してやったり。イカゲソ先輩フルボッコ
2020.04.07
先週試したアレ。
独立点火方式3連直結型ロケット(ダイソージグを3つ繋げたヤツ)
→たった一投でぐちゃぐちゃ。
ダイソージグクラスター(ダイソージグをクラゲみたいにしたヤツ)
→たった1投で団子状態。
「かなりの確率でぐちゃぐちゃになる、というかむしろ毎回」という難題を克服すべく私と多くの議論を繰り返し、試行錯誤した結果。
「針が多すぎなんすよ」
「針たくさんないとダメやなかと?」
「いや、先頭だけにしましょう」
フックを先頭だけにするという結論に至った。写真は撮ってない。
(つーか、前回と針の数が違うだけっす)
「いい感じ!私もやってみようかな!」
「そやろ!?よかろ!?」
そのなめらかなで魅力的な動き、絡まる率も激減したそのダイソージグ×3の動きはまさに・・・・!
(それは・・・さんせつ・・こん?)
『少林寺三十六房』(しょうりんじさんじゅうろくぼう)
あの憧れた「さんせつこん(三節棍)」そのものである。おっさん世代は誰もが知ってるさんせつこん。幼少の頃はヌンチャクとさんせつこんはどっちが強いか朝まで語れるほどさんせつこんは我々のハートを捉えた最強の武器だったのだ!
その憧れたさんせつこんが目の前に!イカゲソ先輩の試行錯誤の末に時を超え、我々の目の前に!!
しかもお値段たったの300円!(針まで入れたら600円くらい?)
是非とも釣ってもらいたい。爆釣してもらいたいのだ。さんせつこん。
この船の中で誰よりも一番に釣ってもらいたい!例えそれがエソでもいい・・・・!
「あひゃひゃひゃ、来ましたー!」
(ちっ、コノヤロウ・・・・)
よりによってイカゲソ先輩の隣のガンメン君の竿が曲がっている。
(アイツ、ちょっとは空気読めよ、ったく・・・)
ガツ・・!???
「あ、」
やべ、私にもキタ。
どうやらヒラゴの群れに当たったらしく、オレンジとピンクのジグを使っている我々がファーストヒットだ。
そのあとも私とガンメン君がヤズやらヒラゴやらを順調に釣り上げる。
「オレンジも釣れますねーー!」
「わはは。色なんてなんでもいいんだよ!w」
ジグの色はシルバーが最強だと思ってたけど最近はピンクやらオレンジやらグリーンやらをよく購入する私。というかロストするまで使い続けるのでここ1ヶ月はずっとピンクだ。(無くしてない)
久しぶりによく釣れる青物にいつの間にかすっかり忘れていたさんせつこん。
しかし・・・再びイカゲソ先輩の試行錯誤が始まっていた。
「?????」
エギにアシストフックを付け、誘導式テンヤのシンカーでウエイトを稼いでいる。
たまにエギに青物が食いついてくる事もあるから理にかなっているかも?だぞ?
「アリですね!」
イカやマグロが釣れるかどうかは別として、私もそんな釣りをしようかしら。デカマサ・デカンパチを仕留めたい私はジギングとたまにキャスティング以外はしないが、釣りってこういう楽しみ方もアリのではないか。
今日の社長はイワシとイカの切り身(トライアル産)でのんびり餌釣りを楽しんでいるがあまりに当たらない感じでご提案を受ける。
「おい、沖まで行くか」
「行きましょう!」
久々のベタ凪だし、社長も久々にエサ釣りでせっかく電動リール使っているのに40mくらいじゃちょっと「ういーん」って言ったらオシマイだし、深いとこ行ったらアラだとかカンパチとかデカマサだって釣れるかもしれない。
どんぶらこっこ、蓋井島からさらに北東へ。水深80mを超え、もちろん今までそこには行った事はない。
普段よりも30mほど深い水深。わくわくしながらジグ投入。
ぐいん!
「いきなりキタっww」
「こっちもキタ!」
ちりん、ちりん・・
・・・社長のイワシ切り身(トライアル産)にもあたっている。
「乗れ、乗れ・・・」
「ぐいーーん、乗ったーーー!」
なんといきなりトリプルヒット!
私と社長と・・・?
「わひゃひゃ僕だけキテませーーーん!」
ガンメン君が騒いでいる。
・・・え?
まさか?
ということは・・・イカゲソ先輩・・・?
どうやら私の獲物は青物ではなく、ちょっと重たい根魚な感じの魚をバタバタ回収。
正体はボッコ(アラカブの大きいヤツ)だ。
(確か、、エギだったよな・・・?)
「イカゲソ先輩!まさか!」
「いえーーーい」
やったー!エギでボッコ釣ってる!www
イカゲソ先輩の執念が実った瞬間だった。
ところが3人でボッコを同時確保したっきり、その80mの海域は反応が消えて昼飯食って退散することに。
再び蓋井島付近へ戻ると社長もイカゲソ先輩も通常ジグにチェンジ。
とりあえず二人とも青物釣りたいらしい。
そこからみんなで7キロくらいのブリラッシュが始まり、結局は大漁、イカゲソ先輩もブリを堪能。
とくに社長がひときわ凄かった。
ボーズレスのチタンジグ?
IEYASU?みたいなヤツだけど、アレ、本当によく釣れる。タダ巻きで。インチクみたいな感じで。
ブリ・ヒラゴ・鯛・エソをどんどん釣り上げる社長が凄すぎた。
「いや、ちょっと社長、凄すぎじゃないです?」
「うーん、なんか、な」
鯛を釣ると宣言した社長があっさり鯛を釣り上げた瞬間は本当にびっくりしてしまった。
「月曜、ヅケにして会社に持ってこい」
「わかりました!」
ガンメン君は料理も上手なので頼りになりますww
・・・そういやさんせつこんは・・・??
今度、僕がやります。さんせつこん。
多分w
おわり