青物に呪われた令和元年
青物に縁がないのである。
青物が釣れないのである。
いや、違う、ヒットはするのだ。ジグに食いつきはするのだが・・・
・・・とにかくバレるのだ。バレまくるのだ。
そう、社長が。
「針折れ」が2回もあったし、本当に青物に縁がないのだ。
「お前、それは釣れんやろーww」
「釣れるまで一生掛かるぞ~ww」
「100%釣れんな~w」
などと言われたダイビングペンシル(トップウオーター)の黒ネズミくん1号(無名メーカーで激安)にいきなりヒットしちゃうくらい釣れるのに。いや~参っちゃうな~私ってば、わっはっは。
「俺をウーロンと呼べ」
そんなわけわからない事を言い出すくらい青物に縁がないのである。
5/11(土)水島
写真はない。なぜなら・・・
写真はないが、「達人ウーロン」が良型のヒラスを掛けた。(まあ私からすればそんなに大きくはないのだが)ざっと70センチ前後のレギュラーサイズだ。
水島のヒラスは水深が浅いおかげか本当に元気がよく、大物と勘違いしての「釣れてがっかり」な事もよくあるが、達人ウーロンにしては「超大物」の部類に入るであろう待望の一匹がついに達人ウーロンのインチクにヒット!
私は見事に釣り上げた時に備えてカメラをスタンバイ!ぎぎぎぎぎぎーーーっとベイトリールから引き出される爽快なドラグ音は何度聞いても心地がよく、なかなか元気なヒラスで良いファイトをしている。これはとってもいい記念になるだろうし、朝から50センチくらいのヤズくらいしか釣れていない我々としてもテンションは上がるのだ。つまりウーロンとしても我々としても絶対に逃がせない一匹である。
「仕方ない、タモ入れてやるわw」
ようやく水面近くに姿を見せたヒラスは間違いなく今日一番の大物で、しっかりフッキングもしてあるようだが、心配ごとがひとつ。
「青物に呪われている」社長がタモをスタンバイしてまった事である。
もちろん私は写真を撮るためにスマホをスタンバイしているから私は無理。もちろんタモなしでのブリ上げは無理なサイズであるから社長のタモ入れテクニックに全てが掛かっているのだが、いかんせん今の社長は青物に縁がない。
いくら縁がないと言ってもタモ入れは別だ。と安易に考えていたが、社長が突っ込むタモに一度は収まり掛けたヒラスが「びょーーーーーん」と跳ねてポチャン。
痛恨のタモ入れ失敗!www
・・・インチクだけが、そのでかいタモに収まっていた。とてもシュールだった。
私とした事が絶好の写真を取り損ねてしまったのだ。
「ぎゃーはっはっは!キャッチせずリリース成功じゃん!」
「インチクが釣れた!さすがウーロン!wwwww」
「楽しめたし良かったやん」
「自然にやさしい達人ウーロンだ!」
などと心からウーロンとヒラスとの激闘を賞賛、つまり称えていたし、バラしてしまったウーロンは「バラしたならばネタにしろ」を信条とする社長や私の「餌食確定!」のお約束のコースが・・・
今回ばかりは少し状況が違った。
「あまり言うな・・・」
「・・・責任を、、感じている」
青物に縁がないとは言え、タモ入れにまで縁がないとなると・・・これはちょっと社長も重症の部類に入るがまるでこの界隈の青物の呪いを一手に引き受けてしまったかのような様相である。
待望の青物はいつの日か。土日連続で行っても青物は釣れず、釣れるのは立派なヒラメとか。
社長は私なら狂喜乱舞、自慢しまくるであろうデカいヒラメを2回連続で2匹も釣っている(笑)
つーかジグでヒラメの方が難しいんですけど。
これは間違いなく青物には縁がないんだなw
~後日談~
「あのタモ入れ失敗で青物の呪いはウーロンに移った!」
さすが社長。ウーロンを犠牲にして除霊に成功したようである。
さあ真実やいかに!?w
おしまい