釣り納め2017かもしか
12/15(金)9時集合で9時半出航。ちょっとゆっくりめ。だって寒いから。
《ピロリーン♪》
朝、スマホで部下からの数字の報告を受ける。
「おお!社長!これは・・・」
朝一、私が「会社不在」の場合は必ず私のスマホに数字報告を送るように部下に頼んでいるのだけど、例えそれがなんの前触れもない、突然の不在でも何事もなかったようにいや、いつものように《ぴろりーん♪》と飛んでくる。よくできた部下だ。・・・きっと、おそらく、多分、いや、きっと?もちろん?・・・釣りに行ってるのは・・・・バレてると思うけど。
「うえっへっへ、社長!けっこう数字上がってますよ!」
「おお、そうか!」
「やっぱり我々がいない方が数字上がるんじゃ?」
「そうかものう・・うえっへっへ」
「うえっへっへっへ」
そんな「うえっへっへ」などと妙な言葉を発しながら社長と私はお約束通り、ボートを最大船速でかっ飛ばし、一路「白島沖」へ向かっていた。しかし最近は特に寒い!むちゃくちゃ寒い!天気予報で5度とか6度とか北部九州の12月としては寒すぎる。しかも海の上ならさらに体感温度は真っ逆さまに急降下。とてもじゃないけどアホみたいに出航する我々もさすがにカラダが拒絶反応を起こしてしまい、ここ最近は釣りに行かなかった。カラダが冬眠モードに入ってしまったのだ。とにかく寒いのはイヤだ。
しかしながらなんと一日だけ。そうたった一日だけ「最高気温13度」などと結構、平年並みの天気予報だ。風速も2~3の南風。これは平日だろうが何だろうがイクしかない。
そしてここで兼ねてからの疑問に迫りたい。私と社長が偶然に、しかも同時に「平日不在」の場合、数字が大きくハネ上がる事が多い。リーチいっぱつタンピンドラドラ、親のハネ満、親っパネのインパチだ。船の上で数字報告を受けると、2人して「うえっへっへ」「うひゃひゃひゃっ」となる場合が多いのだ。「我々はいないほうがいいんじゃ?w」と私は社長によく言っているのだけど、私のようなうるさい上司がいないというだけで数字はハネ上がるものではないし、これは単なる偶然なのだろうか。冷静に分析すれば、我々が「同時不在」という事はけっこう偶然にも「釣り日和」な日に限られる。釣り日和という事は高気圧に覆われて天気が良い日・・・となるがきっと釣り日和な日は営業数字も釣り日和なのだろう。ただ注意しないといけないのは、我々のお客さんは日本全国相手なので福岡や北部九州だけ釣り日和ではいけないと思う。うーむ、そう考えると我ながら「全国的に釣り日和」だと数字が上がるというのは素晴らしいデータだと思うし、結論から言うと「全国的に釣り日和な日」は釣りに行った方がいいという事だ。確かに社長が色んな小道具を大人買いする時も天気がいい日だな、購買意欲が沸くのは天気が良い日だな、マジですごいデータだ。私ってばアナリストになれるかも。
などとそれがたとえ釣り中であろうとも仕事を忘れない私は細かく市場を分析しながらも船は順調に進む。目的地へ約半分ちょっとの藍島を超えても波も風もなく、これはカンペキに最高な釣り日和やのう、うえっへっへなどと社長と言いながら一気に白島沖へ到着したのだけど、到着するやいなや、まさかの。
( ゚Д゚)え?
(; ・`д・´)これは・・・?
(+_+))))・・・さ・む・い。
「びゅおおおおおおおおお~!!!」
え?マジですか?現場に着いた瞬間これ?私って何か悪い事しましたっけ?いやいや、普段からちゃんと仕事してますけど、むしろ社長?何か心あたりは?何か日ごろの行いに思い当たることは?・・え?まさか?
いや、そんな事どうでもいい。もうやるしかない。年内最後かもしれない。風にあおられながらシーアンカーを投入するも、船はかなりの風でどんどん流される。
「天気予報、当たらんやんか!」
社長!予報が当たらんからと言って私に当たらんでください!予報通り南東の風は吹いています!などと言っても全く意味がないくらい容赦ない風とうねりがプレジャーボートを木の葉のように揺らす。
しかしそんな事はどうでもいい。元々私達は魚探もつけず、流されるがママの気楽な釣りが身上だから還って魚がいるところに流してくれるかもしれない。しかし気になる事がひとつ。朝から一回も魚を見ていない。ぽちゃんと飛び跳ねるサワラジャンプすらお目に掛かっていないのだ。
変な予感は的中。あのにっくきエソすら当たらない。当たるのはワカメと根掛かりだけ。
しかし今年一年で成長したなあ、と思う事がひとつ。
「エソでもいいからなんか釣れえええ!」
という社長がナニも言わないまま黙って、それこそ休む間もなくジギングを繰り返しているのだ。これがいかに奇跡か。青ケブのフサ掛けから始まり、活きエビのテンヤを経たのち、タイラバからインチクへ。そしてついにはジギングである。こんな社長を誰が想像しただろうか。今や「餌がなくても大丈夫」「釣り具のポイントに寄らなくても大丈夫」な状態になった社長は見事に「トライアルかセブンイレブンで弁当」のみにまで進化してしまったのだ。ジギングしかしないワタシとしては嬉しいばかりであるが、残るは「泳がせ釣り」である。「前日にアジ釣っとけ」と言い出さないかだけが気がかりなのは言うまでもない。
さて、強度の冷風にあおられた上に何も当たらない我々は一気に戦意喪失。藍島沖まで戻ろうという事になったし、それに異論はなかった。だって何も釣れないんだもん。藍島沖まで戻ったのち、ジギング、インチク、そしてタイラバまでをも投入するも何も当たらない。
「帰ろうか」
「そうっすね」
まさに完敗、近年まれにみる事もない完膚なきまで叩きのめされた痛恨のダブルボウズである。これが今年の釣り納めになるかもしれないのにかなり屈辱的な結果である。
「私は何か当たったような気がするぞ?」
「私、根掛かりとワカメだけっす」
そんな会話もむなしく船が帰路中の六連島を正面に捉えた時、社長の操船が停まった。
「・・・帰るの早すぎじゃないか?」
その通りである。だって時計はまだ14時過ぎ。これが今年の釣り納めになる可能性も高い上にこんな時間にしっぽまいて帰る我々は我々ではない。しかもこの時間になってベタなぎ。さっきまでと打って変わって一面は湖畔のようだ。しかもポチャポチャ跳ねてるのだ。何が跳ねてるかって、今日初めて見るSAKANA、サカナ、魚、つまりそれはサゴシ(極小)である。
「おお~!サカナいた!なんか釣れそう!」
テンションMAXでサゴシ用のジグに変え、投入した瞬間!
「お、お、なんかキタぞおおお!」
社長の竿が曲がって・・・
・・ない!曲がってない!(笑)ただ、ピクピク動いているように見えるから見事に小さい何かが掛かっているようだ。
上がって来たのは~!エソ!そして船に上げる事もなく見事にキャッチせずリリース!私が写真を撮るスキすら与えない。これは証拠隠滅か?サイズは20センチ満たないくらいの、つまりとっても小さいエソが本日最初のお客さんとなった。
「これでボウズは免れたなあああ。ふっふっふ」
「お前はな~んも釣ってないなあ・・ふっふっふ」
ええ!?社長!プライドはないのですか!まさか数々の大物を射止めてきた社長があんなエソごときでこのボウズ大会に勝敗を付けようとしている!?しかもそれが例えエソとは言え、キャッチしてないっすよ、バラしたと言っても過言ではないキャッチせずリリース。まあ、エソだからそれが最善なのだが。
(ヤバい・・・)
「しかも生け簀には鯛もいるしのう~」
それはまさしく先週釣った鯛!?それもなぜかこのボウズ大会の成績に加えようとしている!?
大変マズイ。今日一日の釣果はワカメと根掛かり。しかもジグ1本ロスト。
「ここ、マゴチもよく釣れましたよね~」
もう仕方ない、今夜は西京焼きをしようと川村隆一の奥さんが愛用している西京焼き用のみそまで会社の役員が準備してくれている。つまり今夜は西京焼きパーティの予定だったからサゴシを狙おうとしていたけど、底を丁寧に取る作戦に変更するしか。この際、何でもいいから釣らないと!
するするする~トン、着底、ふん!とジグを揺らすとゴン、グ・・・!
(慌てるな、これは根掛かり?ワカメ?それとも・・・・?)
竿を立てるとグングングングン・・・!
こいつは・・・。
「社長!これ、SA・KA・NA!」
「サカナ!さかな!これ、魚でえええええす!♪」
もうこいつしか今夜のおかずはない。社長も竿をほっぽり出してタモ準備。グングン!と引く感じは鯛?でも時折フワっとなるコイツはもしかして・・・。
マゴチ。
丸々太ってて見事なマゴチ。面倒だからサイズは図らないけど、けっこう刺身も取れそうだ。まさにこの日、私のジグに反応してくれた最初で最後のサカナだ。
「よ~し、帰るかあ。」
「え?社長・・・」
「エソしか釣ってないけど帰っていいんすかああ?」
「ぐっ、おまえええええ!www」
ついに言った、言えてしまった、2017年の漢字は「北」らしいが、サラリーマン人生を掛けた私のキーワードアワード2017候補はこれだ。
♯社長の釣り納めはエソ
ブログっぽく、ハッシュタグなど付けてみました。
・・・え?今年中にリベンジ行くんすか?
「釣り納め2017かもしかパート2」へ続く
・・・かもしれない。寒いのはイヤだ。
おわり。
[動画あり]公開します。→公開終了
※2017/12/12追記アリ
2017.12/8(金)忘年会だった。
今日は土曜だったけど、釣りはナシ。深夜作業が続いて睡眠不足な1週間だった事と、予定通りの二日酔いで一日中死んでいた。酒弱くなったなー、胃に穴が空くくらい飲んでいた20代からもう20年も経ったからそりゃそうか。もう42だもんな。
「ご来賓ファースト」と私とイカゲソ先輩で勝手に銘打った今年の大忘年会はタイトル通り、お取引先様にご満足いただこうというコンセプト。
お取引先様を主役にするにはどうしたらいいか。考えた結果がこれだ。
「オリジナルCM作ろうぜ」
おお!イカゲソ先輩にしてはとてもいいアイデア。内容は相変わらずざっくり過ぎるのだけど、それは賛成だ。方向性は決まった。
「えと、来賓は何社くらい来るんすかね」
「5社?6社?デカいとこはそれくらい」
「・・・・・・」
「えと、全部?」
「うん」
・・・(# ゚Д゚)アア
何を言っているんだこの男は。こんな1カ月もないタイミングで6社分、全部作れと?
「内容は?」
「スゴイヤツ。宇宙とか地球とか創大なヤツ」
・・・(# ゚Д゚)アアア
イカゲソ先輩のアタマは宇宙なのだろうか?だいたい宇宙とか地球とかスマホでどうやって撮影すんのさ。でもまあ、なんかスゲーの作りたいのは私も同じだから気持ちはよくわかったんだけど。
まあ、基本お笑いで気楽な私達二人はこんなやり取りを繰り返す事によってアイデアを無理やりひねり出すが、だいたい何も決まらずに撮影開始する事がほとんどで、ぼんやりと私の頭にあるものを形にしていく。しかしながら、ご来賓の方々はかなりの重役の方も多く、決して失礼のないように作成しないといけないし、私どもひよっこなど名刺交換のチャンスすら一生訪れないような雲の上の存在である。つまり、下手こいたら取引停止など十分ありえるご来賓だから、CM作成には慎重に慎重を重ねても足りないくらいだ。
・・・というくらい、注意して作った動画ですが、本日をもって公開中止といたします。社会的配慮、青少年育成、オアシス運動、ストップ地球温暖化。つまり、社会に与える影響が大きすぎるというのが表向きの理由だけど、実はもっと大きな「圧力(チカラ)」が動き・・・おっと、その先は想像していただきたく思います。私の命もこれまで・・・ぐはっ
闇の組織か・・・・。
おわり(ウソ)w動画作成は楽しいね♪大爆笑が取れたから良かった良かった。ご来賓も大喜び。私とイカゲソ先輩がまともなの作るワケないしね。ひっひっひ。
「芸能人なのですかあ?」
「そうですよ~私の事知らないんですか?w」
などとウソついてごめんね、通りすがりのおじいちゃん♪それと、出演してくれたサーファーの方にも感謝です(笑)
まあ、サムネ画像くらいはいいでしょ。おわり
まだまだあるけどこんな感じで♪
おわり
11月中旬の、ある、とても寒く、風が強い土曜の日のこと
11月の中旬のある日の出来事。
肌を刺すような寒さの中、イカゲソ先輩と一緒に港をうろちょろしていたら、同じ港で同じく船の管理者さんらしき人から声を掛けていただいたのだけど、その時の会話内容がこれである。
「この人、ピラニア先輩?」
「いいえ、この人はイカゲソ先輩です」
「水島がラクでいいっすよ」
「ああ、ナブラチロアのとこ?」
「それか白島沖に35mのとこがあって」
「パワースポットね」
なんと読者様の登場だ。・・・しかもなんて賢明な読者様だろうか。私の思いつき且つ、適当なキャッチコピーやフレーズをしっかり暗記していただいた上、絶妙なタイミングで会話に織り交ぜてくるし、そんなことよりもイカゲソ先輩がピラニア先輩に知名度やインパクトで負けている事実が妙に笑えた。イカゲソ先輩、負けてますよ、わっはっは。
そして(・・・もしかしてこれは「ファン」というモノだろうか。)などとヨコシマな気持ちが私の脳裏に浮かぶのも当然だった。なぜならばなんと!その読者様は3名もいて、一人はサングラスが大変よく似合うかっこいいステキな女性だったのだ。
「いつも見てますよ♡」え!こんなアホなブログをいつも読んでいるだなんてお気を確かに。いやそうじゃなくて、つまり、まるでイチローのようにルーティンでコツコツとこんなアホなブログでも繰り返してたらもしかしたらいつか「秋丸美帆」にも声を掛けてもらえるんじゃないかとドキドキしてしまうが私には愛する妻がいるのでその点は割愛しておこう。
しかしながらブログ、いやインターネットを使えば私の適当なキャッチコピーがいつの間にか釣り人のスタンダードになり、私から適当にピラニアだとかイカゲソなどと不名誉な名前を命名されてしまった上に、普段は大変お世話になっている上司・先輩各位に対しては、まあ別に私にとってはどうでもいいので適当にお茶を濁してあしらっとけばいいし、むしろ「イカゲソ先輩」とググればもはや人工知能(AI)で実装された天下のGoogle様ですら私のブログで埋め尽くされていて逆にお礼を言われたいくらいである。しかも、「画像検索」となれば、画面一杯の美味しそうなイカゲソ唐揚げだとか天ぷらだとかの写真に紛れて、イカゲソのカテゴリーとは全く関係ない「イカゲソ先輩の不名誉な写真」が上位に上がってくるのだ。しかもなかなかの割合を占めていて、その中になぜかハモの写真もあるが、それはイカゲソ先輩が釣ったというかハモのアゴに絡まったというか、つまり、イカゲソ先輩独特の釣法で偶然に仕留めた一匹で、それも私の美的センスあふれる解説イラストも同時に検索上位に上がって来る。先輩各位の名誉の為にコツコツと更新し、むしろ釣りよりも写真撮影に全力投球したおかげもあるのだろうけど、もしかして私ごときが世界のGoogleが誇る人工知能(AI)に勝ってしまったのか?と思うと大変感慨深いものもあるし、あれだけ対策が難しいSEOですら、「イカゲソ先輩」というキーワードにかかればひとたまりもなく、この「イカゲソ先輩」というキーワードは日本中で私が独占、私だけのモノとなったワケだ。
※参考:イカゲソ先輩
※参考:イカゲソ先輩「画像検索」
やっぱりインターネットってすごいなあ、などと実感しちゃった今日このごろ。そして「イカゲソ先輩」だなんてキーワード、いったい誰が調べるんだろう?などと自問自答する毎日です。(ウソ)
そして自分はブロガーではないのにも関わらず「最近、更新サボっとるやないですか!」とお叱りをいただいたりすると、なんだかこんなアホな記事でも書いてる事に意味があるのかないのか自問自答する毎日です(ウソ)
そして、ようやくここからが本題。
そんな賢明な読者様に声を掛けらた日、もうね、他にも色んな人から聞かれたのです。
「ナニやってんですか」
「こんな風強いのに出るんですか??」
「ナニ?・・・CM撮影?」
ああ、ネタを明かしたい。本当に明かしたい。
・・・ぶっちゃけ動画を撮影していたのだ。
しかしながらこれは当グループの忘年会で公開する動画の為、12月8日金曜日の忘年会当日までは誰にも見せるワケには行かないし、もしかしたら公開許可など到底下りないかもしれない。
つまり、それくらいの「問題作」が出来上がってしまっているのだ。・・・たぶん。
「寒いから帰る。あとは任した」とかっこよく捨てゼリフ吐いて帰って行ったイカゲソ先輩に怒りを覚えながらもその日の撮影はそれこそ日が沈むまで行われた。強風が吹き荒れ、肌が凍るような寒さの中、周囲から白い目で見られた目線の方がよっぽど冷たかったけど、休日に無理やり連れて来られたピラニア後輩が撮影する中、私とイカゲソ先輩が読んで字のごとく「体当たりで挑んだ動画」を限定公開でも視聴できるよう、クライアント各社には交渉予定である。
そしてもし公開できたとしても忘年会翌日の12月9日(土)は二日酔いだろうし、ここ数週間、撮影だ編集だで土日の家族サービスを完全にほったらかしてしまった私は妻のご機嫌取りに必死できっとブログの更新もできないだろうから公開できるのは12月10~11日前後である。
私はユーチューバーではないし、小金を稼ぐ予定は全くないけど、パソコンにデフォルト搭載された、動画編集には最低限の機能しかない「ムービーメーカー」というソフトとスマホ動画のみでここまで頑張っている自分を誉めてあげたい。
そしていよいよ動画完成締め切りは12月6日(水)となり、今日から3日ほど寝れない日々が続くと考えるといったい私はどこへ向かい、何を目指し、そして何をやっているんだと自問自答する毎日である(ウソ)
これだけ書いといて公開できないかもしれないけど、ダメだと言われても公開しちゃう。わはは。
おわり
あ、そういえば、11月26日(日)、高校の友人が83センチ、5キロのヒラスを釣り上げました。私は70センチちょっとのヒラス1匹。
場所は白島にある「コ瀬」という根掛かりだらけの岩場から沖に流されては戻し、戻しては流されるの繰り返しで釣れたのはヒラス2本とエソ1匹のみ。
しぶかったな~。一応、釣りブログなので記録だけあげとかないとw
おわり
達人・ウーロン(外道) ※追記:あり!w
2017.11.04:釣行メモ
「今日はブリ釣りに来たんすよね~」
今日の釣りは青年実業家の「外道・ウーロン」が参加だ。
「さっきまで仕事してたんですよね~」
ほぼ徹夜だとかで船に乗り込み、さらには水深20m程度の釣り場で150gの大型メタルジグを放り込む男の中の男。
ぶっちゃけそれだけ浅いと60~80gか、風や流れがないならむしろ40gのダイソージグくらいでも十分と私は思っているし、実際十分釣れる。
そしてそれだけ重たいジグだから遠投などとっても無理で、ちょっと遠くでナブラチロアが踊ってもまったく届かない上に「どぼん!」と船から目と鼻の先に落ちる150gジグの着水音がアピール度満載で超セクシーだ。
「根に潜られた」(本人談)
「ドラグが走ったので間違いない」(本人談)
根掛かりなどという事実はこの男の発想にはなく、ジグの先に掛かる対象物は全て「魚」である。
ちなみに根掛かりした時、プレジャーボートは案外流されるからドラグは出ちゃうけど、音は「じー・・・・」だ。竿の動きも一定である。明らかにヒラマサの横走りなどで「ギギ・・キュイ―――ン!ギギギギ!」としなる竿とドラグが奏でる音は快感の一言。全く違うから誰が聞いても一発でわかるのだ。
「新品ジグ4本買って来たっすよ」
「すげー!俺、中古しか買わないよ」
「イワシカラーかオレンジがいいっすよ」
「キラキラしてたらなんでもいいよ」
「ダイワのロッドで200gまで行けるっすよ」
「俺、アマゾンの安いヤツ」
「ベイトリール買って来たんすよね。」
「飛ばないしバックラッシュするからヤダ」
釣り道具を集めるのは大変楽しく、気持ちも大変よくわかる。しかしながら週1以上のペースで出航し、道具は消耗品、安けりゃ何でもいいよと言わんばかりの私と社長と比べてしまうのは酷だけどさすが徹夜上等の青年実業家、けっこうなお買い物である。社長はたまにビックリするほど大人買いしちゃうけど、きっちりセールを狙うからさすがだし、ちなみに私は300円から400円前後の中古ジグで悩むタイプのおっさんだ。
前置きが長くなってしまったけど、ちなみにこの青年実業家ウーロン、先週、ジギングで50センチちょいのヒラメと60センチちょいのマゴチを釣ってしまって大変絶好調である。やはり道具がいいと釣れるのか、私のような貧乏タックルだと釣果に差は出るのか、今回はそれを試す絶好の機会となった。
とは言え、いきなりトラブル。私のアマゾン竿のガイドが欠けている。ガイドが割れるとPEラインがすっぱり切れてしまうから今日は船に積んである社長のやわらかインチク用ロッドでの対戦となった。
まずは藍島(あいのしま)の沖合からスタート。
その藍島沖で2時間ほど粘るが社長の「活きエビテンヤ」の高級仕掛けが空気を読まないピラニア軍団(小鯛)にいたぶられる。もちろんジギングの私とウーロンはまったく当たらず。
さっさと蓋井島(ふたおいじま)近くの水島へ移動。
微妙な空と雲も手伝って、前方の蓋井島が鬼ヶ島に見える。(行った事ないけど)
到着するや否や、いきなり社長の活きエビテンヤ高級仕掛けがうなった!
一投目からいきなり良型のアコウだ。なかなかデカい。社長ってホントに一番に釣っちゃうんだよね。
そしてそこから社長の連チャンが始まった。良型アコウの連発だ。小鯛やベラも混じるけど、あからさまに釣れる。水島への移動は大正解と言いたいところだけど、ジギング肉体労働者の我々にはかすりもしない。
(今日食ってるのはエビか~)
つまり、マッチザベイト、簡単に言うと魚がエビを食ってるならエビ、小魚食ってるなら小魚。つまり今日、魚が食ってるエサで釣るのが釣りの基本であるが、私はジギングしかしないと決めているのでひたすらしゃくる。もちろんウーロンも・・・あれ?活きエビ付けてテンヤしとる!この軟弱者めええ!せいぜい小魚の引きを楽しむが良い!その隙にブリなど釣ってやるぜ!と頑張ってはみるものの、竿がやわらかいせいか、リズムがつかめないけど、竿が軽いので大変楽しい。軽いやわらかい竿もいいね、これで釣れたらどれだけひん曲がるんだろう。イヒヒ。とか思ってたけど、たまにアタリがあるものの、フッキングが超難しい。固い竿でガンガンあおってたら向こう合わせで針掛かりするけど、ふにゃふにゃしてたらなかなかフッキングしてくれないもんだなあ・・・。魚が小さいのかどうかもわかんないし。
などと自問自答してたらテンヤでなんか釣ってたけど小鯛とかベラとかでイマイチなウーロンがジギングに復帰。
その直後!「ギュンギュンギュン!ギギ・・」
「ヒットおお!」なああにいいい!?復帰直後のウーロンに来やがった!こんちくしょうめ、ヒット!だなんてかっこいいセリフを吐きやがって。だいたいテンヤにうつつを抜かしてたヤツにジギングで釣る資格はねえ!そしてどうやらけっこう重い?そしてなかなか引いている?
(マジかよ、青物かいな・・・)
「リーダーが見えたぜ!」すでにウーロンのセリフは釣り番組の主役クラスである。
「タモいる?」
「おっと・・・魚が見えたらタモお願いします。ぬぬぬ」
魚と格闘しているウーロンはもはや釣り番組でCM直前での期待感溢れるシーンそのものだ。
無事にランディング!果たして魚は~!!!!
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トラフグ(笑)そしてようやくご尊顔。ウーロンのこのドヤ顔である。
しかも横に掛かっているからとても重たい。通称「ヨコフグ」。スレ掛かりでヨコ向いて上がってくる魚はかなり重たいし、このトラフグ、なかなかのサイズである。
「わっはっは!知り合いの料理人に捌いてもらったら?」
(青物じゃなくて良かったぜ・・・)
と心の叫びを抑えてジギング開始したまた直後!
「ぬう!」
またウーロンだ。ありゃ、またなんか重そうだぞ?
「上で食って来やがったっすよ!」
まるでこいつは青物です!と言わんばかりのセリフを吐き、格闘している。
「タモいる?」
「こいつはタモないと上がんないっす!」
なんだとおおお?リーダー掴んでブリ上げろやそれくらい!とか思ってタモ準備。やはりウーロン、釣り番組的な格闘の末、ようやく魚影が見えた!
おおおおおおおおおお!確かにタモがいる!絶対にいる!こいつはタモなしでは上がらないぞ!
むしろ・・・タモですくわせておくれ!!!
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・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
アオリイカ(笑)
今日一番のお土産候補である。
「イカちょーだい」
今夜は社員でお魚パーティの予定だからイカ刺しなどあればウケがいい事この上なしだろう。しかもなかなかデカいから結構な身が取れそうだぞ。
そうしてウーロンからイカを取り上げ、でかいアコウ以外はウーロンに押し付け、ウーロンは天然トラフグとアコウ小~中サイズを山ほど持って帰った。
先週ウーロンが釣ったヒラメとマゴチも生け簀で活かしてあったので、ヒラメとマゴチももらって、こちらはイカとヒラメとマゴチとアコウ。高級魚をお持ち帰りである。
お人よしで憎めない青年実業家のウーロンは小倉北区で「ブラウンシュガー」というミュージックバーを経営している。
ローリングストーンズから取った店名と、見た目よりもはるかに上手いギターテクニックで色々弾いてくれるし、私は彼の演奏で歌うのも好きだ。接客用の女性も数名いて、「スナックじゃねえか!」「いや、ミュージックバーです!」などとこだわりを持つウーロンのお店に行ってみてはいかが?
初めてご来訪のお客様に限り「釣りブログ見たよ!」で半額にします(笑)本人知らないけど。
楽しい音楽と釣れない釣り談話でのんびり極上の時間をどうぞ。蓮sバーの蓮ちゃんとか小倉のお店のオーナーは釣り好き多いのかなあ。
おっとっと、住所とか忘れてたよ。なんて言っても半額だから住所は大事な情報ですね。
「ブラウンシュガー」はこちら
住所:北緯33°52′55″経度:東経130°53′5″にあるビルの4F
それでは良いお酒を!
おわり(半額になるかどうかは知りませんw)
あ、私はアコウくらいでした。あとはエソとか。
「11月12日情報」青物、藍島と白島、藍島と蓋井島の間の25m付近でわき出したらしいです!
追記:H30.2/9くらい?当ブログを見たよと言って来ていただいた八幡東区のからお客様。わざわざこの店にご来店いただけたとの事、誠にありがとうございましたw
マジすかwお気を確かに(笑)
白島沖、パワースポットは存在した??
2017.10.08
三連休ど真ん中、家族サービスをほったらかしての白島沖メモ。
まるで「ありがたや」とつぶやきたくなるような後光がさすような朝日を拝み、実釣開始。
今回の白島沖遊撃隊(つまり鮮魚事業部)はフルメンバーだ。社長と私はもちろん、数々の伝説を残してきた二人も参戦。
釣った魚は全部食う、ピラニア先輩。
開始1時間、いきなりダウン。
大仏と化す。
社長上等、イカゲソ先輩。
こちらも寝ている。
大胆不敵にも船の先端、特等席で大変気持ちよさそうだが、こちらも大仏とまあまあ一致。
・・・態度とか。
社長と私の釣果はというと・・・。
やはり今日も一筋縄では行かない模様だ。エソめ・・・。
「大物しか釣らんけん」
眠りから覚めたイカゲソ先輩、有言実行か?小物には興味なしとばかりにジギングをするも、エソなど一切釣らない、食わせない、釣り上げない。
ボウズ上等とばかりにジギングを繰り返すもまったく釣らない。いや、釣れない。
その間、社長のインチクにはエソラッシュ。私のジグにもエソだとかイトヨリだとかそんなのばっかり。
「そんな小物はいらんけん」
「いやいや、ボウズはイカゲソ先輩だけっすよ」
そう、まるで大仏のように寝ていたピラニア先輩もなんだかんだダウンするまでの1時間少々でレンコ鯛とか釣っている。
そんな時、小物ラッシュで着々と釣果が出始めるもエソラッシュでイライラする社長の気分をさらに悪化させるような異変が起きた。我々は休憩する事もなく必死で釣っているというのに。
「きた」
この引きは明らかにエソ、イトヨリ、レンコ鯛ではない。イカスミ先輩のジグに何やらヒットの模様。
ずーっと釣ってる社長と私には小物しか掛からず、寝ては起きて、起きては寝てたイカゲソ先輩の竿が曲がっている。
この騒ぎに熟睡する大仏モードから目覚めたピラニア先輩も「タモなら俺に任せとけ」とばかりにスタンバイ。
狙った魚は絶対にすくう。なぜならばそう、持って帰って食うからだ。
上がってきた魚は・・・レギュラーサイズのヤズ!
「有言実行じゃないですか!」
「そうやろ?今度からブリ先輩と呼べ」
イカゲソ先輩をブリ先輩と呼べるかどうかは微妙のサイズだったのでそれはお預けにしようと思ってた矢先。
「まあ、今日はこれが最初で最後の1本やろうのう・・・」
ここで社長が予言めいた言葉を発してしまった。なんなのだ今日は。後光といい、二人の大仏シンクロモードといい、有言実行といい、その社長の言葉が妙に引っ掛かる。
しかしここに青物がいるとわかった私は超ジギングモード。腕が折れるまでアオったらあああああ~と数時間、飯食う意外は休む事なくアオリ続けたのだけど・・・。
青物ゼロ!まったくゼロ!
強い風と高い波でヘロヘロになった我々は社長の予言も後押しして浅瀬に移動する事に。
社長が激しくボートをかっ飛ばす。まるでハワイで乗ったパワーボートだ。ちょっと飛ばし過ぎじゃないですかあって聞いたら波が高い時はぶっ飛ばしたら意外と底を打たずにイケるとの事。ほほう、今度やってみますからぶっ飛ばしても怒らないでくださいね。などと考えてた矢先。
・・・心配事がひとつ。
大仏からお地蔵さんになってしまったピラニア先輩の安否だ。立っているのも厳しいくらい激しく暴れるボートから転げ落ちてやしないか。
うん、いた。大丈夫みたいだ。
「スピード落とすかああ?大丈夫かああ!?」
社長が叫ぶ。
「心配なのはお地蔵さんだけです!」
うん、大丈夫。暴れる不安定な船の上で最も頼りなく不安定な「バケツ」にカラダを預けて寝ているようだ。
さあて、場所移動。
お地蔵さん(ピラニア先輩)も無事で猫島で有名になり過ぎてしまった藍島沖へ移動。水深も10メートルくらいで波も穏やか、ノンビリ釣る事に。ターゲットは根魚全般だ。
のんびりモードの予定だったけど、ここでまた奇跡が起きてしまった。
仏モードのピラニア先輩が「社長が逃がした魚」を釣ったのである。私もなかなか釣りの経験はある方かもしれないけど、バラした魚がまたすぐ食って来た経験はほとんどない。
「あ・・・切られた・・・」
「あ~あ」
「お!へへへへ、キタキター」
まさにこんな感じ。ピラニア先輩が釣ったなかなか大きいサイズのアコウの口元にさっき切られたばっかりの社長のタイラバ(新品)が付いていたのだ。
あまりに珍しいと思って写真をカシャカシャ撮ったのだけど、なぜか保存されておらず、証拠写真はない。これも神か仏のイタズラか。
バラした魚は警戒心が強くなるし、学習能力もあるってなんかの研究結果に書いてあったけど、よほどバカでアホでマヌケでおなかが空いたアコウだったんだなあ。ピラニア先輩に釣られるなんて。
さて、私はちょろっとヒラメとかアコウとかヒラヒラジギングで釣って、青物ゼロ、いたって普通の釣りとなった。
うーん、ヒラマサ釣りたいぞ!カンパチでもいいぞ!
次回はいつだろうか・・・。そろそろナブラチロアが踊りまくる季節のハズなんだけどなあ・・・。
おわり
2017/09/09記録更新【モンスター】
2017/09/09
記録更新だ。
まずは社長が釣ったこれを見ていただきたい
これは社長が釣り上げた物体Eなのだけど、この写真ではわかりにくいと思うので、「イカゲソ先輩」が釣り上げたこの写真で確認。
ジグより大きいか小さいかわからないエソがこの日のアベレージ。
とにかく今日は釣れなかった。べたなぎの白島沖(女島沖35メーターゾーン)で粘るもシイラの群れが時折やってきてジグにヒットする程度。
社長もシイラを釣りながらもラチがあかないと男島沖(57メートルゾーン)に移動し、そこで粘るもまったく釣れず。あまりに釣れないのでヒマつぶしにおにぎりを食べ、昼飯を食べ、その後イカゲソ先輩はお約束の船の先端で寝てしまい、たまに釣れてもさっきの写真のようなジグくらいの大きさのエソしか釣れないヒマな社長は「お前が釣ったら私も釣る」つまり私は生きた魚群探知機となり、ヒマな社長は船のゴミ掃除を始めてしまった。望むところである。ジギングは忍耐なのだ。一日中シャクリ倒す事など今に始まった事じゃない。
私はおにぎり食べながらジグをしゃくり、昼ごはんもさっさと食べてはひたすらしゃくる。まったく魚の気配もない状態でのジギングは大変キツイが、落として巻き上げた数だけチャンスがあるのもジギングだ。日差しもきつく、汗だらだら、間違いなく今日は体力勝負と踏んでジグを120gから80gに変更。負荷を減らして休む間もなくシャクリ上げては落とし、シャクリ上げては落とし・・・を繰り返す。まさにこの40gの差が明暗を分けた。最後は忍耐、やり続ける事に意味がある。きっとどっかで釣れるハズ・・・。
社長もイカゲソ先輩も竿を出していないため、オマツリ(糸がもつれる事)もない事から20メーターほど軽く沖に投げ込んで底から中層まで斜めにシャクリ上げる作戦に変更した1投目。
着底から3メーターほどのところで・・・・
ゴン!じじじじじーーーー!
∑( ̄Д ̄;)うおおお!キタ!!!
逃してなるものか、ゆっくり底から引っ張り上げてやる~とか思ったら一気に魚が反転、いきなり「ガチ」っとした挙動に変わった。
あ、あ、根に潜っちゃったみたい・・・。
「引っ張れ引っ張れw」社長が言う。
「うーん、うーん、あ、ダメっす」
「もっと引っ張れ」
「ヤです。切れちゃう・・・」
「わかった、勝負掛けるか」
社長はすぐさま船のエンジンをかけ、船をバック。頼む、出ておいで~と祈ってたらグングン・・・!おおお!魚の挙動に変わった!きゃっほー!社長ありがとうございます!根擦れでリーダーがどうなってるかわかんなかったけど、ここは勝負で一気に海底から引っ剥がす。お願い、切れないでえええええ!と祈りながら引っ張り上げてしまえばあとはゆっくり巻き上げるだけ。と思ったけど案外抵抗してハラハラだった。でも青物の引きじゃないし、間違いなくこれは根魚。
その後もなんとか60メーター巻き上げて無事にランディング。
やったぜえ!リーダーも擦れまくってギリギリだったけど記録更新サイズ!この船のアラの最大記録は意外にもなぜかよく根魚を釣るイカゲソ先輩がレコードホルダーだったのだけど、ついに抜いたぜへっへっへ。まったくもってモンスターまでとは言わないけど、この面構え、かっこいいぜ、アラちゃん。これはモンスター予備軍だね。
その後も粘るも、社長が見事にエソ地獄にハマってしまい、戦意喪失。少し早めの納竿となる。ちなみにエソは私1匹、イカゲソ先輩1匹、社長9匹?見事なまでの圧倒的に無慈悲なエソ地獄だ。どうして社長ばっかりエソが釣れたんだろ?
「今日は負けたのう・・」
「社長!エソには勝ったじゃないですか!」
「・・・・」
我が鮮魚事業部はエソに対して奇跡的大勝利を成し遂げなければならない(某国風)
という事で、イカゲソ先輩が社長に投げかけた言葉がボーナスカットなどに繋がらなければいいなと祈りつつ、先ほどのレコードホルダーについてもケンカになって普段のサラリーマン生活および平和な職場環境に支障が出てはまずいため、私事ではあるけれどいったんまとめておこうと思う。あくまで私が知る限りのこの船のレコードなので写真で見せてもらった事がある社長が釣った超デカいモンスターアラとかは除きます。
真鯛:社長
ブリ:社長
ヒラメ:社長
アコウ:社長
ナマコ:社長
サメ:社長
サバ:社長
タコ:社長
消化されたアナゴ?:社長(鯛から吐き出したヤツ)
ヒラマサ:社長?私?
カンパチ:私
サワラ:私
アラ:私
マグロ:私(あれはカツオじゃねえ、マグロだ!)
ヤガラ:私
岩ガキ:私
ハモ:イカゲソ先輩
マゴチ:そろそろマジメに図ろう
ホウボウ:あまり興味なし
チヌ:中国人のお友達の友達
エソ:多分、社長
さあ、この勢力図を塗り替えるのは誰だ?
ってアレ?今日、イカゲソ先輩ってばあの写真の小さなエソ1匹のみだっけ?
おわり
土曜:夕マズメの奇跡~夏の終わりのハーモニー~
釣りは行っている。ただ最近はちょっぴり忙しく、社員全員は珍しく土曜出勤。土曜に出勤するなどいつ以来だろうか。しかしながらさすがに仕事は終日ではなく、15時くらいにメドが付いたら帰ろうというムード。
「終わりそうか?」
別に仕事が終わろうが終わるまいが、「今日は15時から釣り」と前日の金曜から社長と私の腹積もりは決まっていたのでこれはムダな質問ではあるけれど「問題ありません!」と回答し、残った仕事を他の社員に押し付けて私と社長はそそくさと15時過ぎに退社。その後、社員が残ったかどうかなど我々は知る必要もない。
さて、最近はめっぽう涼しくなった。さあ行くぞ!久々のジギングだ!夕マズメ、この時期の夕マズメはけっこう渋いとわかっていてもワクワクが止まらない我々は私の軽自動車をかっ飛ばし、港に到着。最速タイムの15時半過ぎには船に乗り込んだ。ジギングなので餌だとか不要だし、道具は常にクルマに積んであるから大変贅沢な釣りに会社TO船は10分、現場海域まで40分、16時半には釣り開始、とても贅沢な釣りが待っている!と思いきや・・・。
トラブル発生その①
3日前に釣って生け簀に生かしておいたマゴチ2匹とオコゼの様子がおかしい・・・。船にハンパない異臭が漂っている。これはまさか!?思い切って生け簀を空けると乳白色の水とともに炸裂する異臭。これは異臭騒ぎではない、異臭だ。繰り返す、異臭だ。
「もたなかったか・・・」
「えと・・・船出しましょう」
作戦はこうだ、船が動けば生け簀の水が循環するので、少しでもキレイになったところで腐乱化した遺体の除去作業に掛かろうという算段。異臭に耐えながら出港準備を整え、いざ出発。社長がハンドルを握り、私が生け簀用のたも網を握る。
「リーダーも結んでおけよ」
社長のPEにリーダーが付いてない、どうやら前回の釣りで終わってしまったようだ。つまり現場海域につく40分のうちに牛乳が腐ったような色とニオイの生け簀から腐乱死体を除去したのち、リーダーを結ぶという大変ヤリガイのある仕事が発生した。リーダーなぞ私の丁寧かつ最速FGノット結びで約5分。自分用なら余裕で5分を切るが、これは社長のリーダーだ。結び目からスッポリ抜けたりでもした日にはサラリーマン人生に大きく関わる。ここは慎重に結びたいところ。
その前にまずは異臭、生け簀の掃除だ。水圧によって生け簀の水がある程度循環するまで待とうとしたのだけど・・・予想に反して波が高い?(ヤバい)沖に出るとさらに高くなる予想。つまり波が高くなるまでにある程度片づけておかないと走って跳ねる船の上では乳白色の腐って大変クサい汚水を全身に被る可能性がある。(やるか)意を決して船が走り出して5分もせずに生け簀のフタを開ける。なんてことだ、やはり想像通り循環していない。既に化石の標本のように身が崩れ落ちて骨だけヤツもいれば、腐乱化現在進行中でパンパンに膨れ上がったヤツもいる。そんな奴らの身、皮、骨が排水溝を塞いでいるのだ。
「バケツでくみ出せ」
前方の運転席でハンドルを握り、前方で風上、異臭とは全く無縁かつ安全な場所の社長から指示が飛ぶ。まるで戦地へ赴く神風特攻隊に安全な指令室から「死んでおいで」と命令を下す日本空軍司令官のようだ。イエッサー社長、そのつもりですよ社長!頑張りますよ社長!任せといてください社長!来た時よりも美しく、お国、いやお船の為に死んで参ります!アナタの船はボクの船・・イヒヒなどと思ったかどうかはおいといて、バケツを片手に腐った生け簀へ手を突っ込んだその瞬間、やっぱり・・・お約束発生。大きな波で船底を打ち、ガン!と船が跳ねた瞬間、乳白色の水が私にびしゃり。ぎいやあああああと思ったところでどうでもいいや、一気に行くぜ。ひたすら水をかき出しては骨、皮、遺体を回収し、どんどん船外へ放り出す事15分。ついに排水溝をふさぎ腐乱化&白骨化した遺骨の回収・除去に成功し、キレイな海水が循環し始めた。しかしながら「頭を下げた低い体勢」+「激しく揺れる船」+「異臭」という環境は一撃で私を船酔い予備軍へと仕上げてしまった。
次はサラリーマン人生を掛けたリーダー結びだ。絶対にスッポ抜けない強度を保ちつつ、船が到着するまでに完成させないといけない。通常ならゆっくりやっても5分程度で終わる作業なのだけど、予想外の荒波の中で夕マズメに間に合わせるべく最大船速で現場海域へ向かって走り続ける船がもたらす強風とおケツが跳ね上がるほど揺れる船上でチマチマとリーダーを結ぶも、どうしても軽いPEラインが強風で暴れまくる。
結果、半分ほど巻いて、途中で諦めてしまった。つーかもう無理。ギブアップ。社長、到着して船が落ち着いたら結びますからご勘弁ください。サラリーマン人生を掛けるには状況が悪すぎる。ここはいったん引こう。
トラブル発生その②
つまり船酔いだ。社長のリーダーをしっかり巻いて、安定したサラリーマン人生が少し伸びたと安心したあたりから、胃のムカムカが限界を超えた。二日酔いの日ばりに吐きまくってしまった。吐いても吐いてもムカムカする。吐いてはリールを巻き、巻いては吐く。滅多に酔わないのだけど、たまに酔ったりした時は「ちょっと吐いてきまーす。えへへ」などと言いながら「えおろえろおおえおおおろろおおお~!」と吐いてしまえばもう復活だ。こちとら幼少の頃から乗り物酔いが激しく、吐きまくって来た人生なのでリバースなど慣れたものなのに、この日ばかりはちょっと違った。
「釣れんぞ~」
「はい、えろろろろろろおおお~」
「釣れんぞ~」
「はい、うえええろろろろろろ~」
まさに玉置浩二と井上陽水が奏でる夏の終わりのハーモニー。夏の終わりにこんなゲロを吐くとは。
しかし釣れない。アタリどころか魚の気配もない。リバースを繰り返しながらもジグをしゃくっていたのだけど、「ごごっ!」(; ・`д・´)!キタ!
きっとハーモニーさながら撒き餌(ゲロ)を巻き続けた効果だろうか、ついに幸運が訪れた。社長でなく私に。
ぐいぐい~!おお~引きますよ!
ブルブルっ!おお~頭振ってる!
「デカいか?」
「いや、ヤズ(ブリの小さいの)でしょう!」
けっこう引くんだコレが。小気味いい引き。青物って小さくてもコレだから楽しいよね。さあて、獲物は何だ~?^^
おお・・
なんと・・・
フグ。
FUGU。
えふゆーじーゆー、FUGU。
船酔いで気力・体力を奪われた私はフグとヤズの違いもわからなくなっていた。その後、釣れない時間だけが過ぎて行く。しかしながらあまりにキレイな夕日に我々はスマホ片手に撮影タイム。
夕日で海がピンクにそまり、段々と漆黒の赤と変わっていき、ついに暗くなったその瞬間!
「来たぞ!」
きたあ!
社長に来た!
ジグの方がでかい、15センチくらいのアラカブが社長のジグにヒット。
(撮影拒否)
「ボウズ免れたぞおおおお!」
さあ、帰ろう。非ボウズ達成、たくさん夕日も撮影した贅沢な釣りだ。20時過ぎ、あたりは真っ暗、胃はまだムカムカ。夜なのでビビりながらも操船し、途中、どっかで上がる花火など見ながら21時頃に帰港した。
「飯くうぞ!」
まだ胃がムカムカしていた私はラーメンとか汁物希望だったけど、あちこち閉まってて、ファミレスに決定、そこでグラタンを注文。さらに「コレも食え」とステーキをいただいて、悲鳴を上げている胃にオラオラオラオラ!とスパルタ教育。大変おいしかったっす。
「青物、まだ早いかのう」
「いや、もう釣れていい頃っすよ」
「もっと沖いこか」
「まさか・・・」
「80メーターくらいか?」( ̄ー ̄)ニヤリ
きゃっほー!社長!ありがとうございます!今度はガチンコ80mゾーンでジギングだ!
(たぶん35メーターあたりになります。なんだかんだ深いとキツイのでw)
おわり
2017/08/4「イカゲソ先輩」の本気~夜釣り六連島での奇跡~
プロのワザ・匠のワザと聞けばその道の達人を想像するが、偶然とは言え、イカスミ先輩改め、イカゲソ先輩が同時に2つも妙技を披露してくれた。
「俺の名前、イカスミ先輩になっとるやんか!」
と私のブログを発見した先輩が言ってきたのだが、イカスミを派手に社長にぶっかけてしまった過去を忘れたのか忘れたいのか社長の記憶から消したいのか知らないけど「イカスミじゃなくてイカゲソにして」と私に懇願して来た事にいったいなんの意味があるかもわからないけど、それは別に私にとってはどうでもいいので今後は「イカゲソ先輩」になった。
そんなイカゲソ先輩が2発の奇跡を起こした。そしてこれはメモです。ただの釣行メモ。
金曜の18時に会社を退社してからバタバタと港に向かい、六連島付近でイカ釣り開始。ぶっちゃけ先週、死ぬ思いのイカ釣り大会が終わったというのに、1週間もすれば喉元を過ぎてしまった我々はもうイカ釣りに向かっている始末。ただ、今回は一晩中ではなく、ある程度近所の沖合で適当な時間に帰ろうという魂胆。
結論から言うと六連島付近にイカ釣りの漁船など一隻も出ておらず、もちろんイカはまったく釣れない。さっそくイカ釣りに飽きてしまったイカゲソ先輩はテンヤ釣りを始めた。アタリもなく、活きエビだなんて高級なエサも取られない状況が続く中、ついにイカゲソ先輩がヒット!
よく引くなあ、もしかして?と思ったら案の定だった。
サメだ。このあたりは良く釣れる。こいつはノーマルだけど、シュモクザメいわゆるハンマーヘッドシャークも良く釣れるのだ。
断末魔の叫びのようなサメの写真をよく見ていただくとわかるのだけど、なんとラインがサメのクビにぐるぐる巻きになって釣れてしまったのである。途中で外れた可能性も否定できないけど、間違いなく釣れた瞬間はクビ釣り自殺のような恰好でサメが上がってきたのである。
「俺に針など不要だ」
などとのたまっておられたイカゲソ先輩だけど、有言実行の事態がまたもや起きた。なんと見事なサイズのハモが釣れたのだ。
そしてこれがまた釣り針無用で上がってきたのである。まずこの写真を見ていただこう。ハモは前歯に特徴があって、大変鋭い歯を持っている。
で、何がどうなってたかというと・・・
先輩、マジおもろいっす。
あ、そういやこれ、メモ代わりだった。
シーアンカーが切れた。メモメモ。船釣りってお金かかるなあ・・・。
おわり
【2017年夏】15時間耐久イカ釣り大会(劇場版)
(お日様を拝めるのは生き残った者だけだ・・・)
いよいよ今年も始まってしまった「2017年夏15時間耐久イカ釣り大会」。
通称、「死のロード」とも呼ばれる過酷なイカ釣りだ。夕方に港を出港したら最後、次に大地を踏めるのは翌朝となる。風速・波高・天気を十分に鑑みての大会決行だが、「行くぞ」と社長の一言、つまり「勢い」だけで日取りを決める事も多い。そしてまだこの時期の夜の海は波が高く、木の葉のように揺れるプレジャーボートの上で一晩を過ごすこの大会は思ったより過酷で、鍛え抜かれたベーリング海のカニ漁師ならまだしも俺たちは至って普通のサラリーマンだ。
※鍛え抜かれたベーリング海のカニ漁師の動画はこちら
近所のスーパーで食料・水を大量に買い込む。船上での水・食料不足は命取り、万が一食料の奪い合い、ケンカなどが発生しては、例え生き残って上陸できても私達はサラリーマン、翌日からの業務に支障をきたし、給料・ボーナスに影響が出る事も必死なのでここは慎重に行きたいところだ。
最後は気力、体力、精神力。さあ、イカは釣れるのか、我々の運命やイカに。
メモ:午後18時
まだ暑いが出港は順調に進んだ。波も穏やかで期待できそうだ。うだるような暑さもこの時間となればだいぶマシだが、どうやら一番体力を使ったのは食料の買い出しだったようだ。
メモ・午後19時
現場海域へ到着。集魚灯を投入するにはまだ明るく、まずはジギングで魚釣りを楽しもう。水深は約70メートル。大物の期待ができる。
メモ・午後20時
釣れない。深い水深と速い流れでジギングもキツイ、その上だんだんと波が高くなって来たがここで異変が起こる。船長である社長が船酔いだ。20年以上も海と格闘して来たプロの男が船酔いとは何かの予兆か。本来なら「飯でも食うか!」の時間だが、船酔いしている社長に食事を勧めるワケにもいかず、まだまだ育ちざかりの私を含めたスタッフ2名も空腹の中、イカと戦う事になる。
メモ・午後21時
辺りはすでに真っ暗だが、船酔いにも関らず社長が根性のヤリイカを釣った。プロの底力を垣間見たが、波が高い、写真を撮る余裕などない。
メモ・午後21時半
現場海域での撤退を決断、もっと岸に寄る判断を下す。多少は波が治まれば良いのだが。岸よりの目的海域まで約5キロと言ったところか、暗闇での視界不良、うねりを伴う波の中、ビビりながらも操船を行い数キロ先に見える灯台や漁火を目指して荒れる沖から撤退した。ついさっきまではこんな感じで波も穏やかで夏満喫気分全開だったのに。
メモ・午後22時過ぎ
蓋井島近辺まで帰って来た。沖に比べれば多少は波も穏やかな感じがある。この海域でイカ釣り再開だ。しかし潮の流れが速い上、風も予想以上に高く船がかなりのスピードで流されるが、飯も食える波の高さでようやく晩飯にありつく。うまい。
ここでまさかのイカラッシュだ。まるで確率変動に入ったかのようにヤリイカが釣れる。ただし写真はあまりない。写真を撮ろうともたもたしているとスミを吐いて船が汚れるからだ。ここは3人の連携プレーで速やかにイカを釣り上げては生け簀に移さなければならない。
しかしここでもう一人のスタッフである先輩が社長に宣戦布告。大量のイカスミ砲を社長に向けて発射。見事に命中するその精度は狙ったものとしか思えないほど正確かつ大量で社長は見事にイカスミ爆弾を浴びる事になる。一番恐れていたボーナスカットなどに繋がらなければ良いのだが。
サイズは胴体部分で30センチほど、足まで含めるとなかなかのサイズのヤリイカが連発である。イカスミ爆弾が落ち着いた頃、船上でのイカパーティ開催だ。釣りたてのイカは本当に甘くて絶品だった。ただ食事を終えて間もない事もあり、3人で食べるも1杯のイカで十分だった。
メモ:深夜12時
眠気が襲う。ここからが真の戦いの始まりだ。
メモ:深夜1時
イカも順調に釣れるがそろそろ脱落者候補が現れた。イカスミを社長にぶっかけたイカスミ先輩の動きが怪しくなって来た。イカが掛かっているにも関わらず、そのアタリに気付かない、回収しない、つまり動きが鈍くなって来たのだ、あからさまにキテいる、眠気がキテいるぞ~。
「寝ていいぞ~」「いや、社長こそどうぞお先に」「いや、私は眠くないから」ここに男と男、意地と意地の張り合い・・・いや戦いが始まった。ここで社長より先に寝ると「あいつは先に寝た」というレッテルを背負って来年のイカ釣り大会まで言われ続ける事になる。むしろ先ほどまで船酔いで辛そうだった社長が年齢・体力ともに一番に「落ちる」大本命だったのだが、どうやら今夜の社長にその気配はなく、落ちそうにない。
メモ:深夜2時
竿を抱えたまま、先輩の動きが止まっては動き、止まっては動き、動いては止まる。おそらく「自分は落ちていない」という意思表示なのだろうけど、明らかに寝ている。(寝かせてやろう)という優しさか、今や竿を支えたまま落ちてしまったイカスミ先輩をよそに社長と私は一睡もせず、朝日を迎えるのである。
メモ:深夜3時
私も意識が飛び始めた。社長とお話しつつ、たまに夢を見るのだ。一番印象的だった夢は工藤静香と工藤静香のそっくりさんが歌で対決するTV番組を見ている夢だ。これが一体全体なんの夢かもわからないが、そんなレトロな夢を見ながら私もイカ釣りを続行していた。
メモ:深夜4時
うっすらと島影が見えてきた。どうやら日の出が近いようだ。イカスミ先輩はまだ寝ている。
メモ:朝方5時
完全に海が見える。操船可能だ、これならどこでもポイント移動可能だ。釣れたイカ(小)を餌にしてクエ・アラを狙いたいという社長の意向もあり、ポイント移動開始。イカスミ先輩もすっかり起きたようで妙に元気だ。
社長は釣れたヤリイカ(小)を流して底モノを狙いつつ、私はジギング開始だ。エギではなく、今流行りのスッテにキビナゴをくくりつけ&電気ウキ仕掛けでヤリイカを狙った私は1杯しか釣れなかった上に、社長のイカを取り込み中にバラすという、マイナス以上の失態を演じていた私の気合は尋常ではなかったが・・・。
メモ:早朝6時
しゃくってる最中に夢を見て、ジギングをフォールする時にも夢を見て、ジグ着底で起きては、また寝ながらしゃくる。どうやら限界だ。ジャパネット高田やマツコDXがたびたび登場する夢を見ながら終わりの時間までしゃくり続けたが・・・。
メモ:朝7時過ぎ
「釣れるか?」「いえ、まったく」。ついに納竿の号令が下された。まぶしい太陽が照り付けると同時に全員の気力も落ちた。さあ帰ろう。揺れない大地が今は恋しい。
メモ:朝8時過ぎ
港に着いた。帰りの操船はほとんど社長だ。私は「いつでも交代しますから!」と言いながら立ったまま寝ていた。私に気遣ってくれた社長がその道のりの8割を運転し、ラスト2割が私。社長スミマセン。社長、ほとんど寝てませんよ。
さて、イカは大量だが、魚はゼロ、というおもしろい釣果だ。さあイカをご近所さんに配る時間だ。しかしながらまだ時間も早いという事もあって、24時間営業のうどん屋で朝ごはんを食べるも、食べながら寝ている。こいつはいつ気絶するかわからない、私は車の運転もある事から腹八分に抑える予定が朝定食を完食してしまった。おいしかった。
メモ:9時過ぎ
ご近所さんへイカをお届けにあがり、この大会も終了となる。自宅へ帰りシャワーを浴びると膝あたりはあざだらけ。真っ暗の荒れる海では肉眼での波の予測が付きにくい事からカラダを支える為にあちこち打ったのだろう。
~釣果~
ヤリイカ30杯くらいと思いますが、妙に釣れたイカ釣りでした。さすがのタフガイ社長も「当分イカ釣りは行かなくていい」と帰りの車中で漏らしてたのだが・・・。
「もっと近場で行くぞ!近場ならきっとラクだ!」
翌日にはもう喉元過ぎてしまったとですか!あんなにきつかった記憶はいったいどこへ・・・。
おわり
2017/7/29(土曜)これはメモだ。
2017/7/29(土曜)
関門に行った。これはメモだ。
昔、大変お世話になったA先輩(現:会社経営者)が初参戦した関門での釣行をメモしておこうと思う。
このブログの存在が社長にバレてしまったからというもの、「この前の釣りが書かれてないじゃないか!」と言われるようになった。挙句に「記録代わりに書いとけ」と言われる始末でブロガーとしてはメモだけの記事など到底許せないのだけど、別に私はブロガーではないし、これでお金を稼いでいるワケでもないからメモ代わりの投稿も行う事にした。確かにこれだけ釣りに行っているにも関わらず、「去年のこの時期は何が釣れてたっけ?」という疑問が毎週発生する。そんな時にこのブログが大変役に立つのだ。特に暑い夏は「関門で涼しいうちにノンビリ・暑くなったら帰る」vs「狙うは大物のみ・沖でジギング」の戦いが始まってしまう。ジギングしかしない私は沖に出たいのだけど確かに夏は暑い。いったん沖に出てしまうと灼熱地獄の中、一日を過ごす必要が出てくるし、消耗する体力はハンパない。いっぽう、関門で涼しいうちにノンビリを選択すると、朝5時に出てヘタしたら朝9時にはエアコンが効いた涼しい24時間営業のうどん屋でソーメンを食べている。しかも関門は大鯛だって釣れるのだけど、ジギング派の私にとってはエソくらいしか釣れない厳しい釣行なのだ。
でもやっぱり暑いし命には代えられないので夏場はだいたい船でピャッと出てピャッと帰れる関門になり、私はジギングで何か釣れたらいいな~って感じで、社長以下全員はタイラバやテンヤで大鯛を狙うのだ。なので私はだいたいボウズかエソだ。
さて、この日はA先輩をお誘いし、「行く行く」の二つ返事での釣行。釣りやサーフィンといったマリンレジャーをこよなく愛し、素潜りでビナ貝を獲っては警察に密漁(疑い)で現行犯逮捕された事もある経験豊かな先輩だ。
「ビナはサザエじゃねえ!」との言い分もむなしく捕まったエピソードは大変おもしろく、その場に居合わせた漁業組合の組合長ですら「ビナはサザエじゃねっす」と警察に掛け合ってくれたにも関わらず不当?に逮捕されてしまったA先輩は見た目がチャラいのできっと余罪があると思われたのだろう。
そんなA先輩が鯛ラッシュだ。
次から次に釣れる鯛(小サイズ)。塩焼きにはいいのだろうけど、こんなに釣ったら捌くのも大変ですよ、と言うご進言もむなしく次々に釣れる小鯛。ちなみにエサは活きエビ。けっこうお高いエサなのだけど釣れるのは小鯛。福岡地方では小鯛の事を「チャリゴ」と言うらしいが、まさに高いエサで釣る高級チャリゴラッシュで久々の釣りで楽しむA先輩とは裏腹に社長と私は秘密兵器のテストを行っていた。
夏場でも快適に過ごせるかもしれない。もしかしたら「沖でも楽ショーっすね!」と言えるかもしれない新兵器。その名も・・・。
くうちょうふく~。(ドラえもん風)
それはこれだ!
小型扇風機が2機もセットされた贅沢設計の空調服。バッテリーも8時間くらい持つとの事で満を持して投入だ。清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってやったぜ。近所のワークマンで買った2万円の空調服。
その効果は・・・。
「おう、これもう、メルカリで売っとけ」
私達の目論見は一瞬で終わった。
ps/実際、めちゃ涼しいのです。首元や袖口から風がビュービュー吹き抜ける感じは本当に涼しい。でも・・・なんか違ったようだ。(笑)半額の1万円で出品中です。
おわり