北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

ナブラ、襲来【2018春】

3/13(金)白島沖 コ瀬付近

おい!アレ!」

 

「え?」

 

 

『ゴゴオオオオォォーーー!!』

 


ナ、ナ、ナ、、

ナブラチロアだあああああ!

( ゚Д゚)ウヒョー!

 

逃げ惑う小魚が演出する爆音付きのナブラの出現は現場海域に到着してシーアンカーを投入した時だった。
神速のスピードでジグをスタンバイする社長、私はトップウオーターをセット!

潮は中潮、朝8時、満潮での潮止まりに入った時だった。

(今日の白島は一味違うぜ!)

今年初のナブラチロワでお出迎え、今日は爆釣の予感だ。

f:id:ryo0119r:20180416175523j:plain


さて・・・と。

みなさんごめんなさい。
「ブログ」という私のみに許された、このブログ内はまさに私が牛耳る独壇場の世界、私が絶対的優位にある土俵であり、絶対王者はつまり私です。

「私のコピーライティングをなめるなよ?ww」とあれだけさんざん小ばかにされ続けたイカゲソ先輩、ピラニア先輩をはじめ、社長不在時にコッソリ船に乗ろうとする同級生のトシオとかもけっこうヒドイ扱いだ。しかしながら達人ウーロンなんかもっともっとヒドイもので「外道野郎」とまで呼ばれ、小倉の夜を牛耳る夜の帝王などと揶揄されたり『ブログ読みました!』でウーロンのお店はタダだとか勝手に書いたり私も我ながらヒドイヤツだなあと思っていた。
登場人物をあざ笑うかのようにブログを書き、魚を釣るよりもネタが欲しい、今日はいったいどんなドラマが待ち受けているのか、今日はどんな発言があるのだろうかという思いが高まり、社長から「またあいつにメチャクチャ書かれるぞw」と言われるたびに次第と「権力」を私が握り、全員をマインドコントロールの果てには完全掌握すらできるなどという錯覚と幻覚が私を支配しつつあった。ストップ麻薬、ストップ釣りブログ。


ナブラの襲撃に遭遇した今週4/13(金)、まさに13日の金曜日。荒れ模様の一週間でその日だけ好天に恵まれる予報だ。

「明日・・・」

「かしこまりました」

いきなり発生する仕事量の増加。木曜のうちに金曜の仕事を終わらせなければならない。それは想像以上に過酷な物量だ。

「あ~、明日アレやってて~」
「え~とアレもな~」
「あ!アレ、アレどうなった!?」
「アレは来週な」
「コレは今日しとけよ」

以上、優秀な部下がいるってのは本当にありがたいって事と、普段からの段取りが良いおかげか仕事の点だけはなぜかいつも通り問題がない。

仕事の憂いを全て払拭し、いざ白島へ。
オープニングナブラに出迎えられ、おとなしくナブラに効果抜群のダイソージグを投げておけば良かったのだけど、何をトチ狂ったかトップウオーターをセットした私。なぜなら今度沖縄に行くからだ。GT狙いなのだイッヒッヒ、その前哨戦だぜ!とか思った私は千載一遇のチャンスを逃した事になる。
投げても投げても釣れないうちにナブラは次第に消えていった。目視できた相手はヤズからのハマチっぽかった。だいたい50センチ前後と言ったところだろう。食べたら一番おいしいサイズではあるが。

「ふう~。ナブラ見れただけで満足です!」

この言葉に偽りはない。苦しい冬のシーズンを乗り越え、ようやく見れたナブラは超感動的だった。

「ま、釣れなくても楽しいわな」

と「あの」社長もそう言い放ったくらい魚の気配がなかったのだ、ここ数ヶ月は地獄だった。それにまだ釣りは始まったばかりだ。しかも今日は「生きアジ」もあるのだ。

「アジ釣っとけ」

3月末の数週間前に徹夜明けのウーロンに「アジの確保」を任せた時から入れていた船の生け簀のアジがほぼ元気に生きていた。

ナブラ+生きアジ=爆釣

今日はこの小学生でもわかる方程式に間違いはないだろうし、間違いなく魚の活性は高いワケだから釣れちゃうのよ、余裕で、ね。

揺れる船の上でナブラに向かって夢中で投げてた時は気付かなかったけど、ナブラが消えて冷静になった時にふと気付いた。

 

(あれ?うねりがヒドイ?)

 

あれれ?今日、波は1mじゃなかったっけ?そしてあれれ?社長が気分悪いとか言ってるし。あれれ?そして私も胃がムカムカしてきたぞ?
先週、子供たちと遊んでいた時にぎっくり腰になってしまった私は、腰をかばってカラダを支える事ができない。揺れたら揺られっぱなしで胃をシェイクしちゃうのだ。しかも前日、友達と腹いっぱい餃子を食べちゃってまだ胃が餃子でパンパンって感じで船に酔わずとも気分悪い。社長も昨夜、飲みに出てて寝不足だっつってた。

「藍島沖まで戻ろう」

社長と私の決断はとてつもなく早く、あっさりと白島沖から撤退してしまったのである。

その後、白島沖から藍島沖まで連行された社長の元気な生きアジの泳がせに何かがズポボボッ!とヒット!どうせならヒラメがいいぞおおお!

「社長~!ひらべったいっすかあ!」

「おお~!ひらべったいぞお!」

 

「・・ホントだひらべったい!!w」

 


上がってきた魚は・・・

 

f:id:ryo0119r:20180416175558j:plain


マトウダイ、見事な斑点だ。サイズも50センチくらいあってなかなかいいサイズだしひらべったいけど、違うんだよなあ・・・。


その後も何も釣れない私達は最後の砦、六連島付近の鯛・マゴチのスポットへ。
「あそこ、エソしか釣れない気がするんだよなあ」

社長はあまり乗り気じゃないようだけど、心配しないでください社長!最近はまともにエソすら釣れてませんよ!

エソでも釣れりゃそれはきっと幸運のエソだ。エソが釣れないと大物も何も釣れないからだ。

そしてついに。ついに私に・・・

 


キタ~!!!!!!

 

f:id:ryo0119r:20180416175626j:plain

 

 

エソ。


さんざんみなさんをブログでこきおろしている私だけど、ひとつだけ隠していた事実がありました。ひたすら隠し通してきたけども、ついにこのエソのおかげで暴露が必要みたい。

どうやら去年の12/15にマゴチを釣って以来、約4ヶ月間、どうやら一匹も釣ってないらしい。わはは。一匹も?ええ?ホントに?と思って自分のブログを読み返してもどうやら本当に一匹も釣ってないようだ。
エサに頼らずひたすらジギング。これが私の選んだ道とは言え、あまりにヘタクソすぎやしないか。

という事でみなさん、私の4ヶ月ぶり、そして今年初の1匹はコイツでしたあ。
さんざんコキおろしてごめーんね。(^_-)-☆