長が何を釣るのかだけが気になり、オチとしては最高の2017年となるかもしれないとまるで買った宝くじに「当たるな!」と祈るような不思議な気持ちで1時間ほどを過ごす事になる。

 

その後、全員ノーヒットが続き、時間が過ぎていく・・・

 

 

「年内どっかで正月用のブリ、釣っとけ。」

 

え??

 

「私は行かん。もう帰るぞ。」

 

ええええ??

 

おおおおお!なんと!

 

もう年内は行かない??

  

まさにこの瞬間!

 

★2017キーワードアワード決定!★

 

♯社長の釣り納めはやっぱりエソ

 

 

ちょっと長いけど記憶にも記録にも残らないし残したくもない男たちの戦いはこれで幕を閉じたのである。

30日、ちょっくら友人たちと行ってきまーす。そして正月用のブリをゲットしてきますんでwww

 

おしまい