北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

金融マンバトル~本日イルカデー~

3/7(土)蓋井島

「お!明日行けるやんか!」

「あ、天気回復しそうですね、行きましょう」

「じゃあ・・・あの二人連れて行くか」

その日は一日中曇り予報だった。

午前中は出る風も午後にはぼちぼち収まる予報だった。

ただし14時くらいから小一時間、小雨が降るらしく、それまでにブリでも釣りましょうという企画。

最高気温12度

14時くらいから1.6㎜の雨予報

風は風速3~5m

波は30cmほど


船釣りに慣れた我々なら全く問題にならないし、むしろ喜んで釣りに出る天気予報。事実、午前中は荒れたものの、午後からは多少は風はあったが最終的にはベタ凪になり完全な釣り日和だったのだ。


そう・・・『ほぼ一日中振り続けた雨』以外は。


そして本日の修行僧(犠牲者)は二人。

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奥の二人。まだこんなに元気

再登場、前回、撒き餌を巻き散らかした某金融機関のA氏。(手前)

そして初登場、初心者である某金融機関のS氏。(奥)

2人とも金融マンで日々、弊社に足を運んでいただいている営業担当のお二人。つまりはライバル同士な上、今日が初めてのご対面。

果たしてA氏は過去に撒き餌を巻き散らかした経験を活かし、大きなアドバンテージを得る事ができるのか?

一方初心者のS氏、初心者には大変優しい社長のハートをガッチリつかみ、あわよくば思いがけない大物を釣り上げちゃったりするのか?


蓋井島に到着。

「びゅおおおおお!」

「サーーー・・・ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ」

決戦のゴングは降り出した雨とともに鳴った。

いきなり雨と強風、船の揺れも慣れない二人にとってはなかなかの揺れだろう。

A氏もS氏も社長愛用で実績が高い(値段も高い)ジグを貸与されており、条件はほぼイーブン。いきなり激しい打ち合いになるか!?


おーっと!ここでいきなりS氏!

 

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海中投棄なう



ダウンーーー!


胃液を海中投棄開始だーーー!


「酔い止め、船に乗る4時間前には飲んで来たんで!」

一方、A氏は前回のアドバンテージが効いてる!今日のA氏は酔わない・酔えない・酔いたくないという意気込みがバッチリ伝わってくるぞ!


しかし釣れない。魚群探知機の反応も薄い。

「昼飯でも食うかあ」

社長がお湯(カップラーメン用)を準備してくれている。


おーーっと!さっきまで吐いていたS氏!むくりと起き上がったああ!


「・・・食います」

S氏を突き動かしたのは飢えか寒さか、それとも営業マンの意地なのかーー!?

船室でガンメン蒼白なS氏がおにぎりを食っているーーー!

「あ、スミマセン」

再びダウ――――ン!

今度は胃液だけじゃないぞ!さっき食べたおにぎりもバッチリ混入されて本当に撒き餌っぽい!

「ラーメンそろそろだぞ~」

「食います」

おーーーと!S氏、「食います」2連発!今度はカップラーメンにも手を出した!さっきおにぎりを撒き散らかした直後にカップヌードルに挑戦、しかも「カレー味」だ!二日酔い時には絶対食べたい一品だが、果たして船酔い時には効果があるのかーーーー!?


「あ、スミマセン」


ああ無情~!やはり、、ダウウウウウウウン!


おにぎりバスターとカップヌードルドライバーが立て続けに炸裂!まさに地獄の断頭台だあああ!(キン肉マン

吐き出された麺が海中を漂い、黄色い液体が海中を覆う!


そして・・・海の藻屑と消えていったあああああ!


「マジで撒き餌にならんすかね?ww」

おおおおおっと!A氏、余裕!

「今夜は鍋の予定なんすよね!」

「ブリシャブできるやろーー」

「おお!いっすねええ!ブリシャブ!」

A氏は元気。S氏は風前の灯。しかしまだ誰も魚を釣っていない。そして一人1匹くらいはブリを釣ってもらいたい。

二人が道具の操作になれて来たところで私も本格参戦。

「短期決戦だな!釣ったるどー」

そう、雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、前方にまとまった雨雲が見える。そして時間とともに確実に奪われているA氏とS氏の気力・体力、そして・・体温


(急げ、彼らに時間はない・・・)


ジギング開始。


(さあ、こいこいこいこい・・・)

(さあ、こいこいこいこい・・・)

(さあ、恥ずかしがらずに・・・)

(さあ、ちゃんとお口を使って・・・)

(私のロングなアレに・・・・)

 


(・・・・・・・あれ?)


サッパリ釣れない。あれ?なんだこれ?ロングジグがいけないの?いやいや、短いジグを使っている3人全員もアタリすらなし。えっと、ブリいないの?

とっても渋い状況、それでもがんばる我々。そしてついにその時は訪れた!

 


「ドザ―――――!」

 

雨。本降り。

 

ツライ。

 

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冷たい雨、氷雨

ホンブリである。ブリはブリでもホンブリだねって言ったら

「あはははh!ブリはブリでもホンブリっすか!」

今日のA氏は超絶好調である。船酔いしてないからだろう。けっこう頑張って魚釣りをやり続けている。


そして不死鳥のように復活したS氏も負けてなるものかと頑張っている。

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ファイティングS氏


そしてようやく干潮が終了、潮が動き出した直後に状況は一変。


社長がアラカブを釣り、A氏もエソ・エソ・エソ・エソ・アラカブ

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エソが連発だぜ

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ようやく食える魚

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エソでも嬉しいよね。私はイヤですけど

あとはブリを釣るだけであるが、青物はノーバイト。そんな事よりもいかんせん、雨。とにかく、、雨。

 

「足が・・・冷たくなってきました・・ww」

A氏が私にささやく。

「青物釣れるまで帰れんよ?ww」

「えっと・・・もちろん釣ります!」


もはやこれは釣りじゃない。ガマン大会である。



「水島行くかー」


さすがに雨だし諦めて帰るかと思いきや、さすが社長、せっかくだからまともな魚が釣りたいのは私も同じ気持ちです!

(その時、ゲストの二人はどんな気持ちだったかは我々が知る由もない。)


・・・しかしながら水島も不発。ようやく私のジグにアラカブがくっ付いて来ただけ。

 

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ボウズ逃れのアラカブさま

 

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こんな色じゃありません。雨で濡れてるのです

その頃、A氏、ズブ濡れのネズミオトコ、いやドブネズミ状態。水面のぴちゃぴちゃもけっこうヒドイ。


延長戦むなしくついに試合終了となった。


社長:アラカブ×2

A氏:アラカブ×1

私:アラカブ×1

S氏:ボウズ

 


さて、アラカブは全てA氏宅へ。

しかしまあ・・・春先はボウズもあり得るんだけど4人でジギングしてこの結果って。

私なんか後半、少しも休まずやったんだけど、久々に完敗でした!

じつは前日も社長と二人で行ったんだけど、ちゃんとヤズやら鯛やら釣れたってのになあ・・・。

ということでこの勝負はオアズケ!w

・・・二人とも、根性あるよwwさすがトップ営業マンだ!

 

そういえば港へ戻る途中。

小倉北区の六連島を通過したあたりで異様な光景を発見。

「イルカーーーー!?」

こんな街近くでイルカの大群に出くわすとは夢にも思わなかった。そういえば若松に5頭くらいいたってニュースを聞いたような。

ざっと40~50頭くらいいないか?コレ?

 

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大はしゃぎする私。

 

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動画からスクショ。近くまで来る~

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これはほんの一団です。あたり一面イルカすごかった

そういえばこの前、蓋井島で見かけたデカいナブラってこの子達か~。遠くだったからまさかマグロ?とか思ったけど不思議なくらい規則正しく小倉方面へ向かっていったナブラ、というかまさにそれは遠足してた君たちの背中だったのかー!遠かったけど、近場に来るかも?とか思って思わずダイビングペンシルに変えてひたすら投げたあの時間はムダだった事じゃねーか!ww

 

 

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この前の記事。まさに大予言。

 

船を怖がらずに近寄って来てくれたり、船のウエーキで遊んでいるようにも見えたイルカたち。とてもいいものが見れました!


おわり

ヒゲがアレなあの人が帰ってきた。95センチ8.4キロ

3/1(日)13:30出船
蓋井島北東部にて

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エロひげ

ヒゲがアレでアレもヒゲ、えっと、現地な方ですか?的な雰囲気を醸し出すオトコが久々に北九州の本社に帰ってきた。

「今どこですか~?」

アメリカでーす」

「今どこですか~?」

「台湾でーす」

「今どこですか~?」

「ドイツでーす」

などと、「どこにいるかわからない」がモットーの弊社が誇る隠密行動のスペシャリスト、「ニンニン」である。

東京湾の乗り合い船で100キロの前後(本人談)のマグロを掛け、40分の格闘の末にバラしてしまうという周囲に迷惑極まりない必殺技を持っている。

(一回数万円する乗合いマグロ釣り船は誰かがヒットしたらその間は仕掛けを回収して待つルールらしい上、高い料金を払った気性が荒いおっさん達が大量に乗り込むらしいからそのプレッシャーやコワさは想像以上だ)

ニンニンの娘さんの卒業式が当日お昼12時まであり、それからバタバタ着替えて港に集合というハードスケジュールである。翌日には東京に帰ってしまうから無理矢理でも釣りに連れて行こうという社長のやさしい配慮で13:30出船となったのだがこれが意外にゆっくりしていいかもしんない。うん。

14時ジャストくらいに蓋井島のいつもの場所に到着する。夕方から風が出る予報だから賞味2時間ちょっとという時間の為、私もジギングで参戦することにした。
(前回、キャスティングでボウズだったのでとにかく魚を釣りたかったのもある。うん。)

私はタチウオパターンの100gジグ、社長は60gの軽いヤツ、ニンニンはボーズレスのチタンジグ(高級品)を社長から借りていた。

「おい、全然釣れんぞ~」


開始早々、社長からのお約束トークが炸裂する。魚が釣れないのは全く私のせいではないのだが、思わず責任を感じてしまうのが悲しいサラリーマンの性ってヤツだ。

しかし今日の私は違った。

(今は満潮ど真ん中、もうすぐ潮が動き出すし)

(今日はジグだし、キャスティングよりはマシだから)

「いや、釣れるでしょ~」

確かに開始1時間、全員なんのアタリもない。エソも釣れない。しかし今日は釣れそうな気がするのだ。なんつってもジギングだし。


(グッ、グッ、こいこい、グッ、グッ、こいこい、グッ、グッ・・ブル・・・)

「触った!」

しかしながらバイトに至らず、そのままグッ、グッ、グッ、グッ、グッ、

こいこい、グッ、グッ、こいこい、グッ、グッ、

くそ~、ダメか・・・ダメ・・、グ、ギュワ――――!


「食っとわああああ!」

ギュワ―――――と引き出されるドラグ、あはーん最高~^^と思いながら最近ようやく慣れてきた左巻きでもボチボチの相手とも対処ができるようになってきた。

「大鯛か?」

「いや、走りましたから青物でしょー」

「重そうやのう」

「カンパチ様だったらいいなあ」

とは言うものの、元気だし頭も振りまくりだし重量感もあるがたまにズーンと動かないというか重くなるこの明らかにヒラマサやカンパチとは違う引き。

(ブリかああ、マサじゃないのかああ)

と多少がっかりしたところで社長からのゲキが飛ぶ。

「お前、絶対逃がすなよ!」

つまり、ニンニンへのオミヤゲは必要だし、釣り時間短いし、今までなーんも釣れてないので「最初で最後の1匹」の可能性があるのだ。

もちろんラインブレイクは魚の無駄死にとなるため是非とも避けたいところ。

「社長、タモ早いっすww」

社長が既にタモをスタンバイ。魚の現在地はまだ水深20mくらいにも関わらず私にプレッシャーを掛けて楽しんでいる。

それにしても頭フリフリ、元気で重い。まあまあのサイズなのは確実。でもPE3号、リーダー40lbだし、まあ大丈夫かなって思ってたんだけど、気掛かりがひとつ。

(アシストフック大丈夫かいな・・・?)

釣りが終わるたびに道具は水洗いする私。もちろんジグもしっかり塩抜きする。錆びたらイヤだし、なによりアシストフックのリード(糸のところ)を一番気にしている。

(サワラ釣ったのいつだっけ・・?)

洗うたびに「そろそろやべーかな」と思いつつ交換していなかったアシストフックが唯一の懸念。

「でけー!」

ギラリと光った魚体を見てニンニンが叫ぶ。

「なかなかやのう!」

社長がタモを抱えて待っている。

「タモ、早いっすww」

まあ、無茶苦茶デカいワケじゃないけど最初の1本とすれば上出来なサイズ。

船の下にいきなり猛ダッシュで潜られた時は超絶焦ったし、そんな時はまだまだ左巻きじゃ対処がヘタクソだったことと長めにとったリーダー40lbに助けられたのもラッキーだった。船底で擦れてたし。

さて、無事にランディングしたブリがこいつです。

 

 

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ブリナインティファイブ(95

そしてアシストフック、1本切れてたあああああ。あぶねー

 

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その後、ヤズの群れに当たったようで、社長とニンニンにもヒットが連発し始める。
そしてさすがはニンニン。社長とダブルヒットしたのだが、明らかに社長より重そうな引き。

 

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ニンニンダブル。ニンニン

フロントとお尻に付けたフックに見事2匹掛かっているwwwフックにはまだまだ余裕があるから3匹以上狙えたのにwwwしかしここでやってのけるニンニン、これぞ「忍法ニンニンダブル」である

ラクして釣るのう」( ̄ー ̄)ニヤリ

弊社の社是、理念、モットー、スローガン、合言葉である「ラクして釣る」の真髄が垣間見えた気がしたがこのニンニンはそれだけではなかった。

ニンニン、ジグを投入し数メートル巻き上げたところでコーヒー休憩。

 

~数分後~

「・・・ビクンビクンビクン」

「おい!来てるぞ!」

上がってきたのはアコウだった。

 

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ニンニン置き竿

 

ニンニン置き竿ジギング


「社長、、これはもしかして・・・」( ̄ー ̄)ニヤリ

「ああ、ラクしてるな」( ̄ー ̄)ニヤリ

船の揺れもあるから思わず食いついたのだろうけど、やはり落としておけばそれだけチャンスが広がるという事だろう。

ただ、とにかくラクしたいからといって超ライトタックルを好む社長からしても実り多き一日であったに違いないw


さて、16時を超えたあたりから強烈な風が吹き出し、アタリも止まって帰港となる。

さっきまでスーツ着て娘さんの卒業式に出てたかと思えば昼過ぎには乗船し、夕方には帰港、さっさと捌いてブリシャブパーティ、翌日は東京である。

本当にすごいねニンニン。

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ヒゲ忍、体力のかたまり

おわり

ジギングよりもキツイ釣りがあっただなんて。

2/24連休最終日

いつもの蓋井島北東部

段々寒さも和らいで、最高気温が14度くらいまで上がった。釣り日和なんじゃないの~!?

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まずは船上コーヒーである。贅沢。

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ジギングしたくなった

「コロナやらインフルが怖いからどこも行かない」という我が子を思う妻の一言で24日(祝・月)は仕方なく釣りになった。そう仕方ないのだ、コロナは怖いし、人込みを避けるべく仕方なく海へ行ったワケで決してコロナ万歳などとは不謹慎甚だしいため口が裂けても言わないであろう。

今回はフルメンバーだ。

社長・イカゲソ先輩・ピラニア先輩・ガンメン君・私の5人でしかも鯛茶漬けが食べたいとかそういったノルマもない事から最初から私は決めていた。

 

(一日中、キャスティングする)

 

せっかくキャスティングロッドも専用リールも買ったのに、長いし持ち運びも面倒だし、洗うのも面倒とかそういった理由でジギングロッドでダイビングペンシルを投げていた私。しかしながら今日は最初からヤル気もあるし、さらに5人がジギングしたらお祭りラッシュに突入する可能性もあるから色々な意味で絶好のキャスティング日和というワケ。

揺れる船の先端をキープし、おっとっとしながらキャスティング開始だ。

 

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リアラピードぶっ飛べ

 

竿はアブガルシアの80サイズ、リールはダイワのBG4500H、PE3号、フロロ40lbという基本的には舐めた仕様であるし、根に潜られて切られるほどの大物と出会った事がないのでまずはこれで食わせる事に全力を注ぐ事にしている。


さすがにジギングロッドよりもはるかに飛ぶ。いいぞマリアラピードさん!いきなりガボッ!ってもしかしてだけど~♪もしかしてだけど~♪いきなりデカマサ飛び出してくるんじゃないの~♪ふえへっへっへへっへ♪


「あ~リーダー結んで~」

「リーダー結んで~」

「結び方がわからなくなりました~」

「切れた、また結んで~」

あ、このメンバーでFGノット組めるのは基本的に私だけじゃないか。ガンメン君が結んだFGノットはあっさりすっぽ抜け、イカゲソ先輩の手入れが行き届いて錆びたリールに巻かれたPEはボロボロ、FGノット組んでも軽い根掛かり程度であっさり切れてくる。ムキ―。

 

まあいい天気だし、元々そんな役目だし、不快感はない上、良い休憩にもなるから皆のお世話をしながらキャスティングをし続けた。

・・・しかし活性が低い。

ジギングチームも快音響かず。

ようやく小ぶりが釣れてもお祭りラッシュ、イカゲソ先輩とピラニア先輩が毎回ごちゃごちゃやってるww

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釣ったのはイカゲソ先輩

しかし釣れない。せめてヒラスクラスがジギングチームで釣れてくれないとキャスティングなんて絶対ダメな気しかしない。

強風に流され、ジギングがメインだから深い所は問題ないとしても、少しでも浅瀬がいい私の気も知らず、船はあっさり水深も45m~50mを超えると全く釣れる気がしなくなり、さらに魚探を見ると「どん底」しか反応がないのも折れかかる心に追い打ちを掛けてくる。

(彼らにとって50m上の水面なんて遥か彼方なのさ)

心が折れかかっている私、今の私なら詩人にでもなれそうな境地だ。


それでもひたすら投げる。


とにかくひたすら投げる。

 

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キツイ。


そんな状況でもやはり調子が良いのが「清水の舞台から飛び降りた」と言っていた社長である。先日、竿ごと海に落としてしまったお気に入りリールを新調した模様。

その20,000円以上(予想)はする高級リールで中型の鯛を次々と釣り上げる。小ぶりも釣ってアラカブも釣って、間違いなく本日の竿頭である。

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写真係はガンメンくん

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美味しそうなサイズの鯛


そしてシャイなメンバー達は写真に写りたくないとガンメン君以外はオール拒否。「どうせなんか書かれるんやろ」と言っていたが当たり前、もちろん記録に残しておくに決まっているので賢明な判断と言えばその通りか。


「しかし釣れん。水島行くかー」

「行きましょうー」

チャンス到来、水島で大型を釣り上げた記憶も実績もないが、ヒラゴならトップで釣れたこともあるし蓋井島がダメで水島で爆釣した事もあるし、水深も40mより深くなる事もない。

そして水島に到着して数分後、今までボウズのガンメン君の竿が心地よく曲がっている。どうやらヒラゴのようで元気もいい。

過去の経験も手伝って、船底に潜ろうとするヒラゴを必死でカラダを乗り出し、竿を出してかわしている。

(お、上手になったな)

と思ったのもつかの間。

「あ、早い」

バシャ!

「ぶち」

ラニア先輩が水面に顔すら出していないヒラゴに向けてタモを突っ込んだwww

イカゲソ先輩もピラニア先輩もタモ入れを金魚すくいのように思っているに違いない。顔を出させて空気を吸わせて一瞬グタっとなったところをさっとすくうものですよ、タモ入れは。

「ごめーん・・・」

ラニア先輩がガンメン君にあやまっている。ボーゼンとする二人。わはは、いいぞ。

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ボーゼンな二人。わははh

 

しかしそれを皮切りにピタっと止まる。水島もダメか・・・。

 

そしてキャスティングにはバイトすらない。

 

それでも投げる。

 

ひたすら投げる。

 

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キツさマックス。

ジギングよりキツイぞコレ。なんだコレ。


再び蓋井島付近に戻り、社長が良いサイズの鯛を釣るものの、まったくダメ。ほんのすこーしだけナブラっぽい動きがあったけど、海面ユラユラで何かオキアミでも食ってるような明らかにイワシなどを追ってるナブラではなかった。

揺れる先端でふくらはぎに大ダメージを食らい、投げた瞬間に船が揺れて2回ほど海に落ちそうになり、海に落ちそうなカラダを手すりで支えて骨折しそうになった小指。

キャスティングは危険がたくさん、そして見返りは少ない。でも次回もやる。ノルマさえなければ・・・。

軽く振っても遠くに飛ぶコツとペンシルを動かすコツがわかってきたので次回はガボっと行くぞーー。

 


「お前、何しに行ったん?」(社長談)

 

おわり「筋トレっすよ!」

目標:ぶりしゃぶと鯛茶漬け(写真なそ)

2020.02.某日

明確な目標設定であった。


「ぶりしゃぶと鯛茶漬けが食べたい」という要望が役員から上がる。

つまりブリ及び鯛を釣ってこいと。

「狙って鯛釣るのは難しいっすよね・・・」

「インチクかタイラバかのう」

プレッシャーを受ける私と社長。

「ウーロンにも声掛けとけ」

ウーロンはインチクでもタイラバでもジギングでも何でもやるオールマイティさがウリの青年実業家である。

「鯛ならウーロンやろ」

「・・・???」

なぜだか【鯛ならウーロン】というイメージが社長にはあるようだが、正直言ってウーロンが真鯛を釣り上げたシーンを私は見た事がないぞ?アレ?そうだっけ?エソとかヤガラとかじゃないの?

オールマイティさがウリのウーロンもまずはジギング開始。まずは手堅く青物である。私はジギングしかしないがそれでもけっこうな大鯛を仕留めているのでその記憶をたどり、鯛が釣れた動かし方で誘っていた。ぶっちゃけブリはいつでも釣れるのだ。たぶん。

社長も60gのタングステンジグで楽ちんな釣りを堪能しているが、早速社長にヒット。同時にウーロンにもヒット。

写真が撮るヒマがないほど二人のラインが絡まってしまってテンヤワンヤしてしまったので写真はないが、社長が60センチのヒラス、ウーロンが40センチのヤズだった。

「よし、(ブリの)ノルマ達成!」

社長がインチクに変更する。


「おい!アレ!」

「おおおおおお!」

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遠すぎてスマホじゃ全く伝わらない説



200mくらい先だろうか、マグロらしき魚体が跳ねている。でかいナブラだ。

「イルカっすかね!?」と私が言ったくらいだから見事なナブラである。遠いから真偽は定かではないが。ブリかもしれんし。

慌てて私はトップにチェンジ。マリアラピードさんの出番であるが風も強いし、アンカー引き上げて向かうにはちょっと遠い感じがした。

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これです。ダイビングペンシルって言うの?

 

 

そしてそうこうしているうちにどんどんナブラは移動して行き、数分後には消えた。

(あいつらがこっちに来るかもしれんな・・・)

ということで再びジグにチェンジするのが面倒な私はマリアラピード(トップ)で少々遊ばせてもらう事に。ぶっちゃけ鯛を釣れとか言うノルマは度外視である。

その後、全員ピタリとアタリが止まる。そうなると痛いのは社長からの視線だ。私はトップをぶん投げ続けている。

「お前はほんとーに・・・」

「ギクッ」

「ちっとも協力せんのうううううう?」

「あ、えっとこれで鯛を釣りますから!ww」

「釣れんやろーが」

「・・・ハイ」

ということでトップは諦めてジグにチェンジ。さあ、ジギング職人(自称)が超絶ガンバリマスヨー!

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最近ピンク好きな44歳のおっさんである

(まずは釣ろうwボウズ回避せねば)

ということでほいっとヒラスゲット。60センチないくらい。その後、アジかよ!って言うペースで小ブリを3匹釣る。ヒラス以外は全部リリースだ。おもしろいように私だけ釣れて行く。

※リリースすると決めたら写真撮る事もなく元気なうちにさっさと逃がすので写真はありません。

「・・・お前、本当にダメやのう」

つまり青物しか釣ってないからである。どれだけブリやヒラスを釣っても今は賞賛されない。鯛が必要なのだ。今日、今ここで鯛を釣った人間が一番偉いという図式になっている。

「鯛はインチクとタイラバの社長とウーロンに任せます!ww」

と言いつつ、昔の記憶を辿ってロングジグで鯛を狙うが狙って釣る鯛は本当に難しい。だいたいここに鯛がいるかどうかもわかんないし。

※我々は漁礁や瀬などを狙って船を止めたりしません。漁師じゃないし、ぶっちゃけ面倒だしwww

オールマイティがウリのウーロンもインチク、タイラバ、スロージギング、3,000円のチタンジグなど色々試している。結局、オールマイティではなく飽きっぽいという事らしい。

そして社長のインチクにヒット。

「あああ」

「ああ!社長!それはまさか!」

「ああ・・間違いない」

「ブリだ」

「やっちまいましたねww」

このまるでエソのような扱いを受けてしまうブリたち。さっさと弱らないうちに全部リリースである。

「ここはブリしか釣れん!」

「移動するぞ」

という事で今まで行った事がないような所を転々とした結果、エソが2匹追加されたという状況で風も強まりノーカンに。

「鯛、買って帰るかあ」

ヒラスの良型を2本持って帰るので十分な食材になるのだが、さすが社長、さすがはコミットするオトコであるがスーパーに行くとボラ(大分産)が美味しそうだったのでボラにした。ボラって美味しいよね。

むきエビとイカも買って鶏肉もぶち込んで「海鮮鳥鍋ブリしゃぶ」「ヒラスボラ茶漬け」となりました。

美味かったーー^^米5号がペロっと無くなったw


おしまい

チョウケイお帰り釣りツアー(2回目)

中国人のお友達、チョウケイが帰ってきた。元々社長のお友達であるが私も仲良くさせてもらっている。
お友達も連れて来て、社長、私、チョウケイ、チョウケイの友人の4人で蓋井島へ突撃である。

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幸せ太り健在。

ちなみにそのお友達であるが現場へ着くなり激しい船酔いで完璧にノックダウン。今回、一度も竿を握ることなく陸に上がったので船酔いしに来ただけである。昨夜2時くらいまで飲んでるからだよwww若いっていいなww

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北九州はこわい街だぞwww


さて、蓋井島付近でジギング開始である。チョウケイは高級な竿やらリールやら持ってたんだけど、一時帰国中に日本での住居に泥棒が入り、釣り道具は一切合切盗まれてしまったようだ。

さて、そんな事は置いといて、蓋井島に着いて釣り開始。やはりスタートダッシュは社長だ。


エソ


エソ


エソ


エソハンター健在であるwww3,000円する60gチタンジグはまさにエソハンター。落とすとエソが釣れるのだ!

「エソは私に任せろ!ww」

「お前のエソよりデカいの釣る!www」

去年、巨エソでランキング更新してしまった私を抜いてくれると仰るのでこの際、本当にお願いしようと思う。そんなお願いができるほど社長はエソったらないのだ。


そんな社長をよそにチョウケイの竿がしなる!ジジジジ―と奏でるドラグ音!

「うひゃあーーー!キタヨー!!!」

「ヒョーーー!いいネー!」


久々の青物を堪能しているようだ。チョウケイは釣りバカで知識も豊富、もちろん日本語も上手であるがけっこうな確率でバラす。そしてバラした時の叫び声がおもしろく、私も社長もそれしか期待していないのはここだけの話である。

しかし見事に釣り上げたのはレギュラーサイズのヒラス。良い型だけどバラしてくれなかったので私も社長も不満足である。

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まだまだデカいの釣れるぞ!



そしてすぐさま再びチョウケイにヒット。

「おおーーー!今度は何カナー!?」

次は良型のアラカブで、我々ならこっそり釣り上げるレベルだが、チョウケイは賑やかなのでいちいち「タモいるんかな?」と身構える。オマツリ回避でチョウケイが叫べば回収もするし、まあ、本当に釣りが好きなんだなと思うが本当に賑やかでいいヤツである。


「釣れんのう?」

「ま、小物をいくら釣っても、ですねw」

「まだ始まったばっかりだしなw」

ということであくまで私の狙いは大物である。今年こそ記憶に残る1匹を釣らないといけない。もちろんエソ以外で。

やっと何かが底から5~10mくらいでジグにさわってきた。

(お口を使いなさい~!)

と思いながら丁寧にその水深を攻める。

(今度はどうだろ?)

グッグッグッ、ブルルっ、(掛からん!でもおしい!このまま来い来い)・・・グッ、グッ、ガツ!

キタ━(゚∀゚)━!食わせたヨーーーー!

「おお~!来たなー!」

「ああ、でも小さいっすね。小ぶりでしょ~」

「確かに大きくないなw」

「ええ、だって余裕で、、、アレ?」

ぎゅうううううう!と竿が絞り込まれる。ニュギーーッ・・ニュギィィーーーとドラグも出る。

「あれ!おっきくなった!ww」

「いいドラグ音ね~!たまらん音!ダイワ?」

「そう、ダイワ。これ安くていいよ~」

「ヒラマサ?」

「いや、この引きは、ブリ~」

「お前、まだ上げとらんのか!?w」

「すみませーん、なんか急におっきくなったっすw」

「これがカンパチだったらなあ」

「カンパチはもっと引くヨ!」

「だよねw」

チョウケイがタモを持ってスタンバイする。まあブリだな、コレは。

「おっ!まあまあじゃないか!」

確かにそんなに大きくはないが小さくもない、ただ丸々太ったいい感じの寒ブリだ。

寒ブリネ!いいサイズ!」

ということで無事にランディング。

 

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太っていた。寒ブリあ宮殿


「そのサイズがいるならリール変えようかのう・・・」

軽いリール+細いライン+軽いジグ+ただ巻き=楽ちんなジギングをやっている社長はエソラッシュを食らい、そろそろ重労働に戻るか戻らないかのハザマで悩んでいたと思う。そんな時に事件は起きる。しかも連続して起きたのだ。

 

「ブチッ」

「あーー!」

「ぼちゃん」

 

それはウーロンからもらった大マサが釣れた縁起の良いチタンジグであったが飛んで行ってしまった。さようならチタンジグ、さようなら3,000円、さようならエソハンター、また会う日まで。

それを機会に社長も重労働を決意したのか私と同じ100gロングジグにチェンジし、、

 

「ぼちゃん」

「あーーー!」

「あーーーー!」


・・落ちた。

約3分の間に2個のジグをロスト。

「今日は早めに帰りましょうカ」

船酔いから立ち直る事ができなかったチョウケイの友人を指さすが、まだ13時前だ、あまりにも早いので軽くその提案を無視するヒドイ我々(笑)

その後、社長も重労働ジギング開始。そして私がヒラゴを釣るがリリース。

あとはチョウケイがヨコワ(マグロ)っぽい魚をバラし、「うわひゃあああああああああああ!」という叫び声が聴けて満足であったがお友達もそろそろ陸に返してあげなきゃとノーカンに。

 

ジグをリーダーからプチっと切ってさあ、港に・・・

「おおおおおい!見てみろ!」

なんと魚探に素晴らしい反応が・・・。中~大型魚を示すマークがワンサカ。


「・・・・・」(どうする?)


「・・・・・」(どうされます?)


「・・・・・」(ドウシマスカ?)


「・・・帰りましょうか!www」


ということで本日のチョウケイの北九州お帰り魚釣りツアー、終了。

「今年はいっぱい帰ってくるヨ!」

よっし、それならチョウケイ、泊りがけで見島、沖ノ島に行くから覚悟しとけよ!www

おわり

2020.初釣り(蓋井よりも水島が良かった件)

2020.初釣り2020.01.11

私の「初物」は3年連続エソである。

「今年もエソでしょうねえ・・・」

「そうやな~」

「僕はエソでもいいです!]

社長と私とガンメン君の3人で初釣りに挑んだ2020.01.11。

昨年の「記憶に残る1匹」と言えば「巨エソ」である。デカマサでもデカンパチでもない、「エソ」なのだ。

(今年こそは記憶に残る1匹を!)

私は燃えていた。燃えていたが、少し喉ティンコが痛い感じであったが病は気から。何よりこの程度の風邪など海に出たら一発で治るのだ。(社長:談)


さて、通過途中の水島には大量の漁船がひしめき合ってる。最近天気悪かったから漁師さんたちも今日が仕事始めなのかもしれんね。釣れてるのかもしれないけど、こんなところでお仕事の邪魔をしちゃ悪いです。ハイ。

ひしめき合う漁船軍団を丁寧にくぐり抜け、蓋井島北東部に到着。私とガンメン君はいつも通りの100gロングジグ、社長は昨年末に巨マサを仕留めたウーロンからの献上品、ボーズレスのチタンジグ60g(3,000円)である。


(さあて、今年の1匹目は・・・!)

着底、グイッ、グイっ、グイっ・・ゴン!私にヒット~!

写真を撮るまでもない小ブリであった。

「ふう、このクラスが沸いてるなら今日は数釣りですねえ」(余裕感)

小ブリであったが、エソじゃなかった。うん、エソじゃなかったのである。

(さあ、社長はどうだ??www)

と私の興味は既に社長に向いていた。社長は相変わらず昨年、大マサを仕留めたウーロンからもらった60gチタンジグ(3,000円)をただ巻きしている。

「来たぞ~。お前より小さいかもな」

社長の竿が小気味良く曲がっているが、どうやら社長も小ブリのようだ。

「初物だから丁寧にあげ・・・うああ!」

バレた!wwww

「うあああ、縁起わりいい~」

「青物の呪いっすかね~www」

私も社長も昨年の春先に起こった「青物の呪い」が脳裏を駆け巡った・・・。

【青物の呪いとは】
昨年の社長は年始早々、「青物の呪い」を受けてしまい、前半はさっぱりダメだったのだ。その呪いを夏前くらいに達人ウーロンになすり付け、除霊に成功した結果、大鯛を釣り上げ、まさかの関門でも大ブリを釣り上げ、さらには年末にデカマサを釣り上げるという、まるで座敷わらしのようなご主人思いな呪いではある。
一方、なすり付けられたウーロンも最後はまさかの関門で良型のブリを釣り上げたという、やっぱり呪いというかむしろ縁起物な気がするのが「青物の呪い」である。

 

「しまったなあ、丁寧にやったのに」

「これで次にエソが来たら・・・アレっすねww」

やはり会社経営者となると縁起は担ぐもので、縁起というものは思いのほか大事なのだ。私もそう思っている。

それから数分後・・・。

「あ・・・やっちまった・・・」

「社長!バラすのです!ゆっくり巻くのです!ヒラメに変えるのです!」

「ああ、取れん・・・」

「あきらめちゃだめです!きっと!魚が変わるハズです!」

「ああ、もうすぐ・・・」

「なんとかキャッチせずリリースを!www」

ひょい(エソが釣り上がる)

「見なかった事にしましょうか?ww」

「・・・そうだな」

ということで社長はまだ釣れていない事になった。ノーカウントである。

 

「エソでもいいです!」

ガンメン君はまだ釣れてないのだが、「エソでもいいです!」などと軽々しく口にするんじゃあない。エソを釣ってしまった社長が傷ついたらどうしてくれるんだ!ww

・・・そして数分後。

「お?これは・・・?」

「えっと、アイツ(エソ)ではなさそうですね!」

社長のジグに何かヒットしている。

「写真撮るな!w」

「まあいいじゃないですかw」

ということで初物にしては役不足ではあるが、メデタイという事で。

 

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必死で撮影したレンコ鯛

そして社長はウーロンからもらった3,000円のチタンジグで怒涛のラッシュが起きる。


超絶スーパーエソラッシュ開始。


この海域のエソ軍団は全て社長のジグを待っている。あんぐりとお口を開けて社長のジグを今か今かと待っているのだ。

「あ」

「また」

「う」

「はあ」

「ちょ」

「」

着底の都度、エソが食いついてくる。大連チャンだ。

「さすが!(3,000円は)よく釣れますねええええ!www」

私のロングジグと比べても明らかにエソの反応がすごい。相手がエソだからアレとはいえ、やはり魚の興味を引くような落ち方とか設計がすごいんだろうと思う。3,000円だし。

でも、ぶっちゃけ単純にジグのサイズだと思っている。ダイソージグのエソの釣れ方も半端ないしww

とにかくそいつはエソハンターと名付けましょう!w

一方、「エソでもいいです!」と叫んでいたエソでもいいガンメン君も待望の1匹が上がる。

 

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先生・・・エソがいいです!


しかし渋い。もうすぐ干潮であるが魚はいるハズ。いるハズ、釣れるハズ、こい、こい、こい・・・

むにゅうううん!と竿を真下に曲げるアタリ!キタ━(゚∀゚)━!――。

私はこのアタリ方が大好きである。ほとんどが着底か、途中でゴツッと来る感じだけど、いきなりむにゅうううんと竿を曲げるアタリがヒラゴっぽくていい。

まあ小さいけどようやく写真に撮っても良いサイズか。

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小さいケドネ



そして生意気にもガンメン君の竿がしなっている。

「びびびびびびび」

という挙動。あれ?これ?

「ヨコワ(マグロ)じゃねえか?」

ピュンピュン走る感じ、びびびびという挙動は私も経験がある。

魚影が見えると明らかにマグロ系だ。実はカツオとの違いがよくわからないのだが。

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生意気なwきっとカツオだww


小さいけどマグロ(たぶん)である。マグロのこのサイズは本来は逃がしてあげないといけないのだが、釣ったらすぐ死ぬし、すでに血が出ているから逃がしようがない。

 

そしてさらに生意気にもガンメン君に再び青物が掛かったようだが魚は今度は船底に逃げようとしている。

「竿を出せ!」

「カラダ乗り出せ!」

「腕、伸ばせーー!」

船底にラインが擦れて切れるのを防ぐために竿を出して回避すべきなのだが、イマイチわかってない彼はそのままリールを巻いているwww

「ふわ」

「うきゃあああああ」

「ホレみろ」

「あ~あ」

これが本日1回目の船底事故。

しかしこのあと、見事にパタリとアタリが止まる。エソはだいたい釣っているが。社長が。

(下げ潮ってやっぱりダメなんかなあ・・・)

その後、本当に止まった。2~3時間シャクリ倒したがこの界隈に青物はいないかのようだ。

「水島行くかー」

「行きましょー」

どこに行ってもダメと思っていたし、まあ帰り道だし水島でもどこでもいいし、水島付近なら浅いので軽くトップで遊んでも良い。

行きがけに漁船が大挙して押し寄せていた水島付近。15時くらいになるとその数もだいぶ減っている。



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今年こそはなんとかこいつで・・・

(マリアで遊ぼっと)

釣れなくても良い。今年こそはトップでデカマサを仕留めたい。そんな思いもあってラピードを準備していたら・・・。

「来ました!」

ガンメン君が叫んでいる。来たのは社長の竿である。

「いきなり来たぞ」

水島は浅いのでヒラゴサイズでもかなり引く。写真はないが、レギュラーサイズのヒラゴで食べごろであるし、ようやく社長にも青物が釣れた。そして続けざまにガンメン君にもヒット。

 

「竿を出せ!」

「カラダ、出せ!」

「腕、伸ばせーー!」

 

「こ、こうですかあああ、プチ、ああぁぁぁぁぁぁぁ」

 

本日2回目の船底事故発生。

 

「ヘタクソwww」

「あーあ、ヘタクソwww」

がっくり肩を落とすガンメン君www

そろそろ魚との駆け引きを覚えようか。ちゃんと釣らないと魚は無駄死にだぞ。

しかしちょっと場所を変えるだけでこれだけ魚影が変わるとは本当に釣りとはわからないものだ。

そして再びガンメン君にヒットし、今度は普通に逃げてくれたおかげで捕獲成功。

 

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やっと釣れたぞ

私のトップは無反応だがまあいいやってことで納竿となった。

1/13放映のマグロに掛けた男たち2020

悲運のマグロ漁師、山本さんが船底でマグロをラインブレイクさせていた。
相手があれだけデカかったら仕方ない。

「マグロ見ました~!」

「山本さん、お前かと思ったぞ!www」

「はい、自分でもそう思いました!」

少しは理解したようだ。

そして違和感があった喉ティンコが炸裂。海に出ても風邪は治らなかったらしい。おっさんになると長引くぜ・・・。_| ̄|○

 

おわり

正月用ブリは釣れるのだろうか【ランキング更新有り】

2020.オリンピックイヤーとなりました。まずは毎年末に行われるミッションの結果をご報告しておきます。

果たして正月用のブリは釣れたのでしょうか。


「正月用のブリ、釣ってこい」というミッションを仕事納めと言わんばかりに社長から毎年受けている。「寒いから行かない」と毎年行かない社長のために、そしてブリを心待ちにする社員・上司のために私は毎年寒い海に出るのであるが、3年連続未達成つまり「未達」つまりボウズ。営業マンとしては「未達」という単語にはとっても敏感であるから今年こそはなんとかしたいと思っていた。

「お、これなら行けるか」

ところがなんと今年の社長は違った。毎年「寒いから行かない」という社長自らブリを釣りに行くというのである。天気予報を見ると気温は低いが風は吹かない、そんな釣り日和な年末12/28であった。

とは言え、ブリの群れに当たらなければヒラマサが対象魚となる。最近ブリの群れに当たっておらず、ロクな成績が出ていない我々は数打ちゃ当たる作戦に出る事にした。漁師増員計画であるし、「役に立つヤツを連れて来い」と社長から言われている。


「28日行くぞ」

「あ、彼女との約束があ」

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ふざけんなこのやろう。お前はそれでもサラリーマンか。

 


「28日いかがですか?」

「ふーん、次の日なら行ってあげてもいいんだけどなあ」

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ちっ、小物釣り師め。ベラとか小鯛とか釣って喜んでる場合じゃないんだよ。

 

「28日行きましょう!」

「あ、最近、娘の素行が悪くて」

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子は親を写す鏡です。自ら頑張ってください。

 

 

そんな感じで漁師増員計画に乗っかったのは「ピラニア後輩」の1名。彼は「どんな時でも魚が釣れない」名手である。奇跡的にどんなに活性が高くても彼のジグには魚が食いついて来ない奇跡の仕事人なのである。

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※2年前のこの写真時から何か釣ったっけ?

 

・・・不安しかないけど、この際仕方ない。


2019.12/28
釣り納め開始~蓋井島北東部~

さあ行くぞ、午前中は風が強くても午後からは弱まる予定だ。とにかく今日は社長の正月用のブリ1本。これぞまさにサラリーマン漁師の真骨頂。明確な目標設定こそがサラリーマンには必要なのだ。


しかし・・・釣れない。


まったく・・・・釣れない。


ただ、風が予報通りに治まり、シーアンカーを落とさず、風に任せて沖に流れていく展開になると状況は変わった。

「魚探に反応があああ」

滅多に出ない蓋井島の沖。魚探の反応とともにボロボロの私のジグにも反応が!

「ふわっ」

いきなりフォール中に切られた!どんな根が掛かりでも不屈の闘志で帰って来たジグがついに切られてしまったのだ。

 

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ラメもキレイに落ちてます

「くそう、サワラめえええ!」

次は新品のジグだ。

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ピンクはかわいい

着底して、しゃくって、しゃくって、ぶるるる、フワッ、ロスト。

 

「くそう!またサワラかああああ!」

 

いきなり2本ロストする展開に。なんてこった、サワラが沸いてるのかこの辺わああああああぁぁぁぁぁぁ

とか思いながら魚の反応があるのは嬉しいことで、ジグ3本目を投入。

(写真を撮ったジグから無くなって行くので写真はやめたw)

 

着底後、5mほどシャクったところでガツっときたああああ^^

じじじじじ~とドラグを引っ張りだす元気なヒラゴ(たぶん)

姿が見えるまでかなり抵抗、なかなか元気でいいヒラゴだぞ~(たぶん)

「お、今度は大丈夫そうやなw」

「ヒラゴですから今度は切られないでしょ^^」

(ふう、とりあえずノルマ達成だ!)

魚影が見えてきた。

(あれ?青くない?)

(あれ?なに?)

(え、マジ?)

 

「ジグ、、、」

 

「ジグ切ったのは・・・!」


「お前かあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ」


「ランキング更新やんか!w」

 

社長から更新記録のお済み付きをいただく。ランキング更新はうれしいのだが、この魚は「青年実業家ウーロン」の得意とする魚である。

「ウーロンを抜いたなw」

「このサイズはさすがによく引きましたわ・・・・」

 

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ナイスえそ

 

弱め設定とは言え、ドラグを出すとはクソ生意気なエソであるし不名誉ではあるがランキングを更新したので良しとしよう。でも多分、これよりデカいエソは釣った事がある気もするな。ま、いっか、エソだし。

さて、ジグを2本も切ったのはエソかサワラか不明のままではあるが多分エソという事にして、釣日和なおかげでけっこう沖まで流された。もちろんこの海域には来た事がない。

 

「だいぶ流されましたね~」

「そうやな~、とっとっと??」

水深50mを超え出した辺りからさすがにダイソージグじゃツライと思った社長はウーロンからもらったタングステンジグ(60g)にチェンジしていた。

そのフォール中にラインが走り出したのだ。

 

「来たぞ」

「デカいっすか?」

「7~8キロあるかもな」

 

マジすか。獲物は間違いなく青物。ブリかヒラマサかどちらかだろう。グイグイ走り、グイグイ走る。巻いても走り、巻いても走る。

PE1号でやわらかいロッド。そんな舐めたタックルであまり無理はできないが、竿もよく曲がっている。

(マサ?ブリ?どっち?)

数分のやり取りの末、上がって来たのは・・・

「ヒラマサかああああああ!」

面倒なので我々は測らないが、私が過去に釣ったヒラマサよりでかい!

 

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大きいぞヒラマサ

「ランキング更新っすね!」(くやしいいいいい)

「ま、いいんじゃないか?」(余裕感)

 

エサはもちろんインチクやタイラバにも一切手を出さず、例えどんな状況でもどんな場所でもデカマサやデカンパチを釣りたい一心で大型ジグをシャクリ続けた私。

そんな私をあざ笑うようにダイソージグよりちょっと重たいウーロンからもらったジグがフォール中で楽ちんな舐めた竿とラインとリール」の社長に一撃でやられてしまう。

これぞ資本主義、弱肉強食、勝者と敗者、もってる者ともってない者、強いては社長と平社員の差・・・。

私は一生勝てないと悟った。もうこうなったらエソで勝負しよう。そうしよう。エソのデカいの狙って釣れたらちゃんと測ろう。エソでいいんだ私なんか。エソなら負けないもん。だってリーダー太いからそう簡単には切られないぜ。

などと自暴自棄になったかどうかは神のみぞ知るという事にしてw

やっぱり行った事がない海域は夢があるのもよく分かったし、その後もヒラスを2本上げて一応、まともな魚は釣る事ができました。

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デカいの来んかい!



「お前もさすがにしっかり帳尻合わせたな」

「いやいや2匹足しても社長にはかないませんよおおおww」

 

などとサラリーマンっぽい会話も楽しかったので良しとしよう。たくさん遊ばせてもらった社長と船と海と自然に感謝して2019は締めくくり・・・・。

 

あ、そういや、名手、忘れてた。

 

すごい、やっぱりすごいよ名人。


ボウズ達成。やっぱり名人、別格。一匹も釣らず。

ラニア名人と呼ぶか。

 

2020年はこのピラニア名人の活躍にも期待してみよう。

おわり

 

以下、ランキング更新

真鯛:社長

ブリ:社長

ヒラメ:社長

アコウ:社長

ナマコ:社長

サメ:社長

サバ:社長

タコ:社長

消化されたアナゴ?:社長(鯛から吐き出したヤツ)

ヒラマサ:社長?私?→社長

カンパチ:私

サワラ:私

アラ:私

マグロ:私(あれはカツオじゃねえ、マグロだ!)

岩ガキ:私

シイラ:私

ハモ:イカゲソ先輩

アラカブイカゲソ先輩?ピラニア先輩?

マゴチ:そろそろマジメに図ろう

ホウボウ:あまり興味なし

チヌ:中国人のお友達の友達→某金融機関の組長?

エソ(特大):社長→ウーロン→私

ヤガラ:私→ウーロン

鮮魚事業部ランキング更新2019も終わる~

2019.12.15

ワクワクが止まらない。久々に青年実業家・達人ウーロンが同行する。

「3,000円っすよ!」

今流行りのマイクロジギングだろうか、3,000円もするヤツをポイント赤坂店で購入し、本日の実釣に挑む。

「おねーちゃんに金ブチ込むより安いっすよ!」

と相変わらずお上品な言葉使いが印象的である。


さらに竿を握るのは50年ぶりと豪語する社長のご友人も船に乗り込む。えっと、それはつまり、50年ぶりって事はほぼ初心者ってことでおkですよね??


白島のピンポイント予報を見ると、風速9mって。でも波はあまり高くない模様で蓋井島北東部で実釣開始となる。


びゅおおおおおおおおお!

びゅおおおおおおおおおおおおお!

ざばーーーーーーーん!びゅおおおおお!


強風にあおられてみるみる船が流されていく。つまり初心者の方にはとっても厳しいコンディションであるのは明白。

そして達人ウーロンのマイクロジギングも軽すぎてあっちこっちとオマツリラッシュだ。

私はそそくさと船の先端に逃げる。今日こそは念願デカマサを仕留めたい。ぶっちゃけウーロンとオマツリしている時間などないのだよ。
(船の先端の揺れはハンパないし、シーアンカーをえっちらおっちら上げる足腰に大ダメージ蓄積する労働も付いてくるので基本的には私)


しかし釣れない。寒い、揺れる、コンディション最悪。


しかしやはりここは達人ウーロンが見せてくれた!


3,000円のマイクロジグ、猛ラッシュ突入~!!!

 

明らかにウーロンのマイクロジグが「魚をおびき寄せている」としか思えないほどウーロンのウーロンによるウーロンだけの爆釣タイムが始まった。

 

 

 

 

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エソダブル

 

すごい数のエソがマイクロジグを海底で待っているとしか思えない。落とすと釣れるマイクロジギング。


写真のように見事に2匹掛けも達成し、さすがはウーロン、さすがは3,000円である。


「ウーロンさすがやなああああ!wwww」

 

社長からいじられつつ、本人も内心は「おいしい」と思っているに違いない。

 

さて、そこで社長のお友達がおいしいサイズの鯛を釣る。50年ぶりに触った釣り竿でいきなりの竿頭となるか?(どうせなら50年ブリのブリというオチが良かったのだが)

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50年ぶりに釣り上げた魚は鯛だった。そこはブリじゃないと!

社長、0匹
ウーロン、エソ多数
お友達、鯛
私、0匹

 

「釣れんぞ~」

「渋いっすねえ・・・」

正直、ここまで渋いとは思わなかったけど、こんな時こそ腕が折れるまでシャくるのがジギングというもの。

私とウーロンがアコウを1匹ずつ追加するが、青物が見えない。

 

(おかしい・・・?)

 

 

そんな時、社長の竿がしなる!

 

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ぎゅわーーーん

「おい!来たぞ!」

「7~8キロあるんじゃないかあ!!??」

待望の1匹はものすごい勢いで海底に向かって逃げている。間違いない、コイツはヒラス(ヒラマサ)だろう。

そしてヘタすりゃ本当に7~8キロはありそうだ。

「やったあああ!」

ぎゅいイイイイイイ(ドラグ音)

「これは・・・・!ちょっと・・・♪」

「あ、あ。アレ?」

「おっとっと、うーん、アレ?」

社長も異変に気付いたようだ。先週、私が食らった「大物かと思ったら大物じゃなかった件」のようで、どうやらコイツもレギュラーサイズの様子。

 

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ヒラマサは小さくても元気でよく引きます。

 

がっかりする社長と私。

「お前!10キロモン、釣らんかい!!www」

社長から激励が飛ぶが今までのヒットパターンをおおよそ全部こなすがまったく釣れる気配がない。

何度もおっとっとしながらひたすらシャくる。そして、何パターンも試した結果・・・ついに!


ぐいーーーん!

「キタ━(゚∀゚)━!」

結果、フォールで食ってくるという何ともつまらない結果だし、最初の挙動が石でも引っかかってるように重い感じ。

「ああ、コレ、ブリっすね・・・」

ということでなんとか青物ボウズは逃れたけど、なんともはやって感じで。


【さてここからがようやく本題】

 

そしてやはり最後の最後はこの男!青年実業家ウーロンが見せてくれた!

ジギングセットは全てダイワで統一!金に糸目をつけないポイント赤坂店のいいお客さんである青年実業家ウーロンが・・・。

 

 


にゅいーーーん

 

 

 


引っこ抜いたwwwww

 

 

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なかなか長いwww


なかなかデカい!いや、長い?w丸々と太ったアカヤガラ!wwww


面倒なのでサイズは測ってないが、今まで釣れたヤガラより確実に太くて長くていやーんって感じ。


「お前、エソとか細長いのばっかりwww」


ということでついにウーロンがエソ以外でランクイン!


真鯛:社長

ブリ:社長

ヒラメ:社長

アコウ:社長

ナマコ:社長

サメ:社長

サバ:社長

タコ:社長

消化されたアナゴ?:社長(鯛から吐き出したヤツ)

ヒラマサ:社長?私?

カンパチ:私

サワラ:私

アラ:私

マグロ:私(あれはカツオじゃねえ、マグロだ!)

岩ガキ:私

シイラ:私

ハモ:イカゲソ先輩

アラカブイカゲソ先輩?ピラニア先輩?

マゴチ:そろそろマジメに図ろう

ホウボウ:あまり興味なし

チヌ:中国人のお友達の友達→某金融機関の組長?

エソ(特大):社長→ウーロン

ヤガラ:私→ウーロン


ウーロンの存在感が際立ってきたぞ。負けてらんない!www

おわり

 

追伸

2019.12.18

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ウーロンからLINEが

どうやら関門でなかなかのブリを釣った模様。釣れるんだなあ・・・。

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関門リベンジウーロン

いや、ホントたいしたもんです。岸壁からこれは見事!

初めてウーロンを尊敬しましたww

 

おわり

 

関門に撤退した結果【ブリ♯ダイソージグ】

2019.11.30

うねりがヒドイ。

※あまりにヒドイので蓋井島沖から関門に撤退した結果、デカいの来た!ってお話しです。


~まずは蓋井島沖付近~

いつも前日に飲み過ぎて二日酔いな上、船酔いまで追加しちゃう「ピラニア先輩」や最近メキメキとその顔面力に磨きをかけて調子にのってる「顔面くん」などでは到底太刀打ちできない波と風である。

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けっこう高いっす

写真ではそのうねりのヒドイ感じがあまり伝わらないじゃねえか、この根性なしと言われそうなのだけど、けっこうあります、イヤほんと。

という事で、この時期のジギングは鍛え上げた足腰、何度もシェイクされて吐き続けて作られた強靭な内臓を備え持つ、真の釣り人でしかブリ・ヒラマサには出会えないのだ・・・。

ということで社長と二人で蓋井島北東部に到着。

「うわあ、波たけえええええ」

シーアンカーを投入してもかなりのペースで船が左右に振られる。

「こりゃ素人さんには無理でしたね~」

「そうやのー」

とか言いながらさっさとブリ×2、ヒラゴ×1を釣り上げる。

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魚抱えて写真撮る余裕はなし

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さすが我々は鍛え上げられた鮮魚事業部のトップ2である。

 

 

「飯が食えん」

 

忘れてた。我々の昼飯はカップラーメンだった。この揺れの中、ガスコンロ湯沸かしはなかなかのリスクを伴う。

 

「戻ろうか~」(寒いし)

「ですね~」(風強いし)

 

09:00港集合

10:00釣り開始

11:00沖は撤退


昼飯に向けてスピーディに関門方面へ。決して「波に負けて撤退」というワケではなく、あくまで食事の為に戻るということを確認しておきたい。

無事に関門へ到着、のんびりカップラーメンを食べて釣り開始。

もちろん社長がセットしたのはダイソージグだ。

(おや?社長って関門でジグ投げるの初めてじゃないかな??)

「重いのイヤだ」

「せめて35lbくらいは付けましょうww」

ということでささくれボロボロのPE0.8号に35lbのリーダーを装着。

「社長~。そろそろライン買いましょうよー」

FGノットの締め込みでブツブツ切れるのだwwwwささくれまくってるし、細い女の子の髪の毛みたいで組み込むの大変なんだから!

というか、ちゃんとPE3号を巻いたリールがあるというのに、すっかりダイソージグ大好きな社長は着底が取りやすい細いラインにこだわっているのだ。ぶっちゃけテンヤ用のセットである。


~小倉マリーナ前~

沖から撤退した関門は西流で7ノット、なかなか厳しい流れではあるがとりあえずダイソージグをぽいっと投げてあとは巻いたり糸出したり。

「なんか釣れんかのうー」

「ヒラメとか釣りたいっすね~」

まあ、なんて楽ちんな釣りなのでしょう(波もないし)

「私もここでブリ釣りたいっす~」

「まあ、もう釣れんやろー」

去年、社長がここ、関門で釣り上げたクソデカいブリの話とか、ゆるーい会話をしてたその時。


「( ,,`・ω・´)ンンン?むうう」


社長がうなっている。根が掛かり?おや?ぐいんぐいん竿がしなっている!

 

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「きたぞ!」

「うそーーー!」

(デカい!)

「座布団(ヒラメ)かのう?」

と社長が言ったくらい最初はあまり走らなかった。でも段々とギュンギュン竿を引っ張り始める。

「青物っすね!」

気になるのはボロボロのPE0.8号のみ!あと、けっこうなスピードで船にせまる漁師さんのタコつぼ仕掛け!

※私たちの船が流されてタコつぼ仕掛けに近寄ってるんですが。

 

せまるタコつぼ!抵抗する魚!早く船を数メートルでも移動させたい場面である。

緊張するタモ入れ!

(これ以上の時間は無理)

(ミスったらタコつぼに絡む・・・)

(タコつぼ、魚、船、タモ入れ、エンジン始動・・・どれ??)

漁師さんのタコつぼ仕掛けに釣り糸でも申し訳ない上に船のスクリューなどに絡んだりしたら最悪である。

(一発ですくってエンジン始動、船を動かしてタコつぼ回避。)

これがサラリーマン漁師として、サラリーマン人生を掛けた答えだった。

 

やっぱり相手は立派なブリ!一瞬水面に上がりかけて船底へ反転、いっきにリーダーが船底で擦れる。

(浮け、浮け、タコつぼ来る!浮け・・・)

タコつぼ直撃まで約30秒。よりによってタコつぼのブイが船底のスクリューに向かって一直線。直撃コースである。

(浮いた!)

「おりゃあ!」タモ入れバシャ―

「社長、エンジン、オナシャス!!」

運転席まで走る社長!

(エンジンスタート!)キュルキュル、ぶろろろろ~

「バックオナシャス!」ズボボボボ

ギリギリでタコつぼ回避!

・・・そして関門でブリゲット!

リーダーは船底で擦れてささくれボロボロになっていたけど、35lb巻いててよかった。


さて、これがダイソージグで釣り上げた関門のブリだ!

 

 

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写真じゃその大きさはあまり伝わらないかもだけど、蓋井島沖で釣ったやつより15センチ以上はデカい。


「前の方が全然大きかったけどな」

今回は80オーバー、前回は1mオーバー。

 

私、ずーっとここでジグ投げてんすけど・・・。

今年は社長ばっかり。ずるいwww

ダイソーからサンプルくれんかのうwww」

「買った方が早いっすよwww」

おわり

 

 http://ryotakky.hatenablog.jp/entry/2018/05/24/122418

コレ↑↑デカブリのやつ

デカマサの予定だったのにすごい恥かし・・・

2019.11.23

ガンメン君がまた参戦。

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気合入ってるぜ

いつも社長の道具におんぶにだっこ。そんな彼に与えたミッション。

「そろそろ自分の道具を持ってこい」

「ハイ!持ってきます!」

そんな彼が持ってきたのは彼女とそろえたお揃いのサビキセット(アジゴ用2,300円/リール付き)である。

 

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サビキスタンバイ!

是非とも子ブリの一匹でも掛かってその彼女とお揃いの竿がへし折れる様を観察したいところだけど、ナイロン2号の道糸じゃ竿が折れる前に切れそうなので、PE巻いたリールのみ社長から支給されたw


早速サビキでベラを釣り、エソを釣り、フエフキを釣り、それだけでも楽しんでるようで何よりではあるが、水深が45mを超えたあたりから役不足感が否めない。肝心のアジとか全然釣ってくれないし。

「お前、コレつけろ」

見かねた社長から手渡されたインチクでジグサビキならぬ、インチクサビキ開始。

投入数秒で私とオマツリ。

(こんちくしょうめ)と思いながら外していたら、ぐっぐっぐ~。

「巻け~来てるぞ~!w」

「あ、あ、巻けません~!」

クルクル回るガイドで先っちょでラインが絡んで巻けてないようだ(笑)

手のかかるヤツだなwww

 

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顔がムカつくw

無事に上がって来たのはボチボチのレンコ鯛。

そしてその後、すぐに再び竿がグイイイイ――ンと曲がっている!

(よっしゃ折れろ!!!www)

 

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頑張れ魚!へし折れ!w

うきゃーーー折れる~とか言いながらどうやら根魚の模様。

さすがに根魚程度じゃ折れないようで上がってきたのはホウボウ。

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ムカつく顔ww

「高級魚だぞww」

しかしこいつは本当にモッている。前回は私が貸した道具で大鯛を釣ったし、今日もベラとかフエフキとかエソとか入れたら一番釣ってるじゃねえか(笑)


「ふう・・・僕が一番ですねぇ・・。」ニンマリ


ぬくくく、こなくそ!俺が本当の釣りというモノを見せてやるからそこへなおれ!

ということで今度は私のターン。

とは言うものの、今までけっこうしゃくり倒しているんだよ実は・・・。

という事で作戦変更。

ジグをフォールする。

底に着く。

着底同時にワンクッション跳ね上げる。←ここまで一緒。

ここからすぐ「ぐっぐっぐっ」と肉体労働開始なのだけど、少し着底したどん底でフラッ、フラッ、と遊びを入れてみることに。

根魚やエソの確率が上がりそうだけど、ヒラマサもいわゆる根魚という記事を読んだ。根を好み、危険が迫ると根に隠れるゆえんからだそうだ。

すると作戦成功!どん底フワッフワっでガツンとキタあああああ!

どん底なので一気に引っ張り上げないとそれこそ根ズレしちゃう可能性が高いので最初は気合で引っ張り上げる。

「作戦通りだコノヤロー!」

「ヒラマサだぜこんちくしょーーー!www」

と私のテンションは高かったし、上がって来たのはなかなか良型そうで元気もあり、ずっしりと重い。


しかし、、なんと

 

丸々太ったブリ。


ブリ_| ̄|○


そして顔面くん、なんと尻尾からすくおうとタモ入れしたもので、魚が勢いよく船底に潜り込み、ラインブレイク・・・。

「すみませえええええええんん!」

「あ、いや、別に」

(ああもう、絶対ヒラマサと思ったのにいいい~むきゃーーー)

「それよりも魚がかわいそうだから頭からすくっておくれ」

(30lbから40lbに変更だな。)

ジグをくわえてラインブレイクしたブリは無駄死にしちゃうから確実に釣り上げないとムダな殺生は魚に悪い。

(ヒラマサの引きはもっと強いもんなあ。まあ、確かにアレはブリだわ。)

ということで気を取り直して釣り開始。そしてボチボチのブリを一本釣り上げた。

 

次は社長のターン。

ダイソージグで88センチという末広がりで縁起がいい大鯛を釣ってからというもの、軽くて楽ちんなダイソージグの広告等となっている社長。そのこだわりは例え水深が50mあろうが、強風だろうが底が取れないだろうがすっかりダイソージグにハマっている。

そんな社長のロッドがにゅい――ンと曲がっているww

 

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竿がにゅーーん

上がって来たのはヤズ!

 

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ダイソージグでヤズ

「お前のよか全然小さいやんかーー!」

「いやいや、美味しいのはこれくらいでしょ~!」

「そうだな!」

という社長のダイソージグはここからがすごかった。

着底するも時間が掛かり、やっと着底したかと思えばいきなり食ってくるエソ。

そのエソを外してふたたび時間を掛けて着底させるとやっぱり食ってくるエソ。

またそのエソを外してやっと着底させると待ってましたとばかりに食ってくるエソ。

ダイソージグがエソの猛攻を食らっているwww

「すごいっすねえええ!www」

「エソばっかりやんかーーー!!」

「あひゃひゃひゃ」

と大笑いはしたけど、本当にすごいと思ったのだ。私のロングジグはまだ一度もエソが釣れていない。ダイソージグが完全にエソにハマった瞬間を目撃したのだ。

しかしそんなエソラッシュも通り過ぎて、最後は私のターン。

そんなエソすら釣れない時間が過ぎていく。だんだん飽きてきた社長と顔面くん。またサビキに青ケブ付けて遊んでいるがそれでも何も釣れてない。しかし私は諦めない。どん底でデカマサと出会うまで。

着底でフワフワッとしたのち、グイグイグイ・・・

フワフワッ、グイグイグイ・・・

ひらすら続けていたらその時は突然きた。

フワフワッ、グイ、ガツ――――――ン!

ギュワアアアアアアアアと止まらないドラグ。たまらず手でスプールを抑えてしまう。

ドラグをさらにガッチリ再調整して戦闘準備完了。竿がぎゅーーーーんと曲がる。これはでかいぞ・・・!

私:「でかいのキタ━(゚∀゚)━!――――!」

社長:「なんやお前ばっかり」

顔面:「タモ入れ準備完了です!」

私:「はえええよwww」

私:「しかしこれはちょっと・・・久々デカいっすよ!」

 

・・・と疑わなかった。


なんとか底から引き離すが、ドラグを引っ張り出しながら再び底に向かう青物。

(絶対にヒラマサだなっ)

(でかいぞお♪)


相手が段々と浮いてくる・・・。


(・・・アレ?)


元気がいい。すごく。


(あれええええ!?)


元気はいいんだけど・・・。


「か、軽いっす・・・」

 

「軽すぎるうううう!」


途中で魚が入れ替わったに違いない。きっと何かの間違いだろう、きっとまた魚がデカくなるハズさ!これは7~8キロはあるハズ!

「ずっとスタンバイ完了です!」

「うるさいww」

タモ入れの顔面くんがウザイのだが、とりあえず魚を浮かせないと・・・。

「デカいじゃないですかあああ」

「うるさいwww」

上がってきたヒラマサはヒラスでやはり大きくはなかった。いやむしろヒラゴじゃねえのか、コレ。

まあそれでも掛かってくれた魚と海に感謝して、丁寧にタモ入れを実施。

「完全に浮いてからタモ突っ込んで」

「頭から狙って」

タモ入れ指導を行い、捕獲完了。

さあ、見ていただこう。7~8キロクラスと疑わなかったヒラマサがコイツだ!

 

ワン

 

 

 


ツー

 

 

 


スリー

 

 

 

 

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ちっちゃいいいいい!

きゃあああああああ !ちっちゃ!まじちっちゃ!

恥かしいイイイイイイ。こんなの今までいくらでも釣ってるやんけ!

 

さて、感覚が大きくズレているようだ。もうホントに恥ずかしい。今年はデカいの釣ってないからだ、きっとそうだ!


「今年のお前は記憶に残らんのうwwww」

 

先週、ダイソージグで88センチの大鯛を釣った社長は余裕シャクシャクな感じ。

まだ年末まで時間はある。

諦めない。絶対w

デカマサか、デカンパチ、釣ってやるううう。

どこかデカいの釣れてませんかね?

どなたか白島~蓋井島近辺、情報くらはい^^

 


おわり