北九州市・下関市~関門ジギング~

これは「サラリーマン人生」を掛けた釣り物語。ジギング1本で社長と対決、ハードコアなリーマン人生を追った。

2023.冬~春に掛けての釣果紹介・トライアルの優秀な釣り具2品紹介

渋いのです。魚がいないのです。

 

鯛1匹
アコウ1匹
アラカブ2匹
マゴチ1匹
ヒラメ1匹
ヒラメ0匹(バラシ)
エソ10くらい?

 

とは言え、まあ・・・。

いくら渋いとは言え、これくらい釣れればまあまあ、と言ったところ・・・。

 

ただ、これは1日の釣果ではありません。今年入って1月から3月中旬までの8回くらいを合計した釣果です。

 

「鯛が1匹釣れました」
「エソすら釣れんかった」
「完敗でした」
「アタリすらなかった」
「2日でエソ4匹」

「なーんもおらんぞ」

 

こんな日々が続いています鮮魚事業部です。みなさんこんにちわ。釣れてます?蓋井島、水島、白島周辺、全然ダメじゃないです??
もしかして釣れてないの我々だけ?大潮小潮中潮若潮問わず出撃しておりますが、全然釣りになりません。

せめてもの救いと言えば、そのうち私が行ったのは1回だけという事です。
毎週土曜は決まって悪天候だったため、ほとんどの釣行が日曜だったこと。(日曜は私は行けないので)
仕事や車検や家族の用事が重なった事もあり、私は鮮魚事業部をクビになったレベルで行っておりません。

ようやく行けたその1回も

(いくら渋いってもなんとかなるやろー)

とタカをくくっていたワケではないのですが小さいアタリが4回だけ。

見事に完敗です。

さて、釣果が爆発するのはいつの日か?
それとも去年の釣れない雰囲気のまま今年も終わってしまうのか?

「角島行くぞ」

と社長が仰ってましたので、近々角島ツアーとなるでしょう。

ボウズ知らずの角島。
果たして結果はいかに・・・。


おしまい。

あ、トライアルで売ってる優秀な釣りアイテムをご紹介。

マルチなプライヤー

 

多分5年くらい使いましたがバネが折れてしまいました。

これ1本で十分


たった5年と言ってもほぼ毎週出ますからかなりの頻度。使いやすいものが一番です。
ハサミ・プライヤー関連はこれ1本でOK。
10キロくらいの青物ライトジギングならこれで十分です。


スプリットリング♯4~5くらいまで。
針も外せる、PEも切れます。なんでも切れる。

スプリットリングを開く時はあと少し広がってくれたら最高って感じだけどこれより大きなものはスプリットリング自体が広がってしまうのでちょうどよいのかもしれません。

※実はダイワ、シマノの5,000円くらいするプライヤーも2種類ほど試したのですがこれより大きいとリングが広がったままクセが付いて閉じなくなります(笑)
ヒラマサとマグロ用の大型ルアーを組んだ時はさすがに高級プライヤーが役に立ちましたがそれ以来、使うシーンがありません(笑)

フィッシュグリップ(小)

画像拾って来たけどこんなの



※画像は拾い物。先端がまん丸だった記憶があります。


アラカブから10キロ前後の青物までこれ1本でOK。なんかステンレスみたいなかっこいいやつも売ってるけどこれが一番。小さいからポケットにすっぽり。カッコイイヤツはズボンが激しく破れます。そしてポケットから落ちます。デカいのもポケットから落ちます。海ポチャです。


トライアル行かなきゃ。

ほんとにおしまい

 

あ、あと初めて娘(次女)を2週連続でアジ釣りに連れて行きました。ワカメが釣れただけで2週ともボウズでした。イカも釣れませんでした。

 

マジでおしまい。魚おらん。

2023も終わる。久々ランキング更新

12月中頃から一気に10度を切り、「10度以上!無風!」が合言葉になっている鮮魚事業部です。みなさんこんにちは。

「海」は母なる地球の産湯であり、かのガガーリンも「地球は青かった」と言っています。つまり何が言いたいかと言えば、偉大なる海に対しては臆病なくらいが丁度よいという事です。

数年前は「ベーリング海カニ漁師に比べりゃなんてこたあないぜ」とか言いながら極寒の荒海に繰り出したこともありましたが、海の痛ましい事故ニュースを目にするたびに明日は我が身と気を引き締めて「行かない決断」を下す事も勇気だと知りました。ええ、成長したんです私たちったら。

たまにはまともな事も書いていますがつまり寒すぎて行く気がないと言えばただそれだけの事なのですが、私もおっさんになって寒いのイヤになりましたし。社長も寒いのは嫌いですし。

「寒くなったら鍋と味噌持って行って、釣れた魚を放り込んで味噌汁にして食おうぜ」と秋くらいまでは張り切っていたし、ワークマンの最強防寒ウエアに身を包んでいる私を見て「そんなゴワゴワしとらんでチョモランマを買え」とチョモランマ+ジャージで極寒の海に挑む社長の姿に奮い立ち、思わず楽天サイトでポチっと購入した最強インナー「チョモランマ」上下セット15,000円の購入が妻にバレないかドキドキしてますが、気分はすっかり北海の漁師気分。

すでに漁師となっている社長もさすがにジャージじゃ寒かったらしいですがこの時期にジャージって若いにもほどがありますってばww


さて、すっかり前置きが長くなりましたが久々のランキング更新です。

今年も数々のドラマがありましたし、このランキングの記録は記憶だけですのでだいたい適当です。

 

 


第3位
私のマハタ

 

ヤズかと思った根魚

ハタとクエって別にどっちでもいいやんと思ってましたがこの機会にバッチリ覚えました。
まあどう見てもクエとは一目瞭然なんですがあまり釣った事がなかったのでデカい根魚=クエかハタかアラみたいな適当な感じだったのは言うまでもありません。

また、「見島」初挑戦な上、クエはけっこう釣った事あるのにハタってあまりないよね?という記憶だけでランキングに入れました。

アコウはわかりますよww

 

 


第2位

「なんか変なのが釣れたんですよ。顔が変な魚」

 

 

顔が変な魚って・・・高級魚なんすけど

カッパ隊員のアマダイ(50センチに迫るサイズだったらしい)
※写真は社長が釣ったアマダイ30センチくらい

 

私が不在時にカッパ隊員が釣り上げたアマダイをここでランクインさせました。

「おいしかった?」
「身が柔らかくて、えーと、いや、まあおいしかったような、いや美味かったです」

超高級魚が美味しかったのかどうかよくわからないコメントをいただきましたがまあどうでもいいでしょう。

「身が水っぽくてあまり好きじゃない」

百戦錬磨の社長からも嫌われた悲劇のアマダイ。

しかしながら50~60センチくらいが最大サイズのアマダイに迫るものがあったようですね。
アマダイ船なら拍手喝采ものらしいですよ(笑)私は見てないからわかりませんが。

 

 


第1位

 

「エソ村の長老をゲットしました!」

 

 

 

長老を捕獲

 

カマボコさんのエソ

「エソ村の長老をゲットしました!」

「これでエソ村壊滅です」

 

これも私が不在時の出来事なので数値はよくわかりませんが、一瞬特大サイズのマゴチに見えた特大のエソ。

海の中にはエソ村があってそこのエソたちが襲い掛かってきて、特に社長のジグに食いつきまくるというファンタジーいっぱいの妄想だけで白飯が美味しく食べられるカマボコさんと私たち。

おめでとうございます。これで平和が訪れますね。

 

番外編

エギ編
狙うはイカ

 

突然食ってきたのは特大サイズのイカ

 

 

「このイカ・・・でかいです!」



・・・・ではなく、ブリ。

通りすがりのブリ。お腹にエギが引っかかったブリ。

「このイカ、でかいです!」

「アホ!魚やろ!」

というやり取りがあっただけでも面白い。

これも私がいなかった時だな。もしかして私がいない時を狙ってる?

まあ、面白かったのでエギ編を今回から追加。

カッパ隊員、これからもエギでイカ以外を釣ってランクインを目指してください!

 

以上、2022年もお世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。

12/30 年末のブリ作戦は寒すぎて無理そうですので。

おわり

 

以下、ランキング更新

真鯛:社長

ブリ:社長

ヒラメ:社長

アコウ:社長

ナマコ:社長

サメ:社長

サバ:社長

タコ:社長

消化されたアナゴ:社長(鯛から吐き出したヤツ)

ヒラマサ:私→社長

カンパチ:私

サワラ:私

アラ:私→イカゲソ先輩

マハタ:→私

マグロ:私(あれはカツオじゃねえ、マグロだ!)→カッパ隊員

岩ガキ:私

シイラ:私

ハモ:イカゲソ先輩

アラカブイカゲソ先輩?ピラニア先輩?

マゴチ:そろそろマジメに図ろう

ホウボウ:あまり興味なし

チヌ:中国人のお友達の友達→某金融機関の組長?

エソ:社長→ウーロン→私→カマボコさん

ヤガラ:私→ウーロン→社長?(そろそろ決着を)

ウニ:社長

エギ部門:カッパ隊員(通りすがりのブリのお腹に刺さった)

 

泳がせに初チャレンジ byカッパ隊員&プロデュースbyカマボコさん

11/26(土)

 

(なぜ君がここにいる・・・!?)

 

今回の釣行は社長、カッパ隊員、私の3人の予定だった。

まだ真っ暗な朝5時過ぎ。なぜだか暗闇に紛れて船に荷物を運びこむ「かまぼこさん」がそこにいた。

かまぼこさんはカッパ隊員の代わりにバドミントンのコーチに行く予定のハズだ。

※カッパ隊員もかまぼこさんもけっこう有名な選手でバドミントンのコーチをしている。

 

 

なぜ君がここに・・・?



「すべてを察してください」

 

いや、この状況で全てを察するには情報が少なすぎるぞかまぼこさんよ。

いつもより眠たそうな目。いつもより疲れ果てた顔。

「あいたっ!」ドターン!

船上でかまぼこさんが滑って転んでいた。

「わははは、革靴じゃ滑るにきまって・・・ん?」

(革靴・・・?)

「全てを察してください」

もしかしておうちに帰ってないの?つーか先週くらいお子ちゃまが生まれたばっかりでしょアンタ。
乳飲み子抱えた奥さん置いて、アンタいったい・・・?

 

「アジ確保しております!」

 

昨夜、社長とカッパ隊員とかまぼこさんで食事に行って、そのまま二人はノリで海に来て、そのままアジ釣って、40匹くらい釣って、船の水槽にアジを移して、釣り具のポイント行って、泳がせの仕掛け買ったりして、極寒の冬空を堪能して、今に至るそうだ。

この時は楽しい

 

 

 

 

栄養ドリンク&目が充血してるよ



「お前らアホやのう」

 

社長から暖かいお言葉をいただき満足したのかカッパ隊員を残してかまぼこさんは帰って行った。


(このままかまぼこさんはバドミントンのコーチに行くそうだが、バカなの?)

 

アジ40匹を託されたカッパ隊員は豪語している。

 

「このアジ!全部!青物と根魚に変えます!」

 

そういえばこのカッパ隊員も寝てないんじゃなかったっけ??
君もバカなの?

まあ、私も泳がせ、落とし込みはいつかしっかり腰を据えてやってみようかと思っていたのだけど、それは残念ながら今回じゃない。

「社長、泳がせします?」

「ん?せんよ」

ということでアジ40匹の生殺与奪の権はカッパ隊員が握ってしまったワケである。

まさに独裁者、まさに暴君カッパ隊員の誕生である。


~泳がせ釣り開始~

水島のちょい先に到着。最近、たまに青物、たまに真鯛、たまにアマダイが釣れる好ポイント?である。

 

「どこに掛けたらいいんですか?」

「背掛けでいいよ」

私は鼻掛け派だったが、見事に鼻部分だけ残して食われた記憶しかないし、背掛けは簡単だし。

 

「なんか釣れてます!」

「それ、アジやろ」

 

というやり取りが何回あったか覚えてないけど、それくらい相変わらず魚の反応はない。

 

「魚探にたまーに映る魚マークはカッパ隊員のアジっすかね~」

「そうかもしれんのう~」

 

というゆるーい時間とともに暴君カッパ隊員にコキ使われて戦線離脱していくアジたち。

 

「だんだん上手になってきました!」

 

背掛けの次は鼻掛けにもチャレンジし、暴君カッパ隊員の実験台となるアジたち。

そしてエソにかじられることもなく、ただひたすらに自由を求めて泳ぐアジたち。
暴君カッパ隊員にもてあそばれながら次々と命を落としていくアジたち・・・。

 

体力尽きたアジたち


しかしついに暴君カッパ隊員がアジの屍の上に立つ。
その時は突如として、いや、、、なんとなく訪れた・・・。

 

 

「ん?なんか来まし・・??た!?」

 

ジジジー――――とドラグが出ている。


(泳がせで青物は初じゃないか!?)

我々はほとんど泳がせ釣り、落とし込み等の釣りはしない。
アジがいなかったら話にならないし、アジやイワシの確保だって面倒だし。

何度かしたことはあるがだいたいエソにかじられてコノヤロー!って記憶の方が鮮明なのでジギングに勝るものはないという結論に至っているからだ。

丁寧に上げて行くカッパ隊員。
(ドラグゆるゆるなのだけど必死だからそこまで気が回らない)

仕掛けが長くて多少、タモ入れに手こずったが、なんとかゲット!

ブリには及ばないものの、見事にメジロクラスをゲットである。

 

暴君カッパ隊員、誕生

 

「沖アミ→アジ→ブリ→カッパ」という食物連鎖の頂点に君臨し、まさに水島周辺の頂点に立った暴君カッパ隊員の記念すべき日になった。

 

「ブリ釣るのに10時間掛かりました!(アジ釣りから数えて)

 

(・・・食物連鎖も大変だね。寝てないし。つーかバカなの?)

 

と言いたいところではあるが、泳がせも楽しいよね。また徹夜でアジ釣って来て。私もするから♪

さて、その後、再びカッパ隊員のアジがうなる!

 

これはまさか・・・

 

小さいサメ。


サメ肌を堪能。

 

以上。


結局、社長も私もメジロクラスを1本ずつ釣り上げ、納竿となる。


陸地に上がりカッパ隊員はさすがにヘロヘロで座り込んでいる。

 

 


「えっとつまり、一昨日から寝てないんですよね・・・」


いや、それ、自分のせいだからwwww

若い時は多少でも無理してください。そう簡単に死なないから。

あ、徹夜でアジ釣ってそのままバドミントンに行ったかまぼこさんもさすがに死んだように寝ていたらしい。

若いってイイね。(・∀・)イイネ

さて、今年もあと少しで終わり。年内にメモリアルな一匹が釣れるのでしょうか。
そして毎年恒例「正月用のブリ釣ってこい大作戦」が今年も実施されるのか。

もうこうなったらアジ釣って行こうぜwww

かまぼこさん、カッパ隊員、アジは任せたけん。


おわり

リベンジマグロ見島パート2

11/7(月)

「行くぞ」
「かしこまりました」

忘れもしない、前回行ったのはいつだったか忘れたけど確か9月の前半に行った見島のマグロ釣り。
マグロナブラには出会えなかったけど、マグロ狙いの要領はわかった前回のマグロ釣行から2ヶ月は空いてしまった。


もちろん私もこの2ヶ月、無駄に過ごしていたワケではない。

マグロ用竿→断腸の思いで購入

マグロ用リール→清水の舞台から飛び降りて購入

マグロ用でかいポッパー&デカい針はお小遣いで購入(中古)

カード散財が妻にバレるかどうか、運を天に任せる日々である。


つまり、こっそりとマグロ漁師になっていたのである。そう、マグロ漁師らしくYouTubeも欠かさずチェックし、イメージだけは付いている。

あとはマグロに出会えて、マグロをルアーに食いつかせるだけである。これはもう私レベルのマグロ漁師から考えるとただの作業でしかないハズである。

ちなみに竿は20,000円くらい。
リールも22,000円くらい。OKUMAという台湾のメーカーであるが、世界中で愛用されているらしいのでそれにした。

しかも日本法人が山口県下関市っていうじゃないか。これは是非応援したいとの意味合いも込めての選択である。
ソルティガやステラなど、まだデカいマグロを見た事も掛けた事もない私のようなマグロ漁師には必要はない。

 

~メモ~
アブガルシア・ソルティーステージ KR-X ツナ SXTS-82XXX-KR
okuma アゾレス(AZORES) 16000P
PE5号300m
リーダーナイロン100ポンド

 

マグロ漁師セットが5万円前後で揃ったので、少々リールが重いが一日投げ倒すワケじゃないので良いとしよう。

よくPEが細いんじゃないか?って言われるのだけど、これ以上太くして、ドラグをフルロックさせるとまず竿が折れる。

まあまずはマグロと出会えることを祈ろう。

 

釣り番組みたいや~と騒いでいたのもつかの間

 

キレイな満月、萩の月



 

暖かい日々が続いた最近だったけど、11月ともなると朝の気温は5度くらいまで下がっている。有名な魚礁である八里ヶ瀬まで片道2時間ってところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田中邦衛的な



 

寒い。

 

まだ真っ暗で、月明かりがキレイな夜の海。社長とウーロンは船室で寝ているようだが、私は終始、外にいた。
アタマを低くして船で寝ると酔いそうなので寝ないことにしているのだ。

しかし、寒い。

 


見島を超えた辺りから太陽が昇り始め、次第に暖かくなっていく。今日は絶好のマグロ日和になる事だろう。

 

見島から離れた位置です

 

ジギングからスタート。マグロナブラが出るまでジギングでもしておきましょう、という事である。

前回と違い、ヤズ(子ブリ)がよく釣れる。

 

お前なんかエサにしてやるぜ



 

(マグロいるときってブリ・ヒラは釣れないんですよね)

前回乗った船の船長が言ってた言葉を押しつぶし、ひたすらマグロが出る事を祈りつつジギング続行。

たまにシイラが飛び跳ねるボイルを見かけるが、マグロではなさそうだ。

 

「もう、投げます」

そこにマグロがいるとかいないとか関係ない。マグロセット(5万円以下)を投げたいだけなのだ。

 

どりゃあああああ!

ぬおりゃああああ!

ふんがああああ!

ぜーぜーぜーぜー・・・

 


社長も投げている。

社長も投げる



 

 


マグロ、いない。

 

 

一日を通して根魚は順調で、マハタも釣ったし、キングサイズのアコウも釣れた。

見島の八里ヶ瀬は根魚パラダイスだという事だ。

 

高級ねざかな

 

さらに社長がナイスサイズのヒラスを釣り、ウーロンもナイスサイズのヤガラを釣った。

 

記録更新ならずww

 

「違う・・・」

「はい・・・」

 

楽しいんです。もちろん楽しいのです。でも・・・。

贅沢だけど私たちはもう普通の魚では満足できないカラダになっている。

この際、デカければ何でも良い、的な。

デカいアコウが釣れた時に2mくらいのサメが追いかけて来てアコウがかじられたのだが、もう、それを釣れば良かった的な。

デカマグロが一朝一夕で釣れるものではないのはわかっているけど、やっぱり夢を見たいじゃないですか。

 

根魚パラダイス

 

青物追加

近海で可能性があるのは見島、沖ノ島対馬、宮崎沖。

社長、次はどこ行きましょう?見島でクエ狙った方が面白いかもなあ・・・。

と思ったマグロ漁師でした。


おわり

~見島~【マグロ解禁】松方の兄貴超え

2022.0903

見島。波がかなり・・・。



9月解禁、憧れの漁場。山口県萩沖、見島。かの松方弘樹さんが300㎏超えの黒マグロを仕留めたという海域へ。

釣り人憧れの魚礁「八里ヶ瀬」である。

社長、達人ウーロン、カッパ隊員、私の4名。いつものメンバーといえばその通りだが、今回はなんとチャーターなのだ。


「水柱が上がったら教えてください」by船長

どうやらマグロのナブラは軍艦から発射された砲弾が海面に撃ち込まれたような水柱が上がるらしいが私はそんなの見た事ないからアレだけどマグロなぶらのイメージはバッチリ。多分、あぼーん、ぷしゃー、みたいな稲中卓球部的なノリなのだろう。


とはいえ、私の持参タックルはライトジギング(笑)

4000番ダイワ
安くて丈夫、タカミヤのジギング竿。
3号PEに40ポンドのナイロンリーダー。

いつものヒラマサ用である。うむ。これしか持ってないし。

もちろんコレでマグロが獲れるとは思ってないけど、マグロに備えてPEやリーダーだけ太くしても竿もリールも1,000%耐えれない。マグロを釣るならマグロ専用のタックルが必要なのだ。

(竿が6万円で、リールが10万円超え?)

まさにマグロの、マグロによる、マグロのための道具。
他の用途は全く無さそうだ。しかもPE6号以上って。

そんな道具が本当に必要なのか、まずは現場で肌で感じてみようという魂胆。もしマグロが出たら、船長と社長と青年実業家ウーロンがなんとかしてくれるでしょう。社長とウーロンはGT用の道具でスタンバってるし。頼りになります。


とはいえ、普通にジギングを楽しみつつ、まぐろぷしゃーナブラが出たら追いかけるって感じだ。

(青物最近全然ダメだけど、こっちはどうかなあ?)

見島用に買ったジグ150gを投下。普段は100gなので1.5倍の肉体労働開始。
(アレ?意外とラク?)

強風で船はどんどん流されるけど、潮が効いてないのか、けっこう行ける。

 

「青物の反応ありまーーす!」

船長が叫ぶ、だけどノーヒット。

「動き早いですね。マグロかも」

「マジすか!」

いいテンションでスタートした見島実釣。

マグロももちろんだけど、せっかくなのでデカマサも仕留めたい。

「反応です!」

「あいよ!」

「下から10m!」

「あいよ!」

「青物反応!」

「あいよおおおお!」

アレ?釣れないのである。

マグロぷしゃーの水柱が見えたらキャスティングロッドに持ち換えてマグロを追いかける。それまでジギングでもしておきましょうという事だけど全員がノーヒット。おや、見島の青物も同じ状態???

しかしながらここは見島である。夢ならある。いや、もはや夢しかないのだ。

そうこうしているうちにぽつぽつとアタリが出だす。ウーロンがエソ釣ったり。


ガッ!!


私にヒット!そこそこ重く、そこそこ暴れる。そしてバラシ。ヒラメかなあ?

その後、ウーロンがエソに続いてヒラメをゲット。なかなか良いサイズである。

 

この後、ウーロンが絶好調になります。

 

(何かデカいのおいで~)


海底から10mくらいしゃくったところでゴン!ときた!

う、お、重い・・ぎゅわあああ、あ、止まった。

えっちらおっちら、ぎゅわあああ、あ、止まった。

うーん、このやる気のない感じはブリ。今まで何度も上げたブリ。70cmくらいかな。

えっちらおっちら、ぎゅわあああ、えっちらおっちら、ぎゅわああああああ。

うん、ヒラマサならもっと走るけどこれはブリ。

「ブリっすね~」

「そこそこ大きいんじゃないか!?」」

「いやあ、これは小さいでしょー」

ブリだからゴリ巻きだけど、このブリは意外にも抵抗するが所詮ブリ、ブリなど俺のコスパ最強タカミヤロッドの餌食になるがいい。

・・・・あれ?


「あ、やっちまったあああ」

「おい!お前!やったじゃないか!」


いや、コレ、根魚じゃないか(笑)

何が「ブリっすね~」だ、言ってて恥ずかしい。

マハタ。どうせならクエが良かったけど贅沢。




とは言え、私の根魚の記録更新。カッパ隊員にあげたけど。

マハタって最後までよく引くんだなあ。ビックリでした。

その後、アコウやホウキハタと言った根魚が釣れるけど、全部デカい。

「何もかもデカいすね~」

なぜだかここまでうっかりカサゴだけしか釣ってないカッパ隊員がぼやく。

うっかりカサゴのみしか釣れないカッパ隊員

 

移動するたびにトビウオがジャンジャン飛びまくる。なんて魚影だここは。

船が通ってトビウオが逃げるが、それがもはやナブラww

こんなにベイトがいるのに青物が釣れないとは・・??

「マグロがいる時ってブリ、ヒラは釣れないんですよね」

おおおお!?いや~素敵すぎる。

船長の言葉は全て脳内で都合の良い方向に魅惑のワードに変換される。すなわち、これはマグロが近いのか。


あぼーん、ぷしゃー、あぼーん、ぷしゃー♪)

私は自慢の視力1.5の両目でずっとまぐろぷしゃーを探しているが、船にビックリして逃げるトビウオ以外に魚は確認できない。

社長もデカいアコウが連発し、ウーロンは秘密のグニャグニャしたジグで連発している。マグロがいたら青物は釣れないって言ってるのに最後にはヒラスも釣って、マグロの存在まで否定してしまった。なんだあのグニャグニャしたジグは。

そして不思議な事にカッパ隊員は最初から最後までうっかりカサゴだけしか釣れなかった。これはもはや奇跡を超えたパワーを感じた。うっかりカサゴとカッパ隊員は前世で夫婦だったとか何か現実世界では証明できない不思議な共通点的があるのかも知れない。

今回、マグロには出会えなかったけど、要領は理解した。ならば準備して挑もう。

という事でマグロキャスティング竿をポチ。

ステラやソルティガ・・・えっと、リールは買いません(買えませんw)


次回のマグロは10月末に再チャレンジ!


おわり

サバンナチャンス

「アラチャン、はなんやったかのう?」

「それ、アラジンっすね!」

「じゃあこれはなんか!?」

「鯖チャンですよ!」

「サバ・・・はなんか!?」

「サバンナチャンス!獣王ですね!」

 

 

テッテレー♪




獣王世代にはたまらないサバンナチャンス、通称、サバチャン。
ネット界隈では鯖チャンと漢字があてがわれた伝説の鯖チャン。

 

社長と爆裂4号機時代を船上で語り合えるほど連チャンするサバ。

しかも良い型であり、たまにアジも混じるがほとんどがサバ。

蓋井島沖は高確率の鯖チャンゾーンだった。

激熱だ。ボーナス後の「純ハズレ」が鯖チャンにつながり、再びボーナスを引けば高確率に再突入。

 

いったいいくらキャッシングをしただろう。

いったいいくら獣王に奉納しただろうか。

我々の世代、サバ捕獲は命がけだった。

 

「テッテレー・・・」という効果音に一喜一憂した20代。

甘く、苦い(激苦)の思い出(キャッシング)である。

 

アニサキスの危険性が高い近年のサバであるので、見事な手さばきでサバを解体し、ジップロックに詰める社長。

 

私はジグに掛かったサバ(30cm弱)をそのまま泳がせてみる事に。

(これだけサバがいるなら青物だって・・・)

 

そう、サバ群に青物が付いているハズである。

鯖に狂った20代、手当たり次第にキャッシングを繰り返し、後先考えずに鯖を狙ったあの頃の私のような「後先考えないバカな青物」がいるハズである。

 

(ほうら、サバだよ~。鯖チャンだよ~)

 

本来ならジグを外して、ちゃんと泳がせ仕掛けで行きたいところだけど、面倒だし。

というか、とにかく暑くて、吹き付けられる熱風でジギング体力が削られまくった私は置き竿に魅力を感じていたのは言うまでもない。


(でもヒマだな~。やっぱりジギングが楽しいなあ~)

 

「移動すっかー」

「はーーーい」

 

泳がせていたサバの体力もなくなったようで、そろそろお役目御免。

 

回収、回収~。か、、ぎゃああああああああああ

 

 

 

ぎゃああああああああああ

 

うわああああああああああ




猟奇殺人(鯖)事件

見事に胴体から真っ二つに切断されたご遺体が上がったのである。アーメン。


犯人は・・・ヒラメ?鯛?アラ?それともやっぱりエソ?

吸い込んで捕食する青物と違い、食いちぎるタイプの魚と言えばそれらの魚を思い描くけどサメかもしんない。

 

「移動中止!もう少し粘れ!」

 

社長の号令の下、ジギングを繰り返すが残念ながら犯人捕獲はならず。

(やっぱりしっかり背掛けして泳がせないとダメだな~)

 

後悔先に立たず。


その後、さらに沖合や水島などに移動するもなーーんも釣れず。

ブリとまでは言わないけど、ヤズはどうした!?
カンパチとまでは言わないけどネリゴはどうした!?
ヒラマサは釣りたいけど、ヒラゴやヒラスはどこ行った~!!!!!

年々釣れなくなる蓋井島~白島~水島でのジギングに異変である。

というか、ジグでサバが釣れて、それをそのまま泳がせておいたら真っ二つに食いちぎられたけど、たいした魚は全然釣れず、クソ暑いなか汗だくだくで「ちょっとヤバいのに車のエアコン効かねーじゃねーかこんちくしょー!」とか思いながら帰ってきただけのいつもの釣りなのだけど、全然ブログ更新してなかったから書いただけでした。

 

おわり

【リール】ハイギヤとローギヤ、比べてみた

※結論は記事の下にあります。

私のワケのわからない文章を読む必要はまったくありませんので下部まで一気にスクロールをお勧め致します。
さらにこの記事はハイギヤにおける愚痴、不満、そして企業のマーケティング戦略に踊らされた我々庶民の思いを私の勝手な推察にて文章にしており、私個人の一方的な私見が多々あります。

そして、楽天スーパーセールでポチってしまった商品は特に安いという印象がなかったので、ただの購入を思い立ったキッカケでしかなかったという事実も併せてお知らせ致します。


勝手にカードを使って、妻にバレるまであと2ヶ月。ドキドキです(笑)


ハイギヤ考察


リール買う人ってだいたいハイギヤを買いますよね(断定)

4000
4000H

この選択肢があるならば、絶対に4000H。

だって、「H」が付いてるだけの満足感(個人的にも)

それだけ「H」がもたらす文字のパワーはこの上ない(と思う)

どんなリールであろうと「ハイギヤ」という神々しき響きに魅了される(多分)

 

「ローギヤっすか、ふーん」

「時代はハイギヤっしょ」


そんなハイギヤ信者たちの会話が聞こえてくる今日この頃(妄想)

 

ハイギヤ

ハイスピード

ハイパフォーマンス

ハイジャックにハイキング

 

みんな言葉に騙されてるんだよきっと。


店員さんも「ハイギヤですから~」と言っておけばだいたいOK(間違いない)

それでお客は「ふーん、ハイギヤっすか、じゃあ(よくわからないけど)コレください」という魔法の言葉(アブラカダブラ)


仮にそれがよくわからなくても「あ、これハイギヤっすから」と言っておけばなんとかなるし、相手もよくわからないしカッコイイから「ああ、そうっすか」となる。

 

前置きが長くなりましたが私自身、「ハイギヤ買っときゃ間違いない」と思ってたクチであります。


果たして本当にそうなのでしょうか。

愛用し続けて4年目を迎えるダイワのヴァデル4000Hになんの不満もないのですが、最近、70m~80m付近で「いない青物」つまり「釣れない青物」を目指して一日中しゃくり倒しているのですが・・・。


(なんでこんなにキツイんだ・・・?)

加齢のせいだと言われればその通り。私もかなりおっさんになってきましたし。

単純な体力の衰えと言われればその通りなのは明白ですが、何か腑に落ちないところがあります。

 

底物が一番つらい。キツイ。

釣れたら溜まった乳酸菌も報われるのだけど、80m~100mで底物(エソ)や底物(ベラ)や底物(アラカブ)が掛かった時などただの拷問でしかない。

 

ジギングもポンピングみたいなものだから基本的にはハンドルは回すだけだしシャクリ自体がそんなにキツイワケではないけれど、テンションを掛けたアクションや、急いで回収する時、そして何よりもポンピングするほどではない小物が掛かった時・・・・根こそぎ抜き取られる体力と溜まる乳酸菌。


またしても前置きが長くなりましたが(これってローギヤの方がラクなんじゃね?)と思った次第なのであります。

楽天のスーパーセールに後押しされて買いました。

ダイワ ヴァデル4000

同じリール、同じサイズを購入です。

 

ヴァデルさん。良いリールです。


金額はそんなに普段と変わらなかったのが残念ではありますが。


さて、商品が届くまでにもう少し考察してみます。

以下、ヴァデルのカタログスペックです。


リールでの決定的な違いは巻取り量です。

ローギヤ4000    1巻き/87センチ
ハイギヤ4000H    1巻き/101センチ

すごいですね。
私の4000Hは1回転で1mも巻いているのですね。


ざっくりですが水深100mならば100回転でOKです。

一方、ローギヤのヴァデルなら115回転必要という事になります。

 

(これは余計な筋肉が必要になっちゃうのか・・・?)

 

若干の不安と後悔が私を襲います。だってもう買ったもん。


では、次にリールを自転車の変速機に例えてみましょう。


ローギヤ・・・走り出しは快適でラクに進む。でもスピードは出ない。

ハイギヤ・・・走り出しは重くて地獄。スピードが乗れば超快適。


ここまで書いて違和感に気付きます。

自転車でハイギヤで爆走する時を想像してください。

確かに平地ならラクでしょう。

しかし、上り坂に差し掛かった際、けっこうな覚悟で突入するハズです。

そして決定的な違いはここです。

「慣性(かんせい)」「追い風」

高速走行時に慣性が発生すれば自転車は自ら進もうとしてくれます。

我々人間は軽くアシストしてあげるだけで自転車はスイスイ進むでしょう。背中に追い風でも受けたらサイコーです。

 

しかし釣りとなれば話は別です。

相手は重力で落下しようとしているジグ。そして巻き上げ時には常時、水の抵抗も加わります。

つまり、ハイギヤリールを使ったジギングとは「ずっと坂道をハイギヤで登ろうとしている状態」なのではないでしょうか。

重力と水の抵抗と戦いながらスピードに乗せるのも自分の筋肉、そして常にそのスピードを維持するのも自分の筋肉。しかしそこに快適な慣性や追い風は発生しない。あるとすれば魚が下から食い上げた時のみ。


つまりこれはもう・・・

 

「筋トレ目的で作られたのがハイギヤ」なのではないでしょうか。

ボトム付近のヒラマサを一気に根から剥がすにはハイギヤが良いのでしょう。


ただそんなシーンが一日に何回訪れるのか。最近全然釣れないし。


手巻きのハイギヤリール=筋トレの機械


つまり、重力と水の抵抗という坂道をハイギヤに設定された自転車で、ヒーヒー言いながら一日中も登り続けている苦難の釣り。

また、「ハイギヤというカッコイイ響き」で購買意欲を刺激し、顧客へのクロージングに有効的であると判断されたマーケティング戦略に他ならないと仮設を立ててみる。


ハイギヤおそるべし。


おそらく、水面を引っ張るダイビングペンシルなどのトップはハイギヤが良いでしょう。

でもね、たぶん、そんなに変わらない。きっと。

 

お待たせしました。実釣です。

延々ダラダラと文章を綴りましたが百聞は一見に如かず。上善如水。

ついに実釣です。

3年間使い込んだヴァデル4000Hの牙城をローギヤの4000が崩す事ができるのでしょうか。

 

新品PE2セット大人買い。2万円の検証開始。

 

見た目、まったく一緒。


断腸の思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、両方にPE3号新品を巻きました。

これで完全にイコールコンディション。

リール代とPE代、併せて約20,000円の検証開始。

 

 

 


6/18(土)
無風、気温30度、ゆで窯のようにクソ暑い蓋井島沖。

 


投入・・・・・・。

 

ジグ着底・・・

 

シャクリ、シャクリ・・・・

 

(お?)

 

 

(これは・・・・)

 

 

(もしかして・・・)

 

 

ローギヤ、神!


圧倒的!


雲泥の差!

 

あまりにラクチン過ぎて、ハイギヤリールは一度も使いませんでしたwwww

 

(せっかく新品PE巻いたのに、こりゃもう予備の糸巻きだなwww)

 

カラダにしみ込んだ感覚を一気に過去の記憶へ連れ去る圧倒的ラクチン。

 

苦楽を共にした愛用のヴァデル4000H(ハイギヤ)を「予備の糸巻き要員」まで降格させた圧倒的ラクチンぐあい。

 


ライバルである「エソ」などものともしない。お前なんか余裕だ。

 

 

まとめてかかってこい

 


レンコやイトヨリなど朝飯前。

鼻歌交じりで超余裕。

中層まで追って来やがったホウボウくんは意外とよく引いたけど、所詮、ローギヤの前では陸に上げられたカッパと同じ。

 

カマボコにすんぞ!

 

特筆すべきは、、、、

 

あまりの暑さに体中から噴き出す尋常じゃない汗。

もしかしたらローギヤじゃなかったら熱中症で死んでたかも知れません。

 

人命を救う可能性すら秘めた4000ローギヤ。君に乾杯。

楽天スーパーセールよ、ありがとう。金額変わらなかったけど。

 

ハイギヤのメリット


ハイギヤが良いかもと思ったのは以下2点。

着底からエソ攻撃をかわしつつ、青物にスイッチを入れるべく一気に数メートルを巻き上げる時。

あとは、ジギング中のポンピングの頂点で食って来た時かなあ・・・。


一気に巻き上げたいシーンで若干の差はあるのかも。

まあ、青物釣れてないからわかんないww


これからどんなリールでも絶対ローギヤを買います!


超おススメです!!

 

 

参考メモ

ギヤ比

ローギヤ4000    1巻き/4.9回転
ハイギヤ4000H    1巻き/5.7回転


おわり

通りすがりのブリ。2022.5月後半~6月上旬の出来事。

2022.5月後半~6月上旬の出来事。

 

「エギ、丸飲みするけんの~」

 

私がエギングをしていた15年も前だろうか。
同じく隣でエギングしていたおじさん(知らない人)と話していたあの話を思い出す。

そのおじさんいわく、エギングしてたらブリが釣れたそうだ。エギを丸飲みして釣れちゃったらしい。

 

最近、ちょうどYouTubeで、ボートエギングしていた人のエギにブリが食らいつき、格闘の末、釣り上げた動画も見たところだった。

まあ、ブリなどジグで釣ればいいんだし、特にそれらの動画に興味があったワケではない。


そして日曜日。家族サービスをしていた私のスマホが鳴る。

社長に連れて行ってもらってるメンバーからLINEが来たようだ。

(釣れたかな?)

何やら動画を送ってきたようであるが、何だか騒いでいる動画だった。

 

カッパ隊員の竿が曲がっている。ギリギリと。

 

狙った魚は一切釣らない(釣れない)カッパ隊員なだけに何が釣れたのか楽しみである。

 

【ここからは私の独断と偏見の想像シーンが含まれます】

 

(隣でイカ釣りしていた社長のエギ仕掛けに絡みまくってるみたいだなー、あちゃー、ほどくの大変だな。)

 

 

スッテもんで絡んで

 

動画で見る限り、スッテ10m仕掛けを巻き込んでわちゃわちゃしているようだ。


魚がタモに収まる。

 

 

社長のテクニック

 

(あ、ブリじゃん)

 

(最近、青物が絶不調で、全く釣れていないので、私に自慢するために送ってきたのか、そうかそうか・・・。)

 

(70センチくらいはあるな。)

 

80センチあるかな?

 

(まあ、カッパ隊員でも釣れるのだから、次回は釣れるやろー)


とか思ってた矢先・・・。


「ピローン」


LINEがなる。

 


「スッテで」

 


おお、YouTubeで見たアレ?(笑)

 


絡まってわちゃわちゃなってたと思ってたけど、実はカッパ隊員のスッテにブリが掛かったのか(笑)

 

 

「最後までイカと思ってました」:後日談


「このイカ・・・でかいです!」


「アホ!どうみても魚やろ!(笑)」


「(ギギギギギギ)ハアハア、社長、もう巻けません・・・アレ???(ギギギギギギ)」


「アホ!当たり前やろ!(笑)」

 

聞けばこのような会話が繰り広げられたそうである。

 

 

 

社長・・・巻けません・・・


10m近くあるスッテ仕掛けの取り込みは最後は「手巻き」なのでデカいサルカンがあるからそれ以上は巻けません(笑)

竿先、ガイド割れるよ!(笑)


どうやら最後の最後までイカと信じて疑わない上にテンパりまくっていたカッパ隊員をフォローすべく、熟練の技を持つ社長が取り込んだ模様。


社長、さすがです(笑)


最後までデカいイカと信じて疑わなかったカッパ隊員。


釣り上げたブリには、さらにはオチがありました。


「スッテ丸飲みしてた?」

 


「えっと・・・。」

 

 

「お腹に引っ掛かってました」

 

 

 

おなかから浮いてくるブリ



 

確かにお腹を上にして上がってきているブリ。

 


まさに「通りすがりのブリ」を引っかけてしまったカッパ隊員の強運とブリの悲運に脱帽である(笑)


よし、通りすがりに引っ掛かるようなアレなブリはカッパ隊員に任せておこう。

 

 


という事で翌週に私も同海域に向かったのですが・・・・。

そして朝から晩まで、文字通りほとんど休まずしゃくり倒したのですが、青物ゼロ。


え、コレってもしかして・・・。


イカも釣ってブリも釣ってしまったカッパ隊員に負けたって事?


おそるべしカッパ隊員。


_| ̄|○


先週はウーロン社長も奇跡的に80センチオーバーの真鯛を釣り、社長も60センチクラスの真鯛を連発して大変楽しんだとの事。

 

あれ・・・私、釣りに行ってないのかな。


エソ・レンコ・アラカブ

 

( 厂˙ω˙ )厂うぇーい


( 厂˙ω˙ )厂うぇーい( 厂˙ω˙ )厂うぇーい

 

あと、ホウボウが連発する今日このごろ。

 


おわり(青物スランプ中)

春一発目の本気釣り!青物狙い!そしてうまかっちゃんと白飯の会

今年は中間船検、併せて年に1回の船底塗装、オイル交換、その他もろもろ、ところで「救命浮器」ってのが付いてるとか初めて知った(笑)

 

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これが救命ボートになるんだって?2個も!


どうやら船が転覆したら自動で膨張して救命ボートになるとかそんなアクロバティックな装置が付いてたなんて素敵すぎる。


そして「年200時間以上走ってるのはなかなか異常ですよ」とマリーナの方に笑われた鮮魚事業部です皆さんこんにちわ。

 

その浮器(ふき)の点検もあって3週間近く船に乗れない日々を送ってしまったし、いよいよ春も本番、ゴールデンウイーク前に良い思い出を作る必要が我々にはあるのです。

 

ゴールデンウイーク=ベタなぎ、赤潮、濃霧、暑い、ボウズ。

(私のGWのイメージ)

 

毎年のゴールデンウイークは何が楽しくてボウズ週間にしているのかわからないくらい釣れないので今年こそは良いゴールデンウイークにしないといけません。

 

春一発目の本気釣りに挑む


その前哨戦とも言える春一発目の本気釣り。

頼りがいがあるこの男たちの出番です。

 

カッパ隊員

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頼れる男(給食係)



「コメ、船に積んでましたっけ?」

 

船で炊く「できたてご飯」に憑りつかれ、竿よりも炊飯ジャーと関わっている時間が長いともっぱらの噂、「炊飯ジャーなら任せてください」と頼りがいのある彼。

 

うまかっちゃん、イケますかね?」

 

そう言えば「米よりうまかっちゃん食べたい」と社長が言ってた気がするとカッパ隊員が言ってます。

 

「鍋とガスボンベあったらイケるんじゃね?」


どうやら今回はうまかっちゃんがメインで白飯も投入すればオール炭水化物の献立もバッチリの様子。

鮮魚事業部の給食係としての地位を確立しようとしているようです。


そしてもう一人。

 

「元気です!」

 

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ムカつく顔www

 

聞いてもないのにそう言いながら近寄ってくる彼は「超」多趣味でオールマイティな男。

コミュ力と顔の破壊力が最強なガンメン君である。

 

パチンコ、スロット、麻雀と言った「カス系趣味」はもちろん、奥さんと釣りに行くし、女子力高めに料理も上手、そしてゲーム(PC・PS・NESスマホ)は本格的でカラオケもうまい。さらには魚類、爬虫類、哺乳類、つまりトカゲにヘビにワンコに魚までなんでもペットにしてしまう動物園状態のマンションに住んでいるようだ。


というか全てを許している奥さんに脱帽である。(というか奥さんもだいたい同じ系らしいが)

釣行のたびに「マイ包丁」を持参し、揺れる船の上で魚を華麗にさばいていく彼はカッパ隊員の女房役として重宝されている。

 

 


いざ白島へ

前回、バラしたものの、過去最高の大物を体験した35m場所付近から流していく。

 

「釣れんぞー。」

 

社長から恒例のセリフをいただくが確かに釣れない。

場所移動、今度は深めの57m。

 

「釣れんぞー。」

 

確かに釣れない。アタリもない。しかも深くなった分、負荷増量。ひたすら筋トレを行っているようなものである。

 

 


「そろそろ給食準備に取り掛かるべきでしょうか?」

 

唯一、エビをタイラバにつけたエビラバすらアタリがないカッパ隊員が流れを変えるべく、渾身のうまかっちゃん作戦を提案してきた。

 

「よし、よろしく頼む」

 

炊飯ジャーをセットし、米はOK。

 

次はうまかっちゃん用にコンロでお湯を沸かす。

 

 

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クーラーで風よけ、順調なうまかっちゃん

 

順調に給食は出来上がっていく。

 

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二人で挑むうまかっちゃん

雲一つない天気でもはや汗ばむ初夏のような暑さ、直射日光が直撃する海上で・・・。

 

 

 

 

ついに彼はうまかっちゃんを成し遂げたのだった。

 

 

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うまかっちゃん(メンマ入り)と白ご飯




うまかっちゃん、最高。

米もバッチリ。

 

炭水化物/夢の競演イン船上アット白島沖」である。

 

 

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青い海とうまかっちゃんと白ご飯

 

「暑い」

 

「寒い時に食いたかった」

 

「ラ王(生麺タイプ)が良かった」

 

暑さのせいで全く感動的ではなかったうまかっちゃんだが、朝5時からトライアルへ買い出しに行った彼の労力が中途半端に報われた瞬間だった。


次は「船上でそうめん流し」というインポッシブルなミッションが発生したが、できれば夏のうちに達成してもらいたいところである。

 

 

蓋井島へ移動


蓋井島行こうかー」

一方、食欲旺盛な我々とは正反対にお魚さん達は全然食欲がないらしく、昼を過ぎてもノーヒットどころかノーアタリ。

 

しびれを切らした社長が蓋井島行きを指示。イエッサー社長、針路は一路、蓋井島へ。

今日の我々は展開が早いぜ。

 

「釣れんぞー」

 

(ぜーぜー。はーはー。)

 

カッパ隊員ほどではないが、ちょっとだけ睡眠不足な私にも夢の競演を果たした炭水化物たちが襲い掛かる。

(気を抜くと寝そうなんすけど・・・)

 

そしてカッパ隊員はうまかっちゃん作りのプレッシャーから解放されたせいなのか、お腹いっぱいになったからなのか、動かぬ人となってしまった。

 

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カッパ隊員、撃沈

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太陽と寝ながらタイマン中。翌日、真っ赤に。

 

しかし釣れない。マジでおかしい。この海域の魚は全滅したのか!?

 

「・・・釣れると思うか?」

 

「いえ、ここは釣れません!」

 

最後の砦、水島行きに決定。

開始6時間、誰も何も全くアタリすらないこの状態では帰れない。

「釣れるまで帰れんぞー」

「ヘタしたら月曜、このまま出勤だなww」

「米ならまだありまあああす!」

 

蓋井島沖を撤退し、水島へ。

社長の一言に気合いが入る。

 

そうですとも。いくらなんでもエソすら釣れないとかいったいぜんたいどうなってるんだ。この結末がどうなるかは我々自身で見届ける必要がある。

 

すでに体力の限界に来ているカッパ隊員、元気が取り柄のガンメン君も明らかにへばっている。そしてひたすらしゃくっている私も満身創痍。足やら腰やらあちこちが痛くなってきた。

 

「釣りは回数。ひたすら落として、ひたすらしゃくった者勝ち」

 

という名言は私が吐いたのであるが、こうなると電動リールを指先でオン、オフを繰り返している社長だけが頼り・・・。

 

「おおおおお!なんか当たったぞ!」

 

社長の電動ジグに反応あり!

 

残念ながら乗らなかったが開始6時間、クラゲしか当たらなかった我々に一筋の光明が!

 

しかし、無情にもその後も反応はない。

 

ひたすらポイントを変え、魚探反応が良いエリアを集中アタック。

 


「・・・・・・あ」


「来たかも・・・知れません」

 

カッパ隊員のファミリー竿がちょっとだけ曲がっている!

 

エビラバなので一番釣れる可能性が高いのだが、開始6時間、オープニングヒットはよりによってカッパ隊員のようだ!

 

「それ、釣れてるの!?」

 

藻なのか石かもわからない雰囲気で上がってきた待望の1匹目!

 

 

 

 

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なぜいつも小さいの?わざと?


カッパサイズのアラカブ(カッパ隊員が釣るの魚のサイズはカッパサイズ)

彼は必ずと言っていいほど不思議にもかわいそうなほど小さい魚を釣ってしまうのである。

 


そして次は社長の竿が曲がっている!


カッパ隊員をはるかにしのぐ根魚っぽい引き!

アコウゲット!

 

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待望の一匹!


「ボウズ回避だな!」


とりあえずこれで港に帰れる事は決定した。


そしてその後も社長が連発。

 

丸っと太った良い型のアコウをゲット!

 

 

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ガンメン君のお土産に♪

6時間も遅れて開始された春本番の本気釣り大会は社長の一人舞台となる。


あとはガンメン君と私の戦いである。


彼も久々に来たのでなんか釣らせてあげたいが、私だけボウズという結果だけは回避せねばならない。

 


「おおおおお!」

 

(ギクッ)


ガンメン君に何かヒットした気配!


「マジか!(やべえ!)

 


「デカい!www」

 

カッパ隊員が叫ぶ!

 

 

 

本日の最長記録をマーク!

 

 

 

 

 

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一番デカかった(長かった)

 

お吸い物に多分バッチリのよくわかならないなんかの海藻である。

 


その後、私もなんとかアラカブを釣り、ボウズ回避。

(もちろんカッパ隊員より大きいアラカブですから。あしからず)

 

私にもその後、2度程当たったようだが、食いの渋さ、この上なし。


その後も粘るも17:15に納竿指令が出され、18:00過ぎの帰港となる。

夕マヅメの一瞬だけ小さいナブラが見え、青物の補色行動が見えたので青物もいるハズなのだが、何をしても食わなかった。

春はやはりこうなのか。


「こんな事なら家でうまかっちゃん食べて、午後から出船しても良かったですね!」

 

「そうやな!ww」

 


春はあげぽよ。

つまり春はテンションが上がるわーという意味らしいのだが、春一番の本気釣りが超絶撃沈で終わり、ただ、うまかっちゃんと白飯を食べに行っただけの釣行となった。

厳しいわーーwww

もうアタマ来た。今度はトップ、投げ倒したろかーーー。

(ほんの一瞬だけナブラが見えたからね。)

 

そういえば隣の腕が良い遊漁船の船長も「全然!食わない!何してもダメ!」って言ってから私たちだけじゃなかったみたい。

 

春はやっぱりいい思い出ないもの。釣れないんだなあ、春って。あげぽよ。


おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

自己満足の備忘録。ふっといチェーンとヒラマサと逃げた魚は

冬服を脱ぎ捨て、長靴からサンダルに変わりつつある今日この頃。

青物の呪いも解禁されて絶好調の鮮魚事業部ですみなさんこんにちは。

3/12(土)

青物の呪いを根絶やしにすべく、我々は今日も行く。

 

「娘と桜を見に行きまーす」
byピラニア先輩

 

「バトミントンの都合が付かなくて」
byカッパ隊員

 

「会社行くっす!」
byかまぼこさん


やる気はあるのだがスケジュールが合わないのが玉にキズな我が鮮魚事業メンバーである。

 


さて、前回、青物の呪いの呪縛が解けた「ウーロンゾーン」をメインにウロウロ流してみるがアタリなし。

 


「社長、前から気になってたんですけど」

 

「うん?」

 

「あそこ、漁礁みたいになってませんかね?」

 

「あそこ、エソしか釣れんかったやろうが」

 

「まあ、そうっすけど」

 

 

過去に近づいた事はあったけどだいぶ離れていたし、近づいて良いものかどうかもわからないし、あまり近づいている船も見ないのでなんとなく避けていたのだが・・・。


「よっし、行ってみるか!」

 

あまりの釣れない感じに社長が決断。

行ってみたかったけど、なんとなく避けていたこの場所についに到達。

 

 

 

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果たして風車の下は?


「チェーンふてええええええええ!」

 

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チェーンごくぶと


まずは見学である。

そして確かに社長の言うとおり、海底に大した根がある雰囲気もなく、変化があると言えば、海底に伸びるこのふっっっといチェーンだけ。


結論から言えば、ここでは社長がタカパ(小)を釣り、その後、だいぶ風車から流されたところで私がヒラマサを釣ったのであるが、結局は風車見学で終わった感じである。

風車、デカかったな~。

 

 

とは言え、久々にドラグを思い切り引っ張り出される良いサイズ。

 

 

 

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元気よし!もっとデカいの希望


ドラグを微調整し、まあまあギチギチに再セット。


最初の1匹だし、「絶対に上げろよ」という社長のプレッシャーもあって、釣れた時は一安心。

 

記録は更新してないので図ってもないけど丸々と太ったヒラマサでドラグを引っ張り出す感じが超イカしてた。


その後、アタリもさっぱりない感じで、場所移動。

「57m行こうか」

 

この界隈では最深部に近い(笑)エリアで青物は少ないがエソや鯛なんかが実績があった場所である。

しかしながら30分ほど粘って撤退。深いし釣れないしキツイのだ(笑)

 

「次は浅いとこに行くぞ」

「と言っても35mくらいな」

 

いつものところとは違う35mゾーンに付けていただく。過去に釣れた場所ではあるが最近行ってないところだ。

 


・・・私はこの社長の判断に大変感謝しています。

 

ここで8年間のサラリーマン漁師人生、初の獲物(大)と対峙する事になった。


まあ、結論から言うとバレちゃったんですけどね。


最初のヒラマサから約4時間。なーんも釣れない、なーんも当らない、でも必死にしゃくる私。

 

「釣れんのう・・・」

 

「そうっすねえ・・・ハアハア」

「おかしいのう・・・」

 

「そうっすねえ・・・ハアハア」

「釣れんのう・・・」

 

「そうっすねえ、、ハアハアあガっッぐわっ!


「キタッ!」


しかし乗らず!


「ちくしょーー!こいこいこいこい!」


そのままシャクリ続ける。

 

「へー、いるのか」

社長がポツリ。


(お願い、追ってきてーーー)


「こいこいこいこい、、、、ぬがっ!!!!!」


「追って、、、キターーーーーー!」

 

(ずしり)

(コレ、重いっすよ・・・・!)


最初の5mくらいは重さを感じながらなんとか引っ張り上げたのだが、そこから「目が覚めたーーー!」って感じで反撃をいただく。

 

さっきのヒラマサでセットしておいたギチギチ気味のドラグを「にゅぎゅわああああわわわあああわああんん」と引っ張り出していく怪物くん。

 

「おいおいおいおいおいおいおいいい~!」

 

思わず声が出るがなんとか踏ん張って数メートル引っ張り上げるもまた「にゅぎゅわああああわわわあああわ」って感じで確実に根に向かっている。

普段、あまりに曲がらない私の固い竿が根本まで曲がっている。ベラでもエソでもどんな小物でもこの固い竿で我慢してきた。ついに役に立つ時が来た、その間、約7年。

 


強引に行くべきか丁寧に行くべきか。

 

(サワラ釣って針変えたっけ・・・)

(FGノット、先月から触ってねえ・・・)

(なんかPEがささくれていた気がする・・・)

(取れる気がしないっすわ・・・)

 

色々な疑心暗鬼が私をくすぐった結果、「止まるまで待つ」「止まったら一気に底から離す」という基本動作を選択する事にした。

でも止まらないし、止められない。この子は間違いなく過去最高のヒラマサくんだと思う。

多少、強引でも止めないと根に行かれるのだけど、ここで強引に行ったら間違いなく切れる。それだけはなんとか回避したい。ラインブレイクでこの子を無駄死にだけはさせたくないのだ。

 

でも止まらない・・・・。

 

「ちょ、ちょ、ちょっ、待って、」


(ずわっ・・・・)


「あ・・・・」

 

なんかズレたような感触が手に伝わり、ジグの重みだけが残る。

「あー。もったいない・・・」

社長がポツリ。

 

「いや・・・楽しかったっす!」


悔しさよりも無事に針が外れてくれたようで安心である。無駄死にだけはさせたくなかったし。
おかげでまたいつか機会があったら出会えるでしょう。7年はイヤだけど(笑)


リーダーを確認すると約1mもの間でザラザラしていて、ジグの根本にはほんの少し海藻が付いていた。

根に走られて、竿の弾力が効かなくなった拍子に針がうまいごと外れたのでしょう。

まあとにかく無駄死にさせなくてよかった。

(私以外に釣られませんように・・・・ww)

 

まるで釣りキチ三平になったような気分のところに社長が気合で本日2匹目となるアラカブを釣って納竿となりました。

 

次こそは取るどーー。


おわり