サバンナチャンス
「アラチャン、はなんやったかのう?」
「それ、アラジンっすね!」
「じゃあこれはなんか!?」
「鯖チャンですよ!」
「サバ・・・はなんか!?」
「サバンナチャンス!獣王ですね!」
獣王世代にはたまらないサバンナチャンス、通称、サバチャン。
ネット界隈では鯖チャンと漢字があてがわれた伝説の鯖チャン。
社長と爆裂4号機時代を船上で語り合えるほど連チャンするサバ。
しかも良い型であり、たまにアジも混じるがほとんどがサバ。
蓋井島沖は高確率の鯖チャンゾーンだった。
激熱だ。ボーナス後の「純ハズレ」が鯖チャンにつながり、再びボーナスを引けば高確率に再突入。
いったいいくらキャッシングをしただろう。
いったいいくら獣王に奉納しただろうか。
我々の世代、サバ捕獲は命がけだった。
「テッテレー・・・」という効果音に一喜一憂した20代。
甘く、苦い(激苦)の思い出(キャッシング)である。
アニサキスの危険性が高い近年のサバであるので、見事な手さばきでサバを解体し、ジップロックに詰める社長。
私はジグに掛かったサバ(30cm弱)をそのまま泳がせてみる事に。
(これだけサバがいるなら青物だって・・・)
そう、サバ群に青物が付いているハズである。
鯖に狂った20代、手当たり次第にキャッシングを繰り返し、後先考えずに鯖を狙ったあの頃の私のような「後先考えないバカな青物」がいるハズである。
(ほうら、サバだよ~。鯖チャンだよ~)
本来ならジグを外して、ちゃんと泳がせ仕掛けで行きたいところだけど、面倒だし。
というか、とにかく暑くて、吹き付けられる熱風でジギング体力が削られまくった私は置き竿に魅力を感じていたのは言うまでもない。
(でもヒマだな~。やっぱりジギングが楽しいなあ~)
「移動すっかー」
「はーーーい」
泳がせていたサバの体力もなくなったようで、そろそろお役目御免。
回収、回収~。か、、ぎゃああああああああああ
猟奇殺人(鯖)事件
見事に胴体から真っ二つに切断されたご遺体が上がったのである。アーメン。
犯人は・・・ヒラメ?鯛?アラ?それともやっぱりエソ?
吸い込んで捕食する青物と違い、食いちぎるタイプの魚と言えばそれらの魚を思い描くけどサメかもしんない。
「移動中止!もう少し粘れ!」
社長の号令の下、ジギングを繰り返すが残念ながら犯人捕獲はならず。
(やっぱりしっかり背掛けして泳がせないとダメだな~)
後悔先に立たず。
その後、さらに沖合や水島などに移動するもなーーんも釣れず。
ブリとまでは言わないけど、ヤズはどうした!?
カンパチとまでは言わないけどネリゴはどうした!?
ヒラマサは釣りたいけど、ヒラゴやヒラスはどこ行った~!!!!!
年々釣れなくなる蓋井島~白島~水島でのジギングに異変である。
というか、ジグでサバが釣れて、それをそのまま泳がせておいたら真っ二つに食いちぎられたけど、たいした魚は全然釣れず、クソ暑いなか汗だくだくで「ちょっとヤバいのに車のエアコン効かねーじゃねーかこんちくしょー!」とか思いながら帰ってきただけのいつもの釣りなのだけど、全然ブログ更新してなかったから書いただけでした。
おわり