北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

泳がせに初チャレンジ byカッパ隊員&プロデュースbyカマボコさん

11/26(土)

 

(なぜ君がここにいる・・・!?)

 

今回の釣行は社長、カッパ隊員、私の3人の予定だった。

まだ真っ暗な朝5時過ぎ。なぜだか暗闇に紛れて船に荷物を運びこむ「かまぼこさん」がそこにいた。

かまぼこさんはカッパ隊員の代わりにバドミントンのコーチに行く予定のハズだ。

※カッパ隊員もかまぼこさんもけっこう有名な選手でバドミントンのコーチをしている。

 

 

なぜ君がここに・・・?



「すべてを察してください」

 

いや、この状況で全てを察するには情報が少なすぎるぞかまぼこさんよ。

いつもより眠たそうな目。いつもより疲れ果てた顔。

「あいたっ!」ドターン!

船上でかまぼこさんが滑って転んでいた。

「わははは、革靴じゃ滑るにきまって・・・ん?」

(革靴・・・?)

「全てを察してください」

もしかしておうちに帰ってないの?つーか先週くらいお子ちゃまが生まれたばっかりでしょアンタ。
乳飲み子抱えた奥さん置いて、アンタいったい・・・?

 

「アジ確保しております!」

 

昨夜、社長とカッパ隊員とかまぼこさんで食事に行って、そのまま二人はノリで海に来て、そのままアジ釣って、40匹くらい釣って、船の水槽にアジを移して、釣り具のポイント行って、泳がせの仕掛け買ったりして、極寒の冬空を堪能して、今に至るそうだ。

この時は楽しい

 

 

 

 

栄養ドリンク&目が充血してるよ



「お前らアホやのう」

 

社長から暖かいお言葉をいただき満足したのかカッパ隊員を残してかまぼこさんは帰って行った。


(このままかまぼこさんはバドミントンのコーチに行くそうだが、バカなの?)

 

アジ40匹を託されたカッパ隊員は豪語している。

 

「このアジ!全部!青物と根魚に変えます!」

 

そういえばこのカッパ隊員も寝てないんじゃなかったっけ??
君もバカなの?

まあ、私も泳がせ、落とし込みはいつかしっかり腰を据えてやってみようかと思っていたのだけど、それは残念ながら今回じゃない。

「社長、泳がせします?」

「ん?せんよ」

ということでアジ40匹の生殺与奪の権はカッパ隊員が握ってしまったワケである。

まさに独裁者、まさに暴君カッパ隊員の誕生である。


~泳がせ釣り開始~

水島のちょい先に到着。最近、たまに青物、たまに真鯛、たまにアマダイが釣れる好ポイント?である。

 

「どこに掛けたらいいんですか?」

「背掛けでいいよ」

私は鼻掛け派だったが、見事に鼻部分だけ残して食われた記憶しかないし、背掛けは簡単だし。

 

「なんか釣れてます!」

「それ、アジやろ」

 

というやり取りが何回あったか覚えてないけど、それくらい相変わらず魚の反応はない。

 

「魚探にたまーに映る魚マークはカッパ隊員のアジっすかね~」

「そうかもしれんのう~」

 

というゆるーい時間とともに暴君カッパ隊員にコキ使われて戦線離脱していくアジたち。

 

「だんだん上手になってきました!」

 

背掛けの次は鼻掛けにもチャレンジし、暴君カッパ隊員の実験台となるアジたち。

そしてエソにかじられることもなく、ただひたすらに自由を求めて泳ぐアジたち。
暴君カッパ隊員にもてあそばれながら次々と命を落としていくアジたち・・・。

 

体力尽きたアジたち


しかしついに暴君カッパ隊員がアジの屍の上に立つ。
その時は突如として、いや、、、なんとなく訪れた・・・。

 

 

「ん?なんか来まし・・??た!?」

 

ジジジー――――とドラグが出ている。


(泳がせで青物は初じゃないか!?)

我々はほとんど泳がせ釣り、落とし込み等の釣りはしない。
アジがいなかったら話にならないし、アジやイワシの確保だって面倒だし。

何度かしたことはあるがだいたいエソにかじられてコノヤロー!って記憶の方が鮮明なのでジギングに勝るものはないという結論に至っているからだ。

丁寧に上げて行くカッパ隊員。
(ドラグゆるゆるなのだけど必死だからそこまで気が回らない)

仕掛けが長くて多少、タモ入れに手こずったが、なんとかゲット!

ブリには及ばないものの、見事にメジロクラスをゲットである。

 

暴君カッパ隊員、誕生

 

「沖アミ→アジ→ブリ→カッパ」という食物連鎖の頂点に君臨し、まさに水島周辺の頂点に立った暴君カッパ隊員の記念すべき日になった。

 

「ブリ釣るのに10時間掛かりました!(アジ釣りから数えて)

 

(・・・食物連鎖も大変だね。寝てないし。つーかバカなの?)

 

と言いたいところではあるが、泳がせも楽しいよね。また徹夜でアジ釣って来て。私もするから♪

さて、その後、再びカッパ隊員のアジがうなる!

 

これはまさか・・・

 

小さいサメ。


サメ肌を堪能。

 

以上。


結局、社長も私もメジロクラスを1本ずつ釣り上げ、納竿となる。


陸地に上がりカッパ隊員はさすがにヘロヘロで座り込んでいる。

 

 


「えっとつまり、一昨日から寝てないんですよね・・・」


いや、それ、自分のせいだからwwww

若い時は多少でも無理してください。そう簡単に死なないから。

あ、徹夜でアジ釣ってそのままバドミントンに行ったかまぼこさんもさすがに死んだように寝ていたらしい。

若いってイイね。(・∀・)イイネ

さて、今年もあと少しで終わり。年内にメモリアルな一匹が釣れるのでしょうか。
そして毎年恒例「正月用のブリ釣ってこい大作戦」が今年も実施されるのか。

もうこうなったらアジ釣って行こうぜwww

かまぼこさん、カッパ隊員、アジは任せたけん。


おわり