~見島~【マグロ解禁】松方の兄貴超え
2022.0903
9月解禁、憧れの漁場。山口県萩沖、見島。かの松方弘樹さんが300㎏超えの黒マグロを仕留めたという海域へ。
釣り人憧れの魚礁「八里ヶ瀬」である。
社長、達人ウーロン、カッパ隊員、私の4名。いつものメンバーといえばその通りだが、今回はなんとチャーターなのだ。
「水柱が上がったら教えてください」by船長
どうやらマグロのナブラは軍艦から発射された砲弾が海面に撃ち込まれたような水柱が上がるらしいが私はそんなの見た事ないからアレだけどマグロなぶらのイメージはバッチリ。多分、あぼーん、ぷしゃー、みたいな稲中卓球部的なノリなのだろう。
とはいえ、私の持参タックルはライトジギング(笑)
4000番ダイワ
安くて丈夫、タカミヤのジギング竿。
3号PEに40ポンドのナイロンリーダー。
いつものヒラマサ用である。うむ。これしか持ってないし。
もちろんコレでマグロが獲れるとは思ってないけど、マグロに備えてPEやリーダーだけ太くしても竿もリールも1,000%耐えれない。マグロを釣るならマグロ専用のタックルが必要なのだ。
(竿が6万円で、リールが10万円超え?)
まさにマグロの、マグロによる、マグロのための道具。
他の用途は全く無さそうだ。しかもPE6号以上って。
そんな道具が本当に必要なのか、まずは現場で肌で感じてみようという魂胆。もしマグロが出たら、船長と社長と青年実業家ウーロンがなんとかしてくれるでしょう。社長とウーロンはGT用の道具でスタンバってるし。頼りになります。
とはいえ、普通にジギングを楽しみつつ、まぐろぷしゃーナブラが出たら追いかけるって感じだ。
(青物最近全然ダメだけど、こっちはどうかなあ?)
見島用に買ったジグ150gを投下。普段は100gなので1.5倍の肉体労働開始。
(アレ?意外とラク?)
強風で船はどんどん流されるけど、潮が効いてないのか、けっこう行ける。
「青物の反応ありまーーす!」
船長が叫ぶ、だけどノーヒット。
「動き早いですね。マグロかも」
「マジすか!」
いいテンションでスタートした見島実釣。
マグロももちろんだけど、せっかくなのでデカマサも仕留めたい。
「反応です!」
「あいよ!」
「下から10m!」
「あいよ!」
「青物反応!」
「あいよおおおお!」
アレ?釣れないのである。
マグロぷしゃーの水柱が見えたらキャスティングロッドに持ち換えてマグロを追いかける。それまでジギングでもしておきましょうという事だけど全員がノーヒット。おや、見島の青物も同じ状態???
しかしながらここは見島である。夢ならある。いや、もはや夢しかないのだ。
そうこうしているうちにぽつぽつとアタリが出だす。ウーロンがエソ釣ったり。
ガッ!!
私にヒット!そこそこ重く、そこそこ暴れる。そしてバラシ。ヒラメかなあ?
その後、ウーロンがエソに続いてヒラメをゲット。なかなか良いサイズである。
(何かデカいのおいで~)
海底から10mくらいしゃくったところでゴン!ときた!
う、お、重い・・ぎゅわあああ、あ、止まった。
えっちらおっちら、ぎゅわあああ、あ、止まった。
うーん、このやる気のない感じはブリ。今まで何度も上げたブリ。70cmくらいかな。
えっちらおっちら、ぎゅわあああ、えっちらおっちら、ぎゅわああああああ。
うん、ヒラマサならもっと走るけどこれはブリ。
「ブリっすね~」
「そこそこ大きいんじゃないか!?」」
「いやあ、これは小さいでしょー」
ブリだからゴリ巻きだけど、このブリは意外にも抵抗するが所詮ブリ、ブリなど俺のコスパ最強タカミヤロッドの餌食になるがいい。
・・・・あれ?
「あ、やっちまったあああ」
「おい!お前!やったじゃないか!」
いや、コレ、根魚じゃないか(笑)
何が「ブリっすね~」だ、言ってて恥ずかしい。
とは言え、私の根魚の記録更新。カッパ隊員にあげたけど。
マハタって最後までよく引くんだなあ。ビックリでした。
その後、アコウやホウキハタと言った根魚が釣れるけど、全部デカい。
「何もかもデカいすね~」
なぜだかここまでうっかりカサゴだけしか釣ってないカッパ隊員がぼやく。
移動するたびにトビウオがジャンジャン飛びまくる。なんて魚影だここは。
船が通ってトビウオが逃げるが、それがもはやナブラww
こんなにベイトがいるのに青物が釣れないとは・・??
「マグロがいる時ってブリ、ヒラは釣れないんですよね」
おおおお!?いや~素敵すぎる。
船長の言葉は全て脳内で都合の良い方向に魅惑のワードに変換される。すなわち、これはマグロが近いのか。
私は自慢の視力1.5の両目でずっとまぐろぷしゃーを探しているが、船にビックリして逃げるトビウオ以外に魚は確認できない。
社長もデカいアコウが連発し、ウーロンは秘密のグニャグニャしたジグで連発している。マグロがいたら青物は釣れないって言ってるのに最後にはヒラスも釣って、マグロの存在まで否定してしまった。なんだあのグニャグニャしたジグは。
そして不思議な事にカッパ隊員は最初から最後までうっかりカサゴだけしか釣れなかった。これはもはや奇跡を超えたパワーを感じた。うっかりカサゴとカッパ隊員は前世で夫婦だったとか何か現実世界では証明できない不思議な共通点的があるのかも知れない。
今回、マグロには出会えなかったけど、要領は理解した。ならば準備して挑もう。
という事でマグロキャスティング竿をポチ。
ステラやソルティガ・・・えっと、リールは買いません(買えませんw)
次回のマグロは10月末に再チャレンジ!
おわり