北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

細長いアイツらがキタ。

2019/08/20
中潮

釣れない・・・

どれだけ渋くても、数人でジギングしてりゃ誰かしら釣れてたヤズ・ヒラゴ。
自慢じゃないが、私にいたっては青物ボウズなどほとんどない今年。


その日は社長と私と某専務さんとその息子さん(13歳)での釣行だった。
某専務さんのお子さんにブリを釣らせてあげよう!夏休みのいい思い出になるだろ!という企画。

そしてこの魚探の反応である。期待は高まるがその期待はあっさり裏切られる事になる。これはアジゴより小っちゃいオキアミ的な何かなのだろうか。

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オキアミ?

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白島沖でまだ小学生の面影が残る中学生になったばかりの息子さんがファーストヒットでアコウを釣り、私が良型のイサキを釣ったくらい。うん、アレはなかなかのイサキだった。うんwあ、写真ないや。


その後、ジグにアジゴが引っかかる事案が多数発生するも、そのアジゴを餌にするハズの青物が食いつかないのだ。

だいたいジグにアジやらサバやら引っかかる時は大型青物が付いてくるのが定番なのだけども。


「うーん、社長・・・もしかしたら、、ですよ?」

「これ、アジゴがジグを食って来てると思うんですよ」

「つまりアジゴはめちゃくちゃ安心して食事してるって事ですよね・・・」

「つまり・・・敵(大物)がいないって事じゃ?」


私の仮説はカンタンに言うと上記の通りだった。まあ、難しく言ってもこのレベルだけども。うん。つまり船の下はのんびりモードでアジゴたちが平和にお食事してるのではないか。

「水島なら釣れるか?」

そんな社長の問いに答えられるワケもない。だって今年は私も社長も二人してほとんど水島に行ってないんだものw

ただ、ベイトがいるのでここで粘る事を提案したかったが、お子さんもいるし、「夏の思い出に腕が折れるまでジギングしろや!」「大型が回遊してくるまでアオリ倒せやあああ!」というのは小学生を卒業したばかりのお子ちゃんに対しては非常に酷なので浅くて釣りやすくて楽しい水島へレッツゴー!

私とお子ちゃんが船の先端に座り、社長がぶっ飛ばす船はさながらジェットコースターで、あれからずっとおケツが痛い。ケツが二つに割れたかもしれん。そのお子さんは釣りよりもジェットコースターを楽しんでいた感じはあったが。

さあ、久々の「水島」に移動するもキープサイズは私が釣ったアコウだけ。その後、社長が買ったばかりのちっちゃいジグでちっちゃいアラカブを釣りまくる芸当を披露していただくが、「飽きた」との事。

しかし、新ネタのちっちゃいジグに反応が良いと踏んだ某専務さんも社長のおススメちっちゃいジグを付けて遊んでたら。

社長と某専務さんの竿が同時に曲がっている!

ええ~!なになに~!?

と思ったらニョロ――ンと棒の魚が上がって来た。

「ヤガラだああああwww」

ヤガラってペアで行動するのかしら。めずらしいヤガラのダブルヒット。夫婦だとしたらそのヤガラ夫婦はおじさんコンビの餌食になってしまったという事か。ソーメン。細いだけに。

 

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ヤガラ夫婦。・・・ソーメン。

「釣れた青物、アジだけだったっすね」

「ははっ!確かに」


おわり。ぼっちゃん、ブリは来年の夏休みね!