北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

【リール】ハイギヤとローギヤ、比べてみた

※結論は記事の下にあります。

私のワケのわからない文章を読む必要はまったくありませんので下部まで一気にスクロールをお勧め致します。
さらにこの記事はハイギヤにおける愚痴、不満、そして企業のマーケティング戦略に踊らされた我々庶民の思いを私の勝手な推察にて文章にしており、私個人の一方的な私見が多々あります。

そして、楽天スーパーセールでポチってしまった商品は特に安いという印象がなかったので、ただの購入を思い立ったキッカケでしかなかったという事実も併せてお知らせ致します。


勝手にカードを使って、妻にバレるまであと2ヶ月。ドキドキです(笑)


ハイギヤ考察


リール買う人ってだいたいハイギヤを買いますよね(断定)

4000
4000H

この選択肢があるならば、絶対に4000H。

だって、「H」が付いてるだけの満足感(個人的にも)

それだけ「H」がもたらす文字のパワーはこの上ない(と思う)

どんなリールであろうと「ハイギヤ」という神々しき響きに魅了される(多分)

 

「ローギヤっすか、ふーん」

「時代はハイギヤっしょ」


そんなハイギヤ信者たちの会話が聞こえてくる今日この頃(妄想)

 

ハイギヤ

ハイスピード

ハイパフォーマンス

ハイジャックにハイキング

 

みんな言葉に騙されてるんだよきっと。


店員さんも「ハイギヤですから~」と言っておけばだいたいOK(間違いない)

それでお客は「ふーん、ハイギヤっすか、じゃあ(よくわからないけど)コレください」という魔法の言葉(アブラカダブラ)


仮にそれがよくわからなくても「あ、これハイギヤっすから」と言っておけばなんとかなるし、相手もよくわからないしカッコイイから「ああ、そうっすか」となる。

 

前置きが長くなりましたが私自身、「ハイギヤ買っときゃ間違いない」と思ってたクチであります。


果たして本当にそうなのでしょうか。

愛用し続けて4年目を迎えるダイワのヴァデル4000Hになんの不満もないのですが、最近、70m~80m付近で「いない青物」つまり「釣れない青物」を目指して一日中しゃくり倒しているのですが・・・。


(なんでこんなにキツイんだ・・・?)

加齢のせいだと言われればその通り。私もかなりおっさんになってきましたし。

単純な体力の衰えと言われればその通りなのは明白ですが、何か腑に落ちないところがあります。

 

底物が一番つらい。キツイ。

釣れたら溜まった乳酸菌も報われるのだけど、80m~100mで底物(エソ)や底物(ベラ)や底物(アラカブ)が掛かった時などただの拷問でしかない。

 

ジギングもポンピングみたいなものだから基本的にはハンドルは回すだけだしシャクリ自体がそんなにキツイワケではないけれど、テンションを掛けたアクションや、急いで回収する時、そして何よりもポンピングするほどではない小物が掛かった時・・・・根こそぎ抜き取られる体力と溜まる乳酸菌。


またしても前置きが長くなりましたが(これってローギヤの方がラクなんじゃね?)と思った次第なのであります。

楽天のスーパーセールに後押しされて買いました。

ダイワ ヴァデル4000

同じリール、同じサイズを購入です。

 

ヴァデルさん。良いリールです。


金額はそんなに普段と変わらなかったのが残念ではありますが。


さて、商品が届くまでにもう少し考察してみます。

以下、ヴァデルのカタログスペックです。


リールでの決定的な違いは巻取り量です。

ローギヤ4000    1巻き/87センチ
ハイギヤ4000H    1巻き/101センチ

すごいですね。
私の4000Hは1回転で1mも巻いているのですね。


ざっくりですが水深100mならば100回転でOKです。

一方、ローギヤのヴァデルなら115回転必要という事になります。

 

(これは余計な筋肉が必要になっちゃうのか・・・?)

 

若干の不安と後悔が私を襲います。だってもう買ったもん。


では、次にリールを自転車の変速機に例えてみましょう。


ローギヤ・・・走り出しは快適でラクに進む。でもスピードは出ない。

ハイギヤ・・・走り出しは重くて地獄。スピードが乗れば超快適。


ここまで書いて違和感に気付きます。

自転車でハイギヤで爆走する時を想像してください。

確かに平地ならラクでしょう。

しかし、上り坂に差し掛かった際、けっこうな覚悟で突入するハズです。

そして決定的な違いはここです。

「慣性(かんせい)」「追い風」

高速走行時に慣性が発生すれば自転車は自ら進もうとしてくれます。

我々人間は軽くアシストしてあげるだけで自転車はスイスイ進むでしょう。背中に追い風でも受けたらサイコーです。

 

しかし釣りとなれば話は別です。

相手は重力で落下しようとしているジグ。そして巻き上げ時には常時、水の抵抗も加わります。

つまり、ハイギヤリールを使ったジギングとは「ずっと坂道をハイギヤで登ろうとしている状態」なのではないでしょうか。

重力と水の抵抗と戦いながらスピードに乗せるのも自分の筋肉、そして常にそのスピードを維持するのも自分の筋肉。しかしそこに快適な慣性や追い風は発生しない。あるとすれば魚が下から食い上げた時のみ。


つまりこれはもう・・・

 

「筋トレ目的で作られたのがハイギヤ」なのではないでしょうか。

ボトム付近のヒラマサを一気に根から剥がすにはハイギヤが良いのでしょう。


ただそんなシーンが一日に何回訪れるのか。最近全然釣れないし。


手巻きのハイギヤリール=筋トレの機械


つまり、重力と水の抵抗という坂道をハイギヤに設定された自転車で、ヒーヒー言いながら一日中も登り続けている苦難の釣り。

また、「ハイギヤというカッコイイ響き」で購買意欲を刺激し、顧客へのクロージングに有効的であると判断されたマーケティング戦略に他ならないと仮設を立ててみる。


ハイギヤおそるべし。


おそらく、水面を引っ張るダイビングペンシルなどのトップはハイギヤが良いでしょう。

でもね、たぶん、そんなに変わらない。きっと。

 

お待たせしました。実釣です。

延々ダラダラと文章を綴りましたが百聞は一見に如かず。上善如水。

ついに実釣です。

3年間使い込んだヴァデル4000Hの牙城をローギヤの4000が崩す事ができるのでしょうか。

 

新品PE2セット大人買い。2万円の検証開始。

 

見た目、まったく一緒。


断腸の思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、両方にPE3号新品を巻きました。

これで完全にイコールコンディション。

リール代とPE代、併せて約20,000円の検証開始。

 

 

 


6/18(土)
無風、気温30度、ゆで窯のようにクソ暑い蓋井島沖。

 


投入・・・・・・。

 

ジグ着底・・・

 

シャクリ、シャクリ・・・・

 

(お?)

 

 

(これは・・・・)

 

 

(もしかして・・・)

 

 

ローギヤ、神!


圧倒的!


雲泥の差!

 

あまりにラクチン過ぎて、ハイギヤリールは一度も使いませんでしたwwww

 

(せっかく新品PE巻いたのに、こりゃもう予備の糸巻きだなwww)

 

カラダにしみ込んだ感覚を一気に過去の記憶へ連れ去る圧倒的ラクチン。

 

苦楽を共にした愛用のヴァデル4000H(ハイギヤ)を「予備の糸巻き要員」まで降格させた圧倒的ラクチンぐあい。

 


ライバルである「エソ」などものともしない。お前なんか余裕だ。

 

 

まとめてかかってこい

 


レンコやイトヨリなど朝飯前。

鼻歌交じりで超余裕。

中層まで追って来やがったホウボウくんは意外とよく引いたけど、所詮、ローギヤの前では陸に上げられたカッパと同じ。

 

カマボコにすんぞ!

 

特筆すべきは、、、、

 

あまりの暑さに体中から噴き出す尋常じゃない汗。

もしかしたらローギヤじゃなかったら熱中症で死んでたかも知れません。

 

人命を救う可能性すら秘めた4000ローギヤ。君に乾杯。

楽天スーパーセールよ、ありがとう。金額変わらなかったけど。

 

ハイギヤのメリット


ハイギヤが良いかもと思ったのは以下2点。

着底からエソ攻撃をかわしつつ、青物にスイッチを入れるべく一気に数メートルを巻き上げる時。

あとは、ジギング中のポンピングの頂点で食って来た時かなあ・・・。


一気に巻き上げたいシーンで若干の差はあるのかも。

まあ、青物釣れてないからわかんないww


これからどんなリールでも絶対ローギヤを買います!


超おススメです!!

 

 

参考メモ

ギヤ比

ローギヤ4000    1巻き/4.9回転
ハイギヤ4000H    1巻き/5.7回転


おわり